UBYTEスピーカーケーブルを自作する
今日は、安価な材料で高性能を引き出せるというUBYTEスピーカーケーブルを自作してみた。
これは、安価で高性能だと評判の真空管CDプレーヤーや真空管アンプを送り出しているAH!ブランドの日本総代理店であるドットラボのDIYページに作り方が掲載されていたものだ。
UBYTEスピーカーケーブルとは。ドットラボのDIYサイトの説明によると、以下のように書いてある。
『導線に電流を流すと磁界が発生し、この磁界により導線の表面に「表面効果」と呼ばれる渦電流が発生する。これが音を濁らせる。
「表面効果」が最も大きく出るのは断面が円形の場合で、最も出ないようにするには、薄い「箔」のような導線にしなければならない。しかしこれでは断面積が取れず、充分な電流を流すことが出来ない。
この問題を解決する方法として、UBYTEスピーカーケーブルがある。』
材料は75オームの同軸ケーブルを10メートル、それに絶縁テープ。
端子としてYラグを圧着しても良いが、アンプやスピーカーのターミナルに合わせて後から付ける方が良さそうだ。
工作作業のための道具は、カッターナイフと半田ごてと半田だけである。
(1)10メートルの同軸ケーブルを4分の1にカットして2.5メートルを4本に切り分ける。
(2)両端からビニルの被覆を剥き、シールド被覆の銅線を捩じって1本の線に仕立て、根元を絶縁テープで被覆する。
(3)中のテフロン皮膜に切れ込みを入れ、芯線となっている銅の単線を5ミリ程度引き出す。
(4)同様な作業をした同軸ケーブルを2本ずつペアにし、絶縁テープで1本仕立てにする。
(5)2本ペアにした同軸ケーブルのシールド皮膜の銅線を、交互にもう1本の同軸ケーブルの芯線に巻き付ける。
(6)両端とも同様にしたら外れないように半田で固定する。
(7)芯線を覆っているテフロン皮膜を再び押し込み、絶縁テープで被覆する。
(8)片側の線は赤色のテープで被覆して、極性がわかるようにする。
こんなに簡単な材料と道具で、本当に高性能なスピーカーケーブルができるのかと思うが、正味1時間程でこの通り完成だ。
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コメント
じゅんやさん今晩は。
UBYTEスピーカーケーブルは比較的簡単に自作することができますが、半田付けや絶縁が巧くいかないと、ハム音がのったりすることがあります。
絶縁テープは普通のビニールテープではなく、必ず絶縁テープを使ってください。電気店やホームセンターなどで売っています。
半田は自作アンプなどで定評のある無鉛銀ハンダを使いました。
小生の作成方法(7)に書いてあるのは、テフロン皮膜を剥く際、周囲にカッターナイフで切れ込みを入れて、輪切りしたようにするのですが、ドットラボのハンダ付け写真では、完全に取り除いてありますが、
ハンダ付け後の絶縁テープ巻きによるシールドをより完全にするために、もう一度テフロン皮膜を刀の鞘に収めるように元通りにして、その上から絶縁テープを巻くということです。
これでご理解できたでしょうか?
製作方法はドットラボのサイトを参考にされた方がわかりやすいです。
投稿: 椀方 | 2007/03/08 23:54
はじめまして、こんにちは。UBYTEスピーカーケーブルを自作してみようと思うのですが、思いっきり初心者です。絶縁テープとは100円位のビニールテープの事ですか?又半田ごては銀入りとか色々ありますが、普通の鉛でいいのですか?あと作り方の(7)に芯線を覆っているテフロン皮膜を再び押し込み…とありますがどの方向へ押し込むのかイメージ出来ません。宜しくお願いします。
投稿: じゅんや | 2007/03/08 01:59