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2010/02/28

出水電器2月度試聴会に行ってきた

小生宅のオーディオ専用電源工事を施工していただいたFAST/ALLIONアンプの発売元でもある(有)出水電器の西蒲田事務所で定期的に開催されている試聴会。

今回久々に参加して常連の方達との会話を楽しんできました。
(写真は1月度試聴会の記事から転載したものです)
Img_1815SONYのPA用BOXから、専用のバスレフBOXに納められたウーファの上にはホーンユニットがそのまま鎮座しています。
ネットワークを使わずDEQXでチャンネルディバイダー機能と位相&特性の補正を行っています。
送り出しはEMT981からバランス接続でDEQX、マルチチャンネルを前提に設計製造されたALLION S-200が2台それぞれウーファとホーンユニットを駆動する構成です。

今回参加してこの写真と変っていたところは、ラックの棚板が1段増設されていて、最上段にはALLION T125-svが載せられて他のSPの再生ができるようになっています。

出川式電源を搭載する前提で回路が設計されたアンプとしては、現在のところALLIONアンプしかありません。
そういう意味では小生も後付けで出川式電源の効果に気付いたわけで、アンプの選択に悩まれている方は1度は試聴をお勧めします。

長々と書きましたが、今回は先月のDEQX栗原社長のインストール作業という大イベントから1ヶ月経過して、どれだけ音が変ったか?ということで、常連さん中心で2名の方が初参加という和気あいあいとして持ち寄ったCDを試聴する流れで進みました。

まだまだセッティングなど調整する箇所も多く残っていますが、流石にPA用BOXから比べると余裕あるバスレフBOXになって低域の量感がたっぷり放射され、ホームオーディオとしてゆったり楽しめる音作りになっていました。

島元社長さんとしては、ホーンをもっとこのBOXに合うようなものに換えたいのだが・・・・と、マルチ駆動の入り口に立ったばかりという意欲満々の発言でした。

試聴会の後は、いつもの居酒屋に移動しての懇親会。
常連さんとその後の近況報告やこれからの話などで盛り上がって楽しいひと時を過ごしました。

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2010/02/26

フィリップスCDM-12メカ入手できるか

Auracd0_2
単身赴任を始めた当初に購入したAuraのCDプレーヤーCD100BKのピックアップ部はフィリップスのCDメカはCDM-12.4。
Auracd1
2005年に一度交換修理をしてから5年が経過したが、最近また読み取り不調による音飛びが起きるようになってきた。

ピックアップ部の不調とはまだ断言できないが、再生できているときの音色などは特に問題ないので、やはり読み取り部に起因すると考え、何度かCDクリーニングDISKを使ってみたが音飛びの症状が改善することはなかった。
一度点検してもらい最悪はドライブユニット交換を決断した。

英国製Auraからカナダに移った今でも輸入代理店はユキム
早速電話をかけて修理を依頼したら、このメカは既に生産中止になって年月が経過したため交換することが出来ないとのこと。

さて、マランツに尋ねても部品はないのかしら?

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2010/02/21

OPA627BPとMUSES01の幸せな関係は築けるのか?

