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2010/04/28

カロローザ第47回定期演奏会

20100428karorosa1_2ゴールデンウィーク直前の4月28日夜。
JR新宿から京王新線で1駅の初台にある東京オペラシティのリサイタルホールで、カロローザの第47回定期演奏会が開かれた。
カロローザという演奏団体は、桐朋学園でピアノを指導されている岩崎淑氏門下の演奏家たちが、年に1回集まって様々な形式の室内楽を披露するコンサートだ。
20100428karorosa本日の演目は、長谷川貴子のピアノで、ラベル作曲:夜のガスパールより「スカルボ」。メシアン作曲:前奏曲より第7番、第8番、ショパン作曲:バラード第1番。
堀江真理子のバイオリン、細井美来のピアノで、プロコフィエフ作曲:バイオリンソナタ第2番。
休憩を挟んで、島田真千子の第1バイオリン、小林悟朗の第2バイオリン、高橋奨のビオラ、横溝宏幸のチェロ、中山恵のピアノで、シューマン作曲:ピアノ五重奏曲より第1各章、第2楽章、第4楽章。
最後に小泉亜希子と島田綾乃のピアノで、プーランク作曲:「仮面舞踏会」の終曲によるカプリッチョ、ドビュッシー作曲:小組曲、ラベル作曲:ラ・ヴァルス。

出演者は音楽の専門教育を受けた後にプロの道を歩んだ人だけでなく、一般の社会人になった人にとっても、演奏の機会を持つことで音楽にずっと係わって欲しいという願いで、音楽教育の指導者でピアニストでもある岩崎淑氏が開催しているコンサートというか発表会の場のようだ。

皆真剣にそしてひたむきに音楽に向かっている姿がある種の感動を呼ぶようだ。

「継続は力なり」

コンサートの最後に岩崎淑氏が話されていた言葉である。

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2010/04/26

町田フィルハーモニー交響楽団第70回定期演奏会

20100425machidaphi14月25日の昼、ミューザ川崎シンフォニーホール
4月に入って4回目、今年15回目のコンサートは、東京都町田市に1975年創立された市民オーケストラ、町田フィルハーモニー交響楽団第70回定期演奏会だ。
20100425machidaphi2昼過ぎに並んで手に入れた当日券A席指定は1階最後列といっても11列目の真ん中21番というまずまずの座席で、ステージを見るとこんな感じ。
20100425machidaphi3パイプオルガン席には、オーディオ仲間のH氏が席を取っていたというが、この時点ではまだ人もまばら。
20100425machidaphi4ホール天井を見上げると結構な高さがある。
本日の演目は、増井信貴氏の指揮で、前半のプログラムがグリーグ作曲、組曲『ペールギュント』より 「花嫁の略奪とイングリッドの嘆き」、「山の魔王の洞窟にて」、「オーゼの死」、「朝の気分」、「アラビアの踊り」、「ペールギュントの帰還」、「ソルヴェイグの歌」、休憩を挟んでメインがベルリオーズ作曲、幻想交響曲Op.14というもの。
20100425machidaphi5「ペールギュント」といえば荒唐無稽の冒険物語だが、ここ町田フィルは冒頭の曲から一気に物語の中に聴衆をグイグイ引き込んでいく演奏技術の高さを持っていた。

還暦をとうに過ぎた年配の演奏者と脂ののった中年の演奏者が上手くバランスされたオケラで、弦楽器の各トップ3列目あたりまでは本当に演奏水準が高い。管楽器、打楽器群もよく訓練されていて秀逸。
よく統率された各パートは音程の確かさが生み出す綺麗な響きを随所に見せて、聴いていて本当に心地よい。

指揮者の増井氏はプログラム写真で見るよりもずっと年配に感じたが、指揮ぶりは本当にエネルギッシュで、あるときはオケを挑発しあるときは優しくなだめるような仕草で、このオケを完全に手中に収めていた。

メインの幻想交響曲は、一般的なテンポで展開していたが緩慢なところはなく、息をつくまもなくあっというまにフィナーレまで疾走するオケラにあわせて聴衆も一体となった瞬間がそこにあった。

