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2008/10/05

出水電器西蒲田事務所第1回試聴会

出水電器西蒲田試聴室

小生の使っているアンプ、FAST C-10 M-300の発売元、 出水電器は、 東京都大田区西蒲田にあった試聴システムを昨年5月に南伊豆に試聴室を構えた際に全て移されていましたが、 新作アンプALLIONの発表後の評価も高く、 試聴の希望が多く寄せられたために、東京での居宅として残されていた住宅のリビングを試聴室に改装されたのが、この西蒲田事務所試聴室です。

(注)小生の携帯写真は写りが悪かったため、ALLION掲示板に掲載された写真を承諾の上リンク掲載しています

一般の住宅を改装した試聴室であるために、オーディオショップのような堅苦しい雰囲気はなく、 むしろ普通のオーディオファンの自宅で聴いているかのような雰囲気が、逆に落ち着いて聴ける雰囲気を出しています。

先週9月27日(土)夕方から開催された試聴会の当日に200ボルト専用線が引かれたということですが、 屋内配線のブレーカー手前から分電されたオーディオ専用線は、200ボルトと通常の100ボルトで、これは小生が実施していただいた、 集合住宅での電源工事と同レベルの工事で、この上には引込み線の張替えやマイ柱上トランスという究極の技がありますが、 普通の居宅ではこれで十分でしょう。また、アースをしっかり打ち込み7Ωを確保されているのでSNが違うとのこと。

CDプレーヤーはプロ用のEMT981を230ボルトで駆動するためにトランスで電圧を上げてあります。伊豆の試聴室から、 このために運んで来られたそうですが。右側のスピカースタンドの裏手に隠れて置かれているのがわかりますか?

アンプは、ALLION T100Ultimate(100ボルト) とT125sv(200ボルト) の2台で、これは出水電器の製品ですが、小生の目を引いたのは、カエデの椋材から削りだしたウッドホーンが特徴のイタリアZINGALI社の小型ブックシェルフOverture2。  スピーカースタンドはオリジナルではかったですが、スピーカーとボルトで固定化されていて綺麗にまとまっています。

ZINGALIZINGALI Overture

もとは、オーディオ評論家の田中伊佐資氏が所有していたという、このZINGALI Overture2は、 日本で有力な代理店がなかった時期に輸入されたもので、現在ではラインナップから外れています。

指向特性にすぐれた独特のOmniray Technology®ホーンから放射される透明感ある高音と僅か17センチウーファーとは思えない何処までも伸びる低音とによって、 サイズを超えたサウンドステージが構築されます。

タンノイやSONYモニターなど、ホーンを持つスピーカーが好みの島元社長は、 偶々縁があって田中氏から譲り受けられたとのことでしたが、本当に良い買い物をされました(^^ゞ

小生はリボンの独特の音が好きですが、このZINGALIはその造形の美しさと音の素晴らしさから、 仮に今とは全く違うタイプのスピーカーを選べといわれたら、間違いなく選択の範疇に入るものだと思います。

試聴会の様子は、ALLION掲示板にあるように、 沢山のファンが集まって楽しい会でしたが、オーディオファンの集まりであったのにもかかわらず、 試聴で流れる音楽を楽しめた会であったと思います。

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