2012/01/29

神奈川フィルハーモニー管弦楽団第277回定期演奏会

20120128kanagawa12012年最初の月1月も色々あって、漸く今年1回目のコンサートとなった横浜みなとみらいホールにやってきた。
20120128kanagawa2今日は神奈川フィルハーモニー管弦楽団の第277回定期演奏会。
1970年に創立された神奈川県に根ざしたオーケストラとして活動を行っているプロオーケストラである。
20120128kanagawa3今日の指揮は、常任指揮者の金聖響ではなく、ウィーン生まれのイケメン指揮者、サッシャ・ゲッツェルを迎え、ヴァイオリン独奏に松田理奈さん。
プログラムは、R・シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」、ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調、休憩を挟んだメインは、ブラームス:交響曲第4番ホ短調作品98。
20120128kanagawa4当日券を買ったので、座席表を見るとS席はほとんど無くA席も随分隅っこしか残っていない。
それならば、とP席をチョイス。
ここはB席料金で3000円とリーズナブル。
20120128kanagawa5久しぶりに指揮者と正対してステージ上の奏者と同化するのも良いか。
ヴァイオリン独奏も後姿であっても音の大きさには問題は起こらないと踏んだのだが、これは大正解であった。
ブルッフのヴァイオリンコンチェルトでは、顔こそ見えないものの、バイオリンを弾く後姿から運指やボウイングといった演奏スタイルがとてもよく判る。
音量もオケに埋もれてしまうこともなく申し分ない。
20120128kanagawa6休憩を挟んで演奏されたブラームスのシンフォニーがまた素晴しいものであった。
ゲッツェル氏の指揮は動作が大きい上に、表現のニュアンスを非常に判りやすいジェスチャーでオケに伝え、それにオケが敏感に反応する様を間近で体験できたことはとても素晴らしいこと。
20120128kanagawa7個々の奏者の力量は?と問われると他の在京プロオケに比べれば不満もあろうが、何よりも音楽の魅力を聴衆に伝えたいという情熱を感じ取れたのだ。
20120128kanagawa8色々あって心底音楽を楽しめない日々が続いていたが、久しぶりに音楽の素晴しさを体の芯まで感じ取った演奏会。
20120128kanagawa9財政基盤の脆弱なプロオケであるが故にファンサービスの一番は、素晴しい演奏を披露すること、という理念が神奈川フィルにあるかどうかは知らないが、少なくとも小生の心にはしっかりそのメッセージが届いた演奏会であった。

演奏会がはねた後、次のイベントに向かうためJR桜木町の駅ホームで電車を待っていたら、何と石油タンクを満載した貨物列車の通過に遭遇したので思わずパチリ。

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2012/01/17

B737の窓から

20120117jal1本日午後のフライトで、飛行場を飛び立ったB737型機の窓から、西に傾く太陽の下に見える風景に見とれていた。
20120117jal2日本の海岸線はまだまだ綺麗な風景が続いているように見える。
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20120117jal4綺麗に見えていた海岸線も、徐々に雲がかかってきて・・・・・。
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20120117jal6いつしか雪が降り積もった山間部に入っていった。

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2012/01/11

建仁寺で小泉淳作の双龍図に再会

20120108kenninji1さて、いも坊でお腹が一杯になった後は古都京都の花街、祇園花小路の先にある建仁寺
建仁寺は建仁2年(1202年)の創建。国宝「風神雷神図屏風」が有名な禅寺です。
20120108kenninji2「○△□乃庭」と呼ばれる禅宗の4大思想を表した庭園も見応えがあります。
20120108kenninji3桃山時代に描かれた方丈の「雲龍図」や「花鳥図」も複製されています。
20120108kenninji4しかし、何といっても見どころは法堂の天井一杯に描かれた双龍図。
小泉淳作氏の渾身の作である。
20120108kenninji5どこから見てもこちらを見つめている龍の姿。
20120108kenninji6小泉淳作氏は今年9日に87歳で逝去されたという。

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2012/01/10

いもぼう平野屋本店

20120108imobou1四条通りを西に歩くと朱色に塗られた八坂神社が見える。
20120108imobou2八坂さんから丸山公園沿いに歩くと知恩院山門横に「いもぼう平野屋本店」がある。
今日は京の味、えび芋と棒鱈の料理を楽しみに来た。
20120108imobou3予約をした座敷は風情がある。
20120108imobou4料理だけでなく、この建物も京を満喫するものだ。
20120108imobou5ふっくら炊かれたえび芋と棒鱈を中心にした料理を食すと、体の芯から冷え切った体がほんのり暖まってくる。
20120108imobou6日本酒「玉の光」をいただくとなお良い。
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2012/01/09

京とれいんで京都へ行こう

20120108kyotrain1これは、阪急電鉄の京都線、大阪梅田と京都河原町間を土日祝日に4往復する快速特急「京とれいん」だ。
20120108kyotrain2年始めの3連休を利用して京都高島屋で開催されている画家「犬塚努展」を観にいくことと、老舗での食事や買い物といった予定である。
20120108kyotrain3どうせ京都に行くのなら、とこの列車に乗ったのだが、今は3ドアの新型特急車両に取って代わられたこの2ドア特急車両が、このようにリフォームされて観光列車として蘇るとは嬉しい限り。
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2012/01/04

お正月は三福参り

20120102sanpuku1お正月3が日には、毎年恒例で阪急電鉄沿線の三福参りに行く事にしている。
祈念品授与の特典もあり大変お得なチケットになっており、この利用者だけでも数万人に上るのだろう。
このような神頼み行事も、毎年行っていると、行かなければ気持ちが悪くなるのも事実。
20120102sanpuku2先ず、阪急西宮北口で娘夫婦と待ち合わせし、門戸厄神に参拝。
厄払いのご利益を預かりに毎年ここで護摩木を奉納することにしている。
20120102sanpuku3次は安産祈願の中山寺に参拝し、山道を辿って奥の院に向かう。
20120102sanpuku4山道を2キロ余り歩いてたどり着いた奥の院は、古来聖徳太子が修行されたという由緒ある場所。
ここでポットのコーヒーを飲み干して、代わりに名水「大悲水」を詰めて持ち帰る。
20120102sanpuku5奥の院から今度は山道を清荒神に向かって下山する。
途中、山肌を削って車が通れるほどの道が造成されていたが、そのせいで周辺の木々が伐採され斜面が荒れた状態に。
こんな所まで車で上がってこれるようにする必要があるのか疑問だ。
20120102sanpuku6清荒神に参拝すれば三福参りは終わり。
一方通行になった参道両脇にある露天を眺めながら下山開始。
20120102sanpuku7途中でいつも立ち寄る明石焼きの名店?で、熱々の明石焼きを食べる。
昔からあるこのお店だが、家族総出で切り盛りしているようで、大型のたこ焼きプレートで焼いても焼いても、どんどんお客さんの口の中に入っていく。
20120102sanpuku8下山途中でたわしやお箸を買い、うどんとバッテラで遅めの昼食。
最後はこれも恒例となった金柑を2キロ買い求め、寒露煮を作る。20120103kinkan1

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2012/01/03

兵庫県立芸術文化センター2011年ジルベスターコンサート

2011年締めくくりのコンサートは、兵庫県立芸術文化センターで開催されたジルベスターガラコンサートに出かけた。20111231hyogo1コンサート前に、ホール内にあるフレンチレストラン「イグレックテアトル」でフレンチを楽しんだ後、昂揚した気持ちでホールに入場。
今回の席は1階左のバルコニー席。
できれば平土間席を確保したかったのだが、人気のコンサートゆえやむを得まい。
20111231hyogo2今回のガラコンサートは、ここ兵庫県立芸術文化センターの音楽監督である佐渡裕氏の指揮で、スーパーキッズ・オーケストラによる弦楽演奏と、上方落語協会会長で2012年に六代目桂文志を襲名する桂三枝による創作落語「鯛」で始まった。
20111231hyogo3大災害の多かった2011年を笑い飛ばすわけではないが、笑いが明日への希望と意欲をもたらすのは事実。
いやぁ、桂三枝の創作落語「鯛」は本当に面白かった(笑)
20111231hyogo42012年カウントダウンを迎える第2部までの休憩時間には、威風堂々(ジルヴェスター・バージョン)の合唱指導まであって、プロの合唱指導者の楽しくも厳しい?指導で、思いっきり大声を張り上げて歌う楽しさにハマってしまった。

第2部は、兵庫芸術文化センター管弦楽団により、ベートーヴェン:交響曲第9番より第4楽章《合唱付き》、プッチーニ:歌劇「トスカ」より“歌に生き、恋に生き”、プッチーニ:歌劇「トスカ」より“星は光りぬ”
そして、カウントダウン後に、開場の皆で歌った、エルガー:威風堂々(ジルヴェスター・バージョン)。
心に残るジルベスターガラコンサートだった。

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2012/01/02

ジルベスター特別メニュー / イグレックテアトル

2011年の締めくくりとして、阪急西宮北口近くにある兵庫県立芸術文化センター内にあるフレンチレストラン「igrek theatre(イグレックテアトル)」でジルベスター特別メニューを予約していた。
小ホールの上部の円形部分の外側スペースを巧みに利用したレストランは華やいだ雰囲気。
20111231igrek1先ずは、「ご挨拶の一皿」から。
20111231igrek22皿目は前菜として「リコッタチーズと冬野菜、トマト、オリーブ」。
ワインはコンサート前だからハウスワインをグラスで。
20111231igrek3
20111231igrek43皿目は「鱈の白子とリゾット、バルサミコ酢の香り」
20111231igrek54皿目も魚料理「契約漁港より直送のヘダイのミネストローネ仕立て、バジルの香り」
20111231igrek65皿目は肉料理「仔牛のサルティンポッカ、イグレッサテアトル流」
20111231igrek7デザートは「ティラミス」
20111231igrek8ワインの後に頼んだミネラルウォータがこれ。
神戸ウォーター

お腹も一杯になって、そのままジルベスターコンサートが開かれる大ホールに向かった。

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2012/01/01

新年明けましておめでとうございます

Nenga2012

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2011/12/31

2012年は良い年でありますよう・・・

この日記がリリースされる頃、小生は兵庫県立芸術文化センターで開催されているジルベスターコンサート会場で、カウントダウンの真っ最中です。
小生にとっては今夜が今年30回目のコンサートであり、来る2012年の最初のコンサートでもあります。

色んな出来事があった2011年。

中でも3月11日の東日本大震災は、小生が実体験した2度目の巨大地震でした。
地震とそれに引き続いた大津波が、未曾有の広範囲にわたる被害の拡大と、多くの尊い人命を奪ってしまいました。
大晦日を迎えた今日も、未だに行方不明のままの被災者のご家族、ご友人の心中は、とても心穏やかに新年を迎えることなどできないと思います。

それでも私達は、未来に希望を失うことなく、明るい未来を築きあげる努力を重ねながら、生きていかなければならないのです。
それは、若い世代が希望を失わず生きていける道標になるからだと、小生は信じています。

来る2012年は閏年、すなわちオリンピックイヤーの年です。
このブログを訪問していただいた皆さん一人一人にとって、良い年でありますようにお祈り申し上げて、2011年の締めくくりの日記とします。

それでは皆さん良いお年を!!

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2011/12/26

GRFのある部屋さん邸訪問

更なる高みへのイメージと題して平行法への道程に足を踏み出す決心をしたものの、見様見真似で行った似非平行法のセッテイングではイメージが掴めなかった。
やはりここは本丸で体験するのが一番だ。
ということで、昨日マイミクのベルウッドさんとともにGRFのある部屋さんの門を叩いたのだった。
20111225grf1タンノイGRFがあるリスニングルーム(ご本人はコンサートホールと呼ばれている)だが、他にもハートレーコンサートマスターやジャーマンフィジックスのユニコーンを保有されており、先ずは和室に置かれているユニコーンのサウンドから聴かせていただいた。
20111225grf2機器の説明はGRFさんのブログを隅々まで読めば出てくるが、送り出しはマランツのCD-34のモディファイバージョンをお使いで、プリはA&M社のプリアンプATC-2、パワーはこれも特注の是枝さん製作の真空管アンプと言う構成である。独特のDDDユニットを搭載したフロントロードホーンSPは、音を360度に放射する。
その音はあくまでしなやかでかつ速く、ホログラムのように中空に像を結ぶ。
バイポーラタイプの拙宅のインフィニティよりもはるかに鮮度の良い音楽を聴かせる現代のSPと言う印象。
20111225grf3CDプレーヤーとナグラのオープンリールデッキは特注のミニ座布団風のインシュレーターで振動を遮断されている。
20111225grf4数々のライブラリーをかけていただいたが、ピアノの響きが先日聴いた紀尾井ホールでのリサイタルのビアノ同様に楽器そのものの響きが見事に再現されていたのには驚いたし、必要にして十分な低域の特性も好ましく感じた。
また、ヴォーカルものは特徴的に実在感があったがその中でツボにハマったのがこのDISK。
テノール、カルロ・ベルゴンツィの1990年大阪のザ・シンフォニーホールでのリサイタルライブ。
20111225grf5
遅めの昼食は、ご自宅から歩いて直ぐのところにある蕎麦屋さん。
店に入ってから、先ずは日本酒を飲みながら音楽談義の続きを楽しんだ。

