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2006/04/16

ムラードCV4004真空管

Mullardm8137cv4004出水電気で購入したFASTのセパレートアンプ、C10ⅡとM300Ⅱ。
プリアンプC10Ⅱには12AX7規格のゼネラルエレクトリック製5751真空管が使用されている。
この真空管は現在でも数多く出回っている真空管で入手も容易であり、音質も比較的ニュートラルでスピード感がある。
真空管を交換することで音質の変化をもたらすが、これが真空管アンプのオーディオとしての魅力の一つでファンが多いのも頷ける。

色々調べた結果、行き着いたのがこのイギリスのムラードが生産したCV4004という軍用の高信頼管。
最近はこのような戦中戦後の真空管全盛期に生産されたものは希少となり価格も高騰しているということで、先ずはこれを入手して置くことを決断した次第。

ネットで調べた結果、国内の業者から入手した真空管。
ご覧のようにMade in Great Britainと誇らしげに印刷されている。
音質の評価については、同じMullard‐ECC83を聴いた限りでは高域に艶があり、とても魅力あるものだったので、巷の評価ではその上を行くこのMullard‐CV4004には大いに期待しているところだ。

使用結果については、後日詳しく評価したい。

追記
小生のCV4004にはM8137という表記もあり、これは選別管の印だとのこと。

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2006/04/04

今日の一枚(バッハ、無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ)

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(器楽曲)バッハ: 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全曲)、千住真理子(Vn)
 


ビクターエンタテインメント  VICC-40229~30 1995年1月21日発売 


小学校5年で全日本学生音楽コンクールで優勝。


1975年12歳でN響と共演しプロデビュー。


15歳で日本音楽コンクールで最年少優勝。


1981年にはパガニーニ国際コンクールに入賞。


輝かしい経歴を持つ千住真理子だが、
彼女も既にデビュー30年を超えるベテランの今でも瑞々しい感性と音楽に対する真摯な姿勢を貫いている。


普段はコンサートで協奏曲のソリストを務めることが多いが、
このバッハ無伴奏では内省的な音楽表現が艶やかな音色によって何処かしら東洋的な表現に聴こえてくるのは小生だけだろうか。


CD2枚組であるが、聴き込んでいくといつしか千住真理子の創り出す世界の中に飲み込まれていく快感を感じることができる。


ディスク: 1

1.無伴奏バイオリン・ソナタ第1番ト短調 BWV1001

2.無伴奏バイオリンのためのパルティータ第1番ロ短調 BWV1002

3.無伴奏バイオリン・ソナタ第2番イ短調 BWV1003

ディスク: 2

1.無伴奏バイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調 BWV1004

2.無伴奏バイオリン・ソナタ第3番ハ長調 BWV1005

3.無伴奏バイオリンのためのパルティータ第3番ホ長調 BWV1006


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2006/04/03

今日の一枚(ビーバー/ロザリオのソナタ)

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ビーバー/ロザリオのソナタ、レオンハルト・ゲーベル:Vn、ムジカ・アンティクヮ・ケルン、アルヒーフ431-656(2枚組)

ハインリッヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー(1644~1704)は、17世紀に活躍した前期バロックの代表的作曲家であり、 この曲でバイオリン奏法に革新をもたらした。

彼の代表作といえばこの「ロザリオのソナタ(Rosenkrantz-Sonaten)」である。

「キリストの秘蹟に基づく15のソナタとパッサカリア(Myustery Sonatas)」という長ったらしい副題が付いているが、 ヘンデルのオラトリオ「メサイア」同様に、キリストの生誕から十字架、そして復活など、 数々の秘蹟を表題とした15の変奏曲とパッサカリアから成り立つ曲である。

 

バイオリン奏法に革新をもたらしたビーバーは、各ソナタごとにバイオリンの調性を変えて、 通常のハ長調で調弦されたバイオリンとは違う開放弦やハーモニクスによる独特の響きを引き出している。

当然ながら奏者は普段とは違う調弦に合わせて運指を変えなければならず、この曲に挑戦する奏者はそう多くないが、 奏者によって演奏の解釈に違いがあって、聴き比べが楽しい曲の一つである。

 曲目リスト

1.ソナタ第1番ニ短調「お告げ」

2.同第2番イ長調「聖母マリアのエリザベト訪問」

3.同第3番ロ短調「キリストの降誕」

4.同第4番ニ短調「イエスの神殿への拝謁」

5.同第5番イ長調「神殿における12歳のイエス」

6.同第6番ハ短調「オリーヴの山で苦しみ」

7.同第7番ヘ長調「イエスのむち打ち」

8.同第8番変ロ長調「いばらの冠をかぶせられ」

9.同第9番イ短調「十字架を負ったイエス」

10.同第10番ト短調「十字架にかけられたイエス」

11.同第11番ト長調「キリストの復活」

12.同第12番ハ長調「キリストの昇天」

13.同第13番ニ短調「聖霊降臨」

14.同第14番ニ長調「聖母被昇天」

15.同第15番ハ長調「聖母マリアの戴冠」

16.パッサカリア ト短調

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メルクスによるこの曲を始めて聴いた時、世の中にこれだけ美しいバイオリン曲があることに感動し、 その時鳴っていたスピーカーだったInfinityのRS-2.5も大変気に入って購入し、今でも愛用していることを考えた時、この「ロザリオのソナタ」は、小生にとって秘蹟の一つかもしれませんね。


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2006/04/02

今日の一枚(J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲)

今日は朝から雨上がりの曇天。
カラッと晴れたに日にはヴァイオリンの響きよりもヴィオラやチェロの肉声に近い音域が何故か心地良く感じる。 で、本日最初の1枚はこれ。
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(器楽曲) J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲(全曲)BWV1007~1011  (アンナ・マグダレーナ・バッハの写譜版による)、Vc演奏:ムスティスラフ・ ロストロポーヴィッチ EMIclassics TOCE-8641・ 8642(2枚組)

(最初に書いた感想より)

フランスのヴェズレー教会で1992年に収録された、初の全曲版。 全6曲の調性それぞれに色彩を与える演奏は、 まさに組曲全体が一つになったように感じられる。 色彩豊かに演奏される曲それぞれが聴く人の心の内面に浸透するようだ。

聴くもののみならず、 演奏家にとっても内省的なこの名曲を始めて聴いたのはいつ頃だったのだろう?子供の頃の記憶を辿ってみると、 1879年6月 (明治 12年)創業の老舗胃腸薬メーカーがつくる「大田胃散」だったことを思い出した(^_^;)

その頃は、二日酔いの辛さも知らない初心な子供心にも、朝の爽やかな感じがTV画面の向こうから伝わってきて、「大田胃散!! い~薬です♪(^^)V」というフレーズが新鮮だった。

このメーカーが何故、 この無伴奏チェロ組曲の第1番ト長調BWV.1007のプレリュードをCMに使ったのか?その真意は別にして、 あのCMで演奏していた演奏者を知りたいのだが、どなたかご存じないだろうか?

話はこの演奏に戻そう。 同じチェロでもロストロポーヴィッチの演奏は、ヨーヨーマの演奏と対比すればよくわかるが、 力強くて硬質な音色が印象的だ。

音楽専用のコンサートホールではなく教会を使った録音というのは意外と響きが良く、 演奏者にとってもこのようなバッハを演奏する場として、教会の荘厳な雰囲気が精神的集中を高め易い場かも知れない。

1曲1曲のパーツだけを短く聴くだけでも充足感を得られる演奏だが、最低でも組曲単位、 できれば全曲を聴き通すことでより深い感銘を受けることができる。


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