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2010/03/30

京都洛西の山を歩く

Track01春分の日も過ぎたというのに真冬並の寒波が覆ったこの日曜日。
予てから歩いてみたいと思っていた京都洛西の大原野方面に桜を探して歩くことにした。
20100328oharano1阪急京都線の東向日駅からバスに乗り換え南春日町バス停まで約20分。
そこには大原野神社がある。
20100328oharano2延暦3年(784)に長岡京が遷都された時、奈良の都より春日大社を勧請したという大原野神社。
朝8時の本殿では丁度神職が祝詞を奉納しているところだった。
20100328oharano3春日大社の神獣である鹿が狛犬代わりに座っている。
20100328oharano4大原野神社から歩いて花の寺と呼ばれている勝持寺に向かったが、朝早かったためか未だ山門が開いていなく、残念だが拝観することができまかった。
20100328oharano5花の寺横から急な山道を登って小塩山頂を目指す。
久しぶりの低山登りだが、先日の風雨で道に枯れ葉や泥が流れ込んでいて思いの外歩き難かったが、1時間半で小塩山頂に到着。
頂上脇にある淳和天皇陵を拝見してから急な山道を通って小塩山腹にある金蔵寺にたどり着く。
20100328oharano6金蔵寺は奈良時代初期の養老2年(718)の創建とされる古刹。
今の建物は徳川幕府五代将軍徳川綱吉の母、桂昌院によって再建されたのが現在の姿だという。
20100328oharano7徳川家の庇護を受け護摩堂や梵鐘など沢山の伽藍が立ち並ぶ様は壮観である。
20100328oharano8折角だから梵鐘を突かせていただいた。
20100328oharano9金蔵寺から東海自然歩道に合流して滝道横の山道を登り、善峯寺へ向かう。
天気は曇りで時々日が差す程度で、山道を歩くには暑くなく寒くなく丁度良い気温だ。
20100328oharano10東海自然歩道内は道標が充実していて、道が分岐したりして迷いそうな場所には、このような道標が必ずあるので、迷うことはほとんどない。
20100328oharano11最終地点の善峯寺は、西国三十三所、観音霊場の第二十番札所で、ここも桂昌院ゆかりの枝垂れ桜と、天然記念物に指定されている樹齢600年といわれる五葉松「遊龍」の末が素晴しい景観を作り出している。

まだ寒くて桜を堪能することは出来なかったが、満足して京都を後にした。

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2010/03/27

久しぶりのdaisuke邸訪問

20100327daisuke13週間ぶりに帰宅したこの土曜日の午後、ご近所のオーディオ仲間であるdaisuke邸を訪問する機会を持った。
先ず小生宅でオペアンプをMUSES01に換装した後の音を聴いていただいた後、車で10数分のdaisuke邸を訪問した。

オーディオ専用室に配置されたジョセフオーディオのパールと、クワドラスパイアのボード上に1台づつ載せられた、FAST M-600。
20100327daisuke4_2右奥には特注のラックに配置されたFAST C-100、CDTはラックス、DACはソウルノートという構成である。
プリ&パワーは出川式電源200ボルト駆動で、CDTにも出川式電源を搭載されている。
20091129daisuke1昨年11月末に訪問した際は、このような配置であったが、その後Rayさん、naskorさんが訪問された際にレーザーセッターによるSP配置とセッティングの見直しを実施され、センターに配置されていた機器類はパワーアンプを除いてリスニングポイント右側に配置されることとなった。
20091129daisuke2配置変更に伴い、プリ~パワー間の距離が離れたのでラインケーブルをマルチョウエンジニアリングのラダーケーブルで特注され、その後DAC~パワー間のラインケーブルもラダーケーブルに変更された。
20100327daisuke3左右のSP間隔を広げ音響パネルのセッティング配置を見直した結果、サウンドステージが拡大され、音像もセンターに自然なフォーカスを結び、天井に設置されたQRD スカイラインの効果も相まって、音が綺麗に部屋中に回るようになっていた。
小生が持ち込んだCDを聴かせていただいたが、その音はハイスピードで輝きがあり、変な色付けの一切ないピュアなクリスタルサウンド。
ハイエンド機器を専用電源で200ボルト駆動すれば誰でもこんな音が出せるわけではないだろうし、セッティングを煮詰める努力を重ねられた結果で、前回聴かせていただいた時よりも格段に素晴しく鳴っていた。

