2018/04/16

FM放送で聴くパイプオルガンの音

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FM放送はアナログ放送のためにダイナミックレンジに限界があります。
ですからクラシック番組では、室内楽はそう問題はないのですが、フルオーケストラとなると、最大音量で歪ませないように音量を絞るなどの編集が行われると、聴いている方からすると、折角のクライマックスが盛り上がらないという欲求不満が溜まりがちになります。

そんなクラシック番組の中でもフルオーケストラ以上に一番の鬼門と思えるのが、このパイプオルガンの収録だと思います。
しかし、今回のこの放送は聴いていてとても自然で気持ちの良い演奏を聴かせてくれています。

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2018/04/08

郷古廉&加藤洋之ベートーベンVnソナタ・リサイタル(PAC小ホール)

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PAC小ホールで開催される室内楽のコンサートは、ステージを400名収容の客席がすり鉢状に取り囲む形式のため、奏者との距離が近くて適度な緊張感があってお気に入りのホールである。
今日はお気に入りの若手ヴァイオリニストのひとり郷古廉さんが、ベテランのピアノ奏者である加藤洋之さんとコンビを組んで、ベートーベンのVnソナタNo.4、No.6、No.7、No.8の4曲を弾く。
加藤さんはウィーンフィルの第1コンサートマスターであるライナー・キュッヒルさんと長年コンビを組んでリサイタルを行っているとのことで、今回のような若手Vn奏者との演奏会、ましてベートーベンのようにピアノとVnが対等のソナタでは、どのようにリードするのか期待していた。
今回の中でもNo.6、No.7、No.8の3曲はアレキサンダー・ソナタと呼ばれる有名曲だけに、どのように弾くのか期待していた。
郷古さんのVnは個人から貸与されている1682年製のストラド(Banato)どのクレジット。
3メートル程の至近距離で見ると、飴色のニスが色っぽい魅力的な楽器である。

演奏はやはりというか、ピアノの加藤さんが上手くリードを取って郷古さんと会話を重ねるような安定した演奏で、適度な緊張感はあるが手に汗を握るようなハラハラする場面は皆無だった。
欲を言えば郷古さんのテクニックは完璧な上にVnの鳴らし方を熟知しているようだから、もう少し加藤さんとの丁々発止のやりとりを期待したいところだが、ベートーベンを弾くにはまだまだ経験が必要というところだろう。

その証拠にアンコールで引いたシェーンベルクの幻想曲では、Vnの方がリードするように弾いていて、加藤さんはVnの出方に合わせて弾くという攻守の切り替えがとても聴きごたえのあるアンコールピースであった。

帰宅後にベートーベンVnソナタを復習したくなり、手持ちのファウスト&メルニコフによるアレキサンダー・ソナタの3曲を聴いてみた。

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2018/03/11

ユニコーンを縦配置に変えました。

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正月以来横置き配置で聴いていたユニコーンを再び縦配置にしました。 ユニット中心の距離は、左右間隔が250センチ、背後の壁から48センチです。 横置きではトレードオフの関係だった低音域と立体感がなんとか両立してくれたようです。 以前の部屋の真ん中迄出していた頃に比べて音場はSP後方に展開しています。

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SPを縦配置にして低音域の出方と立体感のある音場表現とのバランスが取れたようです。昨12月にSD05等の電源ケーブルを2Pのに変えて低音域が出るようになった事は報告しましたが、ならばアンプを変えたらどう鳴るの?と久しぶりにナノコンポを引っ張り出してきました。香り立つ華やかな色付けも悪くないですね。
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2018/02/17

下野竜也指揮、三浦文彰 Vn独奏といえば

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今日はPACの第103回定期演奏会を聴きに行ってきました。
指揮は下野竜也さん、Vn独奏は三浦文彰さんです。
この2人の組み合わせは3年前に、シューマンのシンフォニー&ブラームスのコンチェルトという4回シリーズで、ブラームスのVnとVcの二重コンチェルトを弾いた時以来です。


当時新進気鋭の若手演奏家として脚光を浴びていた三浦さんは、その後着々とキャリアを積んでいるようで、使用しているVnは宗次コレクションの中から1704年製ストラドの「Viotti」を貸与されていることからも判ります。

下野さんが振る時のPACは、いつもビックリするようなパワー溢れる演奏を聴かせてくれます。
特に低弦がしっかりした厚みのある音を出して土台を固めた上にVnや管楽器が乗っかっているのです。
例えればラトルが振るBPOのような厚みのあるサウンドでしょうか。

三浦さんはブルッフのスコットランド幻想曲のVnソロを弾いたのですが、テクニックもしっかりしているし、何よりViottiから出る音楽がとても気品のあるチャーミングな優しい音色でした。
演奏が終わると万雷の拍手で何度もステージに呼び出されていましたがアンコールは無し。

後半はメンデルスゾーンのスコットランドが演奏されました。
PAC定期では以前マリナーさんが指揮した時に聴いた時にはとても快速かつ洗練された演奏だったのですが、下野さんはテンポにメリハリを付けつつも全体をやや遅めで、より重厚で粘りのあるサウンドに仕上げていました。

全ての演奏が終わり、アンコールの為にステージ脇から演奏者が入ってきた時に、下野さんが三浦さんを呼び出しました。
アンコールに演奏されたのは、何と大河ドラマ「真田丸」のテーマ曲です。
そう言えば2年前の放送時にテロップには指揮が下野さんVnが三浦さんだったのでした。
いや~生オケで聴く大河ドラマのテーマ曲もなかなか良いですね。

万雷の拍手の中で、下野さんは三浦さんを1st Vnの末席に座らせて一言。
今年の大河ドラマのテーマ曲も自分が振っているからサービスで演奏しますということで、「西郷どん」のテーマ曲を演奏して演奏会を締めくくりました。

まったくもってサービス精神に溢れた下野さんの指揮振りでしたが、PACメンバーも楽しそうに演奏しているので、ボストンポップスのような演奏会を演っても面白いのにと思いながら帰路につきました。


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2018/02/11

FMエアチェック

久しぶりの投稿になります。
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昨年年明けにFMチューナーを入れ替えてから、この1年で録りためたNHK-FMのアーカイブは、数えてみると29本。
これが多いか少ないかですが、なにせ録音対象がNHK-FMの平日夜19時30分から21時10分に放送されている「ベスト・オブ・クラシック」がほとんどなので、留守録が出来る録音機材が揃ってない環境ではまあこんなものかと思います。

FM波のダイナミックレンジの中でも優秀な録音は多く演奏会場のリアルな雰囲気がよく録れています。
流石に大編成のオーケストラ演奏ではダイナミックレンジの限界を感じ取れるものも中にはありますが、室内楽ではまず問題ないです。

なんといっても演奏会場のライブ感が素晴らしく、この点では各レーベルからリリースされるライブ録音が、編集によって会場ノイズを消し去ることで、かえってライブ感を損ねていることがよくわかります。


今はAlexander LonquichのBrahms Piano Quartetを聴いていますが、白熱の展開に引き込まれて、演奏が終わると会場の聴衆と一緒に拍手をしてしまうほどです。

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