1月16日にOPアンプ換装実験を行ってから約1ヶ月が経過した。
Litedacam3このようにOPA627BPが2個並列で元々あったデュアルOPアンプの場所に設置されていた。
回路を眺めてみると、この写真では右下方向に同軸デジタル入力と光TOS入力がありそこから左方向に回路が続き、中央にD/Aコンバーターが設置されている。そして左上からOPアンプが左右独立回路で配置され、右上のアナログ出力端子まで導かれているので、信号処理回路の流れからみるとOPアンプの前段側が写真で左側、右側が後段だと推測した。
Muses01muses01
全てのOPアンプをOPA627BPからMUSES01に換装した写真がこれ。
やや陰りがあり深みがあるOPA627BPは落ち着いた大人の音から、オーディオ的には全帯域に渡り高解像度でクリアな音を聴かせてくれたMUSES01だが、小生的には夜の帳が下りたラウンジで聴くには余りにも健康的な音質で、どこかしっくりこなかった。
そこで、前段か後段のどりらかをOPA627BPとして、高解像度と陰りのある落ち着いた音質の両方を引き出すという、幸せな関係が築けるかどうか、試して見ることにした。
今回、実験を開始するにあたり、今後何度もOPアンプを抜き差しすることを考えて、MUSES01を直挿しから付属の8ピンソケットに取り付けて回路に取り付ける方法に変更したので、音質的にも少しは影響が出ると思われる。
Opa627bpmuses01_2
先ずは、前段と思われる方にOPA627BPを、後段には8ピンソケットを介してMUSES01を取り付けて試聴を開始した。
前段の方が音の支配がより強い可能性が高いからだが、この組み合わせでは正直なところ幸せな関係とはいえなかった。
高々1時間程度の試聴でしかないのだが、音の肌理が粗くがさついた荒れた肌のような音にはどうも我慢が出来ず、早々に逆の組み合わせを試すことにした。
Muses01opa627bp_2
前段にMUSES01後段にOPA627BPとしたのがこの写真。
解像度の良さは全てMUSES01に換装したのと比べると、やや大人しくなる程度で、再生帯域の拡大は低域側により感じらる。
ただ、高音域の艶、しっとり感はまだまだだが、陰りある音の片鱗は感じられる。
このまま暫く聴いてみよう。

果たして、幸せな関係となるだろうか。

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2010/02/15

前にするか後にするか・・・それが問題だ・・・

Muses016
Litedacam3
DACのオペアンプ換装実験から今度の土曜日で、ほぼ1ヶ月が経過する。

シングルのOPA627BP×2×4からMUSES01×4に換装した経緯は日記に書いた通りであるが、オーディオ的には高音域、低音域ともに再生帯域が延び、高い解像度を誇るMUSES01は、しかし、小生の求める「潤い、艶、しっとり感」という感受性を満足させる音質をもたらしてはくれなかった。

満足いかないときはもう一度原点に戻って考えるのが早道だから、再びOPA627BPに戻そうかと考えていた矢先。
そんなとき、「前段側か後段側かのどちらかをOPA627BPにしてみたらどうか・・・・」というアドバイスをいただいた。

そうだ、全部交換するのでなく、一部を交換して両方の長所だけを引き出す組み合わせがあるかもしれない。
そして、そのトライを今週の帰宅時に行うことにした。

さて・・・・・前にするか後にするか・・・それが問題だ・・・・

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2010/02/14

慶應義塾ワグネル・ソサィエティー・オーケストラ 第200回記念定期演奏会

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今日は聖バレンタインDay。
昨年から小生と同じく単身赴任で東京暮らしとなった大学オケ時代の先輩を誘ってサントリーホールへ向かった。
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今日は東京六大学の一つ慶応義塾ワグネル・ソサィエティー・オーケストラの第200回記念定期演奏会。
明治34年(1901年)に創立されワーグナーから名付けられた歴史ある学生オーケストラで、隔年毎に海外演奏旅行に出かけ、今年はこの定期演奏会プログラムを持ってデュッセルドルフ、ブラチスラヴァ、ウィーン、ブダペストへの演奏旅行に出かけるというから、並みの学生オーケストラとは一線を画す団体である。
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今回は前売りで手に入れた席だったが2階席の中左前方のC3列7番という座席。
座席から眺めるステージはやや上から俯瞰するように見える。
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本日の指揮者は東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団と関西フィルハーモニー管弦楽団の指揮者を兼務されているマエストロ飯守泰次郎氏。
今回のヨーロッパ演奏旅行もマエストロが振るようだ。
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演奏曲目は、200回記念ということで、ワグネル・ソサィエティーの名の元になったワーグナー作曲、舞台神聖楽劇「パルジファル」より第1幕への前奏曲。
2曲目は、伊福部昭作曲、交響譚詩。
休憩をはさんでメインは、グルタフ・マーラー作曲、交響曲第5番 嬰ハ短調。
3曲とも管楽器、打楽器セクションは総入れ替えするほど団員の層が厚く、弦楽器群もエキストラはほとんど呼ぶ必要がない。Webサイトで団員募集ページを見たら、大半のセクションで入団オーデションが課されていたので、演奏レベルが高いのも頷ける。