しかしながらdaisukeさんは、現行の音源の音に不満があり、CDTもしくはDACの見直しを検討されているということである。
確かにエッジの立ったクッキリスッキリな音は硬質なダイヤモンドのようで、欠点が目立つわけではないがもう少し温度感があってもいいかなという印象であった。
20100327daisuke2一通り音楽を聴かせていただいた後に、小生宅から持ち込んだLITE-DAC-AMを接続してみることにした。
電源ケーブル、デジタルケーブル、ラインケーブルは、全てソウルノートに使われていたのをそのまま繋ぎ替えて試聴する。
一聴して感じたことは、DACの音質に与える支配力が相当なものであることだ。
プリ&パワーが小生と同様にFASTの200ボルト仕様、勿論daisuke邸のそれはフラッグシップモデルでパワーはモノラル×2台という構成であるが、音質の傾向が似ていることもあるが、DACを換えただけで小生宅の音に似てきたのだ。
20100327daisuke5ハイエンド機器の中にあって、しっかり個性を発揮したLITE-DAC-AMが実力を遺憾なく発揮してくれたので、小生としてはMUSES01に続くMUSES02の換装実験がより一層実現させたいという欲求が高まった。
そんなdaisuke邸訪問であった。
ところでdaisukeさんは新しいDACへの思いを色々めぐらされているらしいので、今後の展開が楽しみである。

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2010/03/23

早稲田大学交響楽団 第189回定期演奏会

20100322waseda1今日は春分の日の振り替え休日。
暑さ寒さも彼岸までというが、空気はすっかり温んで春間近である。
夕闇迫る溜池山王にあるホテル前にて。
20100322waseda2
今日は今年11回目のコンサート。
3月に入って3回目となる今夜は、早稲田大学交響楽団の 第189回定期演奏会が、ここサントリーホールで開催される。

祝日の夕方からのコンサートだからか、大ホールで開催される演奏会と同時に小ホールのブルーローズでも何かコンサートが開催されているようだ。
20100322waseda3今日のプログラムは、指揮者に早稲田OBで元NHK交響楽団のコントラバス奏者だった田中雅彦氏を迎え、曲目は、ブラームス作曲、悲劇的序曲 作品81、R.シュトラウス作曲、交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」作品28、メインはブラームス作曲、交響曲第1番 ハ短調 作品68というもの。

小生が座った席は、久しぶりのステージ裏になるパイプオルガン席のP4列35番。
やや左手寄りだが金管奏者の後ろにあたるので、現役時代にステージ上から眺めていた風景に近い。
プログラムを見ると、今年卒業する4回生も数多く出演しているので、さながら卒業記念演奏会といったところだろうか。
20100322waseda4

さて、今日の演奏だが、冒頭のブラームス作曲、悲劇的序曲が鳴り出した瞬間、鳥肌が立った。
それほど鮮烈かつ重厚な響きがホール全体を包みこんだのだ。

1stバイオリン、2ndバイオリン、Vc、Va、Dbの順に並んだ弦楽器群の音が、まるでそれぞれのパート毎の楽器のように揃って聴こえる。
これだけ訓練された弦楽器群は相当な練習量をこなした賜物だろう。

2曲目のRシュトラウスではその管楽器それぞれのパートリーダーが単なる上手い演奏を超越して高い音楽性と芸術性を備えたソロとアンサンブルを聴かせてくれた。

圧巻だったのは、休憩後のブラームス作曲の交響曲第1番である。
指揮者の田中氏は指揮棒を使わず、身振り手振りだけで100名は居るこのオケを、完全に手中に収めているようだ。
単なる客演指揮ではないOB指揮者としての愛情に裏付けられた指導によって、深い尊敬と信頼関係がなければあのような、オケを信頼した指揮ぶりはできないだろう。

