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2011/05/29

出水電器2011年5月試聴会

関東でも例年より1週間以上も早まった今年の入梅。
シトシトジメジメした空気を吹き飛ばそうと、毎月恒例となった出水電器試聴会に出かけてきた。
20110528izumidenki1昨月の試聴会と基本は変らぬセッティングであったが、参加メンバーは常連を含め6名のギャラリーに加え、建築設計+音響設計のエイ・アンド・エイ・デザインを主宰されている山本氏、出川式電源や最近は電源に混入する高周波を除去する装置を開発したA&R Labを主宰されている出川氏に音元出版のN氏という顔ぶれで、いつものように缶ビールを飲みながら和気あいあいで進んでいった。

山本氏はオーディオルームやコンサートホールでの音響について数々の実績を積み重ねられていて、オーディオ・ホームシアターのための建築・音響設計をされる際、電源工事を出水電器に依頼される関係で、今回試聴会に初参加された。

20110528izumidenki2今回も参加者からの持込みCDをDPATにリッピングして聴いていくスタイルで進んでいった。

PCでのリッピング操作に慣れた方なら、使用ソフトは違えども直ぐに覚えることができる。

音元出版のN氏が話されていたように、どのジャンルの音源も高い次元で再生してくれるシステムに仕上がった出水電器の試聴室である。

何時聴いてもDPATから再生する音楽は素晴しいものであるが、慣れてくるとわかってきた不便な点は、試聴会なら特に問題になることではないが、楽曲を連続して再生したり、楽曲の途中からの再生ができないことである。

それでも、それらは再生ソフトの改良でいつかは解消されるのだろう。
20110528izumidenki3ここで常連のM氏が「マイブーム」だという持ち込んだジョニ・ミッチェルのミンガスというDISKを聴かせてくれたが、これがなかなかよい。
同好の氏だけで音量を気にせず聴く楽しみが試聴会の魅力。

3Way化され音楽性が益々増したオーディオシステムも、次回はリボンツィーターのホワイトノイズを更に低減するよう調整されるとか。
試聴会お開き後はいつものように居酒屋きさらぎでの懇親会。
飲んで語って楽しいひと時を過ごして散会した。
20110528izumidenki4日曜日に行こうと計画していた、東日本大震災チャリティー東京慈恵会医科大学音楽部第100回定期演奏会(サントリーホール)は、残念ながら前売り完売で当日券はでないとのこと。
台風2号も近づくことだし、今日は大人しくしておこうか。

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2011/05/23

古代出雲歴史博物館

20110521izumo1この週末早朝の羽田空港から一路島根県出雲へのフライト。
羽田空港ターミナルからは国際線ターミナルが見える。
今回は法事を兼ねて、予てから訪ねてみたかった博物館に寄ってみた。
20110521izumo260年に一度、平成の大遷宮を執り行っている出雲大社に隣接して、島根県立古代出雲歴史博物館がある。

ここには、神々の国出雲地方から出土した数々の国宝や重要文化財を展示している。
荒神谷遺跡から出土した銅剣に加茂岩倉遺跡から出土した銅鐸などの他、古の巨大神殿の宇豆柱と、歴史好きなら時の経つのも忘れるほどだ。

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2011/05/08

横浜フィルハーモニー管弦楽団第65回定期演奏会

20110508yokophil1世間でいう5月の大型連休も今日8日で終わりを告げる。
25℃を越える夏日となった昼前、今年10回目のコンサートとして横浜みなとみらいホールに出かけた。
夕方には所用があって都内に戻らねばならないが、このコンサートならとチケットを取ったのは、アマチュアオケ、横浜フィルハーモニー管弦楽団の第65回定期演奏会。
20110508yokophil2この団体の演奏会は、昨年12月に同じくみなとみらいホールで開催された、第64回定期演奏会で、マーラーの交響曲第2番「復活」を聴き、その卓越した演奏レベルと音楽性の高さに、「これぞマーラー復活の醍醐味」と感動したことがつい最近のことのように思い出される。
今回の演奏会は全席指定で1000円。
予約で押さえた席は1階5列18番という指揮者真後ろで音響的にもホールのほぼ真ん中の席。
天井を見上げると、節電のため照明を落とした円形の天井が見える。
20110508yokophil3今日の曲目は、指揮者に東京都交響楽団前首席コントラバス奏者で、現在は各地の学生オケやアマチュアオケの指導&指揮に精力的に活動されている相葉武久氏を迎え、最初にフォーレ:劇音楽「シャイロック」より抜粋、2曲目はプーランク:バレエ組曲「牝鹿」、そしてメインは、オルガン独奏に室住素子氏を迎え、サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」というフランスを代表する作曲家の曲目を並べた意欲的なものだ。
20110508yokophil4このオケには2人のコンサートマスター(ミストレス)がいるが、前半のプログラムでは美貌のコンサートミストレスがオケを率いて登場した時には会場が釘付けになったようだった。

