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2011/02/27

2月最後の休日

20110226yodogawa12月最後の休日は大阪で過ごした。
土曜日は娘夫婦に招待されて大阪市内にあるマンションへ。
中古のマンションを改装して住んでいるがそこには淀川の堤防越しに遠く六甲山が見える絶景のリビングがあった。
20110226yodogawa2枯れた葦原が一面に見える淀川も、もう直ぐ新緑に染まるという。
20110226yodogawa3遠くには伊丹空港に向かって着陸する飛行機が見える。
20110226yodogawa4夜は地下鉄中津駅近くにある割烹「沁ゆうき」でご馳走になる。
高知出身のオーナーが心づくしの料理を振舞う人気店だが、前々から予約してくれたおかげで、美味しい料理とお酒を堪能した。
20110226yodogawa5日曜日はとても暖かい一日で、近所にあるパティスリーHANAHANAでケーキを買い、ベランダに出したテーブルで午後の紅茶を楽しんだ。
ついでにベランダを綺麗に掃除。
20110226yodogawa6オーナー一人で切り盛りするお店は近所の人気店。
20110226yodogawa7暖かいベランダでお茶を飲むのは心もゆったりする。

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2011/02/26

百舌鳥

Sn3g0455今日の大阪は雲ひとつ無い良い天気。
冬野菜の収穫を終えた家庭菜園を春野菜の準備のため鍬で耕していたところ、1羽の百舌鳥が近くの棒にとまってじっとこちらを見ている様子。
Sn3g0456首をかしげたりしていますが、何故か随分と近くにとまったまま動こうとしません。
Sn3g0457構わず畑を耕していると、不意にその百舌鳥が畑の土の上に舞い降りてきました。

そして、耕した後から出てきたミミズを咥えると再び棒の上へ舞い上がり、悠々と食べ始めたではありませんか!

よくTVなど、農家のおじさんが運転する耕運機の後ろを付いていく野鳥の映像を観たことがありますが、鍬を持つ小生を目ざとく見つけて、食事にありつこうとするその姿に感動。

その百舌鳥のために、わざとミミズが地表に追い出されるようにしてやると、何度でも降りてきてはミミズを咥えてはまた棒の上に。

生憎カメラがなかったので、手持ちのデジカメに付いているカメラでパチリ!

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2011/02/20

春は直ぐそこに

20110213haru1この週末は大阪の自宅で雛人形を飾った。
娘は既に嫁いでいったけど雛人形はこの時期になるといつも飾り付けている。
20110213haru2自転車で穏やかな薄日の差す気候に誘われて、天牛書店本店へ文庫本を売りに行った帰り道、服部緑地にある梅林に立ち寄ると、梅の花がちらほらと咲いていた。
よく見ると、ミツバチが忙しそうに花から花へと蜜と花粉を集めている。
20110213haru3落葉樹の蕾も大きく膨らみ始めていて、春はもう直ぐそこにやって来ている。
20110213haru4

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2011/02/19

ラダー型スピーカーケーブル導入記(その2)

Wbtラダー型のスピーカーケーブルを導入した時は、バイワイヤ接続をするため端子の手当をせず、とりあえず今まで使用していたバナナプラグで固定していたが、単線の固定には不安定さを感じていたので、早急に適当なバナナ端子を取り付けることを検討していた。
Zonotone
選定にあたっては、ラダー型ケーブルの特長であるケーブル固有音を排除した色づけの無さを活かすためにも、極力癖の無いものを選ぼうと考えていた。
20110219yokohamabaysidenet1ネットで調べているうちに出会ったのが、横浜市のみなとみらい地区と馬車道の中間辺りにある、自作オーディオユーザーの憩いの場、横浜ベイサイドネットが開発発売しているオリジナル製品。
20110219yokohamabaysidenet2ショップのWebサイトの説明によると、「本体、カバー部ともに真鍮製、プラグ部分にはOFCカッパーにゴールドメッキ、プラグ形状はNordostにも採用されているクレープタイプ。ケーブルの接続は2本のネジ留め式」
この2個セットで1480円だというから、小生のようにバイワイヤ接続だと都合6セットも必要なので、有名オーディオブランドの同等品だと5~10倍近い値段が当たり前のようなので、これはありがたい。
早速、会員登録しているネットショッピングサイトでお買い物。
20110219yokohamabaysidenet3今週は仕事の関係で大阪に帰ることが出来たので、早速接続してみる。
接続できるケーブルの太さが6ミリまでとなっているため、このスピーカーケーブルのDD端子の先端が単線1.2ミリと細いため、WEケーブルを切断して差込んでスペーサーとした。
20110219yokohamabaysidenet4TAKET BAT Proへの接続は、スピーカーのHi側端子からケーブルを配している。