久々に演奏者の視点で指揮者を眺めて、小生自身も演奏したことのある曲目を聴いたので、知らず知らずのうちに右指が楽器演奏モードになっていた。

演奏の中にすっぽりと入り込んだような感覚で終楽章のフィナーレが終わったときには、心臓の鼓動が完全に高鳴っていた。
学生オケならではの鮮烈なブラームス。

アンコールには、4回生のソロ・コンサート・ミストレスが、モンティ作曲のチャルダッシュを見事なバイオリンソロで弾ききって、万雷の拍手喝さいを受け、最後に早稲田大学校歌で終了した。

これで、東京六大学のうち、立教大学、慶應義塾、早稲田大学の3つのオケをサントリーホールで聴いたことになる。

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2010/03/22

大阪センチュリー交響楽団東京特別演奏会

Osakacentury12月7日から、ほぼ1ヵ月半ぶりの錦糸町駅前から見る東京スカイツリー
289メートルだった高さも上に伸びて、現在の高さは318メートル。
完成すれば634メートルだから、これで漸く半分の高さだ。
Osakacentury2大陸から強い風に乗って飛んできた黄砂でやや霞んでいるが、すみだトリフォニーホールのガラスの壁をパチリ。

今日は毎年このホールで開催されている地方都市オーケストラ・フェスティバル2010のプログラムの一つ。
大阪センチュリー交響楽団の演奏会だ。
大阪センチュリー交響楽団は、平成元年に大阪府の20世紀記念事業として設立された交響楽団で、基本は2管編成。
大阪府の運営するオケなので、練習場は小生の自宅にほど近い服部緑地公園内に設けられている。
2年前に誕生した橋下知事が打ち出した大阪府の財政改革の一環で、今まで補助金によって運営されてきた当楽団も補助金カットされ、団員増員による3管編成化や海外演奏旅行の計画見直しなど厳しい運営が続いているが、音楽的には音楽監督に就任したマエストロ小泉和裕の指導の下で意欲的にブルックナーに取り組むなど充実した演奏活動を行っている。
また、傘下にユースオケを設けるなど音楽人口の裾野を広げる活動にも取り組んでいる。
Osakacentury3
今日の演奏は、指揮者に小泉和裕、ピアノ独奏に小川典子を迎えてのコンサート。
曲目は、リスト作曲、ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調S.124、そしてメインがブルックナー作曲、交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」。

小生が座った席は、ピアニストの手の動きが良くわかる1階7列15番。
Osakacentury41曲目のシューマンは、前衛的で鍵盤を激しく叩きつける演奏は、先日のきゅりあんで東京フィルハーモニー交響楽団との共演で弾いたシューマンのピアノコンチェルトの時とはまた違って、激しい感情表現が演奏に力強さをもたらしていた。
小川典子が弾くピアノのタッチは本当に素晴しい光り輝くものだった。

メインのブルックナー「ロマンティック」を、小編成オケで聴くのははじめての経験だった。
今回の編成はバイオリン5プルト、ビオラ、チェロが4プルトで、勢い弦楽器は楽器を鳴らしきらないと管楽器の音量に対抗できない。
マエストロ小泉氏は、この小編成のオケから見事なアンサンブルを引き出してみせた。
小編成ならではの弦楽アンサンブルの見通しのよさに、煌びやかな金管と艶やかな木管が絡みあい、弱奏部から強奏部までの音色の変化や、ピリオドの後に残る響きの余韻が心地よい。
とても伸びやかな朗々としたメロディラインが可愛らしい、牧歌的で叙情的であり、この曲の魅力を余すところなく引き出した名演奏だった。

演奏終了後は割れんばかりの拍手と歓声にホール全体が包まれ、とても気分が高揚したまま会場を後にした。
大阪センチュリー交響楽団の演奏会、本拠地である大阪のザ・シンフォニーホールでまた聴きに行こう。