フォーレのシャイロックでは、冒頭から透明度が高く艶のある弦楽の響きから始まり、洒脱なフレーズで木管アンサンブルが重なる様に驚く。
指揮者の相葉氏はタクトをゆっくり振りかざしながら全身でテンポを指示する指揮スタイルで、この美しい小品集をまとめあげていく。
コンミスのヴァイオリンソロは芯の太い音色でありながら可憐さも兼ね備えており、この技量ならヴァイオリン・コンチェルトの独奏もこなせるかもと思えるほどだ。
20110508yokophil52曲目のプーランク「牝鹿」ではトロンボーンにチューバ、バスクラリネットなども加わった編成になり、ここでは金管と木管のアンサンブルが聞かせどころが多く、軽快なバレエ音楽としてとても楽しめるものだ。
弦楽器と木管楽器の各パートが旋律を交互に受け渡しながら進行していく部分では、見事に息が合ったアンサンブルで技量の高さを見せてくれる。
終始一貫して軽妙洒脱なフランスらしいエスプリの効いた楽しい演奏を奏者自身も楽しんでいるのが観客席でも感じられる素晴しい演奏だった。
20110508yokophil6メインの「オルガン付き」ではコンサートマスターが代わり、重厚なサン=サーンスの音楽を構築して見せた。
特徴的な刻みのリズムが見事につながっていく前半楽章から、ややゆっくりしたテンポで重厚さを印象付ける終楽章まで、全ての奏者が演奏を楽しみながら音楽を作り上げている。
しかし、決して上手さだけの演奏ではない。
音楽に全情熱を捧げてこそ生まれる横浜フィルハーモニー管弦楽団独特のサウンドがそこにあった。
20110508yokophil7みなとみらいホールのパイプオルガンはアメリカ、フィスク社製のものだそうで決して派手派手な音ではないが、オケとのアンサンブルにおいては完全にオケの楽器の一つとして溶け合った響きを聴かせてくれた。
オーディオではなかなか味わえない、体全体で感じるパイプオルガンの振動も生演奏ならではの醍醐味。
20110508yokophil8アンコールでは震災の被災地への復興の祈りとして、マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナより間奏曲が演奏された。

昨年の復活といい、今回のオルガン付きといい、毎回毎回音楽性の高い素晴しい演奏を聞かせてくれる横浜フィルハーモニー管弦楽団。
次回、第66回の定期演奏会は、11月6日にミューザ川崎シンフォニーホールとクレジットされている。
もちろん復旧工事の進行状況によっては予定が変更されるとのことだが、是非ともミューザ川崎で聴きたいと思う。

