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2010/12/26

電気通信大学・実践女子大学 第53回定期演奏会

20101226aprico1今日は12月最後の日曜日。
部屋に祀っていたお札や破魔矢などを蒲田八幡神社に納めに行った。
境内は綺麗に掃き清められ新年を迎える準備が整っていた。
ここは慶長5年に遷座されたという由緒ある神社。
20101226aprico2参拝して心を安らかにしてから向かったのは大田区民ホール・アプリコ
今日は今年54回目のコンサート、電気通信大学管弦楽団実践女子大学アンサンブル・レ・フィーユの第53回定期演奏会だ。
男子学生が大半の理系大学と女子大との合同オケという形式は、小生が在籍していた大学オケも同じようなスタイルをとっている。
普段は別々の演奏団体として活動しているが、年に一回定期演奏会を開催しているのだ。
小生はここの定期演奏会を過去2回聴いているが、昨年年末に聴いた第九演奏会もアマチュアらしい溌剌とした演奏だった。
20101226aprico3今日の演奏会も、前回聴きに行ったときに書いたアンケートで招待状を貰っていたため無料で聴けるコンサート。
20101226aprico4指揮者は石毛保彦氏。
信州大学医学部を卒業後10数年医師として働いていたが、指揮者になる夢を捨てきれず、桐朋学園大学音楽部に再入学して指揮者になったという経歴の持ち主だ。
今日のプログラムは、ワーグナー:タンホイザー序曲、モーツァルト:交響曲第35番ニ長調K.385、ブラームス:交響曲第1番ハ短調Po.68というもの。
自由席なのでいつもの通り、前から6列目の真ん中に座った。
20101226aprico5演奏会が始まった。
最初のワグナーは弦楽奏者の息がなかなか揃わず、大柄なコンサートマスターが体一杯を使った身振りで統制を取ろうとする。
昨年聴いた時は弦楽器群に安定感があったが1年でオケのバランスが変るのも学生オケの宿命なので仕方がないこと。
今年の管楽器群は、トップの力量が安定していて、金管楽器からは艶やかで厚みのあるワグナーサウンドが放出されている。
2曲目はモーツァルトのシンフォニー。
ここアプリコは多目的ホールながら適度な響きがあり、バイオリンの溌剌とした響きが素晴しく、軽やかでありながら緊張感溢れる演奏を披露してくれた。
最後のブラ1は、弦楽も息が揃ってきてブラームス特有の3連符の連続も安定した響きを聴かせてくれる。
反面、管楽器はやや疲れが見えて時折不安定な一面を見せて心配したが、指揮者の石毛氏が情熱的なタクトさばきでリードしたおかげで、最後のフィナーレまでたどり着くことができた。
演奏終了後にはコンマスは息も上がって疲労困憊の体であったが、会場からの暖かい拍手を貰ってようやく笑顔を見せていた。
アンコールにはチャイコフスキーのくるみ割り人形から花のワルツが演奏され、ここでも厚みのある金管楽器と木管アンサンブルが際立つ素晴しい演奏でお開きとなった。
20101226aprico6これで今年は後、55回目となる大晦日のジルベスターコンサートを残すのみ。
小生の学生オケ時代を思い出させるような今日の演奏会を心底楽しんだ師走最後の日曜日であった。

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2010/12/23

明治大学交響楽団 第87回定期演奏会

今上天皇の誕生日は慌しい歳末に、ホッと一息つく休日である。
今日は今年53回目のコンサートで、大学オケ時代の友人を誘ってJR錦糸町駅前にあるすみだトリフォニーホールにやってきた。
高さ500メートルを超えた東京スカイツリーが見える。
20101223meioke1_2今日は明治大学交響楽団の第87回定期演奏会。
全席自由で入場料800円だが、このチラシを持っていくと何名でも無料で入れるというので、会場時間前から沢山の人が並んでいて、1800人収容の大ホールは満員の入り。
20101223meioke2_2今日のプログラムは、宮松重徳氏の指揮で、ドヴォルザーク:序曲「謝肉祭」作品92、チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」作品71より抜粋、そしてメインがマーラー:交響曲第1番二長調「巨人」というもの。
明治大学交響楽団は創部が1923年。年1回の定期演奏会を開催して今回が87回目の定期演奏会。
団員も200名を超えるというが、団員名簿を見ると管楽器やヴァイオリンが充実しているのに対し、コントラバスがやや薄いようで、4名の賛助出演を得ている。
20101223meioke3_2指揮者の宮松氏は風貌が演歌歌手の吉幾三にそっくりで、タクトさばきはダイナミックでエネルギッシュ。
1曲目の謝肉祭は熱狂的でアップテンポな主題が連続する曲で、冒頭は弦楽器のアインザッツがなかなか揃わないもどかしさがあったが、後半部になるにつれて指揮者との息も合いだして、小気味良いリズムに乗った木管楽器のソロが素晴しかった。
明大オケのサウンドは糸が張り詰めたような緊張感はなく少々揃わなくてもオッケー(笑)というおおらかな包容力あるもので、聴いていてもとてもリラックスする。
管楽器パートは人数も多いが巧者揃いとみえて速くで難しいパッセージも難なくこなす。