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2010/03/21

今年も桜が咲く

20100321sakura1今日は春分の日。
夜半から未明にかけて寒冷前線が通過したため、関東地方は明け方に激しい雷雨があって目が覚めた。
朝、住いの隣にある小さな公園の桜を眺めると、今にも開きそうな桜の蕾が。
例年になく早い開花模様だが、この調子だと明日にも都内で桜の開花宣言がでるかも。


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2010/03/15

FMチューナーを修理した

Sony_stsa5es_2これは大阪の自宅にあるFM/AMチューナー、SONYのST-SA5ESだ。

1994年11月に発売された当時、日本のデジタルシンセサイザーチューナーの最高峰といわれた機種で、当時の定価が55000円。

チューナー各回路ブロック間の配線を極力短くし、電源部から各ブロックへの電源供給経路も最短距離で結ぶラジアルパワーサプライを採用し、受信する電波による高周波の影響を抑える工夫がなされている他、ヒートシンクにフッ素加工を施してヒートシンク自身の製振化も図られているなど、当時のSONYオーディオ技術が存分に投入されている。

1990年代に入って各地でFM放送の他局化が進んだこともあり、マニュアル選局に加え、ランダムに40局までの記憶が可能なプリセットメモリー機能を搭載するなど、Carオーディオからフィードバックされたよな便利機能も盛り込まれている。

高音質化への取り組みでは、チューナーで選局を終えるとマイコン動作を停止させるピュアサーキットを搭載しており、マイコンによるノイズの影響を低減した結果、S/N比が92dBと優れており、FM放送局の送り出しの質にもよるが、CD並みの高音質が楽しめる優れたチューナーである。

小生宅では、ケーブルTV配信網に乗せられているFM放送波を分波器でFMチューナーに取り込んで十分な受信強度を確保できるので、CD再生の放送だと音質は本当に良い。

そういうことで、我が家では今でも毎日朝からFM放送を聴いていて、放送される楽曲の中から気に入ったものがあると、CD購入リストに載せるということをやっている。

今はネットに配信される番組表で何を放送したかを調べることができるので重宝している。
また、海外や日本のクラシック演奏会のライブ録音も、CDではなかなか味わえない臨場感と迫力があり、いつも聴くのが楽しみになっている。

Oasakaaudio


前置きが長くなったが、長年小生宅で働き続けていたこのFMチューナーだが、先日突然電源を入れても音が出なくなったと、大阪の奥からSOSの電話が。

早速保証書に記載されていたSONYサービスステーションに電話をかけて症状を伝えたところ、最悪、チューナー部の損傷があると部品がないため修理できないとのこと。

さて困った(~_~;)
既に13年もの間働いてくれた機器であるが、最悪のことを想定して今手に入る新品のFMチューナを調べてみたところ・・・・・・・ほとんど気に入る水準の機器がないではないか。

FM放送をエアチェックする時代は既に過去のものとなり、リスナーの大半が車の中で運転しながら聴いているという現状では、ホームオーディオ用の優れたFMチューナーが売れるはずもなく、ミニコンポ内臓レベルの製品しか無くなっている。

更に調べてみれば、小生宅と同じ機種が中古市場でも結構な高値で取引されているではないか。

これは、何としてでも、他の部品を使ってでも直さなければ、ということでSONYサービスステーションの技術者に出張修理に来ていただくことにした。

来てくれたのはSONYの技術部門を定年退職後、再雇用された筋金入りの技術者だった。

早速機器を取り出しボンネットを開けて故障箇所を探すと、回路基板に取り付けられた抵抗やコンデンサー類のハンダ部分が長年の使用の間に腐食した箇所が沢山見つかり、そのうちの何箇所かが接触不良を起こしているとのこと。

幸いにも心臓部であるチューナー部は問題ないとのことで、その技術者は3時間近くかけて丁寧に全てのハンダ箇所をチェックして怪しそうなところのハンダ付けをやり直してくれた。

さて再びオーディオシステムに組み込まれてFM放送を流したところ、今まで聴いていた音よりも格段にクリアでダイナミックレンジの広い鮮度の高い音楽が流れ出してきた。

これには奥がびっくりするやら感動するやらして、早速奥がコーヒーを淹れて技術者の方に飲んでいただき、細かな作業の労をねぎらったとのこと。
当の技術者の方も音楽やオーディオが好きらしく、満足げな面持ちで音楽を聴いてくれたらしい。