再び部屋に戻ってからは、今度はクリスマスに訪問するからと持参したスパークリングワインを飲みだす。
話の中心は機器がどうこうというハードの話よりも、ユニコーンが演奏する音楽を全身で浴びながら、演奏家や演奏そのものについて会話が弾む楽しいひととき。

Grfroom(撮り忘れたリスニングルームの写真をGRFさんより送っていただきました)

そして、おもむろにGRFさんがコンサートホールと呼ばれている5メートル×8メートルの大きなリスニングルームに移動して、赤ワインを飲みながらハートレーによるコンサートが始まった。
送り出しはSONYのHDD内蔵プレーヤー、真空管プリ、真空管パワーアンプ、ハートレーはウエルフロートボードに乗って、平行法の定位置にセッテイングされていた。

歳末に因んで数々の第九を演奏していただいたが、消え入るくらい微小な音からトゥッティに至る大音量までが破綻することなく再生されていたのには、正直舌を巻いた。
大口径のウーファを持つ4ウエイだが、独特の背面解放タイプのおかげで音のスピードが速い。
ティンパニの打撃音や、ソリスト、合唱団の歌唱のリアルさには、まるでコンサートホール2階正面のロイヤルシートで演奏を聴いているかのようだ。

しかし、何でも"いい音”で聞こえるわけでもなく、録音の良し悪しも全部曝け出す容赦のない一面もあるように感じた。
つまるところ、幾ら一流の演奏家であろうと、凡庸な演奏をすれば容赦もなく観客からブーイングを浴びせられる緊張感がある。

しかし、何と気持ちよくストレスを一切感じさせない部屋なんだろうか。
天上部分は高さ3.5メートル?まで確保され、そこに吸音材料をタップリ貼り付けてそれでも2.7メートル超の天井高が確保され、床はコンクリート床の上に厚い緩衝材を敷き詰めてその上に再びコンクリート板を敷いてから、カリンの無垢材を貼ってある。

演奏の途中でGRFさんが"これが平行法なんです"と嬉しそうに話しかけられたが、ハートレーが気持ちよく鳴るということはこういう事なんだと、得心がいった

結局、11時に訪問してから休憩を挟んで10時間近くも滞在し、泡ものに赤ワインを2本、最後はウイスキーまで舐めながら、音楽談義に花を咲かせてしまった。
ご自宅を辞して駅に向う時、まるでコンサートがはねた後のような高揚感を感じ、満ち足りた気持で帰宅した。

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2011/12/23

第36回オール青山メサイア公演(青山学院講堂)

20111223aoyamamessiah212月23日は天皇誕生日。
クリスマス寒波の来襲で底冷えのする青山通りに青山学院大学の門をくぐる。
今日は今年29回目のコンサート。
青山学院のクリスマス公式行事の一つ、オール青山メサイア公演の日だ。
20111223aoyamamessiah3演奏は青山学院大学管弦楽団、指揮;樋本英一、ソプラノ:松島歩、アルト:河野めぐみ、テノール:土師雅人、バス:松山いくお、合唱は青山学院大学グリーンハーモニー合唱団と学院の聖歌隊の面々だ。
20111223aoyamamessiah4ヘンデルのメサイアには様々な版があるが、今日演奏されるのは(プラウト版)。
正直、今まで聴いたメサイアはほとんどが原典版なもので、プラウト版?と思い調べてみると、原典版では管楽器はオーボエ、ファゴットとトランペットだけだったのに対して、プラウト版ではトロンボーンまで入った2管編成に拡大された、いわば大編成オケと合唱団向けの華やかさを増したメサイアだということがおぼろげながら理解できた。
20111223aoyamamessiah5さて、定刻の15時になり演奏会が始まった。
会場のの青山学院講堂は、1969年3月に完成し、普段は女子短期大学と中等部の礼拝堂として使用されているほか、入学式や卒業式などの式典、全学的な式典等で使用されている1701席の多目的ホールで、音響面ではお世辞にも素晴しい環境とはいえない。
20111223aoyamamessiah6しかしながら、そこで演奏されたメサイアはテクニックだとか音響効果だとかを超越したところにあった。
演奏すること自体が喜びであり、その場に居ることが喜びであるという、一種独特の空気に包まれていた。
小生はクリスチャンではないが、この独特の雰囲気をかつて子供達が通っていた教会付属幼稚園のクリスマスミサで感じた独特の幸福感。
20111223aoyamamessiah7独唱陣も素晴しい歌唱でこの宗教曲を進行し、この演奏会のために編成された合唱団も、歌う喜びを全面に現した心に響く歌声を響かせる。
大編成用に編曲されたプラウト版の演奏はメロデイラインが華やかで、トロンボーンが祝祭的な雰囲気を盛り上げて、合唱のハーモニーに厚みを加え、独唱陣がアリアを歌う場面では、Vn4プルト、Va2プルト、チェロ1プルト、ベースは1本と弦楽器群も小編成に縮小され、合唱部分の大編成との対比が効果を上げていた。
20111223aoyamamessiah8ハレルヤコーラスの場面ではクリスチャンの方々は起立して歌っているので、この演奏会が青山学院のクリスマス公式行事であることを思い出させてくれた。
クリスチャンの方々もそうでない方々も、今生きていることを感謝する。
そんな精神的な拠りどころを音楽に求めることも大切なことだと、しみじみと感じた演奏会。
20111223aoyamamessiah9第2部第3部の一部の曲を割愛されて演奏されたメサイア演奏会。
それでも休憩を挟んで3時間に及ぶ演奏会であったが、深い満足と充実感を味わった素晴しいものであった。
質素な佇まいのクリスマスツリー。
点灯式の模様もきっと厳かなものであっただろうと想像する。
クリスマスネオンの華やかな表参道に至近とは思えないほど静かな青山学院を後にして家路を急いだ。
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2011/12/22

第36回オール青山メサイア公演を明日に控えて

20111223aoyamamessiah1明日12月23日(金)は天皇誕生日で祝日。
クリスマスイヴの前日にあたるこの日、東京都青山学院講堂にて第36回オール青山メサイア公演が開催されるとの情報を得ていた。

ヘンデル作曲のオラトリオ「メサイア」は、クリスマス時期に相応しい名曲として、数多くの演奏会が催されているが、中でもミッション系大学チャペルで行われている演奏会は、一度は行ってみたかったもの。

今回の演奏会は、チャペルではないものの、女子短期大学と中等部の礼拝堂として使用されているほか、入学式や卒業式などの式典、全学的な式典等で使用されている1700席を収容する建物だという。

今回は、実行委員会のご好意によって、招待チケットをいただくことができた。
明日のコンサートが楽しみである。

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2011/12/21

クリスマスに楽しみたいスパークリングワイン

日経新聞土曜日の朝刊に挟み込んである「NIKKEIプラス1」の1面は、毎週「何でもランキング」という特集記事になっている。
先週の特集は「クリスマスに楽しみたいスパークリングワイン」というタイトルであった。

記事によると、調査の方法は店頭価格3000円以下で、百貨店、大手酒販店、ネット通販の売れ筋のスパークリングワイン20銘柄を候補とし、専門家に商品名を伏せたブラインド方式の試飲会でクリスマスにおすすめの10銘柄を順位を付けて選んでもらったとある。

小生はお酒好きではあるが、ワインは詳しい方ではなく、ましてやシャンパーニュに代表されるスパークリングワインには全く疎いほうだ。

そんな小生にとって、今回の特集は正しく渡りに船。
早速記事に載っていたスパークリングワインの中から気に入った1本を買い求めた。
Wine1ランキングでは7位となる、イタリア・トスカーナ地方の名門ワイナリーがトレントで少量生産しているの「フレスコバルディ・ブリュット」。
ヴィンテージは2007年のものだ。

説明によると「泡はきめ細かく豊かで上品。味わいはリンゴのコンポートのような落ち着いた果実味に、ふくよかなコクが加わった熟成感を楽しめるタイプ」とある。

価格を気にしなければ、フランス、シャンパーニュ地方の名門シャンパンを買い求めることもできるが、それではあまりに芸がなさ過ぎる。

さりげなく、気取らず、それでいて熟成された旨味が味わえれば申し分ない。

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2011/12/19

試行錯誤の結果元に戻してみた

2011年もあと10日余りで終わります。

機器の入れ替えがほとんどない拙宅のシステムも、振り返ってみれば電源周りの改善をはじめ細かなところをいじってきたことに思い至ります。

拙宅のシステムのテーマである、潤い、艶を求めてインシュ回りをいじったのでした。
P1020464それまでは真鍮の円錐をゴム足をネジ止めしている十字ネジの中心を点で支えていたのですが、拙宅の前段機器の全てが真鍮の円錐をインシュに使用していたため、同一金属特有の振動モードの影響がありそうと考えたのです。

そこで1箇所だけ変えてみようと思い、拙宅のシステムの中でも足回りがプアなゴム足という香港製のDACに京セラ製の銅&セラミック&皮というハイブリッドインシュを3点支持で使ってみました

しかし、小生が昨年来患っている低音感応性難聴の調子が最近良くなくて、純粋に音楽だけを楽しむコンサートでは問題ないのですが、音の違いを聞き分ける作業は苦痛に感じ、オーディオ耳に自信が持ててないままでした。

Organist
今回、マイミクのnaskorさんに拙宅にお越しいただき、聞いて頂いたところ、このアルバムをかけたところで待ったがかかりました。

「なんや、このアルバムの音がばらばらで、ぜんぜん鳴ってませんで・・・・・。音場の表現も薄っぺらいし、何より低音が全く出てないし、モサっとして全く音楽になってないですよ・・・・・・。」

厳しく指摘されて、小生の駄耳にとっても何だかすっきり釈然としない気持に整理がつきました。
前回電源周りのELB交換に立ち会っていだだいてから思い起こしたところ、最後に変更したのがSP下の御影石を撤去したこと。

流石に、御影石は重くて直ぐに元通りにできないので、その前に変更したインシュを元に戻してみることにしました。
P1000612そうしたところ、あら不思議・・・・・。低音域と高音域の音が揃ってきて、音楽が鳴り出したのです。

単なる音の集合が鳴っているのと、音楽が鳴っているのとではこれだけ違うのか・・・・オーディオの面白さであり恐ろしさをマザマザと感じた瞬間でした。

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2011/12/18

PORTUGALIA(ポルトガリア)

さて、中之島の東洋陶磁美術館で焼き物を堪能したらお腹が空いたので、アメリカ領事館横にあるポルトガル料理のお店「PORTUGALIA(ポルトガリア)」に行きました。
2006年7月、関西初のポルトガル料理専門店としてオープンしたこのお店のオーナー、エドワルド・ミラ・バティスタさんは、ポルトガル投資観光貿易振興庁の前駐日代表を務めたこともあり、愛知で開催された「愛・地球博」のポルトガル館館長を務めていた経歴の持ち主だとか。

バールのような気楽なお店ですが、流石に金曜夜なので予約しないと入れないほど。
オーナーやシェフと会話しながら決めていきますがポルトガルワインを飲みながら運ばれてくるプレートを食べるとどれも美味しい。
食後はデザートと甘いポルトワインを飲んで〆。

また行きたいお店が増えました。Portugalia

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2011/12/17

明代龍泉窯青磁・東洋陶磁美術館

金曜日は私用があって会社を休み、始発の飛行機で大阪の自宅に帰りました。
所用は午前中で終わったので、午後は大阪市中之島にある東洋陶磁美術館へ出かけました。

旧安宅コレクションを収蔵したこの美術館には何度か足を運んでいるが、今回は国際交流企画展として中国浙江省の龍泉窯の発掘成果を出土品が日本で初めて紹介されていたので楽しみにしていました。

明の時代(1360年代~1390年代)というと、日本では鎌倉時代が終わり南北朝の頃で、世の中が乱れていた時代。
その頃明の宮廷が定めた規格により、龍泉窯に宮廷用の官器を生産させており、規格に外れた焼き物は惜しげもなく叩き割られて打ち捨てられたといいます。
その跡を発掘した成果が今回の展覧会なので大抵が出土後に補修されたものですが、これが規格外なの?と思えるほど精緻なものですが、解説を読むとなるほど厳密には不良品であることが判ります。

官製の窯は日本でも江戸時代の鍋島がそうであったように、権威の象徴で贈答を通じて外交的役割をも担っていたようですから、たいそう厳格であったようですね。Toyotoji


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2011/12/14

紀尾井ニュー・アーティスト・シリーズ第25回演奏会

20111213kioihall1仕事帰りに向かったのはJR四谷駅近くにある紀尾井ホール
今夜はマイミクのベルウッドさんのお誘いで今年28回目のコンサート。
Yamashitakaori1
「紀尾井ニューアーティストシリーズ」の第25回公演。
出演は、チェロ独奏がカナダ国籍の山上ジョアン薫さん、ピアノ伴奏が草冬香さんという若手のお二人だ。
Yamashitakaori2紀尾井ホールは前回、ベルウッドさんに小ホールにお誘いいただいており、いずれは大ホールもと思っていたので、「招待券あるのでいかがですか?」というお誘いに、喜んで乗らせていただいたという次第。
20111213kioihall2このコンサートは、新日鉄文化財団の主催、カナダ大使館の後援で、全席が応募者抽選による招待客となっており、ベルウッドさんが申し込まれていたものだ。
20111213kioihall3紀尾井ホールの大ホールは、客席数が800席と小型の部類。
シューボックス形式で、1階席は平土間の他、両脇には珍しいバルコニー席があって、ここはステージより僅かに高い位置から観賞できる。