音の傾向は、先週聴いた時から比べると、サウンドステージがより奥に立体的に展開するようになったと感じる。
フルオーケストラの演奏ではホールのサイズが今までよりも大きくイメージできる。
また、ヴォーカルものではサ行も生々しく人間の温かみを強く感じさせるし、そうだからといってピアノのアタック音やヴァイオリンの弦をこする弓の動きなどもよく聞えるし、決して響きが鈍っているわけではない。

ここまでまだ1週間であるが、ラダー型ケーブルは小生のシステムと聴き方には合っているのだろう。
何時までも音楽を聴いていたい。
そう思わせる再生音楽に満足だ。

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2011/02/13

東大寺本坊襖絵完成記念・小泉淳作展

20110213koizumijyunsaku1これは京都にある禅寺、建仁寺の法堂の天井に描かれた双龍図。
描いたのは日本画家、小泉純作氏である。
禅寺の天井には龍が描かれているのが通例となっており、小泉順作氏は建仁寺の他にも、鎌倉にある禅寺、建長寺にも龍の天井画を奉納している。
20110213koizumijyunsaku2そして、今回は奈良にある華厳宗総本山、東大寺の本坊に襖絵を奉納したのを記念した展覧会に行ってきた。
緻密に描かれた見事な蓮池や桜花を堪能し、満足して出口から出たところに売店があった。
20110213koizumijyunsaku3いつもの展覧会ならば、シルクスクリーンや絵葉書が売っているのだが、今回展示してあるのは、何と小泉順作氏の製作した版画の数々が展示してあるではないか。
本物を観賞したばかりでは、レプリカを観ても落胆するばかりだが、やはり本物の版画には力と魅力に満ち溢れている。
20110213koizumijyunsaku4そして、この牡丹の版画に魅了されて購入と相成った。
もっと大きな龍図や般若心経もあったが、我が家にはこの大きさがピッタリ。
20110213koizumijyunsaku5カード一括払いで、展示された一点をそのままお持ち帰り。
早速リビングに飾る。
20110213koizumijyunsaku6我が家に小泉淳作がやってきた。
20110212marytyou00

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2011/02/12

ラダー型スピーカーケーブル導入記

20110212marucho1マイミクのきみぞうさん一連の日記で、ラダー型ケーブル自作のことを読み、その存在が気になっていたラダー型オーデイオケーブルを制作販売するマルチョウエンジニアリング
そして、RCAケーブルをプリ~パワー間に導入したのが、ほぼ一年前の2009年11月末

その頃は丁度、小生の自宅マンションリフォームを終えて、Rayさん、naskorさんのセッティングクリニックを受けたのと同時期であり、翌年にはDACのオペアンプをバーブラウンのOPA627BPから、新日本無線のMUAES01に交換したりして、このラダー型ケーブルが小生のシステムに合うのかそうでないのか、なかなか評価jできないままであった。
20110212marucho2その後、手持ちのケーブルとの比較をした結果、小生のシステムに於いては高域の付帯音が自然で楽器やヴォーカルの実在感が増す、サウンドステージの形成に奥行きや高さなど立体感が鮮明になる等の効果が見られたので、好印象を持っていた。
また、ラダー型構造の特徴からか、ケーブル自体が柔構造で取り回しがすこぶる楽で、剛性の高いケーブルのようにコネクター等にも無理な力がかからないところも気に入った。
20110212marucho3そこで、今回マルチョウエンンジニアリングにP型8段ラダー構造の2.5メートルスピーカーケーブルを2ペアオーダーし、バイワイヤ接続とした。

届いたケーブルと今まで使用していたWE製ケーブルと比較すると、太さはあるものの柔らかいため引き回しに苦労する事はなかった。
端子は標準のDD型単線のままであるが、好みの端子を送れば取り付けしてくれるそうだ。
20110212marucho4さて、先ほどからラダー型ケーブルにて音楽を流しているが、今までのWEケーブルで出ていた分解能はそのままかそれ以上で、音に奥行きが増したように感じる。

また、ヴォーカルをはじめ管楽器、ピアノの音からもやが消え艶が出たように感じ、勿論、これから幾月か鳴らし込まないと馴染真ない可能性があるけれど、これは小生が望んでいる潤いと艶が乗った音楽が聞えるかもしれないという期待感がある。

