今日の一枚(リムスキー・コルサコフ/交響組曲「シェエラザード」)
(管弦楽) リムスキー・コルサコフ作曲 交響組曲「シェエラザード」Op.35 ワレリー・ ゲルギエフ指揮 キーロフ歌劇場管弦楽団 Philips 470 840-2
1.第1曲:海とシンドバッドの船
2.第2曲:カランダール王子の物語
3.第3曲:若い王子と王女
4.第4曲:バグダッドの祭り-海-青銅の騎士の立つ岩での難破-終曲
(アルバム同時収録曲)
5.ボロディン作曲:交響詩「中央アジアの草原にて」
6.バラキレフ作曲:イスラメイ(東洋風幻想曲)
小生が最近お気に入りの指揮者の一人であるワレリー・ ゲルギエフは、現代ロシアを代表する名指揮者として、その評価も高まっています。
手兵キーロフ歌劇場管弦楽団とのコンビでは、フィリップスレーベルと契約して数々のロシア作曲家の名曲をものにしていますが、 この「シェエラザード」もその一つに数えられると思います。
作曲者のニコライ・アンドレイェヴィチ・リムスキー・コルサコフ(1844-1908)は、 ロシア5人組の一人としてロシアの民族音楽を基盤に置いた作曲活動を行いました。因みにロシア5人組とは、リムスキー・コルサコフの他に、 バラキレフ、ボロデイン、ムソルグスキー、ツェーザリ・キュイのことです。
さて、このシェエラザードは、中世イランで編纂されたという説話「千夜一夜物語」の物語を題材に作曲されました。
小生も子供の頃、アリババと40人の盗賊、アラジンの魔法のランプ、船乗りシンドバッドの冒険など、数々の「アラビアンナイト」 を夢中で読んだ記憶がありますが、アラビアンナイトはこの「千夜一夜物語」のことです。
妻の不貞から女性不審に陥ったアラビアの王様シャフリヤール王は、 ハーレムに若い女性を嫁がせ一夜を過ごしては殺していたのを止めさせるため、大臣の娘シェエラザードが自ら王のもとに嫁ぎ、 千夜に渡って毎夜王に面白い物語を聴かせて気を紛らわさせました。話が佳境に入ったところで「この続きははまた明日の夜ね(^^ゞ」 と打ち切るため、王は続きが聞きたくて妃シェエラザードを殺すのを思い留まり、それが千夜に渡り続いたということです。 ついに王はシェエラザードの献身に心を許し、めでたく子供にも恵まれたというハッピーエンドの物語。
ゲルギエフの指揮によるこの演奏は、妃シェエラザードがヴァイオリンソロによる妖艶なフレーズで表され、 やや大きくうねるテンポに乗ったキーロフ歌劇場管弦楽団が壮大なドラマを繰り広げて、物語を展開しています。
録音は演奏効果を狙ったのか、ソロパートを強調する場面もあって不自然さもありますが、壮大なドラマに身を任せる快感は、 まさしくゲルギエフ・ワールド。
同じくボロディン作曲の「中央アジアの草原にて」、バラキレフ作曲のイスラメイ(東洋風幻想曲)も、 19世紀当時のロシア民族の音楽を題材に作曲されたものですが、素晴らしい演奏です。
音楽教材として子供達に聴かせたいアルバムでもありますね。
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» 「バートン版千夜一夜物語 第一巻」(大場正史訳/ちくま文庫) [びぶりおふぃりあ]
オススメ度:☆☆☆☆☆
オススメ対象:寝物語をせがむ人
オススメポイント:なんという官能、しびれるほどアラビア
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受信: 日曜日, 11月 13, 2005 23:28

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