指定されていた席は、20列目と平土間席の中ほどのやや左であったが、ここから見るステージも遠い感じはなく、ベルウッドさんも2階席中央前列からはステージがよく見えるし音響も申し分ないと話されていた。

2階席とバルコニー席から天井までの高さは、3階バルコニー席が十分確保できるほどあり、音響的にも考慮されたシャンデリアが華やかさを演出しており、このホールなら音響的にはどの席からでも不満は出ないだろうと想像できる。
20111213kioihall4プログラムによると山上ジョアン薫さんは、2歳でカナダに移住し、3歳の時よりチェロを始め6歳で初めてのリサイタルを行ったとあるが、3歳で扱える子供用のチェロがあるのだろうかと、思わずその光景が目に浮かんだ。

その後の経歴は輝かしいもので、13歳の時にカーティス音楽院へ全額給与の奨学生として入学。その後ボストンのニューイングランド音楽院にてポール・カッツのもと2年間研鑚を積んだとある。

現在は、ソリスト、室内楽奏者として北米、ヨーロッパ、アジアの主要なコンサートホールや音楽祭に出演し、最近では2007年にモスクワで行われたチャイコフスキー国際コンクールにおいてディプロマを受賞したほか、08年にはパリで行われたヴィブラルト国際コンクールにて第2位に輝いた。

そんな彼女の才能に惚れ込んだのか、彼女が使っている楽器は、日本人の個人が所有する1682年製のジョヴァンニ・グランチーノだという。

20111213kioihall5曲目は、シューマン:アダージョとアレグロ変イ長調Op.70、ベートーヴェン:チェロソナタ第4番ハ長調Op.102-1、ドヴォルザーク:ボヘミアの森よりOp.68B133より、バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV1009、ブロッホ:「バール・シェム」より第2曲ニーグン、ポッパー:ハンガリー狂詩曲Op.68。

開演になり、長身の体躯をモノトーンの軽やかなドレスに身を包み、オールド楽器らしい深い色合いのチェロを抱えた山上さん、同じく長身でスレンダーな草冬香さんが登場した。
美しい・・・・・・ベルウッドさんが、この招待コンサートのチケットに応募した理由の一つが理解できた。

20111213kioihall6山上さんの演奏スタイルは客席からみると、エンドピンを長めにしグラつかないよう両足でしっかり支え、胸では楽器を支えない3点支持?のポジションでチェロを演奏しているように見える。
弓をやや短めに持ち、長い腕を使い切った華麗なボウイングだ。

音色はやや硬質で明るく男性的でさえある。
弦の響きと楽器の共鳴のバランスの微妙な揺れ加減に感情が込められているように感じる。

20111213kioihall71曲目のシューマンから一気にこの若い才能に惹かれてしまった。
元々はホルンとピアノのために作曲され、ドイツロマン派の美しい旋律で人気も高く、今年の日本音楽コンクールのホルン部門の課題曲にもなっている名曲であるが、彼女は過度に叙情に流されることもなく見事な演奏を聴かせてくれた。
伴奏の草冬香さんとの息もぴったり。

圧巻だったのは2部の最初に演奏したバッハ無伴奏のブーレからジーグにかけて。
演奏が進むにつれていつしか心に直接届いているように感じ取れる幸福感。
重音を伴ったメロディや響きの処理も完璧とさえ思える素晴らしいバッハ。

プログラム終了後には鳴り止まぬ拍手にアンコールを2曲のサーヴィス。
ラフマニノフのヴォカリーズを弾いてお開きになった演奏会。

暗い夜道を四谷駅方面に歩いていく人の波のあちらこちらから演奏会の感想が聞こえてくる。
そんな素晴らしいコンサートに招待いただき、ベルウッドさんありがとうございました。

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2011/12/11

根津美術館

20111210nezu112月2回目の土曜日午後、表参道にある根津美術館
20111210nezu2根津美術館は、東武鉄道の社長などを務めた実業家である初代根津嘉一郎が蒐集した日本や東洋の古美術品コレクションを展示した美術館で、そのコレクションには、尾形光琳作の燕子花図(かきつばたず)をはじめとする国宝7件、重要文化財87件、重要美術品94件を含む7千点以上という。
20111210nezu3
江戸時代の大名家が明治になり経済的理由からやむなく家宝を手放していった時代。
美術品の収集に情熱を燃やしてくれたからこそ。
都心にこれだけの規模の庭園とコレクションを持つ財力もすごいですが、その日本文化を愛した心意気に敬意を表したい。
20111210nezu4現在の建物は、建築家隈健吾氏の設計。
エントランスは竹を配した一直線。
とても表参道から至近の都会の真ん中にあるとは思えないよう工夫されており、訪れる人を美術館へ誘う工夫であろう。
20111210nezu5邸内に残された素晴しい自然と調和したもので、自然光の入り具合や展示照明の使い方にも工夫が見られる。
20111210nezu6コレクションの展示も素晴しいが、邸内の広大な庭園がまた素晴しい。
先の大戦で建物全ては灰と化したというが、それから修復されたとは思えないほどの巨木の数々が残る斜面を下ると鴨が遊ぶ池には小型の屋形船までもやってある。
20111210nezu7入場料1200円を支払い、見学した展示物は、受贈記念特別展として「中国の陶磁・漆・青銅」を開催している。
個人のコレクションを譲り受けたものだというが、これだけの展示設備を持つところに寄贈する度量がある収集家がまだまだ居ることにも驚く。
20111210nezu8
20111210nezu9
20111210nezu10さて、美術品と庭園を堪能したらもう夕方。
表参道の並木がイルミネーションで眩く輝き、通りは人で押し倒したの喧騒。
その表参道に背を向けて根津美術館横の細い道を西麻布方面に進んだところに、隠れ家的なお店がある。
今夜は東京在住の高校時代の同級生に中学時代の同窓生も混じった忘年会。
20111210nezu11田舎から出張で出てきた同窓性を入れると総勢11名。
長年仕事で頑張ってきた人も居れば家庭の主婦に納まっている人も。
中には同級生同士の夫婦も居て、会話の中身は田舎の近況や同窓生の消息などを肴に盛り上がった一夜。
20111210nezu12ほろ酔いで表参道交差点まで歩き地下鉄駅に吸い込まれる前にふと天空を見上げると、雲ひとつ無い空に浮かんだ満月が、今まさに皆既月食を迎えようとしているところ。
星に願いをではないが、様々なことがあったこの2011年。
来年こそはもっと明るい希望の持てる年でありますよう、この素晴しい仲間達とまた美味い酒を飲めますように、と祈ってから地下鉄駅に降りていった。

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2011/12/09

東洋大学管弦楽団第68回定期演奏会(東京文化会館)

師走になり巷では忘年会花盛りの週末夜。
仕事帰りにダッシュでJR上野駅前にある東京文化会館へ向かった。

今日は今年27回目の演奏会。
東洋大学創立125周年記念イベントとして、東洋大学管弦楽団第68回定期演奏会が開催された。
全席自由席なので開演前には長蛇の列になるが、うまくいけば好みの席を自由に選べるのが良い。
20111209toyouniv1今日のプログラムは、指揮:井﨑正浩、ソプラノ:吉田珠代、メゾソプラノ:清水華澄、テノール:大川信之、バリトン:青山貴を迎え、演奏:東洋大学管弦楽団、合唱:東洋大学白山グリークラブ&東洋大学混声合唱団 他。

曲目はベルリオーズ:劇的物語「ファウストの劫罰」Op.24 "ラコッツィー行進曲"、ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付」ニ短調 op.125を休憩なしで演奏された。
20111209toyouniv2プログラムによると、東洋大学「第九演奏会」は1983年に始まり、4年に1度のペースで開催されてきたそうだが、前回2005年の演奏会後にキャンパスの一部が移転したため、オーケストラ団員の減少によって、準備ができず2009年の演奏会が見送られた経緯があったが、大学創立125周年を来年に控え、今回開催のはこびとなったということだ。

指揮者の井﨑正浩氏は現在ハンガリー在住で、国際的に活躍している中で、今回学生オケの指導と指揮を受け持たれていて、昨年10月10日に横浜みなとみらいホールで開催された慶応義塾ワグネルソサイィエティーオーケストラの演奏会で指揮されたのを聴いたことがある
20111209toyouniv3オケの配置は、左右にVnを配し、Vc、Vaを中に、D左側に置く対向配置。
オケの後になるステージ奥には合唱団とその前に独唱者4人が着席する。
ベルリオーズのラコッツィー行進曲の演奏当初はオケにやや硬さが見られたものの、徐々にほぐれてきて音量も豊かになってきた。
休憩なしで演奏されたベートーベンの第九交響曲。

指揮者の井崎氏は勤めてメリハリと学生らしい溌剌さを持ったベートーベンの世界を構築しようと意図されているのが良くわかる指揮ぶりだった。

このような満員の観客に埋め尽くされた大ホールのステージに立つのは、よほど経験を積んでいないと、普段練習している場所との音の響き方の格差で、音量が小さめになり勝ちだが、井崎氏はそれを良く理解されているのだろう。
ややオーバーアクションか?と見える指揮ぶりに従ってオケのメリハリもよく、ベートーベンの均整のとれた楽曲の構成を際立たせた演奏。
合唱団は学生と市民合唱団との混成であるが、相当訓練を積んできたのだろう。
指揮者の指示に対する反応がすごい。
オケの方はOB・OGで編成を補強した上で弦楽器パートには賛助出演も多数されていたが、こちらも相当練習をつ積んできたのだろう。
20111209toyouniv4演奏が進むにつれて演奏に没入していく演奏者につられて小生も没入していった。
学生オケ故に演奏技術には若干弱点も見受けられたが、それらを差し引いて考えても溢れんばかりの情熱が眩しいほど。

歳末には第九をという向きにも今回の第九演奏会は満足いったことだろう。

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2011/12/05

平行法への道程は・・その2

今まで交差法でセッティングしていた拙宅のSPを交差法で鳴らす。
クラシックではコンサートホールの響きを再現したい。
そのために平行法へのチャレンジを決意したのは10月の終わり

その後、東京の単身赴任宅で擬似的な平行法を試してみたのが11月初めのこと
20111203heikoho112月初めての週末土曜日に大阪のSPのセッティングを見直して、平行法へチャレンジしてみた。

先ずは、ベースに敷いていた厚くて重い御影石を撤去し、ブビンガのボード+黒檀シートだけにした。
こうすると、フローリングの上で一人でもかろうじてSPを移動させることができるようになった。
平行法のセッティングでは、リビングオーディオでは色々と不都合が出るので、普段は交差法のセッテイングに置いておき、平行法にする時に、ズリズリと前にSPを引っ張り出そうという魂胆だ。

とりあえず、前に引き出して並行に並べる。
しかし、これでいいのだろうか?
交差法に比べて、今の擬似平行法というか似非平行法ではなんとも貧弱な音響効果しか得られない。
やはり、実体験しかないのか・・・・

翌日曜日にマイミクのdaisukeさんとkotaroさんが拙宅に来られたので、擬似平行法をお聞かせしたのだが反応ははかばかしくない。
そりゃそうだ・・・・小生自身が納得行くものでないのだから(苦笑)

その後、daisukeさんのお宅へ移動して、ウエルフロートボードを導入された後の音楽を聴かせてもらう。
聞けばkotaroさんもATCのSPにウエルフロートボードを導入されたそうで、関西のオーディオファイルにも続々と導入されているのだろう。

さて、聞かせていただいたところ、床や壁からの振動伝播が遮断されたSPからの再生音が、極めて再生帯域がフラットで驚く。
部屋固有の振動モードが音へ影響するのを遮断すると、ここまでクリーンでニュートラルな音楽表現が可能になるのかと感じ入った次第。

小生もSP転倒のリスクが排除できるのなら、また平行法セッティングにあわせてフローリング上をSPを載せたまま移動させることができるなら、即刻導入したいと思わせる素晴しいボードだと感じた。