さて、その演奏だが海外演奏旅行を控えた200回記念定期演奏会に向かって、指揮者にマエストロ飯守泰次郎氏を迎えて相当練習を重ねてきたのだろう。
トップのワーグナーは飯守氏の得意なレパートリーらしいが、これから始まる舞台劇の幕開けを暗示する様々な主題を描き出していた。
2曲目は映画ゴジラのテーマで有名な伊福部明氏の曲だが、民族的というか土着的というか、日本的音階とリズムが曲全体を貫いていた。

圧巻はメインのマーラー。
冒頭のトランペット独奏による葬送行進曲から始まり、木管セクションがテーマを繋いでいく。
強奏部になるとサントリーホール全体が響きあうほどの大音量ながら、リズム、アンサンブルが渾然一体となって素晴しいハーモニーを聴かせてくれた。

5楽章からなる演奏時間1時間強の大曲であるが、マエストロの指揮の下、意のままに響きを紡ぎ出すオケの力量たるや素晴しく、演奏終了後はブラボー!の連呼。
木管、金管それぞれのパートリーダーも素晴しい技量を持っていたが、中でもホルントップの女性が大変上手で、一段と大きな拍手を送られていた。

CDだと、長大な曲全体を緊張感を持って聴き通すことは至難の業だが、今日の演奏は指揮者はもとよりオケの団員全体から放たれる、真剣にマーラーと対峙する心地よい緊張感が聴衆側の小生にも乗り移ってきて、トランペットの演奏にあわせて小生も思わず体が指揮棒の動きに思わず体が反応するほどだった。


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2010/02/12

第7回東京音楽コンクール優勝者コンサート

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冬の冷たい雨が降る2010年2月11日建国記念の日の午後、上野にある東京文化会館で開催された、第7回東京音楽コンクール優勝者コンサートに行ってきた。
日本で開催されるクラシック関係のコンクールでは、日本音楽コンクールが一番歴史があり、1932年から始まって今年で76回を数え、他にも日本クラシック音楽コンクールなどがあるが、この東京音楽コンクールも今年度で7回を数えるコンクールで、今年度は木管楽器、弦楽器、声楽、ピアノの4部門で行われたそうだ。
本日各部門の優勝者によるコンサートが開催されたのだが、大きな舞台での演奏の機会を与えることで、音楽家としての経験を積ませるということだろう。
20100211tokyobunkakaikan2プログラムはまず、木管楽器部門優勝者、クラリネットの极木亜由美(マタノギアユミ)さんで、ウエーバー作曲、クラリネット協奏曲第1番ヘ短調 op.73。
2番目が弦楽器部門優勝者、ビオラの大島亮(オオシマリョウ)さんで、バルトーク作曲、ビオラ協奏曲(遺作)。
休憩を挟んで、声楽部門優勝者、ソプラノの清水理恵(シミズリエ)さんで、コンサート形式のオペラアリア、グノー作曲、歌劇「ロミオとジュリエット」より「私は夢に生きたい」、ベッリーニ作曲、歌劇「夢遊病の女」より「ああ、信じられない」、ヴェルディ作曲、歌劇「椿姫」より「そはかの人か~花から花へ」の3曲。
最後にピアノ部門優勝者、加藤大樹(カトウダイキ)さんで、プロコフィエフ作曲、ピアノ協奏曲第3番 op.26。