管楽器の音量はもう少しあっても良いかなと思えるところもあったが、ハーモニーと響きを大切に練り上げられたアンサンブルは見事としかいいようがない。

エネルギー溢れる音の洪水がホール中を駆け巡って天井まで駆け上りシャワーのように降り注ぐような感覚はここミューザではお馴染みだが、アマチュアオケでこれだけ満足させられたのも久しぶりである。

演奏会がはねた後、パイプオルガン席で観賞していたH氏と合流し、反省会で軽くビールを1杯やってから帰宅の途についた。

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2010/04/25

出水電器4月度試聴会

20100424allion4月24日。
今日は小生の使用しているFASTアンプの発売元でALLIONアンプの生産&発売元である(有)出水電器の西蒲田試聴室の4月度試聴会の日。
今日はDEQX発売元のKurizz-Labo栗原社長にオーディオケーブルで新風を巻き起こしているアスカ工業の末岡社長をお招きしてのイベント。

新たにTADのウッドホーンを導入したSONYのSPユニットをDEQXで調整し、ASUKAのSPケーブルで接続した音は、クロスオーバーを330HZ以上をホーンユニットに受け持たせたという。

前回はPA用のBOXに付属していたプラスティック製の小さなホーンだったので、必然的にウーファ部が広い帯域をカバーしていたのだが、今回はホーンユニットが広い帯域をカバーするように変更されたので、音の繋がりはより自然になったようだ。

参加者は常連のメンバー以外には音元出版の編集者、録音スタジオのオーナーなど多彩なメンバーで、ネットで知り合ったオーディオ仲間も何人か。

いつもは参加者が持ち寄ったCDをかけながら進む試聴会だが、今日は先ずアスカ工業の末岡社長が持ち込まれたSPケーブル、電源ケーブル、そしてネット販売専用の制振合金を使用したインシュを取り付けながら、その効果を体験しようというもの。

先ずは、ALLION T-125SVとジンガリをつなぐモンスターケーブルをASUKAの単線ケーブルに、ついでにジャンパーケーブルも同じ素材のものに変更した。
ケーブル端子はWBTの最高級品で1ロット400個単位で購入するものだという話。

信号伝送時のロスを徹底的に排除したというその音は、単線ケーブルに特徴として出る中高域のエネルギー感に加え落ちがちな低音域もしっかり出て、音に付帯していた靄が晴れてはっきりくっきり明瞭に見通せるようになったと感じた。

続けてCDPのEMTには電源ケーブルを差し換える。
音出しした瞬間、参加者からはどよめきが。
上流部で電源ケーブル交換の効果を聴いて、新たな悩みを抱えた参加者は多かったのではないだろうか。

ケーブルに使用されている合金は万一燃えると有毒ガスが出るということで、完成品として販売するには法律上の問題があるということだが、そんなことを言えばSPユニットに使用されているベリリウムなどもそうなんだし、これはキット販売ならクリアできそうだという話に。

最後にインシュをCDPの下に3点支持で。
プロ機器のEMTはゴム足なので、この効果は本当に大きかった。
末岡社長が、これは合金が高いので値段も高くなってしまったと盛んに言い訳されるので、参加者からは一体幾らですか?との声が。
値段を聞いて参加者からは、そんなに安くていいんですか?と笑い声が。

イベント終了後にこのインシュは、早速参加者の録音スタジオオーナーが、録音機材のインシュとして使用してみたいからと貸し出しを希望され、そのままお持ち帰りとなった。

末岡社長は本当に真面目で白黒はっきりしないと済まないという性格が、アスカの製品にもよく反映されていたと思う。
今回のイベントでファンになった方は多いのではないだろうか。

イベント終了後は近くの焼き鳥やさんで懇親会。
栗原社長、末岡社長、それに音元出版の方を交えた音楽やオーディオ談義で花が咲いた楽しいひと時を過ごした。

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2010/04/21

TAKET-BATPUREの取り付け

Taketbatpure2昨夜届いたスーパーツィータTAKET-BATPURE
Taketbatpure3今日は早速東京の単身赴任宅で鳴らしているAuraのスピーカーに取り付けをする。
2Wayブックシェルフでフロントにバスレフポートが開いている。
Taketbatpure4型番はAura SP50といい、B&Wがイギリスで生産したものだ。
Taketbatpure5スピーカー後ろにあるターミナルを取り外し、高域側の端子にベルデンケーブルを接続。
Taketbatpure6バスレフポートからケーブルを取り出し、TAKET-BATPUREを取り付けて両面テープで固定する。
取り付け場所がセンター位置を確保できなかったが、サランネットで隠れる場所はここしかなかった。