先ずはこれからが楽しみであり、早速このケーブルに合うバナナ端子を調達しなければと思うのであった。

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2011/02/11

天橋立・文殊荘

20110211amanohashidate1
JR西日本のかにかに日帰りツアーに夫婦で行ってきました。
20110211amanohashidate2_2JR宝塚駅から城崎行き特急に乗り、一路日本海を目指します。
大阪市内もうっすら雪化粧していたので、どれだけ雪が積もっているのか心配でしたが、降っていたのは三田を過ぎる辺りまでで、いつもは雪景色の日本海側は日差しはなかったものの穏やかな日中でした。
20110211amanohashidate3福知山駅で京都から来た天橋立行き特急に乗り継ぎ、宝塚からはほぼ2時間の旅程で天橋立駅に到着。
途中、大江高校前という駅を通過したので、この辺りでログハウスが見えるかと思ったけれど、トンネルだらけでわかりませんでした。
20110211amanohashidate4今日のかにかに日帰りツアーは、往復のJR特急指定席乗車券と冬の味覚松葉カニづくしの会席料理と温泉とがセットになったお得なもので、この季節の名物になっています。
20110211amanohashidate5そしてもう一つ、小生達夫婦の目的は、敬愛する建築家である吉村順三氏の設計した建物をこの目で見て体験する事です。
そこで選んだのがこの文殊荘で食べるカニ三昧の会席と温泉というわけ。
1966年(昭和41年)に開業した建物は、その後幾度かの改装を施されているが、氏の設計になる建物独特の簡素な美しさが随所に見られる、そして和室や大広間には有名な吉村障子が。
20110211amanohashidate6天橋立運河に面した客室の外観も、3階建てながら周囲に調和した佇まいである。
20110211amanohashidate7到着したのは11時半過ぎだったので、早速大広間に設えられた席に通され、かにかにづくしの会席料理をいただく。
生かにのお造り、茹で上げたカニの身をむさぼり、カニ味噌を食べた甲羅に熱燗を注ぎいれて飲み干すと旨い。
カニの陶板焼きにカニの天麩羅を食べつくしたら、本命のカニすき。
先ずは土鍋でカニの身をシャブシャブにして食べ尽くし、よく出汁の出たところで野菜を煮て食べ、最後に雑炊で締めくくり。
デザートまで付いていて満腹状態になるまで1時間半のゆったりした昼食を摂ることができました。
20110211amanohashidate8ゆったり休憩後は、自慢の温泉に入り汗を流して極楽気分に。
20110211amanohashidate9温泉で汗を流してさっぱりしたら、天橋立の散策に出かけました。
文殊荘の名前のもととなっているのは、この智恩寺
文殊菩薩をおまつりした文殊堂、三人寄れば文殊の知恵という諺のもとはここです。
20110211amanohashidate10天橋立運河にかかる橋は、このように船が通るときは回転するのが一日に何度も見ることができます。
20110211amanohashidate11海の向こうに見えるのは宮津港。
ゆったり楽しんだ冬の日本海、天橋立日帰りかにかにツアーでした。


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2011/02/09

ラダー型オーディオケーブル導入計画

20091129maruchou小生は、オーディオ用語?で言う「伝線病」ではないと信じてきた。

ケーブルはオーディオ機器を繋ぐ重要なものだということは理解しているが、だからといってそれを次々と矢継ぎ早に取替えて音が変ったと一喜一憂することには疑問を持っていた。

オーディオの構成機器が変れば音も変るが、それに血道を上げることをオーディオの楽しみというならば、それは音の違いを楽しんでいることであり、小生がオーディオを通じて追い求めている音楽を楽しむこととは違う。

であるから、使用しているオーディオケーブルは、汎用品に近い普及価格帯のものがほとんどで、ブランドも様々。使っているケーブル類は、その時々の必要に応じ、メーカー製ケーブルを指定の長さに切断して端子を接続加工されたものを、ネット通販で購入してきた。

ACROLINK、AET、BELDEN、GOTHAM、LUXMAN、WE(Western Electric)
これらは線材や被覆にそれぞれ工夫がされており、当然だが固有の色が乗っていると感じとれるので、出来れば「無色透明な」ケーブルを使いたいと思っていた。

その小生が何故かこの言葉に惹かれ「使ってみたい」と明確な意思を持って導入したのが、ラダー型オーディオケーブルだ。
製造、販売しているのは、鳥取県米子市に拠点を構える、マルチョウ・エンジニアリング(Marucho Engineering)

技術的なブレークスルーがあって特許も取得しているその独特な構造から生まれたケーブルは、同社Webサイトの解説によると、「オーディオケーブルが持っている固有の音色は絶縁体特有の特異な性質にあり、誘電体歪と呼ばれています。同軸ケーブルを梯子状に組み上げることによりオーディオケーブル固有音を極限まで排除することが可能となりました・・・・」とある。