4人とも小生の子供たちより若く、正しく次世代を担う若手音楽家達である。
その演奏は清楚で情熱的。
聴衆の万雷の拍手に包まれてその頬は高潮していた。
今回の演奏会を皮切りに、これから沢山の演奏会が用意されているというから、機会を見つけて聴いていきたい。

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2010/02/08

フライハイト交響楽団・第28回定期演奏会

20100207sumida1都心を冷たい季節風が吹き荒れた7日日曜日の午後、JR錦糸町駅近くに見えるこの塔は何だ?
20100207sumida2これは2011年冬に完成を予定している東京スカイツリーだ。
完成すれば634メートルの高さを誇る塔も今はこのとおりの建設途中でも289メートルあるというから、この倍以上の高さになる勘定だ。
20100207sumida3今日の演奏会場は、ここすみだトリフォニーホール
東京都墨田区が中核的な文化施設として建設し、現在は新日本フィルハーモニー交響楽団がフランチャイズとしている。
20100207sumida4すみだトリフォニーホールには沢山の芸術作品も展示されているが、大ホールのエントランスには日本を代表する彫刻家、船越桂の作品「水のソナタ」が静かに佇んでいる。
20100207sumida7今日の公演は、フライハイト交響楽団の第28回定期演奏会。
都内の学生オケ出身者を中心に1996年に結成され、年2回の演奏会を行っている。
指揮者に森口真司氏を迎えた演目は先ず、ベートーヴェン作曲交響曲第4番変ロ長調op60、休憩を挟んでVc独奏に中木健二氏、Va独奏に小峰航一氏を迎え、リヒャルト・シュトラウス作曲交響詩「ドン・キホーテ」op35という意欲的なプログラムだ。
20100207sumida5大ホールはシューボックス形式で、立派なパイプオルガンも据付けられたホールである。
小生が座ったは1階18列19番という、ほぼホールの中央の位置で、ここからステージを見るとやや離れた印象にある。
席から横を見上げると壁面にも客席がステージに向かって伸びているのがわかる。

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さて、今日の演奏はどうだったかというと、指揮者の森口真司氏は最初のベートーベンをタクトなしで振ったのだが、曲の構成がきっちり組み立てられたベートーベンの交響曲を見事にドライブしてみせてくれた。

指揮棒が無いだけに、オケは指揮者の身振り手振りから発せられるメッセージを見落とすまいとして、その結果指揮者の意図が十二分に引き出され、推進力溢れる名演奏を聴かせてくれた。
アンサンブルの響きは欧州大陸のオケのような重厚なサウンドではないが、疾風のように草原を駆け抜ける駿馬のような軽やかな躍動感ある演奏で、聴いているうちに心が前へ前へと走り出す心地よい緊張感に満たされていった。
主旋律と対旋律とが互いに引き合うベートーベン独特の響きがホール一杯に広がるこの感覚は、とても心地よいものだった。
これだけの緊張感と推進力を感じさせるベートーベンの4番は、ライブの臨場感がもたらすのか、カルロス・クライバーが1982年ミュンヘンで演奏会でバイエルン国立管弦楽団を指揮した歴史的名演以来に思える。
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休憩をはさんだメインには、リヒャルト・シュトラウスの交響詩「ドン・キホーテ」。
Vc独奏の中木健二氏が「ドン・キホーテ」を、Va独奏の小峰航一氏が「サンチョ・パンサ」を、それぞれの主題を変奏しながら、お馴染みの物語が進行していく。
ベートーベンよりも余裕のなさを垣間見せる場面もあったが、オケもこの難曲を最後まで破綻することなく、指揮棒にくらいついていた。
独奏の2人は共に素晴しい演奏で、演奏終了後には万雷の拍手で何度もステージに呼び戻されるほどであった。

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2010/02/07

今週のコンサート予定

Concert今週は祝日もあり今日から3つのコンサートを予定している。

祝日には東京音楽コンクール優勝者コンサートが上野の東京文化会館で。
若い演奏家のエネルギーと可能性をこの耳で聴いてこよう。

バレンタインデーは都内赤坂にあるサントリーホールで、伝統ある学生オケの200回記念公演を、大学オケ時代の先輩と聴きに行く。
マーラーのシンフォニーで炸裂するトランペットの輝きで青春を回想するのもよい。