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2011/12/01

慶應義塾ワグネル・ソサイエテイー創立110周年記念演奏会

20111130wagner1平日11月30日の夜、仕事を終えてからJR湘南新宿ラインとみなとみらい線を乗り継いで到着した横浜みなとみらいホール
今夜は今年26回目の演奏会。
関東大学オケの中でも歴史と伝統を誇る、慶應義塾ワグネル・ソサィエティーの創立110周年記念演奏会だ。
慶應義塾ワグネル・ソサィエティーは1901年(明治34年)、日本で初めて音楽科以外の学生による音楽団体「ワグネル・ソサィエティー」として、誕生し、当初はオーケストラと合唱が一体となって活動していたが、現在ではオーケストラ男声合唱女性合唱の3団体が別々に活動を行っているという。
20111130wagner2今夜の記念演奏会は、創立時に立ち返って、オーケストラと合唱団が合同で開催する演奏会となっており、2000人収容の大ホールはOB・OGを含めた満員の聴衆が押しかける大盛況のうちに開演となった。
今日のプログラムは、指揮者に飯守泰次郎氏を迎え、第1部は合唱つきの演奏で、ワーグナー:歌劇「タンホイザー」より大行進曲『歌の殿堂を称えよう』(合唱付き)、ボロディン:歌劇《イーゴリ公》よりだったん人の踊り(合唱付き)。
そして第2部はマーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」というもの。
20111130wagner3定刻になりパイプオルガン側のP席に男性合唱団、女性合唱団が入場して演奏会が始まった。
左手3階バルコニー席にはトランペットのバンダが配置され、華やかなファンファーレとともにタンホイザーが鳴り響いた。
指揮者のタクトに合わせてオーケストラが音楽を奏で、合唱団が大行進曲「歌の殿堂を称えよう」を高らかに歌い上げると、開場一杯に音楽が満ち満ちて、見る見るうちにステージと聴衆とが一体になっていくのが肌で感じ取れ、思わず鳥肌が立ってきた。
前回、ここで聴いた演奏会では3階バルコニーとステージとの呼吸のずれを感じたのだが、今夜の演奏では全くシンクロした素晴しいトランペットのバンダであった。
2曲目の「だったん人の踊り」も中央アジアらしい妖しげなメロディに乗って合唱団が見事な歌唱を聴かせてくれた。
オーケスストラの単独演奏だけでも聴く機会の多い名曲であるが、やはり合唱つきは一味違う。
20111130wagner4第2部のマーラー巨人は、マーラー没後100年の記念の年に相応しい素晴しい演奏で、これが学生オケか?と思わず唸るほどの秀演であった。
各パートのトップがそれぞれのセクションを見事に統率し切っていて、日頃の訓練の成果を存分に発揮しているのがわかる。
飯守泰次郎氏の指揮は、緩急と強弱の指示を的確にワグネルを自在に操っていく。
最弱音からトゥッティまでのダイナミックレンジの広さ。
管楽器奏者にとっては一人一人の音色から演奏テクニックまでがあからさまに判る曲であり、ともすれば緊張のあまりミスも出ようかという場面でも、難なくこなすだけでなく高い音楽性を示していた。
20111130wagner5管楽器奏者だけではない。
弦楽器奏者で特に驚嘆したのは、一糸乱れず統制の取れたボウイングと運指で見事なアンサンブルを聴かせたこと。
音に濁りがないため、最弱音でも客席にしっかり音が届いてきた。

第1部から良い関係になった聴衆の反応もよく、最後まで素晴しい演奏を披露したワグネル・ソサィエティー・オーケストラに対し、万雷の拍手とブラヴォーの嵐。
OB・OG達も大満足で開場を後にしたに違いない。

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2011/11/27

兵庫芸術文化センター管弦楽団第47回定期演奏会

20111126hyogo111月最後の週末は大阪の自宅で過ごす。
ベランダのブルーベリーも綺麗に紅葉した。
20111126hyogo2昼から出かけたのは阪急西宮北口駅前にある、兵庫県立芸術文化センター
今日は今年25回目のコンサートで、兵庫芸術文化センター管弦楽団の第47回定期演奏会。
20111126hyogo3プログラムは、指揮者に下野竜也、ヴァイオリン独奏に和波孝よしで、バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV1042、メインはブルックナー:交響曲第8番ハ短調
20111126hyogo4兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)は世界各地のオーディションで選ばれた、新進気鋭インターナショナル・メンバーで構成されたコアメンバーと呼ばれる団員を中心にしたオーケストラで、今日の公演でコンサートマスターを務めるのは豊嶋泰嗣氏。
20111126hyogo5
20111126hyogo6今日の座席は3階席。
ヴァイオリン協奏曲なので1階席が取りたかったのだが、人気の下野竜也氏が指揮をするということで予約した時点で3階席しか取れなかったが、4階席まであることを考えるとまだマシなほうかな。
20111126hyogo71曲目のバッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番を弾くヴァイオリン独奏の和波氏は今年66歳になる盲目のヴァイオリニストで、下野氏がエスコートをしてステージに現われた。
通奏低音のチェンバロを中心にした室内楽編成のオーケストラをバックにして演奏する和波氏は、端整な演奏スタイル。
3階席で聞くとやや遠く感じるが、これも久しぶりの感覚で直ぐに慣れてきた。
曲の始動は全て和波氏が合図をして下野氏がタクトで合わせるというものだが、呼吸の合った見事な演奏で聞き慣れたバッハの旋律に身を委ねていった。
20111126hyogo8メインのブルックナーは、演奏時間は80分を越える堂々たるもので途中ややお尻が痛くなったが、3台のハープ、5管のホルンに加えて5管のワグナーチューバを持ち替えるホルン奏者が加わって、厚みのあるブラスセクションが壮大なブルックナーの世界を描いて見せた。
3階席ゆえ、ブルックナー休止で天空に登っていく響きを体感することはなかったが、休止であっても弦を響かせ続けていたハープが印象的であった。
20111126hyogo9延々と休止、始動を繰り返すブルックナーの曲は、ともすれば間伸びして緊張の糸が切れてしまう演奏が多々あるが、今日の演奏は最後まで芯の通った素晴しいものだった。
演奏終了後には万雷の拍手とブラヴォーコール。
日本でもこれだけ充実したブルックナーを聴かせてくれる演奏団体はそうないのではないか。
今日の下野氏とPACのコンビはベストマリッジかもしれない。
痛くなったお尻をさすりながらも、満足した演奏会であった。

さてここでの演奏会は、昨年に続き大晦日のジルベスターコンサートを予約しているので、今から楽しみである。

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2011/11/23

プロースト交響楽団第14回定期演奏会(横浜みなとみらいホール)

今年24回目のコンサートは、ネットからお付き合いの始まったオーディオ&音楽仲間のベルウッドさん、それに初対面となるフリージアさんとお友達と一緒に横浜みなとみらい大ホールに並びました。
20111123minatomirai1演奏は、2003年に結成され都内を中心に活動するアマチュアオケのプロースト交響楽団の第14回定期演奏会。
20111123minatomirai2プログラムは、指揮者に河原哲也氏を迎え、サン=サーンス:アルジェリア組曲Op.60、チャイコフスキー:荘厳序曲「1812年」、休憩を挟んだメインは、サン=サーンス:交響曲第3番ハ短調「オルガン付」Op.78という、フランス領北アフリカのアルジェリアを題材にした序曲に、ナポレオンのロシア侵攻を題材にしたチャイコフスキーの名曲、そして再びフランスへとつながっています。
20111123minatomirai3自由席なのでいつもの通り真ん中前寄りでステージ上の管楽器奏者への見通しも良い、9列目真ん中に4人が陣取りました。
座席を確保したところで互いに自己紹介。
いつもは一人で聴くことの多い演奏会ですが、今日は仲間が居るので互いの感想が楽しみです。
20111123minatomirai4さて、肝心の演奏ですが、弦5部はVnを左右に配置し、1stVn、Vc、Va、2ndVn、Vcの後左にDbという対向配置となっており、今回の演奏曲目では、左右に配置されたVnの掛け合いや、2ndVnとVaとのアンサンブルなどの聴きどころが効果的でした。
木管パートは繊細で透明感のある音色を聴かせてくれて、もう少し表情に豊かさが欲しいと感じたものの、あまり聴く機会のないアルジェリア組曲では、北アフリカの情景をうまく描き出してみせました。
1812年ではステージ左手3階席に配置された金管のバンダが効果的。
キャノン砲が電気的なアンプからの音響を使用されていたのはご愛嬌ですが、炸裂するブラスに哀調の弦セクションと、もう少し奇麗事で無い戦争の泥臭さを訴えかけて欲しいとは思ったものの、この有名曲の聴きどころを押さえた手堅い演奏でした。
20111123minatomirai5前半を聴いて感じたことは、手堅い演奏でうまくまとめているが、一致団結火の玉!!といった情熱の炎がメラメラと燃え上がるような、危うさの中にも熱い演奏を渇望する自分がいることに気が付きました。
しかしメインのオルガン付きでは、前半感じたような渇望感を払拭するような演奏を聴かせてくれました。
オルガン奏者の長井浩美氏との息もぴったりで、パイプオルガンとオーケストラが一体となった演奏には一瞬陶然となったほど。
小生的にはもう少しオルガンの音圧を体で感じたかったけれど、生演奏のバランスとしては丁度良かったのです。
20111123minatomirai6演奏会がはねた後は、ホール隣のクィーンズスクエアにあるビヤダイニング「ニューヨーク・グランド・キッチン」でビール片手に反省会。
一人一人の聴きどころ感じどころが微妙に違うところが面白い、コンサートオフ会の反省会。
大いに盛り上がって楽しみました。
ベルウッドさん、フリージアさん、大変ありがとうございました。

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2011/11/22

晩秋の日光を散策する(その3益子編)

20111121nikko1さて、日光金谷ホテルで優雅な宿泊を楽しんだ翌朝は、早朝の散歩から。
神橋を眺められる川沿いの散策路も金谷ホテルの敷地。
20111121nikko2散歩後にダイニングルームで朝食を摂った後にチェックアウト。
20111121nikko3タクシーでJR日光駅に向かいます。
明治23(1890)年開業の木造建築で、大谷石を使って建てられている、明治の香りが残る建物だ。
20111121nikko4JR日光線で宇都宮まで50分弱。
宇都宮から益子までは東野バスで約1時間。
料金は、片道1100円だが、親切な運転手さんが「共通バスカード(1000円で1100円使える)を買えば100円安いですよ」と教えてくれ、感謝。
20111121nikko5益子参考館前のバス停で下車し、早速訪問する。
ここ、益子参考館は、日本民藝運動の創始者の一人である、陶芸家 濱田庄司が自ら参考とした品々を、広く一般の人々にも「参考」にしてほしいとの意図によって、開設された美術館です。濱田庄司の自邸・工房の一部を活用し、その蒐集品と自身の作品、また僚友であった河井寛次郎、バーナード・リーチらの作品を展示しています。
20111121nikko6先の東日本大震災の影響はここ益子にも及び、建物や登り窯にも揺れによる大きな被害がそこかしこに見え、復興はまだまだと見えた。
20111121nikko7益子参考館近くにある陶器の店「とよだ民芸店」では、濱田庄司等の作家の本物を多数販売していて、目の保養になる。
ここで気に入った数点を購入した中には、皆川マスさんのお孫さん皆川ヒロさんが作った山水の急須と卓上漬物入れもあり、用の美を感じさせる益子焼ならではの買い物をして満足。

昼食は、益子の有名店「スターネット」で摂ったあと、再びバスで宇都宮まで戻り、新幹線で東京へ。
1泊2日の充実した小旅行でした。

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2011/11/21

晩秋の日光を散策する(その2)

さて、華厳の滝を見てから中禅寺湖畔にある蕎麦屋「新月」で美味い蕎麦を食べてから、再びバスで日光市街へと戻ります。
先ずは日光田母沢御用邸記念公園を見学。
その後、日光山輪王寺の逍遥園を見学。
雨は益々本降りになってきたので、早めにホテルへ向かうことに。
20111120nikkokanaya1今夜のお宿はここ、日光金谷ホテルの本館。
20111120nikkokanaya2金谷ホテルの創業は、もともと日光東照宮の楽士だった金谷善一郎が日光観光に訪れていたヘボン博士(ヘボン式ローマ字の発案者)を自宅に宿泊させた民宿から。
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20111120nikkokanaya4別館は、昨年泊まった箱根冨士屋ホテルの花御殿と兄弟の建物であるが、一番歴史ある本館をチョイスした。
20111120nikkokanaya5
20111120nikkokanaya6敷地内には大国山という小山があり、山頂への散策路には不動明王が鎮座されている。
20111120nikkokanaya7夕食はクラシックディナー。
大正時代のメニューを再現したクラシックディナーは、新フランス料理のような斬新さや装飾性は一切無いが、これぞ戦前の正統派フレンチという趣でした。
20111120nikkokanaya8
20111120nikkokanaya9食事後は、大谷石の暖炉を持つバー「デイサイト」でラフロイグを飲む。
トライオードの真空管アンプにKEFのSPから聞こえるケルンコンサートやダイアナクラールに酔いしれる。
20111120nikkokanaya10
20111120nikkokanaya11さて、夜も更けたので、翌日の益子訪問に備えて寝るとしよう(続く)

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2011/11/20

晩秋の日光を散策する(その1)

単身赴任でいる間に、関東から東北方面をできるだけ旅しようと話し合い、今年は日光東照宮と焼き物の里、益子を訪ねることにしました。
JR新宿から東武日光駅までは直通の特急日光号で2時間弱の旅、中禅寺湖まで足を伸ばせる東武バスの中禅寺温泉フリーパスを買い求めて、いざ出発。
20111119nikko1紅葉のハイシーズンを避けたとはいえ、暖かい日が続いたこの秋だったこともあり、少しは紅葉が残っていないかと楽しみにしていましたが、当日は生憎の雨。
20111119nikko2最初に訪れた日光東照宮では、贅を極めた彫刻や細工物に期待していましたが、それは雨でも構いません。
神厩舎では「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿の彫刻が人気を集めていました。
20111119nikko3「千人武者行列」で使用される武具や装束を収納する三神庫は、絢爛豪華。
20111119nikko4陽明門の左右には武者が。
20111119nikko5
20111119nikko6左甚五郎の作と伝えられている 眠り猫
20111119nikko7
20111119nikko8
20111119nikko9中禅寺湖へ向かうため西参道バス停に行くと、目の前に古い石造りの教会が見えたのでパチリ。
20111119nikko10中禅寺湖では華厳の滝を見に岩盤をくり貫いたエレベーターに乗っていく。
眼前には壮大な華厳の滝が。
20111119nikko11中禅寺湖からは毎秒2トン強の湖水が一気に流れ落ちているというこの迫力に、華厳の滝という名前もさもありなんと思う。
20111119nikko12中禅寺湖畔にある蕎麦屋「新月」で食べたおすすめ蕎麦御膳が美味しかった。
ハイシーズンには2時頃には蕎麦が無くなると言う人気店も、今日は静か。

