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2004/07/24

石との相性

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この御影石は光明御影石といい、向井建設から通販で買ったもので、サイズは500×400×30で17Kg、鏡面仕上げで上面4方が丸く面取り加工されています。
現在はこれをスピーカースタンドととアンプの下に敷いていますが、当たり前のことながらただそのまま載せればよいというものではないんですな。

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スピーカースタンドは3点支持の金属スパイク。
これをそのままフローリングの上に立てていた頃は何だか床の鳴りが音を濁らせていたようでした。

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そこでこの御影石のオーディオボードを敷いたところがこれ。
石の重さで床鳴りを押さえ込んだのか、音の解像度が上がりスピード感も向上しました。
しかし、何だか高域のバランスが気になります。

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今度はスパイクの下に黒檀の板を挟みました。
石と金属の間に木を挟むことで高域のバランスが取れたようです。

異なる素材同士の相性というのは色々と試してみないと判らないものですが、石と金属の相性は良い場合もあるでしょうが、このスピーカースタンドとはどうも良くなかったようですな。

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2004/07/11

真鍮の円錐

オーラのCDプレーヤーとアンプに付いているインシュレーターというか、単なる足は、硬化プラスチック製のもので、音質的には?のもの。
支える形状としては先の尖ったスパイクや円錐のようなものが点で支持することで音質に良い影響を与えるのではと期待できそう。
しかしながらオーディオ専用のものは数千円もするものが多く、気軽にその効果を試すことができない。

そこで目を付けたのがこの真鍮製の円錐。
東急ハンズで1ヶ210円(税込み)で売っているので、気軽に試すことができる。
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CDプレーヤーはガラス板を敷いてあり円錐の先で割れてしまう危険性があるので、10円玉を介している。
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効果ははっきり現れて、弦やドラム、シンバルの音像がシャープになり生々しさも増してきた。

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2004/07/05

秋吉敏子&ルー・タバキン・ビッグバンド

 
ルー・タバキンを小生が初めて知ったのは、日本の誇るJAZZピアニストである秋吉敏子と共に率いるビッグバンドのアルバム「ロング・イエロー・ロード」や「孤軍」でのサキソフォンやフルート演奏からであった。
秋吉敏子が作曲したジャポニズム溢れる名曲の数々は当時の日本で圧倒的な支持を得、アルバムセールスも好成績だったと記憶している。

その秋吉敏子&ルー・タバキン・ビッグバンドが日本公演を敢行した1976年か77年だったと思うが、大阪サンケイホールで彼らの演奏を聴いて、その一糸乱れぬホーンセクションのアンサンブルに熱狂したことを今でも鮮明に思い出す。

あれから30年近く経ち、ビッグバンドの時代は終焉してしまったかのようだが、トリオやカルテット、クインテットなど、ソリストのセッションでは絶対に出せないビッグバンドのサウンドは今でも色あせずに響き渡っている。

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2004/07/04

カルロス・クライバー

先程まで某国営放送のFM番組でカルロス・クライバー特集を聴いていた。
父親も大変有名な音楽家だったというが、小生が知っているのは眼をギョロっと剥いてオーケストラを睨みつけながら、大胆にそして繊細に指揮棒を振るこのマエストロだけだ。

完全主義で気難し屋。
コンサートのキャンセルは数知れず。
録音された音源は僅かにマエストロのお眼鏡に叶ったライブ演奏だけという伝説的なところは、もう一人の伝説的演奏家のグレン・グールドに似ているかも知れない。


しかし、ウィーンフィルの恒例、1989年のニューイヤーコンサートで魅せてくれた茶目っ気たっぷりの指揮ぶりは、彼が類稀な才能の持ち主であると同時に、音楽に対する完璧主義に凝り固まった曲者ではないことを教えてくれた。

彼の指揮棒が一旦手に握られたとたん、オーケストラは一丸となって彼の指揮と一体となり、緊張感の中に悠然と流れる音楽がそこに出現する。
それを生で聴きたいと望むのは困難だろうが、今夜放送された彼のライブ録音でさえ眼に見えない緊張感の中でオーケストラが疾走する様を2チャンネルステレオ放送が再現してくれる。

彼こそ21世紀に生き残った最後の巨匠かも知れない。

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東京のオーディオシステム

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単身赴任先の東京では、9畳の広さがあるワンルームマンションです。

CDプレーヤー:オーラデザイン
メンテナンス記録:向井建設で通販購入の御影石オーディオボード(幅500ミリ、奥行400ミリ、厚さ30ミリで、重さ17Kg)を使い、真鍮の円錐で4点支持