左右のスピーカーに取り付けするのに約30分ほど。
早速音出しをする。

さて、その音はどうかというと、一聴して判るのは楽器それぞれの音の粒立ちと輪郭が明瞭になって、低音域が伸びて音階がよくわかるようになったこと。
ヴォーカルのサ行がキツクなることもなく、より生身の人間の歌声に近づいたと思える。

ケーブルも新品なのでもっと聴き込めば変化すると思うが、これは非常にコストパフォーマンスの高いスーパーツィータだ。

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2010/04/20

TAKET-BATPURE到着

Taketbatpure1先日発注していた、TAKET-BATPUREが届いた。
小さなプラケースに入ったスーパーツイーターだ。
スピーカーケーブルはベルデンケーブルをチョイス。
Taketbatpure2さて、取り付け後の話ははまた今度。

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2010/04/19

YUNDI LI(ユンディ・リ)オールショパンピアノリサイタル

Yundili14月17日土曜日の夕方、夕闇迫る大阪市内にあるザ・シンフォニーホール
今日は中国人ピアニスト、YUNDI LI(ユンディ・リ)のオールショパン、ピアノリサイタルの日だ。
Yundili22000年のショパン国際ピアノコンクールで、あのブーニン以来15年ぶりの優勝を飾った中国人ピアニスト。
小生が座ったのは、パイプオルガン席の右側で、ピアニストの顔が見える場所だ。

今夜のプログラムは、ショパン生誕200年記念とした、オールショパンプログラム。
曲目は、夜想曲 第1番、第2番、第5番、第8番、第13番、アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
休憩を挟んで、4つのマズルカ op.33、ピアノ・ソナタ 第2番 「葬送」、そしてポロネーズ 第6番「英雄」というもの。
Yundili3背筋をピンと伸ばし颯爽と現われたYUNDI LI。
観客は圧倒的に女性が多く、さすがイケメンピアニスト(笑)
演奏は、ミスタッチの全くない完璧なもので、最後までショパンの煌くようなピアノタッチがホール全体を包み、天井の反響板から再びホールの座席まで下りてくる。
その響きは華麗にして煌びやかで、しかも力強い。17時から19時半過ぎまでたっぷりショパンの世界を堪能した。
Yundili4コンサートがはねた後は、東梅田にあるビヤレストラン、キリンケラー・ヤマトへ。
コンサートの余韻を肴に美味いビールと美味い料理を楽しんだ。
Yundili5

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2010/04/18

春の京都散策

新学期も始まった4月中旬の土曜日。
久しぶりに京都の散策を楽しんだ。
朝早く阪急京都線で河原町まで、そこから市バスで動物園前まで行き、徒歩で10分ほど歩くと、疎水沿いに佇む「無隣菴」がある。
20100417murinan1明治の元勲、玉懸有朋が京都市内に造営した別荘で、1千坪もの庭園は庭師、小川治兵衛が作庭した近代日本庭園の傑作。東山を借景として琵琶湖疏水の水をとり入れた三段の滝から渓流のせせらぎが池に注ぐ庭園です。
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20100417murinan3洋館は明治31年に建設され、2階はフラッシュ厳禁だったので薄暗く見えますが、壁画には江戸時代の狩野派による「金碧花鳥図」の障壁画が飾られています。
この部屋で歴史上有名な「無鄰菴会議」が開かれています。
これは明治36年、日露開戦直前のわが国外交方針を決めるため、山県有朋、伊藤博文、桂太郎、小村寿太郎の4人によって開かれたそうです。
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20100417nanzenji1そこから10分ほどで臨済宗大本山南禅寺の三門前。
丁度山門の拝観を行っていたので、拝観料を払って上まで登った。
1291年に創建された南禅寺、現在の三門は藤堂高虎が1628年に大阪夏の陣に倒れた将士の菩提を弔うために再建したものものだそうだ。
20100417nanzenji2三門の上に登ると京都市街が広く見渡せ、大文字焼の大の字が山肌に見える。
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20100417nanzenji4