これは、平日の昼、奥が応対した時の内容であるが、できれば小生もその場に立会いたかった。

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2010/03/14

住宅用火災警報器を設置した

Secom1昨夜、東京の住まいとしているマンションの管理組合から届けられたこれは、セコム住宅用火災警報器2種類。
左側が煙感知式でリビングに取り付けるもの、右側が熱感知式でキッチンに取り付けるもの。

そう、消防法の改正に伴い東京都の条例もこの4月から、既存住宅への住宅用火災警報器の設置が義務化されたので、もともと取り付けてなかったこのマンションも取り付けが必要になったのだ。
Secom2
構造はいたって簡単で、煙や熱を感知するセンサーと、それに連動してアラームと音声が「火事です!!火事です!!」と警報音を出すだけ。
取り付け台座を天井に木ネジで取り付けて本体に専用のバッテリーを取り付ける。
Secom3
天井に取り付けた状態がこれ。
Secom4
よくよく考えてみれば、小生の大阪の住まいは購入時点から設置されていたのであるのが当たり前と思っていたので、今更ながら「義務化されたから取り付けます」ってのは、何だか変な気分だ(^_^;)??

小生の住むこの単身赴任宅は、もともと投資用マンションとして売り出された物件で、賃貸専用物件ではないので、少しでも投資利回りをよくしようとコストを削ったということだろうか?

漸くこれで火災に対しての警報システムが設置された住まいになったのは、幸いかな(^^ゞ

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2010/03/10

東京都交響楽団フレッシュ名曲コンサート

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3月10日(水)の夜、大田区民ホール「アプリコ」東京都交響楽団フレッシュ名曲コンサートに行ってきた。
これは先日の品川区民ホール「きゅりあん」での東京フィルハーモニー交響楽団のコンサートと同様に大田区文化振興財団の主催コンサートなので、S席3000円と格安である。
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本日の座席は1階20列17番と、ほぼ真ん中後寄りの席で音響的にもまあまあの席。
指揮は宮本文昭
曲目は、グリーグ作曲、組曲「ホルベアの時代から」より"前奏曲"、ピアノに冨永愛子を迎え、グリーグ作曲、ピアノ協奏曲イ短調、メインがブラームス作曲、交響曲第2番 二長調という親しみやすいプログラムである。
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演奏会開始前に、宮本文昭氏がマイク片手にステージに現われてのトークショーまであって、気軽にオーケストラを楽しんで欲しいということだろう。

オーボエ奏者としての名声をほしいままにしていた宮本氏だが、指揮をするのを聴くのは初めてだった。
指揮スタイルはタクトを使わず、気持ちを全面に押し出したジェスチャーたっぷりの熱演ぶり。
特に弦楽器群の音を大きく響かせるような引き出し方で、小澤征爾氏の指揮ぶりに似ていると感じた。
これは1曲目のグリーグの組曲「ホルベアの時代から」の前奏曲が弦楽合奏だったので、より強く響かせたのかと思ったが、最後のブラームスまで弦楽器を十分に響かせるよう心を砕いていた。

ホールの響きは少なめだが、オケそのものが大変綺麗なアンサンブルの響きなので、聴いていてとても心地よい。

2曲目のグリーグのピアノコンチェルトを弾いた富永愛子さんは、カナリアのような綺麗なイエローのドレス姿で登場して舞台がパッと華やかになった。
音色は可憐で華やか。
未だ東京音楽大学の学生で今年卒業間近だが、曲を完全に自分のものとした堂々とした演奏で、オケとの息も最後までぴったりの熱演ぶりに、聴衆が引き込まれていくのが会場の雰囲気で判る。
最後は割れんばかりの拍手で3回もステージに呼び出されるほどだった。

メインのブラームスはオケのバランスはやはり弦楽器をしっかり響かせるスタイルで、意外にも木管のソロは押さえ気味で、金管も抑制の効いたものだった。
普段から聴き慣れたブラ2とは一味も二味も違う演奏スタイルが新鮮で、肩肘張らないリラックスして聴ける演奏だった。