ケーブル固有音がないのなら小生が求めるものかもしれない。
そう思い、試しにプり~パワー間にアナログRCAケーブルを1本導入したのは1年ほど前のこと。

今回はスピーカーケーブルを2.5メートルで2ペア作ってもらい、バイワイヤ接続とする予定。

いずれは、CDT~DAC間のデジタル同軸、DAC~プリ間のRCAも全てラダー型に変えるつもり。
先ずは今週末の帰阪が楽しみだ。

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2011/02/06

ブロカートフィルハーモニー管弦楽団第27回定期演奏会

20110206rosemarie立春を過ぎて厳しい寒さも幾分緩んだように感じる2月初め手の日曜日。
ベランダに植えているローズマリーにも可憐な花が咲き誇っている。
20110206katsushika1昼前にJR山手線で日暮里経由京成電車で青砥駅下車。
かつしかシンフォニーヒルズ」にやってきた。
かつしかシンフォニーヒルズは、1318席のモーツァルトホールと298席のアイリスホールを擁する葛飾区の文化施設として1992年に竣工した。
ウィーンフィルの本拠地にあるムジークフェラインザールと同じシューボックス(長方形)型空間を採用し、国内でもトップクラスの優れた音響性能を備えており、東京都交響楽団の準本拠地でもある。

今日は今年5回目のコンサート。ブロカートフィルハーモニー管弦楽団の第27回定期演奏会。
1989年に「東京電機大学OB管弦楽団」として創立したアマチュアオーケストラは、2004年5月に「ブロカートフィルハーモニー管弦楽団」へと発展的に改称し現在に至っているそうだ。
20110206katsushika2今日の演奏は指揮者にNHK交響楽団トロンボーン奏者で、当オケの指導者でもある吉川武典氏。
曲目は前半がベートーベン:交響曲第8番ヘ長調Op.93、メインがブルックナー:交響曲第6番イ長調ノ「ヴァーク版」という、2人の大作曲家の交響曲を取り上げた意欲的なもの。
自由席だったので前列から5列目真ん中の席を確保することができた。
客の入りは招待券の客が中心で7~8割の入りだろうか。
20110206katsushika3今日の演奏者は総勢72名。
昨日の豊島区管弦楽団が110名と比較するとブルックナーを演奏するにはやや小編成に感じる。
パンフレットを見ると団員募集の文章があり、やはり弦楽器の数が足らないようで、本日も10数名の弦楽器エキストラが入っている模様。
20110206katsushika4指揮者吉川氏は長髪をライオンの鬣のようになびかせて颯爽と登場し、おもむろにタクトを振り下ろし演奏が始まった。
吉川氏は指揮が専門ではないが音楽の専門高等教育を受けただけあって、その指揮ぶりは的確でオケをリードしていく。

ホールの音響は杉並公会堂よりも僅かにデッド気味であるが座った位置が良かったのか、直接音が飽和することなく適度な響きを伴って耳に届いてくる。

ベー8は小編成オケのよさが発揮された、小気味よいアップテンポのまま進行して、弦楽器の刻みは歯切れよくパート間のメロデイの受け渡しもスムーズ。
ベートーベンの古典的な構成が見事な演奏だった。
20110206katsushika5休憩をはさんでブルックナーの第6番は、管楽器トップがベートーベンとは入れ替わって登場した。
小気味良いリズムを刻む弦楽器群にコラール風の響きを聞かせる金管楽器のクレッシェンド。
弦楽器群の刻むリズムは正確無比。
木管楽器のソロはもう少しロマンテイックに吹いて欲しいところだが、それは小生の願いであって指揮者の意図するところではない。
指揮者の意図は金管楽器のコラールをいかに輝かしく壮麗に響かせるかに腐心しているように見受けられる。
もう少し歌わせたいオーボエやクラリネットも敢えて淡白に吹かせている。
ブルックナー全体としては、やや小編成な弦楽器群からは重厚な響きよりも軽快で牧歌的な明るい響きが放射されているので、トロンボーン奏者の指揮者としてはブラスの響きをより重視する音楽づくりを志向しているのだろうか。
20110206katsushika6終楽章最後のコーダで演奏が終わると観客からはブラボー!の掛け声が飛び、汗びっしょりの熱演ぶりだった指揮者と団員達への暖かい拍手が鳴り止むことはなかった。
20110206katsushika7