20100417yachiyo1昼食は南禅寺門前にある料理旅館八千代で。
風情ある日本庭園を眺めながら、ここの名物、「雨月物語」から生まれた懐石弁当を食べる。
折角だからと、伏見の酒蔵、山本本家の純米大吟醸「南禅寺八千代」を飲む。
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20100417yachiyo3
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20100417sumitomo1ゆっくり京会席を堪能したら、東山高校横にある野村美術館で、茶の湯関係の美術品を鑑賞。
その後、哲学の道をそぞろ歩きし、白川通り近くにある泉屋博古館で、住友コレクションの近代絵画と中国4千年歴史ある青銅器の数々を美術鑑賞。

白川通りのバス停から市バスに乗って河原町まで戻り、阪急電車で大阪に移動。
日中を久しぶりの京都散策で楽しんだ。

さて、夜はザ・シンフォニーホールユンディ・リのオールショパン・リサイタルだ。

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2010/04/12

川崎市民交響楽団第171回定期演奏会

20100411kasakyo14月11日の今日は今年13回目のコンサート通い。
京急川崎駅から徒歩で10数分のところにある、川崎市教育文化会館大ホールで開催された川崎市民交響楽団の第171回定期演奏会に行ってきた。
先週の麻生フィルハーモニー管弦楽団同様に、ここのコンサートも千円の入場料で自由席。
1952年に創立されたアマチュアオケとして主に川崎市川崎区で活動している。
20100411kasakyo2座ったのはステージから7列目の真ん中の席で、上を見上げるとこんな感じ。
20100411kasakyo3
今日の演奏曲目は、「チャイコフクキー 愛の物語」と銘打ち、指揮者には三原明人氏を迎え、前半がバレエ音楽「白鳥の湖」より10曲を抜粋してナレーションをつけての演奏。
「むかしむかし、ある国にジークフリートという王子がいました。・・・・・・・・・うわさでは、その湖には美しい白烏たちが住んでいるということでした。ある日、ジークフリートは成人となる誕生日を迎えました・・・」
ナレーションが語り部となってこの物語を進行していく形式は、情景音楽としても優れたこの「白鳥の湖」の音楽を判りやすく伝える上手い構成だと思った。

ステージ上の配置も、第1Vnが左で中央にVc、Vaと続き、第2Vnが右、ベースが第1Vnの後方に配置され、
中央に木管楽器群で上段左にHn、中央に打楽器群、中断右側にTp、その上段後ろにTbとTubaという、珍しい配置で弦楽器の掛け合い効果を高めようという意図があった。

休憩を挟んでメインは、同じくチャイコフスキー作曲、交響曲第5番Op,64
今年聴いたアマオケの水準は、学生オケも含めて総じて高かった、今日の演奏レベルはアマチュアとしては平均レベルといったところ。
三原明人氏の指揮は、強弱と緩急のアクセントを効かたメリハリのある音楽を引き出そうと懸命だったように感じた。
小生が数多く聴いた「白鳥の湖」の中では、曲によっては「本当にこれで踊れるの??」というくらい早いパッセージの連続で、木管ソロの指がギリギリで喰らい付いているのが判るほど。
穏やかなパッセージでは響きもたっぷり聴かせていた奏者も、余りの速さにいっぱいいっぱいで響きを乗せる余裕がなさそうで可哀想なくらい。
しかし、コンミスがオディット姫をチェロのソロがジークフリート王子をそれぞれ表した第2幕の一曲はなかなか聴き応えがあったが、これは今日のためにゲストで呼んできたコンサート・ミストレスが弾いていたようだ。
20100411kasakyo4メインのチャイ5も、今まで聴いた最速の演奏で、終楽章の聴かせどころでベースの低音がゴリゴリと響き渡るところでも、運指とボウイングが早すぎて音が出ていない状態だったのはやや残念であった。
ホールそのものも結構古い多目的ホールで響きがデッドだったせいもあるが、このオケはやや硬質な音で響きはあまり乗っていないソリッドなサウンド。