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2010/03/08

3月のコンサート予定

2010年は30回以上のコンサートという1年の計をたててから2ヶ月が経過した。
今のところ8回のコンサートに通い、その全てが大変満足がいくものであったが、プロのオケは1回だけである。
関東の学生オケやアマチュアオケは大変レベルが高く、音楽に対する真摯な姿勢と情熱が演奏を通じて聴衆に与える感動はとても大きい。
しかし、3月に入り学生もアマチュアも卒業やら転勤やらで演奏会の回数が一番減るシーズンに入ってきたので、今月はいきおいプロオケの演奏会に行く回数が増えそうだ。

2010310
3月10日(水)は平日だが、大田区民ホール「アプリコ」東京都交響楽団フレッシュ名曲コンサートだ。
これは先日の品川区民ホール「きゅりあん」での東京フィルハーモニー交響楽団のコンサートと同様に大田区文化振興財団の主催コンサートなので、S席3000円と格安である。
指揮は宮本文昭
曲目は、グリーグ作曲、組曲「ホルベアの時代から」より"前奏曲"、ピアノに冨永愛子を迎え、グリーグ作曲、ピアノ協奏曲イ短調、メインがブラームス作曲、交響曲第2番 二長調

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3月21日(日)はすみだトリフォニーホールで、毎年恒例となった「地方都市オーケストラフェスティバル2010」で大阪センチュリー交響楽団の東京特別演奏会。
指揮は小泉和裕
曲目は小川典子を迎えて、リスト作曲、ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調S.124、メインが、ブルックナー作曲、交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」

20100322
そして翌3月22日(月)は祝日、サントリーホール早稲田大学交響楽団第189回定期演奏会
指揮は田中雅彦
曲目は、ブラームス作曲、悲劇的序曲 作品81、R.シュトラウス作曲、交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」作品28、メインはブラームス作曲、交響曲第1番 ハ短調 作品68

こうしてみるとブラームスのシンフォニーを2曲、グリーグとシューマンのピアノコンチェルトとなかなか多彩な演目で楽しめそうだ。

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2010/03/07

そしてこうなった

Dacam9_2

DACのオペアンプをバーブラウン製OPA627BPから新日本無線製のMUSES01に換装する実験をしてから1ヵ月半が経過した。

現在は前段をMUSES01、後段をOPA627BPという混合状態にしているが、どうもしっくりこない。

小生の頭の中にも、最初に換装実験をやったときの印象がずっと脳裏に残っているのだろうか。

余りに明るく健康的だとして換装直後は強い違和感があった解像度の向上や再生帯域の拡大が、2週間ぶりの帰宅して聴いたところ、どうも何かが物足りないような感覚にとらわれていた。

土曜日に、ご近所のnaskorさんをお招きしてのミニオフ会。

聴いていただくのは1ヶ月半ぶりであったが、数曲再生したところ、音のスピードが遅くハーモニーが被ってしまいエッジが丸く鈍くなった、との感想をいただいた。
MUSES01だけの印象がとても良かったのだがとのことで、それは小生も昨夜感じていた感覚とも一致することであったので、数曲聴いた段階で早速DACのオペアンプをMUSES01だけに換装することにした。

8ピンソケットにオペアンプを差込んでからの基盤差し替えなので、ものの5分とかからず換装完了した。

基盤直付けと違って8ピンソケットを介してなので、音質的にはやや変化する可能性があるが、今回の小生の印象は、これならミックス状態よりもMUSES01だけの方が良い。

音のスピードが上がり、立ち上がり立ち下りもより速くなった。
サウンドステージも明らかに拡大して奥行きも今までよりずっと先まで見通せるようだ。

naskorさんは、当初のときもこの音が好ましく感じられていたとはいえ、1ヵ月半ぶりのことで大いに気に入っていただき、その後はコーヒーを淹れての音楽鑑賞タイム。
色んな話をしながら午後のひと時を楽しく過ごすことができた。

