« 2011年7月 | トップページ | 2011年9月 »

2011/08/31

オーケストラ・ダヴァーイ第5回演奏会

20110828dabai18月最後の日曜は、残暑も和らぎ過ごしやすい日中だった。
近くの公園では早くもツクツクホウシの鳴き声も聞こえて来る。
そんな中、JR錦糸町前から東京スカイツリーを横目に見ながらすみだトリフォニーホールに出かけた。
20110828dabai2今日は今年18回目のコンサートで、ロシアが好きな人が集まって主にロシア圏の音楽の演奏を中心に活動しているというユニークなオーケストラ・ダヴァーイの第5回演奏会。
今日の演奏会も、在日ロシア連邦大使館とロシア連邦文化協力庁が後援している。
全席自由で1000円の入場料からか、小生が開演の30分前に行くと、入場を待つ聴衆の列がこのとおり。
20110828dabai3小生はいつものように前列から5列目の真ん中の席を確保した。
すみだトリフォニーホールのステージは奥行きがあるので、オケはステージの奥に配置されたようになるため、これだけ前方の席でも距離を感じる。
また、シューボックス形式のホールの中でも天井方向からの響きを感じやすい場所でもある。
20110828dabai4今日の演奏は、指揮者に、先日もトリフォニーホールの演奏会で振っていた森口真司氏を迎え、1曲目にフレンニコフ: 交響曲第3番作品22、2曲目にマリンバ独奏の山本勲氏を迎えて伊福部昭: オーケストラとマリンバのための「ラウダ・コンチェルタータ」、休憩を挟んだメインはリムスキー=コルサコフ:交響組曲 「シェヘラザード」というもの。
伊福部昭は日本が生んだ名作映画「ゴジラ」の音楽が余りに有名だが、このマリンバ協奏曲も伊福部昭氏の代表作。
20110828dabai5オケの配置は、左翼から1stVn、2ndVn、Va、Vcと配置され、右奥にホルンを配置している。
トリフォニーでは左奥にホルンを配置すると壁面の反響を利用してベルが正面を向いた金管楽器のような明瞭な響きになるが、右奥だと向う正面で反響して円やかな木管の響きになる。
フレンニコフの交響曲は、ソビエト時代のプロパガンダ音楽を聴いているかのような、高揚感とエネルギーに満ちた音楽で始まった。
オケの響きは重厚で分厚く、埋没しがちなヴィオラでさえ存在感がある。
木管楽器ソロは優美で哀愁に満ちた甘い響きを聴かせ、金管は燦然と輝くブラスを響かせ、パーカッション群はリズムを打ち付ける。
まるで往年のレニングラードフィルハーモニーのようなロシア的大地の響きである。
20110828dabai6
指揮者の森口氏は、小生の聴いたはアマオケを振った演奏会では「外れなし」の指揮者であるが、今日の演奏もオケの能力を十二分に引き出しているようだ。
2曲目のラウダ・コンチェルタータでは、大型のマリンバがステージ前に据えられその大きさに驚くが、アマオケの打楽器奏者から好きが嵩じて、サラリーマンからマリンバ奏者に転じたという異色の経歴を持つ山本勲氏が、マレット4本を自在に操り、この難曲に挑む姿に釘付けになる。
ゴジラを髣髴とさせる延々と続く弦楽器のザッザッザッ・・・・・という刻みが繰り返されていく。
マリンバを前に踊るがごとくマレットを叩きつける姿は、春の祭典の踊りを見ているかのようで、太古の原始信仰のエネルギーに、何故か岡本太郎の「芸術は爆発だ」という言葉が頭に浮かんだ。
演奏が終了した瞬間に万雷の拍手が沸き起こり鳴り止まず、4度もステージに呼び出されたほど。
20110828dabai7休憩でクールダウンした後に演奏されたシェヘラザードは、前半のプログラムで聴かせてくれたエネルギッシュな演奏は相変わらず、その上でヴァイオリンソロをはじめ、チェロや管楽器トップの卓越した演奏技術が素晴しい演奏だった。
指揮者の意のままに緩急自在。
オーケストラが一つの楽器となって分厚い響きを放射する圧倒的な演奏の前には、もう少しコンミスのソロパートが官能的な響きだったら・・・・・などという贅沢な望みは捨てよう。
演奏された3曲がそれぞれ特長ある曲だが、それをここまで完成度の高い演奏に仕上げた森口氏の指導にも賛辞を贈りたい。

| | コメント (0)

2011/08/28

第23回紀尾井友の会イベント 「日本のオーケストラこぼれ話&スペシャルリサイタル」(紀尾井小ホール)

20110827kioi1_2連日ゲリラ豪雨の被害が各地で起きているが、8月最後の土曜日は曇り空。
JR四谷駅にひさしぶりに降り立つ。
20110827kioi2_2交差点から紀尾井町の方へ土手に沿って上智大学へ向かって歩く。
20110827kioi3_2やがて紀尾井ホールの前に到着。
今日は今年17回目のコンサート。
マイミクのS氏に紀尾井友の会イベントにお誘いいただいたのだ。
紀尾井ホールは、新日本製鐵株式会社の創立20周年の記念事業として建設され、1995年4月2日にオープンし、800席のシューボックス形式となる紀尾井ホールと、今日の会場となった250席の紀尾井小ホールという2つのホールを持っている。
特に小ホールは邦楽の演奏にふさわしい能舞台風に設えた舞台が都内では貴重な会場となっている。
20110827kioi4土手の先は外堀となっていて、その先には迎賓館がその威容を見せている。
20110827kioi5友の会イベントにお誘いいただいたので、入場料はビジターの小生でも1000円と格安で、会場は友の会メンバーでほぼ満席である。
小生たちは5列目の5番6番というやや左手からステージを観る席が割り当てられていた。
20110827kioi6第1部はトーク「日本のオーケストラこぼれ話」と題して、東京交響楽団理事・最高顧問の金山茂人氏と、東京交響楽団ソロ・コンサートマスターの大谷康子氏により他では聞けないオーケストラの裏話や苦労話などの楽しい対談。
休憩を挟んだ第2部は、大谷康子:Vn、小山さゆりP伴奏によるスペシャルリサイタル。

金山氏は1963年にVn奏者として入団後、楽団長に就任したという経歴で、終戦後のオーケストラ創設当時の話題から現代のプロオーケストラの抱える悩みまで、普段は聴けないオーケストラ運営の苦労話や、指揮者と楽団員との熾烈なバトルまで、実名を交えてここまで話すか!という話題で多いに盛り上がった。
20110827kioi72部の大谷康子氏のリサイタルは、思ったよりも至近距離で弾くバイオリンの音色に魅了された。
邦楽用に設計されたホールの残響は少なく直接音中心だが、1708年製だという303年前のグァルネリから放射される音は、力強く、甘美であった。
1曲1曲トークを交えながらのリサイタルはとても楽しく、アンコールのチャルダッシュでは客席に降り立ち、ほとんど真横の至近距離で演奏を感じるというサービス精神満点の大谷康子氏。
20110827kioi8演奏会がはねたあとは、CD購入者にサイン会を催すなど、ファンサービス満点で気さくな人柄が人気の一つかもしれない。

満足した演奏会後は四谷駅前の居酒屋で反省会を催し、音楽&オーディオや四方山話に花が咲いたのであった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011/08/27

耐震ジェル

震災以来、テレビやオーディオ機器の転倒防止対策に脚光を浴びている「耐震ジェル」。
素材はウレタンエラストマーというもの。
その特長は、弾性率、引張強さ、引裂強さが高く、耐摩耗性、ゴム弾性が優れ、衝撃吸収性、耐油・耐ガソリン性、耐オゾン性、耐熱性(-20~80℃)、耐加水分解性など多くの特徴を持っています。
因みに、エラストマーとは、ゴムのように弾性をもつ、柔らかい高分子のことで、生ゴム以外の原料で製造されたゴム状物質の総称のことのようです(詳しくは専門家に)

家電量販店やホームセンター等で購入できるものは家電の足に貼り付けるだけで、強い粘着性と免振性能を発揮して、転倒防止に効果があるというもの。
20110827gel1
早速家電量販店に行って、これを買ってきた。
サイズは20ミリ×20ミリ×5ミリのが4枚入りで、これを3組セット。

早速セッティングにかかる。
小生の用途は耐震効果ではなく免振効果を狙ってのもの。
そう、巷でその効果が喧伝されているSPのフローティング(免振)効果を得られるかどうか?である。
20110827gel3単身赴任宅のSPはこのようにSPスタンドの上に黒檀キューブで、前1後2の3点支持により、中にSPを浮かすようにセッティングしている。
20110827gel2耐震ジェルは、このように黒檀キューブを挟むように貼り付けてみた。

う~む・・・・・見た目はやや不安定に見えるが、粘着性のあるジェルなのでズレ落ちることは・・・あるか、無いかは数日後の検証までわからない。

さて、期待する効果はでるだろうか?
ソルボセインの上にセッティングしたときのような、音の生気が吸い取られるような悪影響は感じられない。
期待していたSPが中に浮いたような、床への振動遮断効果の片鱗は感じることができた。

次の課題は、この不安定なセッティングをどうやって安定させていくかである。
・・・・・・駄目なら、本来のTV下に貼り付けるとしよう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011/08/24

地震続きにつき再調整

P10203953.11以来何かと地震が多い東日本エリア。
先日も都内で震度3の揺れを感じた。

3.11ではものの見事にひっくり返ったスピーカーも再度セッテイングしなおしたのだが、このところの地震続きでどうも音楽に浸りきれてない自分自身が居た。

しっくり来ないのは何故だろうか?
メンタル?それともこの夏場思わしくない右耳の低音感応型難聴のせい?