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2010/04/11

4月のコンサート予定

2010年のコンサート通いも3ヶ月で11回を数え、そのほとんどがとても満足する演奏会であった。

4月4日(日)は川崎市にあるアマオケ、麻生フィルハーモニー管弦楽団第51回定期演奏会が多摩市民館で。

4月の今後の予定はこのようになっている。
そして今日、4月11日(日)は同じく川崎市にあるアマオケ、川崎市民交響楽団第171回定期演奏会が川崎市教育文化会館で。

20100417
来週4月17日(土)は、ユンディ・リのオールショパン・ピアノリサイタルが大阪のザ・シンフォニーホールで。

4月25日(日)は川崎市にあるアマオケ、高津市民オーケストラ第16回定期演奏会がエポックなかはらで。

20100428
4月28日(水)は室内楽、第47回カロローザ定期演奏会東京オペラシテイリサイタルホールで。
カロローザという演奏団体は、桐朋学園でピアノを指導されている岩崎淑氏門下の演奏家たちが、年に1回集まって様々な形式の室内楽を披露するコンサートだ。

こうして予定を立ててみると4月もなかなか充実したコンサート通いになりそうだ。

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2010/04/10

TAKET-BATPURE導入計画

Taketbatpure更なる音質の向上を目指してTAKET-BATPUREを購入した。

といっても、これをどう使うの?

部屋のリフォーム後、飛躍的に音質の変貌を遂げた大阪のオーディオシステムに比べ、単身赴任中の東京のシステムには、ここ数年は全く手をつけない状態だった。

音質改善の強力なツールとしてスーパーツィータがあり、TAKET-BATPROの性能は、大阪のシステムで確認済みであったので、コストパフォーマンスの優れたこれを選択するのに、そう迷いはなかった。

オンライン発注もしたし、到着したら早速取り付けよう。


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2010/04/05

今年も桜が満開に

20100404sakura1_2先月23日に開花した今年の桜がこの土日で満開になった。
先日の強風にも散らずに咲いた今年の桜だ。
20100404sakura2東京の住いの隣にある公園では、満開の桜の下で花見の宴会。
綺麗な桜を汚さないよう跡片付けをお願いね(^^ゞ
20100404kobaihakubai1_2これは、近所の敷地に咲いている珍しい紅梅白梅の木。
昔は別々の木だったのがいつしか幹が密着して1本の木になったのだろうか。
1本の枝から紅梅と白梅が同時に咲いているのは初めて観た。

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2010/04/04

麻生フィルハーモニー管弦楽団第51回定期演奏会

20100404asaopho1桜も満開になった4月4日日曜日の午後、JR川崎から南武線に乗り換えて登戸駅から徒歩で約10分、小田急電鉄の向ケ丘遊園駅からだと数分のところにある、川崎市多摩市民館
今日は、今年12回目、4月に入ってはじめてのコンサート。
川崎市新百合ヶ丘に本拠を置くアマチュアオーケストラ、麻生フィルハーモニー管弦楽団の第51回定期演奏会を聴きに行った。
川崎市の北端に位置する麻生区は多摩川を挟んで東京都と境を接し、南北に走るJR南武線で八王子と川崎を結ぶ他、小田急小田原線の急行で新宿まで20分と都心からも近い郊外のベッドタウンとして発展している。
20100404asaopho21983年の創立以来年2回の定期演奏会の他、最近ではミューザ川崎で開催される市民交響楽祭にも参加している。
今回の演目は、指揮に三石精一氏を迎え、曲目は、ドビュッシー作曲、牧神の午後への前奏曲、合唱団にル・シャン・デ・フルールを迎えて同じくドビュッシー作曲の3つの夜想曲、休憩を挟んで、ラヴェル作曲、クープランの墓、そしてダフニスとクロエ 第二組曲という、オールフランスものという意欲的な演奏会である。
20100404asaopho3今日は全席自由席で料金は1千円と格安の料金で楽しめる。
座った席は前列から8列目の真ん中という格好の席で、ここからステージはこんな風に見える。
20100404asaopho4座席からホールを見上げるとこんな感じ。
多目的ホールなので、反響板の位置も固定であり響きがややデッドなのは仕方がない。
20100404asaopho5サイドの反響板は積層合板と思われる木材で積み木のように重なっている。
20100404asaopho6100名近い団員を有しているというが、本日の演目はアマチュアには難易度の高いフランスもの。
木管楽器奏者のレベルに相当自信がないとドビュッシーやラヴェルだけの演奏会なんて開けないのだから、相当自信があったのだろう。
1stヴァイオリンのうち6名が他の団体からの賛助出演で、普段は1stを受け持っている団員が2ndヴァイオリンに回っていると想像できたが、総じて弦楽器の音量は小さ目でピチカートはほとんど聞こえてこないほど。
しかし木管楽器奏者のレベルは高く、難易度の高いソロパートを皆がいとも簡単に吹いているように思え、アンサンブルのリズムや響きも完璧に近い。
20100404asaopho7
合唱団も一つのパートとして書かれたというドビュッシー作曲の3つの夜想曲の中のシレーヌを聴いていると、まるで印象派の絵画を見ているかのよう。
ドイツ物のような激しいリズムと明快なアクセントとは違う、フランスのエスプリたっぷりな演奏を堪能させてもらった。