小生のDACに限っていえば、というより小生宅のシステムの中でのDACに限っていえばであるが、もともと同じオペアンプを左右独立で前段、後段に使用する回路設計だったので、異なるオペアンプをミックス使用するよりも全てを取り替えたほうが良い結果だったかもしれない。

ミニオフ会が終了後、念のためOPA627BPだけにして試聴してみたが、今度は再生帯域と解像度の減退に違和感を感じたので、再びMUSES01だけに換装。

人間の感覚は測定機器のように一定ではなく、様々な経験やその時々の感情などによって何を好ましく感じ、何に違和感を感じるかも変化していくものだ。

特に今年は例年になくコンサート会場に足を運ぶ回数が多く、楽器から発せられる音のスピードやホールの響きが、オーディオ再生の印象にも大きく影響しているのだろう。

今時点ではDAC内で正妻の座に座ったMUSES01だが、こうなるとMUSES02を試すのがいつになるか・・・・・・

だからオーディオは面白い(笑).

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2010/03/06

桃の節句

20100306hina_2
冬季オリンピックの喧騒も終わり、今年も桃の節句がやってきた。

毎年恒例のとおり、内裏様とお雛様を飾りつけることにした。

昨年までは和室だった場所が今はリビングになったので、クローゼット前に飾り付ける。

京雛の凛とした顔立ちが、既に巣立っていった娘にどこかしら似て・・・・・・いないですね(^^ゞ

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2010/03/01

東京フィルハーモニー交響楽団コンサート

20100228concert1
2月最後の日曜日午後、JR大井町駅前にある品川区立総合区民会館「きゅりあん」大ホール。
今日は、品川文化振興事業団の主催になる、第20回きゅりあんスプリングコンサート。
20100228concert2
演奏は、渡邉一正指揮の東京フィルハーモニー交響楽団に、フルート独奏が上野由恵、ピアノ独奏が小川典子
演奏曲目は、モーツァルト作曲、フルート協奏曲第2番ニ長調K.314、シューマン作曲、ピアノ協奏曲イ長調Op.54、メインがシューベルト作曲、交響曲第9番「ザ・クレイト」D.944というもの。
久々のプロオーケストラの演奏会だが、今回は品川区が主催しているため、チケットはS席3000円、A席2500円という破格の安さで、小生は前より左のD席11番という、ソリストの息遣いが聞こえ、ピアニストの手の動きが見える絶好の席が取れた。
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席に座ってステージと天井を見上げるとこんな感じである。
20100228concert4
最初の曲目、モーツァルトのフルート協奏曲は、もともとオーボエ協奏曲として作曲されたものを、モーツァルト自身がプルート用に編曲したものだが、とても軽やかな響きのする名曲で、まるでモネの睡蓮の池に降り注ぐ陽光のようだ。

2曲目のシューマンピアノ協奏曲を弾く小川典子さんはミューザ川崎シンフォニーホールのアドバイザーを務めている方で北欧BISレーベルから沢山のCDをリリースしている。
シューマンの歌曲集「冬の旅」にも通じる、忍耐ののちの大いなる喜びを端整な響きで紡ぎ出し、終楽章は息もつかせぬ演奏で一気にクライマックスまで持って行き、まるで早春の南房総の海辺の光のような名演だった。

休憩を挟んだメインのシューベルトのクレイト交響曲は小生の大好きな交響曲のひとつ。
延々と繰り返される弦のテーマとリズムが少しずつ移ろい行くのにつれて光と影が変化していく。
指揮者の渡邉一正氏は的確な指揮でこの長大なシンフォニーを統率し、シューベルトが意図した音色の移ろいを非常にわかり易く表現していた。
シューベルトは未完成しか聴いたことが無くても、今日の演奏で「ザ・グレイト」の魅力を発見した聴衆は多かったのではないか。
まるで冬の津軽海峡で雪が降りしきる中雲の間から差し込む一筋の陽光のような一瞬の輝きが目に眩しい演奏だった。
20100228concert5
今日はスプリングコンサートに相応しい良い演奏会だった。

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