2曲目のくるみ割り人形からの抜粋は、管楽器が総入れ替えになって、楽しいクリスマスの夜のファンタジーを素晴しいソロで聴かせてくれた。
また、パーカッションを担当した団友のカスタネットがフラメンコを踊るように素晴しい演奏を聴かせてくれたのが印象深かった。
20101223meioke4_2休憩をはさんだメインはマーラーの巨人。
ステージ一杯に配置された弦楽5部8-7-6-5-5に4管編成の木管楽器、ホルンは8本も揃えている。

第1楽章:ニ長調4分の4拍子、ゆっくりと、ひきずるように
第2楽章:スケルツォイ長調4分の3拍子、力強く運動して
冒頭から牧歌的な曲想の中でクラリネットによるカッコーが鳴き、巨人がゆったり歩を進める様が表現されている。
負けん気の強そうなコンサートミストレスをなだめるような指揮者の身振りが面白い。
第2楽章はチェロとコントラバスが活躍する荒々しい祭りの風景のよう。
ホルンのソロが巧いので、傍らで聴いていた友人のもとホルン吹きが思わず身を乗り出すのは、小生と同じ印象を持ったからか。

第3楽章:ニ短調4分の4拍子、緩慢なことなく、荘厳に威厳をもって
第4楽章:ヘ短調2分の2拍子、嵐のごとく激情的に
第1ティパニ奏者はくるみ割り人形で、素晴しいカスタネット演奏を披露した団友が担当していたが、彼の演奏は今まで聴いてきたどのアマチュアオケの奏者に比べても抜群に巧さが抜きん出ている印象だった。
それぞれの場面に相応しいバチを選択したうえで、一音一音の打撃の力加減を微妙に変化させ、しかもリズムは完璧で音楽性も高く、コンミスよりもこのテインパニ奏者の彼がオケをリードしているかのようだった。

このマーラーでは、オケが完全に一つの楽器になったかのように活き活きとした音楽を発し、指揮者の意のままに力強い演奏を聞かせてくれた。
特に多人数の管楽器のそれぞれのパートが一つにまとまっていて素晴しかった。
フィナーレではホルン8本のスタンディングによる「勝利のコラール」が高らかに奏せられ、ホールの中を興奮の響きで埋め尽くしたところで終演となった。
20101223meioke5_2演奏会がはねてからもその興奮はなかなか収まらず、友人とそのまま反省会に繰り出すことになった。

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今年最後の逡巡

今日は12月23日、今上天皇の誕生日でお休み。
朝から年賀状を書いているが、その後はコンサートに行こうかと予定をめくってみたら、とても魅力的な3つのコンサートが見つかった。
Gbc_2一つ目はクリスマスに相応しい、ヘンデルのメサイア演奏会。
それも鎌倉にあるカトリック雪ノ下教会聖堂で開かれるグロリア少年合唱団&男声合唱団とオーケストラによるというものだ。
Muzaそして2つ目はお馴染みのミューザ川崎シンフォニーホールパイプオルガンによるクリスマスコンサート
考えてみればオケの1パートとしてのパイプオルガンは聴いたことがあるが、パイプオルガンをメインにしたコンサートは、ここミューザで聴いたことがない。
しかも今回は洗足学園音楽大学混声合唱団の歌声で、クリスマスにちなんだ曲を演奏するという。
Meioke最後はこれも今年よく通った、すみだトリフォニーホールで開催される明治大学交響楽団の第87回定期演奏会。
学生オケを含めたアマチュアオケの演奏は今年一年楽しませて貰ったが、今日のプログラムもメインがマーラー:交響曲第1番二長調「巨人」と大曲で魅力的だ。

さて、今年53回目のコンサートはどれにしようか?

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2010/12/19

初冬の家庭菜園で収穫

20101218hatake112月年末年始休暇前最後の帰宅の週末に家庭菜園の手入れと収穫。
大根は2畝植えたがどれも順調に育っている。
20101218hatake2苗を植えたブロッコリーも大きく育ってもう直ぐ収穫どきだ。
20101218hatake3サニーレタスの横には来春の収穫を期待して絹サヤエンドウとスナックエンドウの苗を植えた。
20101218hatake4春菊も雑草に負けずに葉が生い茂ってきているので、もっと日を浴びて育つよう周囲の雑草を抜き取る。
20101218hatake5収穫したのは水菜とレタス。
どれもサラダにすると美味しい。
家庭菜園の恵みに感謝する週末である。

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2010/12/12

横浜フィルハーモニー管弦楽団第64回定期演奏会

20101212minatomirai112月に入って日に日に冬らしくなってきて、蔦の紅葉ももう僅かになった。
20101212minatomirai2近所の中学校の生垣の椿も冬らしく花を咲かせている。
そんなのどかな日曜日の昼下がり、横浜みなとみらいホールにやってきた。
20101212minatomirai3今日は記念すべき今年52回目のコンサート。
今年の初めに30回はコンサートに行きたいと願っていたが、幸いにも毎回毎回素晴しいコンサートに巡り合い、ついに1年間52週、毎週1回の勘定でコンサートに行くことが叶った。
20101212minatomirai4今日の演奏会は、横浜フィルハーモニー管弦楽団の第64回定期演奏会である。
横浜フィルハーモニー管弦楽団は、1977年の秋に発足以来今年で創立33年を迎えるアマチュアオーケストラで、団員は80数名を数える立派な演奏団体である。
全席指定の当日券狙いなので良い席が残っているか心配だったが、52回目のコンサートということで幸運の女神も微笑んでくれたのか知らないが、1階7列20番という前より中央やや右という申し分ない席を確保することができた。
20101212minatomirai5今日のプログラムはマーラーの交響曲第2番「復活」という大曲1曲のみ。
指揮者にウィーン在住で大阪交響楽団正指揮者の寺岡清高氏を迎え、ソプラノに山田英津子氏、アルトに栗林朋子氏、そして合唱にソニー・フィルハーモニック合唱団パイオニア合唱団みなとみらい昼どき合唱団東京アカデミッシェカペレという大規模な編成である。
20101212minatomirai6来年はマーラー没後100年の記念の年でもあり、また合唱つきという年の瀬を締めくくるに相応しい壮麗な演目でもあり、この大曲をアマチュアオケがどのように表現してくれるのか期待していた。
ステージ一杯に配置されたオーケストラ、そしてパイプオルガン席に居並ぶ混成4部合唱団。
指揮者の両脇にはソプラノ、・アルト2名のソリスト席が用意されている。

開演10分前頃になると団員が続々とステージに現われて、楽譜のおさらいを始めだした。
これだけの長大な大曲になると、アマチュアでは弦楽器も管楽器も体力勝負とばかりに賛助出演も含めると100位は優に超えて、一般のホールより幅広いみなとみらいのステージも狭く感じるほどだ。
20101212minatomirai7チューニングを終えたオケの前に、小柄だが精悍な寺岡氏が颯爽と現われた。
タクトを持ち、いよいよ全5楽章からなる壮大な交響曲の演奏が始まった。
第1楽章:アレグロ・マエストーソ・まじめで荘厳な表現で一貫して
第1楽章は緊張感溢れる主題が弦楽器によって重々しく奏せられ、管楽器がそれに重なりあっていく。
横フィルの響きはいい意味でアマチュアでは珍しいほど多彩な色彩を感じさせるものだ。
第1楽章が終わり、第2楽章が始まる前にステージの照明が照度を落とし、薄暗いなかで団員が瞑想しているように見える。

第2楽章:アンダンテ・モデラート・きわめてくつろいで、急がずに
優美な3拍子の美しく物憂げな調べが耳に心地よく響く。
まるで夢の中を漂うかのようだ。
20101212minatomirai8第3楽章:スケルツォ・静かに流れるような動きで
第4楽章:「根源の光」
第5楽章:スケルツォのテンポで・荒野を進むように

チューニングをやり直した後の後半3楽章は連続して演奏された。
4楽章ではアルト独唱の栗林氏がステージに現われ、合唱をバックに歌曲「根源の光」を厳かに歌い上げる。
ステージ袖の舞台裏から奏せられるホルンやトランペットのファンファーレにコンサートマスターによるバイオリンソロが独唱に絡み合う。
4楽章を終えた頃で演奏開始からちょうど1時間が経過したが、とてもそんなに長い時間が経過したと感じさせない充実した密度の濃い演奏が続いている。
5楽章に入りソプラノ独唱の山田氏も加わり、力強い合唱の歌声がステージ上方に響き渡る。
ステージ脇の舞台裏から聞こえる打楽器も交えた金管バンドがステージ上の演奏とうまくかみあって素晴しい表現を見せてくれる。
マーラーではパーカッションによる多彩な響きが魅力だが、今日の演奏でも、ティンパニ2、シンバル、タムタム、大太鼓、ドラ、小太鼓、鐘、トライアングル、鉄琴など数多くが活躍して聴衆を飽きさせない。
20101212minatomirai9第5楽章は「復活」をテーマに第1楽章の死から地獄を表現する、暗く重くおどろおどろしい曲調が延々と提示されるが、延々と続く短調のあとに合唱が「復活」を荘厳に歌いはじめると調性も一転して長調になり、管弦楽も復活と勝利の歌に呼応していくと、最後にはパイプオルガンも加わって壮麗な響きがホールを満たす。
合唱団員は誰もが満足に満ちた輝く表情で高らかに歌い、オーケストラ奏者も心なしか笑みを浮かべている。
ホールを満たす勝利の響き。
これこそ「復活」の醍醐味であり、それをホールに居る全員が共有しているという一体感、幸福感には言葉はいらない。

最後の1音がホールに吸い込まれ消えていった瞬間に深い感動が残った。
20101212minatomirai10

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2010/12/11

NECコミュニティコンサートin川崎

20101209muza師走で慌しい12月9日の夜。
今年51回目のコンサートとしてミューザ川崎シンフォニーホールで開催された、NECコミュニティコンサートin川崎に行ってきた。

このコンサートは、NECの芸術文化支援活動の一環として開催され、今回は大友直人氏の指揮、東京交響楽団とピアノ独奏に中学3年生ピアニスト尾崎優衣さんを迎えたコンサートだった。

18時の当日券発売10分前にホールへ着いたら長蛇の列だったので、一瞬どうしようかと思ったが、それは招待客の座席指定引き換えの列で、当日券に並んでいたのは小生を含め10名も居ない。
今回のコンサートはS席でも3000円と格安にもかかわらず小NECが招待した客が大半を占める演奏会なので、有料入場者は少ないのかラッキーであった。

生は1階の前から5列目の24番とほぼ中央のピアノ響板前の良い席に座ることができた。
そのうちに同じような前列にオーデオ&音楽仲間のH氏がやってきた。
やはりミューザの格安コンサート、思うことは同じである(笑)

本日のコンサートは、先ずショパン作曲: ピアノ協奏曲第1番 ホ短調Op.11、後半はドヴォルザーク作曲: 交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」という名曲コンサートである。
演奏に先立ち、指揮者の大友直人氏が挨拶とスピーチを行い、今回のNECの後援に対してお礼を述べていた。

演奏が始まった。
ピアノ独奏の尾崎優衣さんは1995年生まれの中学3年生だが、その演奏はそんなことを感じさせない素晴しいものであった。
ピアノのタッチは正確でブリリアントカットのダイヤモンドのごとく硬質で光輝く響きという素晴しい素質を持ったピアニストである。
まだまだこれからの超若手演奏家なので、順調に育って欲しいと心から応援したくなる素晴しい演奏家であった。

