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2005/03/13

Aura/CD100BK修理完了

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この冬に時々読み取りエラーを起こしていたAuraのCDプレーヤー。
最初は機器が冷え切った真冬に起こるピックアップ部への結露かと思っていたのだが、音の歪みや音飛びが酷くなって行き、終いには完全に読み取りエラーとなってしまったのが先月の20日。
輸入元の(株)ユキムに修理を依頼していたのだが、やはりというか8年以上経ってピックアップアップのメカニズム部分が不調になったということで、CDトレー部を含む駆動パーツ全体と、制御のファームウエアを納めた半導体チップの交換、そしてファームウエアのバージョンアップという修理内容という回答をメールで頂いた。

aura-cd2宅配便で届いた中に、このような交換部品も同梱されていた。

ピックアップはフィリップス製CDM12.4で、Made in Malaysiaとある。
パーツにあるサーボモーターや半導体チップの表示にはフィリップスのロゴにMADE IN CHINAとあるので台湾にあるフィリップスのグループ企業で生産された部品も使っているようだ。

aura-cd3面白いのはこのCDソフトを挟み込むクランプのメカニズム。
CDトレーがスライドすると、そのスライドガイドラインにセットされたピップアップ部が下から押し上げられ、CDソフトの中心に入り込み、鉄板でプレス加工されたクランプが上から挟み込むというもので、回転中心部に貼り付けられたフェライト磁石によってクランプを固定している。

aura-cd4駆動するモーターは、CD回転部、ピックアップの移動制御、そしてCDトレー開閉の3個となっている。

早速セットして音を出してみる。
ほぼ3週間ぶりに聴いたのであるが、心なしか音場に深みが増してその上に音の鮮度が向上したように感じる。
ピックアップ部にの不調は知らず知らずのうちに読み取り精度の低下を起こし、結果として補正の効いた音を聴き続けていたことになるので、これが本来の音なのかと思う。

現在、(株)ユキムのサービス部門の担当者の方に、ファームウエアバージョンアップの目的など修理の詳細について質問中であり、今回の修理が単にメカニズム部分の交換のみなのかが判明すれば、追加で報告したい。

なにはともあれ再び甦った愛機のAura。
修理代金は税込み宅配費用込みで15,750円と格安であったことも報告する。
(株)ユキムといえば、今はカナダのORACLE傘下となりカナダ製となった新生AuraやドイツのスピーカーメーカーELAC、アメリカのBirdland Audio社のD/AコンバーターODEON-AG!など個性的なラインナップを取り扱う日本の代理店だが、今回の修理対応は輸入代理店として対応レベルは大変満足いくものであった。

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2005/03/06

今日の一枚(交響曲第6番「悲愴」/チャイコフスキー)

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(交響曲) チャイコフスキー作曲 交響曲第6番ロ短調 Op.74「悲愴」 
ワレリー・ゲルギエフ指揮 サンクトペテルブルク・キーロフ歌劇場管弦楽団
 Philips 456 580-2

ロシアを代表する大作曲家のチャイコフスキーは6つのシンフォニーを遺しているが、躍動感溢れる第4番、壮麗な第5番、そして内省的なこの第6番と名曲揃いである。

ムラヴィンスキー亡き後のロシアを代表する指揮者の一人であるワレリー・ゲルギエフは、フィリップスと契約後次々と名録音をものにしている。
手兵ともいえるこのキーロフ歌劇場管弦楽団との演奏は比較的初期の1997年7月に録音されたものであるが、自在に変化するテンポに一糸乱れず追随する弦楽器に艶やかな木管楽器、そしてバリバリと下品さの一歩手前まで唸りを上げる金管楽器と三拍子揃ったロシア音楽とはかくあるべしと、自信に満ち溢れた演奏である。

ゲルギエフは全体にゆったりとしたリズム運びで朗々とタクトを運び、時には更にゆっくりと1歩1歩踏みしめるようにオーケストラを進めていく。

上品な取り澄ましたようなチャイコフスキーに物足りない方は、迷わずこのアルバムを手に取ればよい。
いつの間にか音の洪水にいつしか陶酔してしまっているのに気が付き、野性味溢れるチャイコフスキーに、このアルバムは逢わせてくれるだろう。


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