チューブラジエーター(2)
FASTのプリアンプC10Ⅱの中には、 12AX7規格の真空管が初段に使用されていて、 現在はムラード製のボックスプレートを持つCV4004のミリタリー規格選別管を使用しています。
現在では在庫も貴重になってきていて価格が上がっているだけに、頻繁な電源オンオフで真空管が切れることを恐れ、 プリアンプはほとんど電源を入れたままにしています。
そこで購入したのが東京都町田市にあるKRYNA製のチューブラジエーター。
実際に真空管に取り付けたところがこの写真です。
おそらくアルミ合金だと思われる細かな金属メッシュ製で、襞状に折りたたんで円筒の形状に仕上げてあり、 使用するときには丸い金属リングでテンションを掛けて、真空管に装着した時にズリ落ちることを防ぐ構造となっています。
取り付けは本当に簡単ですが、ガラス管の表面から効率的に放熱する理に適った構造で、 真空管の温度を下げて寿命を延ばすという効果は十分に期待できますね。
取り付けてからまだ時間は経ってませんが、高域、低域ともに音に更に伸びやかさが出てきたように感じます。
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