東照宮、中禅寺湖、華厳の滝と巡って、再び日光市街に戻る。
(続く)

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2011/11/06

平行法への道程は・・・・・・・・

更なる高みへ向けて平行法へチャレンジを決意してからというもの、その感覚がどのようなものなのか?
部屋が鳴るポイントとはどうして見つけるのか?
それだけが、妄想のように頭の中を駆け巡っていた。
20111106heikoho1
東京の単身赴任宅では、日中は仕事だし、休みの日はコンサートだし(^^ゞとなかなか試す機会がなかったが、今日は雨なので思いきって試してみることにした。
20111106heikoho2御影石の上のスピーカーは交差法でセッテイングしていたのを、思いきって平行法に。
先ず前方に出し、そして左右の壁から部屋の中心に向かって少しずつ離していく。
20111106heikoho3ワンルームマンション故に部屋の幅が狭いため、余り壁から離しすぎると今度はSP同士が近づき過ぎる。

その時にかけてみた音楽は手元にあったモノラル録音。
グレングールドのゴルドベルグ変奏曲。
ヴォーカルもののモノラル録音が良くわかるといわれていた理由が解った。

ピアノだと音が変化しすぎてピンポイントの位置が捉え難いし、良く鳴る位置も感じ難い。

というよりも、まだその感覚がつかめてないからか。

平行法への道程は・・・・・・・まだまだ・・・・・・

でも、一つ掴んだこと。
交差法から平行法に変更したままで、以前よりニアフィールドになったためか、音の広がる感覚がより鮮明になった。
コンサートホールの感覚で言えば、今までが中央やや後の席だったのが、ステージから5~6列辺りで聴いているようになった。

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2011/11/05

吉野銘茶 嘉兵衛本舗の番茶

20111106kaheibantya1これは、奈良県吉野郡大淀町にある、吉野銘茶・嘉兵衛本舗の番茶である。

拙宅では、番茶を長い間、京都寺町にある老舗、一保堂の京番茶と定めていた。
その独特の煙で燻した味わいが、食後に飲むのにぴったりだったから。

先日奈良の正倉院展に行った際、ふと目に留まったのが、嘉兵衛本舗の番茶。
手もみは一切せず、天日干しで仕上げられる番茶は、見た目は枯葉のようで無骨だが、淹れてみるとその甘みとえもいわれぬ優しい香りに驚く。

男性的な無骨さが魅力の京都一保堂の京番茶と女性的な優しさが魅力の奈良吉野の嘉兵衛番茶。
それぞれ個性があってよい。

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2011/11/03

ル スコアール管弦楽団第31回演奏会(すみだトリフォニーホール)

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11月3日は文化の日で祝日。
今年23回目のコンサートとして、JR錦糸町にあるすみだトリフォニーホールで開催された、アマチュオケ、ル・スコアール管弦楽団の第31回定期演奏会に出かけてきた。
(カメラを忘れたのでパンフの写真だけで勘弁願いたい)

昨年11月14日に同じすみだトリフォニーホールで開催された第29回定期演奏会で、迫真のベートーヴェン「運命」と、熱狂的な「春の祭典」でその実力は体験済みなだけに、本日のコンサートも期待が高まっていた。

今日のプログラムは、指揮者に大井剛史氏を迎え、ウォルトン:「ポーツマス・ポイント」序曲、コダーイ:ハンガリー民謡「孔雀」による変奏曲、休憩を挟んだメインがプロコフィエフ:交響曲第5番といった20世紀前半を代表する3人の作曲家を取り上げた意欲的なプログラムだ。

1年ぶりとはいえ、弦のトップの顔ぶれはほとんど変ってないとみえる。
プログラムを見ると弦楽器パートには募集があるようだが管は募集なしとあるので、昨年感じたように管パートは充実しているのだろう。

チューニングが終わり、演奏が始まった。
指揮者の大井剛史氏は小柄ながらメリハリのあるタクトさばきでオケをリードしていく。
ウォルトンの「ポーツマス・ポイント」は歯切れのよいシンコペーションのリズムに乗って、管楽器と弦楽器が掛け合いながら進行していく。

バイオリンはやや金属的な硬い響きだが、それがかえってこの管楽器との掛け合いでは音色が揃って聞こえる。
渋い響きというよりも煌く響きといったオケのサウンドが特長なのは、昨年も感じたところだ。

2曲目のコダーイ:孔雀変奏曲はハンガリー民謡を題材にした主題がめまぐるしく変奏曲として進行していくのだが、途中から本当にこれが変奏曲なのかと思えるほど、変身していく。
途中、いつの間にか今が何番目の変奏曲なのかも判らなくなってきた。

プロコフィエフの交響曲は第2次大戦の最中にこの曲を書き上げ、戦争の暗い影を色濃く映し出した曲想が、何故か東日本大震災を強く連想させた。
いわれの無い不条理に対する怒りややるせない気持ちは、演奏する団員達も感じているのだろうか。

演奏が終わった直後には何故か笑顔の少ないステージ上の団員達も、会場からの暖かいは拍手を受けるうちに、笑顔が戻っていくのが印象的だった。

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2011/11/02

10月末の家庭菜園

20111030asa110月末の日曜日は午前中曇り空で、午後からは小雨が降り出した生憎の天気だった。
大阪の自宅で過ごす休みの朝は、ベランダでの朝食。
まだまだ気持のよい季節が楽しめそうだ。
20111030asa2ひさしぶりに行った家庭菜園は、苗を植えた白菜も青虫の食害にもめげず随分大きく成長していていた。
昨年のおでんや漬物に味をしめた大根も1本立ちさせて大きくなってきている。
20111030asa3筋蒔きしたレタスもしっかり芽を出して、植え替え時期になっている。
20111030asa4春菊、水菜、そして蕪も雑草にめげず成長している。

これで冬の鍋用に野菜確保はバッチリか?

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2011/11/01

第63回正倉院展と東大寺から法華寺参拝、秋の奈良に遊ぶ

20111029shosoin110月29日から待ちに待った第63回正倉院展が開幕するというので、前もって予定を組んでいた。
10月終わりにしては暖かい秋の朝早くから自宅を出て、奈良国立博物館に着いたのは朝8時過ぎのこと。
それでも開場を待つ人の列が1000人はできていただろうか?
献上の工芸品や遺物といった宝物の数々を拝見する回数を重ねるたびに、1千年以上の時空を超えて現代に存在する不思議。
日本人ならではの几帳面さは飛鳥や天平の昔から変らないのだとつくずく思う。
時の権力者達を魅了した香木「蘭奢待(らんじゃたい)」、時権力者に献上された象牙の物差し「紅牙撥鏤尺(こうげばちるのしゃく)」、聖武天皇が出家の後に愛用したとされる「七条織成樹皮色袈裟( しちじょうしょくせいじゅひしょくのけさ)」、献上品を入れる脚付きの箱「碧地金銀絵箱(へきじきんぎんえのはこ)」、聖武天皇の愛用品とされる儀式用の刀「金銀鈿荘唐大刀(きんぎんでんそうのからたち)」etc・・・・・・今年も大満足で会場を後にした。
20111029shosoin2その後は東大寺大仏殿、で大仏拝観。
20111029shosoin3いつもながらその迫力に圧倒されてしまう。
創建東寺は極彩色に彩られていたという大仏殿の中で、これも金色に彩られていた大仏を見た人々は、その迫力の前には畏れをなして帰依したのだろうか。
20111029shosoin4大仏殿を出た後は、境内にある戒壇堂を拝観する。
ここは、唐から来日した鑑真和上が日本で初めて「戒」を授ける場として創建されたもの。
その後、鑑真和上は唐招提寺を建立するまで、この戒壇堂を活動の場としたという。
20111029shosoin5戒壇堂を後にして正倉院の西側にある境内西北にある国宝の楼門、天害門を抜けて西に歩く。
20111029shosoin6途中からバスに乗って聖武天皇と光明皇后が埋葬されている御廟を見学し、光明皇后が聖武天皇を弔うため創建した総国分尼寺、法華寺を拝観する。
20111029shosoin7ここでは国宝の十一面観音立像や不動明王などを静かに拝観していると心が洗われる気持になる。
20111029shosoin8心が表れた後は、食欲も増すというもの。
法華寺から再びバスに乗って一条にあるカフェくるみの木に向かう。
27年前からオーガニックや地産地消を実践してきたコンセプトが今もって色あせてないのは素晴しいことだ。
ランチプレートは盛りだくさんでお腹一杯になる。
20111029shosoin9今回は奈良・斑鳩1dayチケットを前もって購入していたので、アリア内の電車もバスも一日乗り放題。
一々切符を買う必要も無く便利。
20111029shosoin10早朝から張り切って遊んだ秋の奈良の一日だった。

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2011/10/22

更なる高みへのイメージ

タイトルからして、随分大上段に構えたものであるが、これ位の気合を入れないと「事」は進まないのではと考えただけのこと。
その「事」とは「オーディオ再生における音楽的満足度の深まりの追求」である。

音楽愛好家がオーディオを始めた時に考えることは良く似ていると思われるが、小生はオーディオ的快楽のみを追求するではなく、演奏会の会場で得られる音楽的満足度と同等もしくはそれ以上が得られれば申し分ないと考えている。
小生の今までのオーディオ満足度とこれからの期待値をグラフにしてみた。
Infinity4
1980年初頭にInfinityを導入以来、転勤引越しを重ねる毎にセッティングを変更したり部屋が僅かに広くなったりとしたけれど、劇的に変ったのは2000年頃にウーファのエッジ張替えと磁石の再着磁を行ってから。
その後は2005年に専用電源工事、アンプの200ボルト出川式電源搭載、CDT、DACへの出川式電源搭載と前段機器の強化を実施する度に満足度は向上した。

子供たちの独立にともない、2009年にはリビングのリフォームを実施して、エアボリュームの拡大と壁の珪藻土塗り、温水床暖房の導入でホットカーペットの撤去と、リスニング環境の改善を図った。

リフォーム直後のRayさん、naskorさん、daisukeさん来訪オフ会で、レーザーセッターによる、交差法のセッテイングを施した頃の写真がこれだ。
Infinity1

Infinity2このSPは前後に音波を放射し、ピンポイントで音像をフォーカスするタイプではない。
しかし、オフ会を通じて今まで訪問させていただいた方々が追い求められていたものは、ピンポイントでホログラムのように立体音像が現われることで、実施にそれを体験させていただいたこともある。

しかし、Infinityでそれと同等の鋭い指向性を求めることは出来ない。
それならば・・・・・・・

そこに現われたGRFのある部屋さんのブログには以前から何となく綺麗な写真に見とれて拾い読みしていたが、ハイエンドブランドに踊らされるわけでもなく、自身の眼鏡に適ったビンテージSPを大事にしながらクラシックを中心に楽しまれている姿に共感するところがあった。

「部屋を鳴らすポイントを見つけよ。そうすればSPの存在を消したコンサートホールが現われる」小生には、そのようなメッセージを受け取ったような気がした。

確かに部屋が鳴ることは、コンサートホールで響きが綺麗に聞こえることに通じる。

これは楽器演奏での経験だが、管楽器も弦楽器も楽器本体の共振、共鳴が大事である。
管楽器でもマウスピースに発せられた唇やリードの僅かな響きを、楽器本体を共鳴させるようコントロール出来て、はじめて楽器らしい音が出る。
ヴァイオリンやチェロなどの弦楽器も弦の振動をコマや魂柱に伝え胴を共鳴させることで、楽器らしい音が出る。
声楽家だって同じく、声帯の振動を腹腔内に共鳴させて、あの素晴しい歌唱を聞かせることができる。

小生が気に入っているバイポーラ方式のSPを活かす方向を追求してみようか。
それは、平行法でのセッテイングで、SPが一番ストレスなく鳴るポイントにミリ単位で追い込んだセッテイングになるという。

リビングオーディオ故のセッティングの制限がある・・・・。
SPを気軽に動かすにはベースに敷いている御影石を含めて重過ぎる・・・・。
タマに帰宅するだけの生活で果たして違いが聞き分けられるだろうか・・・・・。
果たして小生に出来るだろうか・・・・。
Infinity3行動を起こさない理由は幾らでも並べ立てられる。

しかし、思い立ったら吉日という諺もある。
有限実行という格言もある。

駄目なら元に戻せばいい。
宣言すれば後には引けない・・・・。

機器やケーブルを弄るのはそれからだ。

・・・・・・・・と、書いてはみたものの、今週は東京である(苦笑)

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2011/10/17

箕面のフレンチ フラン.エレガン(Fanc et elegant)

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29111916francetelegant2さて、箕面滝道から五月山方面のハイキングでお腹を空かせた後に向かったのは、イカリスーパー箕面店近くにあるフレンチレストラン。
瀟洒な石造りの外壁が特徴的な建物の階段を登った2階にその店はある。
店の名は、フラン.エレガン(Fanc et elegant)
以前は、ロアラブッシュという、元ホテルプラザのシェフだった柳沢シェフが開いた山小屋風の洒落たお店で北摂の名店のひとつだったが、柳沢シェフは大阪中心街の北浜にラペティ・ロアラブッシュを開業し、この店はロアラブッシュ箕面店として、浮田料理長に任せた形になっていたものだったものを、独立した形で今のお店になっている。
29111916francetelegant3ロアラブッシュ時代に鍛えた素材を吟味し、細かなところまで手を抜かず、工芸的な美しさで、見ても楽しく美味しい料理である。
29111916francetelegant4ロアラブッシュ箕面店のスタッフがほとんどそのまま移籍しているためか、チームワークはとてもよい。
29111916francetelegant5一皿一皿が驚きと感動を呼ぶ技は、最後のデザートまで続いた。
29111916francetelegant6今度は、ハイキング帰りのラフな服装でなく、コンサート帰りの正装でディナーも良いなと思えるレストランだった。
29111916francetelegant7

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2011/10/16

箕面滝道から五月山へハイキング

29111916minoo1この日曜日は今秋初めてのハイキング。
前日は夕方から雷雨が激しかったのでどうかと思ったが、朝からは雲ひとつない快晴になった。
29111916minoo2阪急箕面駅に降り立ったのは朝の8時過ぎ。
箕面渓谷の滝道を進むと、老舗の料理旅館が風情ある佇まい。
29111916minoo3紅葉にはまだ早いが渓谷の上の方から朝陽が差し込んで綺麗だ。
29111916minoo4滝道から五月山方面へ登るルートのひとつ、落合谷から登り始める。
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29111916minoo6途中に大きな欅の木がある。
29111916minoo7大人が3人手を回して漸く届くくらい太い幹に抱きついてみると、何だかとても安心した気持になる。
29111916minoo8尾根道に沿って歩いていたら突然現われた蛙にビックリ!
こんな山の上で冬眠場所を探しているのだろうか?
29111916minoo9五月山まで往復して丁度2時間強で、再び滝道を遡ると、大きな滝が見えてきた。
大雨の翌日とあって大迫力の勢いで流れ落ちてくる箕面の滝。
滝つぼ付近には陽光に照らされた虹が見える。
29111916minoo10ひさしぶりのハイキングで体も軽くなりお腹も空いたところで、本日のランチを食べに向かった。
続く・・・・・

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2011/10/12

ラ・ターブル・ド・クラージュ(La Table de Courage)

小生が帰宅時に通っているカイロプラティックの近所に、以前から気になっていたレストランがあった。

何でも、以前は宝塚方面にあった店が、ここに越してきたらしい・・・・・という話だったが、地下1階にある店は道路から見るとドライエリアから僅かに店の中が見える程度で、敷居が高そうな雰囲気。

そういうわけで1年半近くも行かずじまいであったが、先日京の鄙のレストラン・ルスティクで食事をした際に、オーナーシェフ夫妻と話をしていたら、偶然このラ・ターブル・ド・クラージュ(La Table de Courage)の話がつながって、「学生時代の親友で自分よりも腕がある」と太鼓判が押された。

それならば、と、コンサート帰りの夕方にディナーを予約して訪れたのだった。
ジビエ料理が得意で、ソースの使い方、アレンジは素晴しいとの話だったが、初めてでもあり、先ずは1種類しかない本日のディナーで初見山とした。

センスの良いインテリアでまとめられた店内はカウンターを挟んだオープンキッチンと4人がけテーブル席が10余り。
オーナーシェフは物腰の柔らかい気さくな人柄と見える。

訪問した時は店は基本1人で切り盛りしているせいか、一度に3組しかお客を入れていなかった。

さて、肝心の料理だが、素材を引き立てるソースのアレンジが素晴しい。
赤ワイン、バルサミコをベースにした甘酸っぱいソースとオーブンでグリルしたベーコン巻きされた水茄子と牛頬肉が絶妙に合う。

1品1品が吟味され入念に味付けされたソースが響きあう、当に正統派フレンチといったところ。
これは奮発してジビエを食べ尽すのも良いかなと、思わせる腕前であった。
ホールに1人配置すればもっとお客を入れることが出来ると思うのだが・・と思うのは老婆心から。

また一つ地元の名店を見つけた。

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10月連休の家庭菜園

20111010hatake110月はじめの3連休、家庭菜園の手入れをした。
種蒔きした大根も本葉が出揃い、間引きを後1回残すのみ。
20111010hatake2雨で崩れた畝を鍬で修復するついでに株元へ土寄せする。
20111010hatake3蕪と水菜を筋蒔きしたところもギッシリと芽が出ていて、これは直ぐにでも間引かなければなるまい。
20111010hatake4ブロッコリーと芽キャベツの苗も、青虫の食害に負けずに育ってくれ。

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2011/10/10

古楽の愉しみ・アンサンブルの喜び(兵庫県立芸術文化センター・小ホール)

20111009kobe110月の3連休の中日は秋晴れの日曜日。
午前中から阪急夙川駅前に降り立つ。
駅近くの閑静な住宅街に夙川カトリック教会が佇んでいる。
20111009kobe2その近くにある店の名は侘助
演奏会前の腹ごしらえに、美味い蕎麦を食べるためだ。
20111009kobe3店の中は落ち着いた雰囲気で、開店同時に入店したが直ぐに満席になるほどの人気店。
20111009kobe4腹ごしらえした後は、徒歩で北欧ビンテージ家具を扱うTIMELESSに行く。
以前は御影に店を構えている時に付き合いだしたインテリアショップだが、2年前にここ夙川に移転して以来、近所に寄った序に訪問してみる。
モダンな外観がなかなかよい。
20111009kobe5さて、本命のコンサートは、兵庫県立芸術文化センター神戸女学院小ホール

今年22回目のコンサートは、「古楽の愉しみ、アンサンブルの喜び-今村泰典と仲間達-」と題したコンサート。
20111009kobe6出演は、リュート:(テオルボ)今村泰典、リコーダー:ミハエル・シュナイダー、ヴィオラ・ダ・ガンバ:ソフィー・セーヒ・イの3人。
いずれもドイツ在住の著名な古楽演奏家で、特にシュナイダー氏はカメラータ・ケルン創立者としても有名である。

このホールは八角形のすり鉢状になった木の風合いが美しいステージと400席強の客席数を持つ。
残響は満席時で1.5秒と申し分ない。
20111009kobe7演奏曲目は、カステッロ・フォンタナ・セルマ(17世紀イタリア初期バロック)の作品より、テレマン:ヴィオラ・ダ・ガンバの為のソナタ ニ長調(ソロ)
ヘンデル:リコーダーと通奏低音の為のソナタ ニ長調、バッハ:チェロ組曲第1番 ト長調(テオルボの為の編曲)
ブロックヴィッツ:リコーダーの為のソナタ ト短調(ソロ)、ハッセ:リコーダーと通奏低音の為のソナタ 変ロ長調といった、古楽ファンには馴染みの多い曲から、リュートのために編曲されたものまで多彩なプログラムである。
20111009kobe8ヴィオラ・ダ・ガンバを演奏するソフィー・セーヒ・イさんは美しい韓国女性、音色もとても優雅で可憐な響きにうっとり。
低音弦が付属するテオルボというリュートを演奏する今村泰典氏はシュナイダー氏と同じ演奏団体に属しているとのことで、息もピッタリな演奏を聴かせてくれる。
音量の小さなバロック楽器であるから一番音量があるのがリコーダーというのが面白い。
20111009kobe9アンコールには、客席に居たバロック・チェロを弾く韓国人の留学生?も参加してのバッハ・カンタータで大いに盛り上がった。
時間が止ったかのような優雅な時間を過ごしたひと時であった。

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2011/10/08

光環境への移行

遅ればせながら、拙宅のインターネット環境を光接続に移行した。

2000年以前の小生をご存知の方は今更の話なんだろうが、当時NFTYサーブでパソコン通信のフォーラムに参加していた関係で、イーアクセス社が提供を開始したADSLの試験導入に加入して以来、今までずっとADSLとIEEE802.1g規格で、拙宅のインターネット環境を構築してきた。

その後、ケーブルTVインターネットやフレッツ光の登場など、マンション管理組合に対しての各回線業者からの営業攻勢で、色々な回線選択の機会が増えていったが、その間のADSLの回線速度向上もあって、インターネットで動画を見るわけでもないといことで、一番ランニングコストの安そうなADSL回線を使い続けてきた。

ところが、最近その気持ちを少々揺るがす事が起きた。

きっかけは、mixiのオーディオつながりのなかで話題にされることの多くなった、「ベルリンフィル・デジタルコンサート」への興味である。
デジタル放送への完全移行を終え、いずれは拙宅のTVの買い替えをする際には、SONYのネット対応TVでこの、デジタルコンサートを視聴しようかと思っていたところに、オーディオ的にも音楽的にも、このコンテンツは素晴らしいとの声か、あちこちから聞えてくるようになってきた。

そうなれば、やはりADSL回線の速度では遅いのではないかと、インターネット回線テストをしたところ、やはり回線速度が遅くなることが多い事が判明。

ここに来て、漸く重い腰を上げて光回線への移行を決断したのだった。

Single_ph_bigさて、契約して早速届いたレンタル機器がこれだ。
ホームゲートウェイ Aterm BL172HV
これ1台で、au光ネットとau光でんわが繋がる。
しかし、これではTVとルーターを無線LANで高速接続するには、IEEE802.1n規格の無線LAN環境を手に入れなければならないが、これに挿せるカードの規格はIEEE802.1a,b,g規格までだというので、オプションであった無線LAN親機のこれをセット契約した。
Bl172hvAterm WR8500Nである。

これで、いつでもTVの買い替えはOKか?


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2011/10/02

TMU管弦楽団第38回定期演奏会

20111002tmu110月初めての日曜日の昼、小生の単身赴任の住いからはJRと京王を乗り継いで着いたのは、京王多摩センター駅前にあるパルテノン多摩
多摩中央公園の入り口に1987年に開館した多摩市立の複合文化施設で、客席数1,414席の大ホールと客席数304席の小ホールをを備えている。
大ホールのホワイエにはパルテノンのシンボル天馬が飾られている。
20111002tmu2今日は今年21回目のコンサートで、アマチュアオーケストラ、TMU管弦楽団の第38回定期演奏会にやってきた。
TMUとは”Tokyo Metropolitan University"の略。
つまり、東京都立大学(現在は首都大学東京)の英訳であり、1973年、東京都立大学管弦楽団のOB、OGを中心に発足して以来演奏会を重ねている。
20111002tmu3今日のプログラムは、指揮者に増井信貴氏、Vn独奏にNHK交響楽団の第1コンサートマスターの山口裕之氏を迎えたプログラム。
フンパーディンク:歌劇「ヘンゼルとグレーテル」より前奏曲、ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77、休憩を挟んでメインはブラームス:交響曲第3番ヘ長調Op.90というもの。
山口氏はこのオケの指導を長らくされている関係で今回のVn独奏を引き受けられたのだろう。
20111002tmu490名余りのプレイヤーがステージに並び、演奏会が始まった。
首都圏にあるマンモス私立大学の学生オケやそのOBオケとは違い、現役生や賛助出演を10数名受け入れて漸くオケが成り立っているし、入場料も小学生以下と60歳以上は無料とされていたので、もしや演奏レベルは???と心配していたが、ヘンゼルとグレーテルが始まって直ぐに、それは杞憂であったことを嬉しく思った。

指揮者の増井信貴氏のタクトさばきは非常にわかり易い。

管楽器は輝かしく煌くような音色をホールに充満させ、音量も十分な弦楽器群がコミカルなメロディを紡ぎ出す。
ややデッドな会場なので、響きはどうかと心配していたが、ステージに近い席で聴いていたからか、音量や響きにも不満はない。
20111002tmu5山口氏のVnコンチェルトは、前列から5列目真ん中という絶好の位置で聴いたからか、楽器全体から球面波のように音楽が放射されるのが目に見あるような素晴しい演奏だった。
白髪に大きめのメタルフレームの眼鏡と、芸術家というより学者といった風貌からは、失礼ながら想像できなかったが、演奏を始めたとたんに、天上から吊り下がった蜘蛛の糸のようにピンと張り光り輝くヴァイオリンソロに思わず唸る。
伴奏のオケもブラームスの重厚な響きで支え、1楽章終盤のカデンツァでは華麗なテクニックと重奏の響きが永遠に続くかと思えるような素晴しい演奏、終楽章では流石にやや疲れを見せ、運指の指がツリそうになって指の運動をしたりとヒヤッとする場面もあったが、そこは流石にN響の現役第1コンサートマスター。
フィナーレの最後まで華麗に弾ききったら、会場からはブラヴォーのコールと割れんばかりの拍手。
20111002tmu6休憩を挟んだブラ3は、ブラームスの交響曲の中でも特に秋に相応しい。
プログラム前半と管楽器トップが交代して演奏が始まった。
Vnコンチェルトで、ブラームスらしい重厚な響きを聴かせてくれたので安心していたが、この第3シンフォニーではややゆったりとしたテンポと、特徴的なシンコペーションのリズムがブラームスシンフォニーの世界に聴衆をいざなっていく。
木管トップにやや硬さが垣間見えたりする場面もあったが、楽器を共鳴させホールに響かせるような演奏を心がけていたからか、とても芳醇な響きが聴衆に心地よい。
決して完璧な演奏ではないが、音楽を愛して演奏を心底楽しんでいるその姿が、アマチュアオケならではの魅力である。
終楽章のフィナーレが穏やかに終了し、木管のハーモニーがステージ上空に消え入って暫しの沈黙の後には、万雷の拍手が沸き起こった。