FMチューナー:ケンウッド マンションで専用アンテナが出せないため、TVアンテナから分波器でUHF波を接続

プリメインアンプ:オーラデザイン(STINGRAY105 STANDARD)
メンテナンス記録:オーディオボードにガラス板を敷き、真鍮の円錐で4点支持

スピーカー:オーラデザイン(SP5) 2ウエイ2スピーカー・バスレフ・ブックシェルフタイプ

SPスタンド:ターゲット製スチール3点スパイク支持タイプ
向井建設で通販購入の御影石オーディオボード(幅500ミリ、奥行400ミリ、厚さ30ミリで、重さ17Kg)の上に黒檀板と黒檀キューブを介してスピーカーを3点支持

インターコネクトケーブル:アクロテック(CDP)、オーディオテクニカ(FMT)

SPケーブル:オルトフォン(6.7NSPK500)

オーディオラック:若月

電源タップ:ベルデン(PS-1800) 3P電源ケーブルにアキュフェーズCDP純正を流用

壁コンセント:松下電工製ホスピタルグレード(WN1318)

イギリスのオーラデザイン社が、ホームオーディオシステムとして最初で最後に発売したスピーカーである、SP―50が特徴です。
このスピーカーの製作はB&W社に委託されたので、ユニットは他のB&Wのマトリックスシリーズと同等のものと思われ、音質も良く似ています。
特に大きな対策をしているわけではありませんが、良い音で鳴っています。
壁コンセントと電源タップの対策をした後は、力強さとスピードが増した音を出してくれています。

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大阪のオーディオシステム

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大阪府北摂にあるマンションの自宅のオーディオは、約13畳のフローリング敷きのリビングダイニングです。
単身赴任のため月1程度帰宅した時しか聴けませんので可哀想ですが、嫁さんがその分聴き倒してくれてます(^_^;)
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CDプレーヤー:アキュフェーズ(DP-55) 電源ケーブルをオルトフォンの6N規格に交換

FMチューナー:ソニー(ST-SA50ES)  マンションで専用アンテナが出せないため、TVアンテナから分波器でUHF波を接続

プリメインアンプ:ティアック(A-BX10) 京セラ製セラミック&カッパのコンポジットベースを脚の下に敷く
メンテナンス記録:2003年5月:経年劣化したボリュームのアッテネータをサウンドデンにて交換
メンテナンス記録:2004年12月:コーリアンボードをアンプの下に敷き。セラミック&カッパのベースを外す

スピーカー:インフィニティ(RS-2.5) 2ウエイ5スピーカー・密閉ウーファと音場型リボンユニットのコンポジットフロアタイプ
メンテナンス記録:2003年1月:経年劣化したウーファーユニットのエッジをサウンドデンにてセーム皮に張替えし磁石の再着磁を行う

スピーカー台:石材店に特注でカットした御影石ボード(W:60cm×D:35cm×H:10cm、約55Kg)

インターコネクトケーブル:アキュフェーズ(CDP)、アクロテック(FMT)
メンテナンス記録:2004年11月:ベルデン8412(CDP)に交換

SPケーブル:ヴァンデンハル(VDH-T4)
メンテナンス記録:2004年11月:ベルデン8470(16GA)に交換

オーディオラック:ヤマハ家具(ガラス扉付)

電源タップ:CSE(P-22)

壁コンセント:クライオオーディオテクノロジー社(SC-1229JIS)明工社製ホスピタルグレードコンセント(ML1229)をスーパークライオ(超低温)処理したもの

メインシステムは20年前に購入したインフィニティRS-2.5という音場タイプのSPシステムとの出会いから始まりました。
ハイ、ミッドがEMTというリボンタイプを使った3ウェイ5スピーカーが奏でる音は、弦楽器や声楽の浮遊感が独特です。

アンプは当初ハーマンカードンを使用していましたが、現在はティアックのアンプを使用中。
仮にアンプを買い替えするとしたらBOWテクノロジーかエレクトロコンパニエが欲しかったんですが、スピーカーユニットを広島にあるサウンドデンさんで劣化していたエッジの張替えと再着磁をしたところ、蘇ったスピーカーにアンプが負けているような気がしてきました(^^ゞ

色々調べていたところ、サウンドデンさんのWebサイトのリンクで、日本のガレージメーカーが作るFASTというアンプの発売元出水電気が、何と東京の単身赴任先の近所にあることを発見(^-^;)
早速試聴に訪れて聴いたら良い音がするではありませんか。で、現在の第一候補はこのFASTです。

