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2010/01/28

炎のマエストロ「コバケン」は優れた教育者でもあった

Senzoku4_2


昨夜のコンサートで一番驚いたのは、聴衆(観客)が本当に音楽が聴きたくて来た人よりも、自分の子供が出演しているから観に来たという、いわゆる父兄の授業参観の感覚の人。
だから、日記で書いたようなとんでもないことが起きるんですね(~_~;)

演奏を止めた、そのときのコバケンの態度が立派でした。
そのとき学生達は、指揮者が演奏を止めてしまったので明らかに動揺してました。

観客も、もうこれで演奏会は途中で終わりだな・・・・と、思ったとき、コバケンは目を閉じたまま、深く深呼吸をし、客席側に向いてこう言いました。

「これ(携帯電話が鳴ったこと)は重大なマナー違反です!」・・・・・・
「しかし、私はその人を責めるつもりはありません。なぜなら私もうっかり過ちを犯すこともあるからです」・・・・・・・
「皆さん、今演奏を止めましたが、そのときのこの演奏は、学生諸君は、まさに神がかりのような素晴らしい演奏でしたよね!!・・・・・特にクラリネットの諸君!!」

といって、コバケンは指揮台を降りてクラリネット奏者の前まで歩き、彼らと握手をしました。
その瞬間、客席からもステージ上からも割れんばかりの拍手と喝采が起き、ステージ上の演奏者の緊張が解きほぐされて、ホール全体から演奏再開を待つ雰囲気が盛り上がりました。

その後再開された演奏といったら何と表現したらいいかわからないですが、まさにホール全体が一体化した雰囲気の中、時折ミスやアンサンブルの乱れも見せましたが、必死の形相でコバケンの指導に付いて行く熱気が観客にも伝播して、小生の体が熱くなり汗をかいたというわけです。

コバケンは指揮者としても一流ですが、指導者としても超一流の素晴らしい人です。
本当に感動するのはこういうことなんですね。

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