アナログケーブル(SAEC SL-1990V2)
これは蒲田にお住まいのY氏からお借りしたSAEC SL-1990V2だ。
Y氏はデンマーク製DALIのフロアスピーカーを中心に、ヤマハCDR-HD1300をハードディスクトランスポートとし、プリアンプ内蔵D/AコンバーターODEON-AGを介してパワーアンプFAST-M300で構成されたシステムで、主にクラシック、JAZZを聴かれている。
DALIはリボンユニットが中高域を受け持つバイポーラタイプのスピーカーで、小生のインフィニテイRS2.5同様にリボン独特の音色が聴く人を魅了する。
そのためY氏と小生の目指す音づくりには共通項もあり、単身赴任である小生は参考にさせていただくことが多い。
そのY氏が以前使用していたこのSAEC SL-1990V2を、このお盆休みを利用してお借りしたので、大阪のシステムで試聴してみた。
オーディオクエストの代わりにプリとパワー間に接続して試聴を始めると、まず感じるのは高域に厚みと張りが出てくることだ。
女性ボーカルの声にややエコーがかかり、バイオリンや、ギターの弦の張りが硬くなったように感じる。
しかし、硬質ではある決してサ行がキツクなったりせずに、音のスピード感が増したように聴こえる。
小生にとっても好みの音質ではあるが、反面低域と高域のバランスがやや高域寄りになり、ベースや太鼓の低域に伸びがみられなくなったのには不満が残り、その点では、まだオーディオクエストの方が小生のシステムでは好みの音質となる。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント