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2011/03/27

音楽の力を信じよう

はじめに、3月11日の東北関東大震災で被災された皆様には心よりお見舞いを申し上げます。

死者・行方不明が3万名を超えようという未曾有の大災害により心身とも疲れきった被災者の方々を勇気付けるため、スポーツ界ではチャリティの催しが多く計画されているといいます。

では音楽界はどうかというと、一部にそのような動きがあるとはいえまだまだ少なく、逆に各ホールでは海外からの来日キャンセルや計画停電の影響もあるでしょうが、公演の中止が相次いでいます。
施設が被害を受けたミューザ川崎シンフォニーホールは仕方がないですが。
Minatomirai横浜みなとみらいホール
Sumidaすみだトリフォニーホール
Suntoryサントリーホール
Tokyobunka東京文化会館
Tokyogeijyutu東京芸術劇場
アマチュアオケの場合、本業の仕事や学業が大きく影響を受けたのだから、公演中止もやむ得ないと思うのだが、プロオケも軒並み公演中止とは。
安全第一
心に希望を取り戻すのに、音楽が果たす力はとても大きいと思うのだが、音楽界が復興の響きを取り戻すのはいつになるのだろうか。

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2011/03/21

ミューザ川崎シンフォニーホールの今

20110321muza1震災後初めて、所用で川崎駅に立ち寄ることができたので、気になっているミューザ川崎シンフォニーホールを一目見ようと思った。
JR川崎駅からつながる連絡通路の先には小雨に濡れるホールの外観が変らずある。
20110321muza2しかし内部に入るとこのような貼り紙が・・・・・・・・
半年は無理とのことであるが、一刻も早く復興を遂げたホールでコンサートを聴きにいきたいものだ。

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2011/03/15

地震対策

20110313target0先週3月11日の東北大震災で、3点支持のスタンド上に、黒檀キューブで3点支持で載せていたスピーカーは、ものの見事にひっくり返ってしまった。
20110313target1ひっくり返った際に、スパイクが曲がってしまうほど。
20110313target2何とかスタンドの曲がりを立て直したのだが、余震が心配される間は、今までのセッテイングは不安定であり、当面はSPスタンドを使わないことにした。
20110313target3スタンドはこのようにまとめて固定。
20110313target4それでも少しは3点支持にこだわるセッテイングとした(苦笑)

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2011/03/13

レクイエムコンサートも中止延期。しかし一方では・・・・・

本来は大阪の自宅に帰る予定だった今週末。
しかし東北の巨大地震発生で、緊急に対策、対応をすることになり、予約していたフライトをとりあえず1週間順延した。
昨日土曜日も終日、安否確認や被害状況の確認作業だったが、今日は自宅で待機状態。

近くのコンサートなら行けるかと思い、以前からチェックしていたコンサートの開催状況をチェックした。
全く偶然にだが、この大地震の被災者の方々のことを思うと、このコンサートなら行っても良いと思われたからだ。
Wahesheinlichしかしながら、Webサイトには中止の通知が出されていた。
ホール側が中止を決めたようであるが、練習してきた団員の皆さんも、なかなかこのようなときに演奏する気持に慣れなかったのかもしれない。
Muzaマイミクさんから、ミューザ川崎シンフォニーホールの天井が落ちたという情報聞き、Webサイトを見てみると、3月どころか4月以降のコンサート開催も危ぶまれる状況となったらしい。
とても音響の良いホールで気に入っているだけに、早期の復旧を願いたいものだ。
Zubrowkaしかし一方では、施設に問題はないということで、営業を通常通り行っているホールも多い。

横浜みなとみらいホールで開催のコンサートでは、ホール側が営業するということで、悩まれた結果コンサート開催の通知がされていた。
しかし・・・・・・アマチュアオケにとって、ホール貸切料金の費用負担は大きいとので、このような決断をされたと思われるが、演奏者も聴衆も心底楽しめるかどうか・・・・・。
Sumidaすみだトリフォニーホールも営業。
Suntoryサントリーホールも営業。

こうしてみると、どうやら主催者ホール側の状況判断が大きく影響しているようである。
ということで、モーツァルトのレクイエムをCDで聴きながら、震災情報をTV画面だけチェック中である。

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2011/03/12

管理人は無事です。

昨日の大地震で、首都圏も大きな揺れがあり、電車が全て止まったため、徒歩帰宅で単身赴任宅に帰り着きました。

部屋の中は幸いにもスピーカーが落下していただけで大きな被害はなく、止っていたガスもマイコンメーターを復旧しました。

管理人はこのような状態ですが、東北、北海道方面の被害は甚大のようです。

被災された地域の方々が心配です。

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2011/03/06

東京交響楽団 第65回名曲全集

20110206muza13月に入って最初の日曜日は、二十四節気の第3にあたる啓蟄、立春から漸く日差しも暖かくなってくる時期というがそのとおり暖かな日中の川崎駅前。
今日は今年6回目のコンサート、そして今年初のミューザ川崎シンフォニーホールで開催された、東京交響楽団の第65回名曲全集。
当日朝に電話予約で席を確保したのでゆっくりと会場に向かう。
チケットを受け取ったら、近くの喫茶店で音楽&オーディオ仲間のH氏と開演までの間に談笑。
演奏の受け止め方は一人一人違うが、それでもこれから同じコンサート会場に向かうという高揚感を感じるこのひと時が楽しいものだ。
20110206muza2今日の演奏会は、指揮者に大阪交響楽団の音楽監督である児玉宏氏、ピアノ独奏にスペイン生まれの若手ピアニストの中でも注目株のハヴィエル・ペリアス氏を迎えた名曲全集。
プログラムは、シューベルト:交響曲第7番ロ短調D.759「未完成」、ペリアスのピアノでモーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488、そしてメインがベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92というもの。
Muzamawasakiseet座った席は2階席C4 列の44番で赤丸の場所で、H氏は早めに予約していた2階席最前列真ん中の茶丸の場所。
ここからだとオケの音響も良くピアノ独奏の音も良く聞こえると思いS席を確保したが、考えて見みればここは音響の良いミューザ川崎。
アマチュアなら4~5回は行けるチケットの値段なのだが、流石に日曜昼からの名曲全集だけあって、客席は4階席やP席も埋まるほぼ満席の盛況である。
今日のコンサートミストレスである大谷康子氏が現われると、開場からは大きな拍手が贈られて、彼女の人気ぶりがうかがい知れる。
チューニングが終わると照明が落とされ、指揮者の児玉宏氏が現われ、客席に一礼すると演奏が始まった。
20110206muza3最初の未完成は、やや遅めのテンポながら弱音部を際立たせ、緊張感が漲った演奏が展開してく。
どんな弱音でも響きが綺麗に減衰していくのは、ここミューザ川崎ならではの素晴しい音響の特長だ。

2曲目のモーツァルトはピアニストのハヴィエル・ペリアネス氏。
演奏が始まってもコンサートミストレスの大谷氏に何やら話しかけている様子で、大谷氏も笑顔で話に応じている様子が見て取れる。
独奏部に入ったとたんに凛々しい顔つきに変ったペリアネス。
演奏スタイルはオーソドックスで、流れるように進行する指先のタッチ一つ一つが丁寧に響きを作り上げ、強い意志を感じさせる演奏スタイルは聴いていても清清しい。
モーツァルトよりもベートーヴェンの皇帝を聴いてみたいと思わせるピアニストで、これから日本でも人気が出るのではと思わせる逸材登場だった。
20110206muza4休憩を挟んだベー7でも、音量を押さえ気味で弱音部をギリギリまで音量を押さえて緊張感を際立たせ、テンポに拍車をかける様にオーケストラをドライブするような演奏スタイルが、聴衆の中にある種の人馬一体となった感覚をもたらして、第4楽章のフィナーレではその感覚が最高潮に達したものだから、演奏終了と同時に凄まじいばかりの拍手とブラヴォーコールが沸き起こり、何度もステージに呼び出された児玉氏であった。
20110206muza5_2演奏会が終わった後、興奮さめやらぬまま、H氏と再びコーヒーを飲みながら演奏会の感動を反芻。
同じ感動を共有した者同士の楽しいひとときであった。

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