GOTHAM GAC-2(10401)導入記
そもそもGOTHAM GAC-2(10401)の導入目的は、プリアンプFAST C10とパワーアンプFAST M300の間に使っていたAudio Quest(E226001)が出水電気島元社長から借受ていたものだったので、 そろそろ返却しなければならなかったからです。
小生のシステムにある意味で馴染んでいたケーブルを取り替えるのですから長い間検討を重ねた結果としてこのGOTHAM GAC-2
(10401)を選んだのは、蒲田在住Y氏のシステムでGOTHAMが使われていて、
Y氏宅の音楽性が小生の目標とベクトルが同じであると感じているからです。
正直なところ、雑誌のアクセサリー特集を読んで評論家の感想を鵜呑みにする気は毛頭無いし、かといって、 秋葉のオーディオショップを覗いて試聴を試みても、店頭で勧められるのは価格に?? と思うような怪物ケーブルばかりが幅をきかせている有様で、参考にはならない状態。
結局は自分の耳だけが頼りになるオーディオ機器選定に役立つ情報が、同じオーディオ愛好家との交流でしか成り立たないというのは、 核となる信頼のおける音の達人やショップが存在するか否かということでしょうな。
さて、11月2日夜に早速ケーブルを繋いでみました。
まず、Audio Questを外してGOTHAMを繋いで音出しを開始しましたが、やや低域帯の張り出しが押さえられ、 その分高域よりのバランスに変化しましたが、サ行がきつくなるというものではありません。
2日目になって今度はD/AコンバーターDAC-AM(S)とプリアンプの間に繋いでいます。
ここは元々ラックスのケーブルが繋いであったのですが、より音源の上流に位置するところに繋いだ方が、 音質の変化が良く判ると思ったからです。
ラックスのケーブルはどちらかといえば、ホールトーンの再現性に優れていると感じていて、 ややウエットな音質は弦楽器の音が素晴らしい音楽性を聴かせてくれますが、ケーブル自体が硬く重めなので、 小生のように縦型のラックに納めているとケーブルの取り回しにやや苦労するところがあります。
その1週間後に、今度は液晶テレビ(SONY ブラビア)、HDD内蔵DVDレコーダー(SHARP アクオス)の導入に伴う、 ラック周りの配置換えを実施したため、D/Aコンバーターの設置場所を変更したりと、音質の変化に影響を与えるイベントがあったため、 結果として何が音質に影響を与えたのか特定できないですが、音質的には満足いく範囲内に収まっています。
一番は、D/AコンバーターDAC-AM(S)を載せていた場所が、ビデオデッキ上から、オーデイオラックの棚板に変わり、 ガラス板を敷いた上に独立した状態での設置に変わったことがあります。
これは音質的には他の機器からの振動や磁界からの影響などを排除する方向に向けられたということで、相当良い影響を与えたと思えます。
CDPからD/Aコンバーター間はデジタルケーブルで接続しているので、 DVDレコーダーのデジタル音声は光ケーブルでD/Aコンバーターと接続してデジタル放送の音楽番組を再生できるようにしています。
DVDレコーダーのアナログ音声出力をプリアンプに接続したのと聴き比べしたのですが、 音質や空間表現の自然さやダイナミックレンジの広さなど、どれをとっても比較にならりません。
メーカーも画質には拘って調整をしているでしょうが、 音質にはこれくらいでよしとする見切りがコスト削減の中で働いているのでしょうね。
D/AコンバーターDAC-AM(S)を導入した時の大きな理由が、 今回のようにデジタル機器を追加導入した際の受け側を整備することだったので、その目的は達せられたと思っています。
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