さて、本日の演奏会場であるすみだトリフォニーホールは久しぶりだ。
都内にある大学オケのOBで組織されたアマチュアオケの演奏会である。
べートーベンとRシュトラウスはどうだろうか・・・・

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2010/02/06

晩酌用に菊姫・菊を買った

Kikuhime
暖冬傾向だったこの冬も、立春が近づくにつれて冬将軍の最後の進撃が始まったよう感じる。
猛烈な寒波が日本列島を覆いつくしている中、晩酌用として買い求めた日本酒がこれ。

石川県にある蔵元、菊姫合資会社が造る普通酒「菊」は、普通酒扱いであるが、仕込みは手のかかる山廃で、しかもしっかり熟成させてから出荷されている。
日本酒離れが喧伝されて久しいが、先を見据えた堅実かつ大胆な設備投資を敢行してからというもの、着実にその愛飲者を増やしてきている。

小生も、普段は地元の酒蔵から取り寄せたものを愛飲しているが、この「菊姫」は別格扱い。
蔵元から発信される仕込みの様子などをブログでチェックしながら、そろそろ飲み頃と思われる頃合いを見計らって、近所にある特約酒販店に出かけることにしている。

うっすら黄金色に輝く酒を口に含むと、思わず口元が綻ぶ。
ひやでよし燗でよし。

もちろん料理酒としても最高である。
巷で売られている「料理用日本酒」が安いのには訳があるが、これは酒として飲めないほど塩分を投入したり、様々な調味成分を添加され、飲料用酒税の適用を受けないようにしたものがほとんど。
日本酒本来の美味さを料理に活かすなら、このような造りのしっかりした普通酒を使う方がずっと美味い料理ができる。

調味成分をしっかり効かせたいのなら、本来はこのように正しく造られた本味醂赤酒のような灰持酒、同様な仕込み方法で造られたに出雲地伝酒のような料理用日本酒を使うのが本筋だと思う。

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2010/02/03

カフェテーブルの天板をオーダーした

大阪自宅のリビングで使っているカフェテーブル。
これはDOUBLEDAYというインテリアショップで購入したもので軽くて重宝していたのだが、周囲が湾曲しているため器を置けるスペースが意外と小さく、2人分なら大丈夫だがそれ以上だとちょっと厳しかった。Room0
そこで、天板だけを知り合いの木工作家に製作してもらったのがこれ。
厚さ2.5センチの桜材を継ぎ合わせて直径55センチの円形に仕上げて金属の足をそのまま取り付けたデザインにしてもらった。Room1
ムク材ならではの質感が、吉村順三作のたためる椅子ともマッチしている。
これで夜のお酒やおつまみも余裕を持って並べることができ、大満足である。
Room2

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2010/02/02

オペアンプMUSES01交換後の評価(その3)

Muses013
新日本無線からオーディオ用途の高音質オペアンプとして開発されたデュアルタイプJ-FET入力のオペアンプ、MUSES 01の換装から2週間が経過した時点でどのようになったのか。
Litedacam1
Litedacam5_2
小生のDACは世間でいうハイエンドメーカーの手になるものではないが、コンパクトなボディの中には、D/Aコンバーターにはハイエンド機器にも搭載されているAnalog Devices社製AD1853を使用し、オペアンプにはオーディオ用としては最高レベルの評価を受けているバーブラウン製シングルタイプオペアンプOPA627BPを積み、電源部もRコアトランスを搭載した上に出川式電源を搭載して電源の強化と安定性を高めるなど、部品だけみると数百万クラスのDACに匹敵する。

オーディオシステム全体としての再生レベルは、小生にとって十分に満足できる水準に達していると思っているが、欲を言えばもう少し「潤い、艶、しっとり感」という感受性を満足させる音質が欲しかった。