電源周りは出水電気さんやサウンドデンさんで対策の重要性を聞いたので、とりあえず自分でできる壁コンセントや電源タップの対策をしました。
これが結構大きな効果をもたらしてくれたんですね。
単身赴任が解消してリフォームをする時には、専用電源を引くことを決心した次第です。

メンテナンス記録:2004年12月:一念発起して出水電気社長に大阪まで出張していただき、オーディオ専用の電源工事をしていただき、音は一気に進化しました。
今まで使っていた壁コンセントとCSE製のオーディオタップは不要となりましたが、ビデオ関係の電源に使うことで、オーディオ用と完全分離を果たしました。

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くらしっくはお好き?

椀方が音楽に興味を持ったのは今から30年以上も前の事、中学校でブラスバンドに入った時からです。
入部後音感やリズム感などの適性を試された後、任された楽器はバンドの華トランペット(^^)
それはもう、いやになるくらい基礎練習をやらされた後(;_;)、2ヶ月後には初級者用のマーチを吹いていました(^_^;)
ブラスバンドはパレードの行進曲以外にも、演奏会や吹奏楽コンクールの為の課題曲と自由曲を練習していましたが、この自由曲がクラシックへの入門だっだのです。

当時は今のように吹奏楽用に作曲された曲はまだ少なく、普通はチャイコフスキーやワーグナー、ベートーベン、はてはバッハなどから編曲した譜面を使っていました。
原曲のニュアンスを感じ取る為に音楽室で聴かされたオーケストラ曲は感動ものだったですね(^^)/
ちなみにその当時流行っていた自由曲はチャイコフスキーの交響曲4番とかシベリウスの交響詩フィンランディア、リムスキーコルサコフの交響詩禿山の一夜、中にはバッハのトッカータとフーガなんてのもありました(笑)
高校に入った後は、その頃流行ったフォークソングなどのポピュラー等も聴き始めましたが、FMから流れるクラシックは受験勉強の友として過ごしました。

大学に入学し、入学式典で演奏する学生オケに惹かれて入部した椀方は、弦楽器がやってみたかったのですが、既に入部者がいたために経験者ということで欠員のあったトランペットになりました(^^)V
さあ、それからの学生生活はオケ中心の毎日。
下宿していたこともあり、夜遅くまで楽器を吹いたり音楽を聴いたりの楽しい日々を過ごしました。

その頃の金管楽器仲間の影響でモダンジャズにも目覚めたり、同級生の入っていた軽音楽部がコピーをやっていたプログレッシヴロックも聴いたりしていましたが、根っこはどっぷりとクラシックに漬かったまま現在に至っています。

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音楽の聴こえる風景

最近感動する音楽聴いていますか?・・・・聴いてないって(^_^;)
では、ほっと一息つける音楽はどうですか?・・・・それならありますか(^^)良かった

ほっとする音楽から感動する音楽まで、聴く人に影響を与える名曲には大きく分けて2つあります。
まず1つは、メッセージが詩によって伝わるもの。
詩そのものに感動するとき、音楽は2の次とは言わないまでも、詩がすべてのパワーを持っているものです。
ポピュラーミュージックに数多くある名曲の中には、素晴らしい詩によるものが多いですね。

第2に、曲(サウンド)そのものが感動を伝えるもの
クラシックやJAZZなど、音楽の中に身を浸しているうちに気分が高揚してくる体験ってありませんか。
クラシックを古典音楽で古いとか言う人もいますが、音楽だけで30分とか1時間近く聴衆を引き付けることが出来るのは、曲そのものが素晴らしいものだからでしょう。
JAZZでも、名曲と言われるものには大抵、別の演奏者によるバージョンがありますが、これも曲そのものが素晴らしいからだと思います。

ここで気が付きませんか?オリジナル演奏がいかに感動を与える名演だったとしても、それが必ずしも名曲たり得ないことを。

たまにはTVを消して、音楽のある風景を散策してみませんか?・・・目を閉じるとそこは感動の空間ですよ(^^)

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椀方のリスニングルーム(Blog版)

新しくblogを使った双方向コミュニケーションの場所に改築しました。
音楽やオーディオ談義を中心に、椀方の音楽的日常を徒然なるままに掲載していきます。
公序良俗に反しないつっこみ、質問があればコメントをどうぞ。

なお、今までのHTML版は、ここに移設してからも暫くの間残した後に終了します。
これも時代の流れでしょうか、HTMLタグを打たなくても簡単に記事がアップできるのは
年寄りには有難い(^_^;)

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