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2011/10/01

藝大オペラ第57回定期公演「コジ・ファン・トゥッテ」

20111001tokyogeidai1今日から10月。
午前中仕事をしてから上野公園に向かう。
東京国立博物館の重要文化財となっている黒門を左に進むと東京藝術大学のキャンパスがある。
古びた赤レンガの入り口にはこれまた古びた木製の門が付いているが、その先には立派な奏楽堂が見える。
今日は今年20回目のコンサート、藝大オペラの第57回定期公演で、演目は、ダ・ポンテの台本を基にモーツァルトが作曲「コジ・ファン・トゥッテ(女はいつもこうしたもの」だ。
20111001tokyogeidai2全席指定だが順番に配布される当日券の発売を待つ列に並んだが、運良く招待券の当日発売回りで、1階席の20列15番という声楽関係と思われる招待客の一群の中という好?座席を受け取ることができた。
20111001tokyogeidai3奏楽堂内は撮影厳禁となっており、「見つけた場合は写真データを削除させたうえでホールから追い出します!」と、学校らしい指導口調の警告文が貼ってあり、内部の写真はWebサイトからの転載である。
20111001tokyogeidai4指揮:高関健、演出:直井 研二、出演は東京藝術大学大学院音楽研究科オペラ専攻生、東京藝術大学音楽学部オペラ研究部、管弦楽:藝大フィルハーモニア、合唱:東京藝術大学音楽学部声楽科学生、舞台美術や照明も含め、東京藝術大学の総力を挙げたと思われ、流石にオペラは総合舞台芸術であると実感できる。
舞台両袖には電光掲示板による字幕がセットされている。

舞台装飾は6枚の大きな可動式パネルの片側にナポリの海岸風景を描き、裏面にはイタリア貴族の館内部を描いただけで、あとは椅子やスツールなど小物家具を配置しただけのいたってシンプルなもの。
しかも舞台が暗転する度に、出演者でもある合唱団員がパネル配置をてきぱきと動かしたり、家具をセットしたり片付けたりするので、その舞台装置の転換も見どころの一つであった。
20111001tokyogeidai0さて、モーツァルトの華麗な音楽に乗って展開するコミカルな恋愛ドラマ仕立てのオペラだが、主な配役は、貴族姉妹の姉・フィオルディリージ役に竹下裕美、妹・ドラベッラ役に加藤のぞみ、フィオルディリージの恋人で士官・グリエルモ役に杉浦隆大、ドラベッラの恋人で士官・フェランド役に金山京介、貴族館のこま使い・デスピーナ役に平尾悠、哲学者・ドン・アルフォンソ役に萩原潤。
明日の公演は全く違う配役でやるそうなので、流石に芸大オペラは授業の一環という側面がよくわかる。
20111001tokyogeidai01姉妹それぞれに士官(軍人)の恋人が居て、哲学者とこま使いという組み合わせから、コジ・ファン・トゥッテには美しく聞かせどころの2重唱やアリアが沢山散りばめられていて、とても楽しめるものであった。
オーケストラピットに陣取った管弦楽を担当する藝大フィルハーモニアの演奏も大変素晴しく、高関健氏の指揮も舞台上の歌手達にとてもわかり易いものだったと思う。
20111001tokyogeidai5全2幕のオペラを通して、全く飽きさせることなく観客を魅了した藝大オペラ。
フィナーレのカーテンコールではブラヴオーの掛け声こそなかったが、出演者達に暖かい拍手が贈られていたのが、とても印象に残る。
彼女ら、彼らの中からきっと時代に名前を残すような名オペラ歌手が育ってくれるといいな。
そう思えるフレッシュなオペラ体験であった。

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2011/09/28

家庭菜園も冬野菜の準備万端

20110924saien1つい2週間前まではゴーヤにシシトウ、茄子など夏野菜が茂っていた家庭菜園も、一気に涼しくなったこの連休で冬野菜の準備を進めた。

前回種蒔きした大根も無事に芽が出ているし、苗を植えたブロッコリー、芽キャベツの生育も順調だ。
今回は残りの枝豆を全て収穫したが、小ぶりながら20本ほどで笊一杯の収穫を得た。

収穫後の枝などは、畝を掘り起こして埋め込み、有機肥料、苦土石灰を鋤きこんで冬野菜の苗や種蒔き。
20110924saien2白菜は苗を3株、種蒔きしたのは蕪、春菊、水菜、レタス、サラダ菜。

しっかり育てよ!

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2011/09/27

DACのインシュを変えてみた

Litedacam1拙宅で使用している香港製のLITE-DAC-AMのインシュは、極普通のゴム足。
解像度の向上を目指して、真鍮製の円錐をガラス板の上に乗せ、ゴム製インシュを固定している十字ネジを点で支える構造としていました。

Muses01muses01OPアンプをバーブラウン製のシングルOPA627BPから、より鮮度感の高い高解像度の新日本無線製のMUSES01に換装して2年近く使用してきたが、音の潤いや艶を求めたくなって、再びOPA627BPに戻してみたものの満足いかず、再びMUSES01に。

20110924dacam1全く同じでは芸がないからと、インシュを見直してみることにした。
CACの底板に平ネジを強力接着剤で前2、後1の3点支持に貼り付け、ネジの先端を京セラ製の銅-セラミック-皮の積層されたインシュで受けることに。

さて、音のほうだが・・・・・真鍮-ガラス板よりも音の鋭利さの角が取れ、潤いや艶も少しは感じられる音になった・・・・気がする。

次は・・・・SP自体の足回りを考える時期かも知れない。

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2011/09/26

京の鄙のレストラン・ルスティク

20110923rustique1前回の日記に書いたように、秋分の日は、朝から京都の東寺で宝物観賞をした。
昼前になったので、東寺の南大門を出て近鉄京都線の東寺駅に向かう。
そこから一路南下して興戸という駅に降り立つ。
ここは、京都と奈良との県境近くに位置する京田辺市。
近隣には同志社大学のキャンパスがあるが、周辺はまだまだのどかな田園風景が続くエリアだ。

ここに、小生の敬愛する建築家である吉村順三氏の弟子で、今はレミングハウスを主宰する中村好文氏が設計し、そのうえにレストランの名前やシンボルマーク、はては調度品のデザインと制作まで関わったというフレンチのお店があると、中村好文氏自身の連載する新聞のコラムで知っていたので、ランチを食べに足を伸ばしたのだった。

吉村順三氏は既にこの世に無く、彼に住宅設計をお願いすることはもう適わないが、氏のDNAを一番引き継いでいる中村好文氏ならと。講演会を聞きに行ったり氏の設計になる建物を見学したりと、まるで追っかけみたいなことをしている。
ちなみに、拙宅にある「たためる椅子」は吉村順三氏の作である。

さて、のどかな田園風景の道をテクテク歩くこと15分で目指す「レストラン・ルスティク(RUSTIQUE)」が目の前に現われた。
建物の外観は吉村順三、中村好文氏の住宅設計によくある片流れの屋根が特徴的。

さて、肝心の料理だが・・・・・・
昼なので5皿のランチを注文したのだが、どれも美味い。
パンは自家製でやや甘め。
特にジュレをうまく使っている。

20110923rustique2食事を終えて、シェフとマダム(といっても、まだまだ若いが)と話をしていたら、偶然シェフが拙宅に近いフレンチレストランで働いていたことがあるという話で盛り上がった。
また、前から気になっていたレストランのシェフをよく知っていて、「自分より腕がある」と太鼓判を押すのだから、来月行ってみることになった。

失礼ながら、京田辺という鄙びた郊外でこれだけの志を持ってレストランを経営するのは大変だと思うが、同席した限り、なかなかよい客層も付いているようなので、これからも頑張って欲しいものだ。


Elliotterwitt_2ランチに満足して再び京都に戻る。
今度は竹田で地下鉄線に乗り換えて四条で下車し、錦市場で夕食の買い出し。
くみ上げ湯葉、出し巻き卵、子鮎の甘露煮、鯖棒寿司を仕入れて、四条大橋を渡り祇園近くの私設美術館「何必館・京都現代美術館」に向かい、「エリオット・アーウィット展」を観てから帰宅。
朝から夕方まで充実した秋分の日だった。

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2011/09/24

真言宗総本山・教王護国寺・東寺に参詣

20110923toji1秋空の広がる秋分の日に京都にある真言宗総本山・教王護国寺・東寺に参詣してきた。
20110923toji2東寺はもともと平安京遷都の際に、都を守る目的で創建された東寺、西寺という官寺だったが、その後、唐から密教の奥義を持ち帰った空海に対して桓武天皇より東寺を託され、日本最初の密教の総本山となったという。
西寺は今では存在していないが、東寺は創建当時のままの伽藍配置で現代に残っており、世界遺産にも登録されている。
毎月21日は弘法市と呼ばれる骨董市で境内は出店と買い物客で大混雑するほどの人出で賑わうが、普段の日は観光客が居るだけで、否が応でも広い境内であることを認識させる。

先ずは食堂でご朱印帳に参詣記念の記帳をお願いする。
建仁寺から始めたご朱印帳への記帳も少しずつ増えてきた。
20110923toji3今日は秋の特別拝観ということで、普段は見られない宝物も拝見できるということで、先ずは東寺の塔中の一つ、仏教研究施設という性格をもつ勧学院であった観智院を見学する。
国宝の書院造りの客殿を中心に、五大の庭や茶室の楓泉観を配した建物内をボランティアの観光ガイドが解説しながら案内してくれた。
折角だからと茶室でお抹茶とお菓子をいただく。

20110923toji4次に講堂で大日如来を中心にした、五智如来部、五菩薩部、五大明王部、四天王、梵天、帝釈天からなる立体曼荼羅を拝観する。

西暦794年の平安遷都から2年後に東寺の造営が始まった当初は無かった講堂は、弘法大師が密教の教えを表した曼荼羅を、大伽藍の中に大きな仏像でリアルに表現したもの。
当時の信者はこの立体曼荼羅に真言密教の教えを感じ取ったのだろうか。

現在、東京国立博物館で開催中の「空海と密教美術展」に幾つかの仏像が出張中とのことで、台座と光背だけが残され、ぽっかり空いた立体曼荼羅であった(苦笑)

20110923toji5東寺の本堂である金堂では、12神将が配された台座の上に鎮座されている薬師如来を中心にして、左右に日光菩薩、月光菩薩がすっくと立っている。
金色に輝く薬師如来にややふっくらとした日光菩薩、月光菩薩が神々しい。

20110923toji6弘法大師を祀った国宝の大師堂に参詣した後に、宝物館では、相次ぐ火災にあった東寺だが、その都度修復再建されたという巨大な千手観音像を拝見した。
こんな大きな千手観音像は初めて見たが、火災の際はどうやって救い出したのだろうか?