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2011/02/05

豊島区管弦楽団第71回 定期演奏会

20110205toshima12月最初の土曜日午後、大学オケ時代の後輩に誘われて、池袋駅前にある東京芸術劇場にやってきた。
今日は今年4回目のコンサート、豊島区管弦楽団の第71回定期演奏会。
1975年豊島区の設立によって産声を上げたオーケストラだが、運営は市民オーケストラそのもので、ここに後輩の妹さんが所属しているということで、招待チケットを頂いたのだ。

席は当日指定引き換えということで先ずは指定券を引き換えると、1階席最後21列の真ん中辺りの席となった。
この席から見るステージはこんな風で、最近多い前から5~6列から比べると結構後に感じる。
20110205toshima2今日の演奏曲目は、マーラー没後100年ということで、マーラー:交響曲第6番イ長調「悲劇的」1曲のみ。
指揮者は2007年ロブロ・フォン・マタチッチ国際指揮者コンクール第3位の他、第11回アントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクール 審査員特別賞受賞など、各地指揮者コンクールでの入賞経験豊富な海老原光氏。

ステージ上には110名の団員が座る席が並べられている。
弦五部の配置は両翼にVnを配置、左手から1stVn、Va、Vc、2ndVnと並び、中央に木管、金管と並び、中央最後列のひな壇にコントラバス、打楽器群は左右に配置されておりおなじみのカウベルに木製のハンマーも用意され、指揮者の前にはチェレスタといった、大編成ながら最大限の音響効果を狙った配置とみえる。
20110205toshima3開演のベルが鳴り、ステージ一杯に団員が配置についてチューニングが始まった。
ここで気が付いたのは、今日座った席に届く音が以外にも豊かな響きを伴った音だったこと。
1階席とはいえ最後列で後には壁がある席だったのでそう期待はしてなかったのだが、これは嬉しい誤算だ。

指揮者の海老原光氏がステージに現われた。
客席に一礼をした後、コンサートマスターの横で団員を見渡して暫し瞑想。
おもむろに指揮台に飛び乗ってから両手を大きく広げた姿勢からタクトを振り下ろした。
20110205toshima4ザッザッザッ・・・スネアドラムとコントラバスによる4拍子のリズムに乗って演奏が始まった。
第1楽章は、冷徹なリズムを崩すことなく高度の緊張感を維持したまま進行していく。
金管のファンファーレが高らかに鳴り響き、木管楽器が美しい主題を演奏する。
左右に配置された打楽器群が効果的な音響効果をもたらしている。

ここまで聴いて、このオーケストラの実力が素晴しいものだということが理解できた。
弦のボウイングも指揮者の要求に瞬時に応え、トップから最後尾まで一糸乱れぬ統率力を持っている。
木管各パートの技量もすばらしいが、何より金管楽器が輝くサウンドを響かせているのがグッとくる。
第4楽章で振り下ろされるハンマーだが、今回使用されたスコアは、2010年国際マーラー協会改訂版という比較的初演に近いもので、打撃は2回。
流石に3回目は怖くて振り下ろせなかったのか。
20110205toshima5全4楽章を通して指揮者が求めたのは、過度な叙情性を廃し、一本筋の通った緊張感ある演奏だった。
90分の演奏時間が全く長さを感じさせず、最後まで深みと力強い響きを聴かせてくれた豊島区管弦楽団に、開場からは万雷の拍手がおくられていた。
20110205toshima6

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2011/02/04

今年もコンサート三昧始動

昨年は55回ものコンサートに通った。
といってもアマチュア中心の演奏会でプロオケの演奏はそんなに数多いわけではないが、とても満足できる演奏会が数多くなったのは望外であった。
東京がいかに恵まれているかというのを実感した一年であった。

この先単身赴任もいずれは終わりを告げるだろうし、今のうちに沢山の演奏会を楽しみたい。
そういうことで、今年も可能な限り演奏会に出かけることにしよう。

幸いなことに、小生がアマチュアコンサートに出かけるのが好きなことが、友人の中にも知られてきてコンサートへのお誘いが増えてきた。
20110206concert先週はマイミクのH氏とフィリアホールへ行ったのだが、今週は今年4回目のコンサートとして、大学オケ時代の後輩と土曜日に、豊島区管弦楽団の第71回定期演奏会に東京芸術劇場へ、そして日曜日は第5回目として、次の2つのうちどちらかへ行くつもり。
一つは杉並公会堂東京セラフィックオーケストラの第6回定期演奏会。
もう一つは、かつしかシンフォニーヒルズ・モーツァルトホールでブロカートフィルハーモニー管弦楽団の第27回定期演奏会。

さて、今年は何回のコンサートにいけるだろうか?

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