演奏会終了後の余韻を胸に、所用のため急ぎで都内に戻った。

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2011/05/06

布引滝から再山修法ゲ原を経て大師道を歩く

20110504nunobiki15月4日は久しぶりの休日で六甲山へハイキングに出かけました。
歩いたのは新神戸駅から布引滝を経由し、布引ダムから市ケ原、そして再度山公園でお昼、大師道を下って諏訪神社までの道程。
20110504nunobiki2布引貯水池の石積みのダム。
20110504nunobiki3水を満々と湛えた貯水池は近代化産業遺産にも登録されている。
20110504nunobiki4新緑の貯水池湖畔を歩くのは気持良い。
20110504nunobiki5新芽が出たばかりの木々は日の光を透かして見た目にも美しい。
20110504nunobiki6総行程が約8キロの道程だが、適度なアップダウンで良い運動になる。
20110504nunobiki7外で食べるお弁当は何でも美味しく思えるが、ご褒美に日本酒も持っていったのだから最高の昼食になった。
20110504nunobiki8ここ再度山は、その昔、弘法大師が唐に留学する前に修行し、唐から戻ってきて再び修行したことからこの名になったという。
20110504nunobiki9お大師さんのご利益があるか知らないが、歩きの修行は健康になること間違いない。
20110504nunobiki10自宅から1時間も行けばある六甲の自然を真似て、我がマンションのベランダにも自然を沢山配置してみた。

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2011/05/01

出水電器2011年4月試聴会

20110430izumidenki14月最後の土曜日夕方、都内西蒲田にある出水電器の試聴室で、震災後はじめての試聴会が開催されたので、早速参加してきた。
今回からスピーカーにパイオニア製リボントゥイーターPT-R7Aが追加され、高域側の再生帯域10kHz以上をこのPT-R7Aが受け持つようにした3WAYマルチアンプ仕様に変更されていた。
参加者は震災後であること、大型連休に入った直後ということもあり、小生の他常連のK氏、S氏に初めて参加の方を含め7名という少人数で、おかげで仕事帰りで遅れていったのにもかかわらずゆっくりと試聴することができた。
今回初参加の方の中には、島元社長が伊豆の別荘地に拠点を移された縁で、熱海から参加のオーディオファイルも居られた。
20110430izumidenki23WAY化に伴い、トゥイーターを駆動するアンプはアリオンT-100を使っていたが、マルチアンプ用に開発されたアリオンS-200とのバランスはDEQXでうまく折り合いがつけられており、輪郭がはっきりした色付けのない自然な高音域が特長のリボンユニットが活き活きとした音楽を聞かせてくれた。
島元社長曰く「本来ならこのようにプリメインアンプを使うのでなく、専用のパワーアンプを使えばいいのですが・・・」と至って謙虚なご様子だが、アンプの質が揃うのであれば、大パワーを必要としないトゥイーターの駆動なら、このような方法もあるのかと思った次第。
20110430izumidenki3いつものようにCDからWAVファイル形式でリッピングした音楽データをDPAT7-64経由で再生するが、いつ聴いても素晴しい音楽を聴かせてくれる。
519zrvqgspl_sl500_aa300_聴かせていただいたのはブルーノートのリマスターCD「スタンリー・タレンタイン / Ballads」より“Then I'll Be Tired Of You”。
今回3WAY化されたことで、ホーンユニットが超高域まで無理することがなくなったため高音域がよりクリアになり、音像が上にフォーカスするようになったのは、リボントゥイーターが乗ったためだろう。
JAZZ Clubでお酒を飲みながら、眼前での演奏を聴いている気分にさせてくれた。
20110430izumidenki4さて、最後に小生のシステムにも全て組み込んで満足している出川式電源の開発者、出川氏が新たに開発された新製品のMNR-0602(Magnetic NoiseReduction System )。
その名のとおり、電源から侵入するノイズを除去する効果がある電源タップで、入力は2つのコンセントで1500Wまで繋ぐことができる。
DPATに取り付けてあるなしを比較試聴したのだが、確かにS/Nが上がり、音の伸びが自然になって聞こえる「ような気がする(^^ゞ」
しかし激変レベルではない。
他の参加者からもあまり驚きの声が上がるほどではなかったがこれは、ここ出水電器の電源環境が整備されていて、差をあまり感じないのかもしれない。
歪を取り除けば除くほど、制振対策を施せば施すほど。音楽から精気、躍動感が失われていくという経験はオーディオをやっていれば誰しも経験することだが、この機器も全ての環境で効果を発揮するわけではなく、使う環境によっては素晴しい効果を発揮するのではないかと感じた次第。

試聴会後は恒例となった東急池上駅近くにある居酒屋きさらぎに移動しての懇親会。
同好の士と美味い料理とお酒を飲みながら好きな音楽やオーディオの語らいで過ごす楽しいひと時を過ごして深夜に散会した。

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