今日の一枚(J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲)
今日は朝から雨上がりの曇天。 カラッと晴れたに日にはヴァイオリンの響きよりもヴィオラやチェロの肉声に近い音域が何故か心地良く感じる。 で、本日最初の1枚はこれ。
(器楽曲) J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲(全曲)BWV1007~1011 (アンナ・マグダレーナ・バッハの写譜版による)
Vc演奏:ムスティスラフ・ ロストロポーヴィッチ EMIclassics TOCE-8641・ 8642(2枚組)
(最初に書いた感想より)
フランスのヴェズレー教会で1992年に収録された、初の全曲版。 全6曲の調性それぞれに色彩を与える演奏は、 まさに組曲全体が一つになったように感じられる。 色彩豊かに演奏される曲それぞれが聴く人の心の内面に浸透するようだ。
聴くもののみならず、 演奏家にとっても内省的なこの名曲を始めて聴いたのはいつ頃だったのだろう?子供の頃の記憶を辿ってみると、 1879年6月 (明治 12年)創業の老舗胃腸薬メーカーがつくる「大田胃散」だったことを思い出した(^_^;)
その頃は、二日酔いの辛さも知らない初心な子供心にも、朝の爽やかな感じがTV画面の向こうから伝わってきて、「大田胃散!! い~薬です♪(^^)V」というフレーズが新鮮だった。
このメーカーが何故、 この無伴奏チェロ組曲の第1番ト長調BWV.1007のプレリュードをCMに使ったのか?その真意は別にして、 あのCMで演奏していた演奏者を知りたいのだが、どなたかご存じないだろうか?
話はこの演奏に戻そう。 同じチェロでもロストロポーヴィッチの演奏は、ヨーヨーマの演奏と対比すればよくわかるが、 力強くて硬質な音色が印象的だ。
音楽専用のコンサートホールではなく教会を使った録音というのは意外と響きが良く、 演奏者にとってもこのようなバッハを演奏する場として、教会の荘厳な雰囲気が精神的集中を高め易い場かも知れない。
1曲1曲のパーツだけを短く聴くだけでも充足感を得られる演奏だが、最低でも組曲単位、 できれば全曲を聴き通すことでより深い感銘を受けることができる。
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コメント
SOUNDBOXさん、はじめまして。
Bachの無伴奏チェロ組曲を愛する一ファンとして、この曲を好きな方からのコメントはとても嬉しく思います。
ありがとうございます。
ミッシャ・マイスキーによる演奏は確か1999年に新録音をリリースしているはずですが、これは初回録音に比して随分ロマンチックな解釈がなされていると、レビューに書かれているそうですね。
SOUNDBOXさんは、初回録音盤をお持ちなんでしょうか
投稿 椀方 | 土曜日, 1月 22, 2005 17:47
はじめまして、SOUNDBOX ともうします。
バッハの無伴奏チェロ組曲というタイトルをみて、思わずコメントをさせていただきました。
実は、私もこの曲の大ファンで、カザルスのSP盤も愛聴しておりまして、わたしのココログ・ページにも取り上げました。
ロストロポーヴィッチの演奏は聴いたことがありませんが、1990年代の録音ということで、さぞ響きの良い録音であろうと思います。
わたしは、LP時代にフルニエやシュタルケルの演奏を愛してきましたが、CD時代ではやはりマイスキーかなと思っておりました。
ぜひ、今度ききます。
では・・・
投稿 SOUNDBOX | 金曜日, 1月 14, 2005 13:16