休憩時にH氏と感想を述べ合ったのだが、やはり聴きどころは各人各様であることが面白い。

後半の「新世界より」は定番中の定番であり、どのように解釈して聴かせてくれるのか楽しみであった。
弦楽の奏でるメロディラインはやや誇張気味であったが、必然性のある解釈で正統的ドボルザーク。

ミューザの豊かな響きを意識したバランスの良い演奏で、とても楽しめる演奏であった。

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2010/12/09

初冬の熱海から箱根旅行

20101204atami112月最初の土日に旅行に行ってきた。
旅行の目的は熱海と箱根の美術館巡りである。
朝品川から新幹線こだまで熱海に9時前に着き、バスでMOA美術館に行く。
ここは某宗教団体の広大な敷地内に建つ美術館で、入場口からは熱海の山側斜面を刳り貫いたトンネル内をエスカレーターで美術館入り口まで延々と昇る、という凝った仕様になっている。
美術館入り口からはムーア広場という彫刻が展示された屋外に出て見るのも良い。
今回見たのは主に茶道具が多く、豊臣秀吉が設えたという「黄金の茶室」が再現されていたりして、茶道具好きにはたまらない、凝った展示になっていた。
20101204hakone21時間余りで展示を見終わり、再びバスで熱海駅前に戻り、11時の開店と同時に鮨屋で早めの昼食を摂る。
流石に海が近い熱海の鮨屋。
安くて旨い鮨を堪能した。

ここからは伊豆箱根鉄道の路線バスで、十国峠、箱根峠を経由して芦ノ湖畔にある箱根関所跡まで移動。
途中の十国峠では冠雪した富士山が裾野までくっきり見えて感動。
箱根関所跡から僅かではあるが旧東海道の杉木立の中を元箱根まで歩く。
20101204hakone3元箱根から箱根登山バスで箱根宮ノ下に移動し、箱根富士屋ホテルにチェックイン。
明治11年の創業で、外国人専用のリゾートホテルとして誕生した富士屋ホテル。
そのなかで、今回宿泊したのは、昭和11年に建設された登録有形文化財指定の花御殿。
社寺建築を思わせるクラシックな客室に全室天然温泉の大理石製の浴室と、重厚で風格のある客室に満足。
20101204hakone4夕食は、これもクラシックなつくりのレストランでのフレンチディナー。
旨いワインと美味しい料理を堪能した。
20101204hakone5翌朝は米国式の朝食を摂ってチェックアウト。
先ずは箱根ラリック美術館に向かう。
20101204hakone6近代フランスのガラス工芸作家ラリックの工芸品を収集した展示は素晴しいのひとこと。
20101204hakone7圧倒的なコレクションを堪能したら、フランスから運んできたオリエント急行のサロンカーでラリックの手がけた室内装飾を観賞しながら優雅なティータイム。
20101204hakone8現在でもラリックが手がけたガラス工房は存在しており、ラリックブランドの高級クリスタルガラス製品を送り出している。
20101204hakone9ラリック美術館から徒歩で仙石原を観に行ったら、巡回バスでポーラ美術館へ行く。
ここも数多くの絵画を鑑賞。
ここから再び巡回バスで強羅まで、ここからはスイッチバックのある箱根登山電車で箱根湯元へ。
箱根湯元で土産を買い電車で小田原、ここからは新幹線で速攻帰宅の途につく。
20101204hakone101泊2日の小旅行だったが、行ってみたかった美術館を巡ることができて充実した旅であった。

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2010/12/01

熱海&箱根

Moaこの週末は、熱海と箱根に1泊旅行に行く。
熱海では予ねてから訪れたかったMOA美術館
そこから箱根登山鉄道バスで、箱根芦ノ湖畔へ。
散策を楽しんだら箱根の宿、富士屋ホテルで宿泊する。
日本を代表するクラシックホテルの特別室で宿泊とディナーを楽しむ予定。
Fujiyaentrance箱根でも美術館めぐりを楽しむ予定。
先ずは箱根ラリック美術館、ここではオリエント急行の客車が展示されており、車内見学とティータイムを楽しむことができる。
その後、ポーラ美術館へ、ここではイタリアンでランチの予定。
その後は宮下を散策した後に小田急で小田原まで降りて、新幹線で帰宅する計画。

夫婦2人でアジアなら海外旅行に行ける費用がかかるが、日本にもまだまだ行ってない場所があり、泊まってみたいホテルがある。

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