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2010/04/03

本日の一枚(Todo ou Nada / Katia Guerreiro)

Katiaguerreiro_Katia Guerreiro(カティア・ゲレイロ)、Todo ou Nada、2006年9月16日発売、レーベル:Le Chant Du Monde

ポルトガルの酒場で歌われるファド。
日本人の感性にもしっくりくる哀愁のメロディとこぶしの効いた歌声が、小生の心を捉えてしまった。
Marizaに続いてこのKatia Guerreiroも最近聴きだしたファド歌手の一人。
南アフリカ生まれで本職は医者だという彼女は趣味でファドを歌っていたそうだが、なかなかどうして味のある大人の歌い手である。
日本でも演歌は素人歌手がプロ顔負けの歌声を聴かせてくれることがあるが、彼女もそうした経歴から今の地位を築いたのだろう。

1. Disse-Te Adeus a Partida/O Mar Acaba ao Teu Lado
2. Despedida
3. Ser Tudo ou Nada
4. Muda Tudo, Ate O Mundo
5. Minha Senhora das Dores
6. Canto Da Fantasia
7. Vaga
8. Dulce Caravela
9. Quando
10. Menina Do Alto Da Serra
11. Saudades Do Brasil Em Portugal
12. O Meu Navio
13. Talvez Nao Saibas
14. Tenho uma Saia Rodada


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2010/04/02

本日の一枚(Mariza / Fado Em Mim)

EmminmarizaMariza(マリーザ) / Fado Em Mim、レーベル:Times Square Records、2002年4月9日リリース

このアルバムは、最近よく聴くようになったポルトガルのファド歌手、マリーザのデビューアルバム。

ヨーロッパ大陸の西端に位置するポルトガルは、1600年台の南蛮貿易の時代から日本との関係があったということだが、今はポートワインの産地というくらいの知識しかなかった。

小生は以前よりポルトガルギターを演奏するマリオネットのデビューアルバム「ぽるとがる幻想」をよく聴いていたことから、ポルトガルの酒場で歌われているファドというものに興味があったので、偶々NHK-FMの番組で紹介されたこの最新アルバムのTerraを聴いて、このファドの魅力に参ってしまった。

2002年にリリースされたというこのアルバムによって、ファド歌手としての地位を確固たるものにしたマリーザ。
最新アルバムが、JAZZやアフリカ音楽の影響を受けてよりクロスオーバーな音楽へも踏み出しているのに対し、デビューアルバムでは21世紀に入って輩出された沢山のファドの伝統を受け継ぐ歌手の一人として、昨今のファドの再評価につながる貴重なものだろう。

マリーザの張りのある華やかな声質と情感溢れる歌唱力は、現代のファドの魅力を余すところなく聴くものに伝わってくる。

1. Loucura
2. Poetas
3. Chuva
4. Maria Lisboa
5. O Gente Da Minha Terra
6. Que Deus Me Perdoe
7. Ha Festa Na Mouraria
8. Terra D'agua
9. Oica La O Senhor Vinho
10. Por Ti!
11. Oxala
12. Barco Negro
13. Bonus Track


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