20110923toji7東寺参詣の最後は、京都のシンボル、国宝の五重塔
徳川家光が再建奉納した高さ57メートルの塔は、間近に見上げると首が痛くなるほどの高さで、五重塔としては日本最高の塔だという。
五重塔は正月3が日には内部が公開されるというが、今日は残念ながら内部の拝観は適わなかった。

それでも、四方の軒を支える隅鬼には出会えた。
どこの五重塔やお堂でも出会えるとは限らない軒下を支える隅鬼だが、東寺のそれは必死の形相で支えている姿が、ユーモラスで親しみやすい。

20110923toji8カラッとした空気と秋の日差しが爽やかな秋分の日の東寺の参詣を終え、南大門から近鉄京都線の東寺駅に向かった。

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2011/09/11

プロースト交響楽団コンサート招待チケットゲット

先日のコンサートで貰ったチラシにあったアマチュアコンサート。
プロースト交響楽団では、先着200名の無料招待券をプレゼントという企画があったので、早速応募したら当選しました。
20110911prostminatomirrai1それは、11月23日(祝)横浜みなとみらい大ホールで開催される第14回定期演奏会のチケットです。

指揮:河原 哲也
曲目は、サン=サーンス:アルジェリア組曲、チャイコフスキー:荘厳序曲『1812年』、そして、サン=サーンス:交響曲第3番ハ短調 作品78「オルガン付き」という魅力的なプログラム。

音楽そしてオーディオ好きな方なら、1812年のグランカッサの炸裂や、パイプオルガンの壮麗な響きなど生演奏ならではの魅力とともにオーディオでどれだけ再生できるか意欲が掻き立てられる永遠のテーマだと思います。

これが、横浜みなとみらい大ホールで、全席自由800円で楽しめるのですから、アマチュアコンサートならではの楽しみですね。

《告知》
今回のコンサートを通じて、首都圏の音楽とオーディオ愛好家の皆様とお会いできる機会ができればと思います。
幸いにも11月23日(水)は祝日であり13時開場13時45分開演ですから、コンサートがはねた16時過ぎから反省会も十分可能です(笑)
ミクシイカレンダーでも参加募集していますので、アマチュアオケの魅力を一緒に堪能しませんか。

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2011/09/04

東京アマデウス管弦楽団第75回演奏会(すみだトリフォニーホール)

20110904aot1週末から四国中国に接近上陸した台風12号のせいで大阪に帰る予定が急遽キャンセルとなった9月初めての日曜日の昼下がり。
2週連続でJR錦糸町駅前のすみだトリフォニーホールに出かけた。
20110904aot2台風から遠く離れていても雨雲が沸き起こっていて東京スカイツリーが霞んで見える。
20110904aot3今日は今年19回目のコンサート。
東京アマデウス管弦楽団の第75回演奏会だ。
1973年に東大オーケストラ卒団者を中心に結成され、年2回の演奏会を重ねてきて、今日の演奏会を迎えていた。
指揮者は読売日本交響楽団を経て現在は東京音楽大学名誉教授の三石精一氏を迎え、オールフランスもののプログラム。
曲目は、ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」Op.9、プーランク:シンフォニエッタ、ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14である。
20110904aot4全席自由ながら2000円のチケットだが、客席はほぼ満席の盛況ぶり。
20110904aot5演奏が始まった。
1曲目の「ローマの謝肉祭」は、出だしから陽気なアップテンポでリズムもノリノリ。
特長的なのはヴァイオリンをはじめ弦楽器群の音がとにかく大きく響いて聞こえること。
弦楽、木管、金管、パーカッションとそれぞれのパートがよく訓練されていているのが判る。

三石精一氏の指揮ぶりは、全盛期の朝比奈隆を髣髴とさせる、背筋をピンと伸ばしたパントマイムのように体を揺らし、右腕でタクトを振り回しながら左手をブルブル震わせて奏者を煽っていく。

管楽器群も音の通りが良くて、それぞれの楽器ごとの和音の変化やアンサンブルの妙技がが、すっきりと見通せる。
オケ全体の音色は、一言でいうと光り輝くブリリアントな音。
響きがホールの上にスゥーっと消えていく様が見て取れるようだ。
最後までアップテンポで陽気なまま大団円を迎えると、1曲目としては異例なほど客席が一体となり盛り上がったのかが判るほどのドヨメキと大きな拍手が沸き起こった。
20110904aot6フランスもののエスプリタップリなプーランクのシンフォニエッタは、木管パートがそっくり入れ代わって演奏が始まった。
軽妙洒脱というのがぴったりの演奏で、奏者も心底楽しんでいる余裕さえ感じさせる素晴しい演奏だった。
20110904aot7休憩を挟んだメインの幻想交響曲。
この曲は数多くのオケが取り上げているのを聴いてきたが、今回の演奏はアマオケとしては抜きん出て素晴しい演奏だった。
第1楽章から聴衆のハートを鷲掴み。
ここでも、ヴァイオリンがピンと筋の通った完璧なアンサンブル。
1stVnはいうに及ばず、素晴しいのは2ndVnの音量が1stVnに負けじと大音量でハーモニーを響かせる。
これは木管、金管も同様で、美しい和音を構成できるのが、このオケの特長であり長所だと感じた次第。

三石氏の指揮は、早くもなく遅くもなくだが、その中で一瞬の「揺らぎ」が随所にあって、それが非常に効果的。
まるでジェットコースターに乗せられたかのように自在にアップダウンを繰り返し、トゥッティでは弾けるような速い速度で、楽器から放射された音楽が聴衆の方にすっ飛んでくる。

アマチュアがこのような大曲を演奏する場合、音量を稼ぐために楽器の人数を増やしたりするのだが、弦楽器も管楽器も正式な編成の人数だけ。
その代わり、一人一人の演奏技量が高い証として音量がとても大きく、それ故に個々の楽器が朗々と響いているのが感じ取れる。
2楽章、3楽章とすすみ、4楽章の断頭台への行進から5楽章の魔女の夜宴と曲が進むにつれ、奏者と聴衆がシンクロし完全に一つに融けあった。

そして、フィナーレ。
ステージから放射された音響が残響となり、ステージから立ち昇って消えてからしばしの沈黙の後、ウォー!といううなり声とともに熱狂的な拍手の嵐が沸き起こった。

演奏会がハネた後の聴衆は、興奮の余韻が冷めやらぬといった上気した顔、顔、顔。一部からスタディングオベーションが起きるほどの興奮をもたらしたのは何だったのだろうか?
それは、弛まぬ練習による演奏技能の高さと確かさ、好きで好きでたまらない音楽への情熱と愛情、そして素晴しい音楽を聴きたいと馳せ参じた素晴しい聴衆の三位一体となった奇跡の演奏会だったからではないか。

いやー素晴しい!!
弦楽合奏の音量とアンサンブルの精密さが桁違いにレベルが高い!!
管楽器パ-トが技巧派揃いというのはよくあるんですが、弦楽パートのレベルが高くてしかも音量が大きいというのはあまり無いんですよね。
どんな難しいパッセージでも、超難度の弱音ハーモニーでも、全員が自信を持ってサッと出音を揃えることができるってのは、凄いことです。

小生が味わった興奮を少しでも感じていただけるでしょうか?
東京アマデウス管弦楽団。
これからも目が離せない、アマチュアオケの一つです。

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2011/09/03

秋祭り・神輿

20110903mikoshi1_2台風12号の強風が都内でも吹き荒れている中、近所の氏神さま、谷戸三輪神社大神の輿渡御が行われた。
20110903mikoshi2近所の公園に集まった町内揃いの法被を着た町衆は、神職の御祓いを受けた後、子供達の演奏する祭り囃子を先頭に神輿を担ぎ上げて進み始めた。
20110903mikoshi3祭りはよい。
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2011/08/31

オーケストラ・ダヴァーイ第5回演奏会

20110828dabai18月最後の日曜は、残暑も和らぎ過ごしやすい日中だった。
近くの公園では早くもツクツクホウシの鳴き声も聞こえて来る。
そんな中、JR錦糸町前から東京スカイツリーを横目に見ながらすみだトリフォニーホールに出かけた。
20110828dabai2今日は今年18回目のコンサートで、ロシアが好きな人が集まって主にロシア圏の音楽の演奏を中心に活動しているというユニークなオーケストラ・ダヴァーイの第5回演奏会。
今日の演奏会も、在日ロシア連邦大使館とロシア連邦文化協力庁が後援している。
全席自由で1000円の入場料からか、小生が開演の30分前に行くと、入場を待つ聴衆の列がこのとおり。
20110828dabai3小生はいつものように前列から5列目の真ん中の席を確保した。
すみだトリフォニーホールのステージは奥行きがあるので、オケはステージの奥に配置されたようになるため、これだけ前方の席でも距離を感じる。
また、シューボックス形式のホールの中でも天井方向からの響きを感じやすい場所でもある。
20110828dabai4今日の演奏は、指揮者に、先日もトリフォニーホールの演奏会で振っていた森口真司氏を迎え、1曲目にフレンニコフ: 交響曲第3番作品22、2曲目にマリンバ独奏の山本勲氏を迎えて伊福部昭: オーケストラとマリンバのための「ラウダ・コンチェルタータ」、休憩を挟んだメインはリムスキー=コルサコフ:交響組曲 「シェヘラザード」というもの。
伊福部昭は日本が生んだ名作映画「ゴジラ」の音楽が余りに有名だが、このマリンバ協奏曲も伊福部昭氏の代表作。
20110828dabai5オケの配置は、左翼から1stVn、2ndVn、Va、Vcと配置され、右奥にホルンを配置している。
トリフォニーでは左奥にホルンを配置すると壁面の反響を利用してベルが正面を向いた金管楽器のような明瞭な響きになるが、右奥だと向う正面で反響して円やかな木管の響きになる。
フレンニコフの交響曲は、ソビエト時代のプロパガンダ音楽を聴いているかのような、高揚感とエネルギーに満ちた音楽で始まった。
オケの響きは重厚で分厚く、埋没しがちなヴィオラでさえ存在感がある。
木管楽器ソロは優美で哀愁に満ちた甘い響きを聴かせ、金管は燦然と輝くブラスを響かせ、パーカッション群はリズムを打ち付ける。
まるで往年のレニングラードフィルハーモニーのようなロシア的大地の響きである。
20110828dabai6
指揮者の森口氏は、小生の聴いたはアマオケを振った演奏会では「外れなし」の指揮者であるが、今日の演奏もオケの能力を十二分に引き出しているようだ。
2曲目のラウダ・コンチェルタータでは、大型のマリンバがステージ前に据えられその大きさに驚くが、アマオケの打楽器奏者から好きが嵩じて、サラリーマンからマリンバ奏者に転じたという異色の経歴を持つ山本勲氏が、マレット4本を自在に操り、この難曲に挑む姿に釘付けになる。
ゴジラを髣髴とさせる延々と続く弦楽器のザッザッザッ・・・・・という刻みが繰り返されていく。
マリンバを前に踊るがごとくマレットを叩きつける姿は、春の祭典の踊りを見ているかのようで、太古の原始信仰のエネルギーに、何故か岡本太郎の「芸術は爆発だ」という言葉が頭に浮かんだ。
演奏が終了した瞬間に万雷の拍手が沸き起こり鳴り止まず、4度もステージに呼び出されたほど。
20110828dabai7休憩でクールダウンした後に演奏されたシェヘラザードは、前半のプログラムで聴かせてくれたエネルギッシュな演奏は相変わらず、その上でヴァイオリンソロをはじめ、チェロや管楽器トップの卓越した演奏技術が素晴しい演奏だった。
指揮者の意のままに緩急自在。
オーケストラが一つの楽器となって分厚い響きを放射する圧倒的な演奏の前には、もう少しコンミスのソロパートが官能的な響きだったら・・・・・などという贅沢な望みは捨てよう。
演奏された3曲がそれぞれ特長ある曲だが、それをここまで完成度の高い演奏に仕上げた森口氏の指導にも賛辞を贈りたい。

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2011/08/28

第23回紀尾井友の会イベント 「日本のオーケストラこぼれ話&スペシャルリサイタル」(紀尾井小ホール)

20110827kioi1_2連日ゲリラ豪雨の被害が各地で起きているが、8月最後の土曜日は曇り空。
JR四谷駅にひさしぶりに降り立つ。
20110827kioi2_2交差点から紀尾井町の方へ土手に沿って上智大学へ向かって歩く。
20110827kioi3_2やがて紀尾井ホールの前に到着。
今日は今年17回目のコンサート。
マイミクのS氏に紀尾井友の会イベントにお誘いいただいたのだ。
紀尾井ホールは、新日本製鐵株式会社の創立20周年の記念事業として建設され、1995年4月2日にオープンし、800席のシューボックス形式となる紀尾井ホールと、今日の会場となった250席の紀尾井小ホールという2つのホールを持っている。
特に小ホールは邦楽の演奏にふさわしい能舞台風に設えた舞台が都内では貴重な会場となっている。
20110827kioi4土手の先は外堀となっていて、その先には迎賓館がその威容を見せている。
20110827kioi5友の会イベントにお誘いいただいたので、入場料はビジターの小生でも1000円と格安で、会場は友の会メンバーでほぼ満席である。
小生たちは5列目の5番6番というやや左手からステージを観る席が割り当てられていた。
20110827kioi6第1部はトーク「日本のオーケストラこぼれ話」と題して、東京交響楽団理事・最高顧問の金山茂人氏と、東京交響楽団ソロ・コンサートマスターの大谷康子氏により他では聞けないオーケストラの裏話や苦労話などの楽しい対談。
休憩を挟んだ第2部は、大谷康子:Vn、小山さゆりP伴奏によるスペシャルリサイタル。

金山氏は1963年にVn奏者として入団後、楽団長に就任したという経歴で、終戦後のオーケストラ創設当時の話題から現代のプロオーケストラの抱える悩みまで、普段は聴けないオーケストラ運営の苦労話や、指揮者と楽団員との熾烈なバトルまで、実名を交えてここまで話すか!という話題で多いに盛り上がった。
20110827kioi72部の大谷康子氏のリサイタルは、思ったよりも至近距離で弾くバイオリンの音色に魅了された。
邦楽用に設計されたホールの残響は少なく直接音中心だが、1708年製だという303年前のグァルネリから放射される音は、力強く、甘美であった。
1曲1曲トークを交えながらのリサイタルはとても楽しく、アンコールのチャルダッシュでは客席に降り立ち、ほとんど真横の至近距離で演奏を感じるというサービス精神満点の大谷康子氏。
20110827kioi8演奏会がはねたあとは、CD購入者にサイン会を催すなど、ファンサービス満点で気さくな人柄が人気の一つかもしれない。

満足した演奏会後は四谷駅前の居酒屋で反省会を催し、音楽&オーディオや四方山話に花が咲いたのであった。

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