そのような時期に、このMUSES(ミューズ)と名乗ったオペアンプの存在を知り、オペアンプ換装という実験の可能性に期待していた。

1月16日換装実験後の印象を日記には次のように書いている
・・・・高音域、低音域ともに再生レンジが拡大したかのような印象を受ける・・・・・
・・・・しかし、小生にはまだ何かしらしっくりこない・・・・
・・・・これでは、まるでフィットネスクラブの煌々と明るいスタジオのようではないか・・・・・・
・・・・今までマスキングされていた音が明瞭に聞こえるようになり、ソースに録音されていた音が余すことなく再生されるようになったのだろう・・・・

その後2週間が経過し、DAC稼動延べ時間としては60時間程度と、エージング完了には未だ未だと思える段階ではあるが、週末に帰宅して早速聴いてみた。

先ず気が付いたのは、高音域から中低音域に至る広いレンジで音圧が上がったように聞える。
つまり、ボリュームレベルを同じにしても、やや音量を上げたかのように感じるのだ。
それは家人も感じていたようで、知らず知らずのうちにボリュームを下げて聴くようになっていた。

音色は相変わらず健康的で明るいフィットネスクラブのダンススタジオのようであるが、当初感じたよりも女性歌手の音声年齢若返り効果が緩和されている。
このあたりはエージングによるものだろうが、これがこの先に大化けする可能性があるか否か?

モニター的な音作りを目指しているオーディオファイルの方で、今は汎用オペアンプ搭載であればこのオペアンプは試してみる価値あり。

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2010/02/01

レニングラードバレエ「くるみ割り人形」を観てきた

Hyogokenbunkacenter11月30日の土曜日午後、自宅から阪急電鉄まで約30分、西宮北口駅前にある兵庫県立芸術文化センターに行きました。
ここは、かつてプロ野球の阪急ブレーブスが本拠地とした西宮スタジアムがあったところですが、それも取り壊され再開発された今では商業施設「西宮ガーデン」やこの芸術文化センターを核として高層マンションも立ち並ぶ文教地域に生まれ変わっています。
Hyogokenbunkacenter2コンクリートとガラスに木部が調和した兵庫県立芸術文化センターには、コンサートを中心に、オペラ、バレエなどを上演できる2千人収容規模のKOBELCO大ホールの他に、演劇を中心に、ミュージカルや古典芸能まで幅広く上演できるよう、オーケストラピットも備えた800人収容規模の阪急中ホール、そしてリサイタルや室内楽、ジャズなどの小編成の公演をはじめ、様々なパフォーミング・アーツを上演できる400人収容規模の神戸女学院小ホールの3つのホールを備えています。
西宮北口駅の改札からば屋根のある連絡通路を歩けば雨に濡れることもなく2~3分で2階部分のエントランスに着き、大阪梅田からは特急電車で15分程度と兵庫県の施設とはいっても大阪市内に立地する他のホールとそう変らない便利な立地ですね。
1階の正面玄関からはこのような重厚な階段があって、さあこれからコンサートだという高揚感をかきたてるよう演出されていますが、その横には便利なエスカレーターが設置されていますので、ほとんどの人が階段を利用していませんからなんだか勿体無い階段ですね~(^^ゞ
Hyogokenbunkacenter3エントランスを入ると、楽聖ベートーベンの彫像が出迎えてくれます。
Hyogokenbunkacenter5大ホールの中はこのように木材を多用した素晴しいもので、天井の張り出しも木材になっています。
このホールはコンクリート、ガラス、木材の調和が素晴しいと思います。
Hyogokenbunkacenter6
さて、肝心のバレエ公演ですが、これは素晴しいの一言に尽きます。
身体能力の差があるにしても、このレニングラードバレエのプリマの優雅さ、美しさどうでしょう。至福の時を過ごさせていただきました。Hyogokenbunkacenter7

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