ふと思い立って、スピーカーに鏡をあててみたら、何のことはない!
度重なる地震で微妙に位置がずれてきて、正確なポジショニングになっていないことが判明。

僅か数ミリとはいえ自分の顔が映るように調整すると、ストレスなく音楽が鳴り出した。

しかし、いつの間に動くんだろうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011/08/23

マグノリア・夏秋 彩&夏秋 裕一サロンコンサート

20110821kobayashi1先週の日曜日、阪急宝塚線、池田駅から徒歩10分のところにある、財団法人阪急文化財団が運営する、逸翁美術館にあるマグノリアサロンに夫婦で出かけた。
今日は今年16回目のコンサートで、チェロ2重奏の室内楽演奏会。
20110821kobayashi2
20110821kobayashi3コンサート開場が午後1時半なので、昼食は、隣接する小林一三記念館で摂ることにして予約を入れていた。
由緒正しい長屋門をくぐると奥には広大な敷地が広がっている。
20110821kobayashi4
ここは、阪急東宝グループの創業者、小林一三氏の邸宅だったものが国指定の登録有形文化財に指定されたのをきっかけにして阪急電鉄の記念館として一般公開しており、邸宅内にフレンチのレストラン「雅俗山荘」がある。
20110821kobayashi5居間だった部屋はゆうに5メートルはある天井高の吹き抜けが圧巻で、壁にはガス式の暖炉が設えてあり、ゆったりしたソファーに身を委ねていると、賓客としてもてなされている気持になる。
このレストランでは、宝塚ホテルやホテル阪急インターナショナルの総料理長を歴任したシェフによるフランス料理をゆったりした気分で味わうことができ、至福の昼のひと時を過ごした。
20110821kobayashi6今日のマグノリア・サロンコンサートの演目は、チェロ2台のコンサートで、出演は夏秋彩(なつあきあや)、夏秋裕一(なつあきひろかず)という若い兄弟のチェリストによるコンサートである。
夏秋彩氏は、関西フィルハーモニー管弦楽団に所属するチェリスト。
演奏曲目は、ボッケリーニ:2つのチェロのためのソナタハ長調、ランツェッティ・2つのチェロのためのソナタ第1番、デュポール:チェロのタメノエチュード11番、オッフェンバック:2つのチェロのための順序づけられたレッスンより、グリエール:2つのチェロのための10のデュオより、ソッリマ:アローン
20110821kobayashi7サロンコンサートなので、最前列に座った小生夫婦の2メートルの場所で演奏が始まる。
チェロ2重奏の曲は演奏機会も少なく初めて聴く曲ばかりであったが、どれをとっても音楽的に心に響くすばらしい曲目揃い。
チェロの音色は人間の感覚には一番心地よい音域ではないだろうか。
2人とも完璧なボウイングと運指で、艶やかな音を響かせる、素晴しい演奏技量であるが、音色は姉の夏秋彩氏と弟の裕一氏とではこれだけ違うのかと感心する。
プログラムは、18世紀のイタリア人作曲家による優雅なチェロソナタから始まり、19世紀のオッフェンバック、するグリエールと進み、20世紀のバルトーク、ソッリマと時代ごとの演奏スタイル変遷を聴かせる、意欲的な演奏会。
目の前で演奏される迫力と体全体で浴びる音楽を、それこそ全身で楽しむことができた。

1時間余りの演奏会はあっという間に終わり、お腹も心も満足で開場を後にした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011/08/21

一旦戻してみる

Litedacam1拙宅のDACに取り付けられているOPアンプをバーブラウン製OPA627BPから新日本無線製のMUSES01に換装してから、約1年半が経過した。
Muses012オーディオ的には再生帯域も広く、解像度も申し分ないMUSES01であったが、常に脳裏に引っかかっていたのは音楽性のこと。
小生の求める「潤い、艶、しっとり感」は、この1年半で手に入ることはなかった。
20110820muses011予てから試してみたいと思っているMUSESシリーズのもう一つ、MUSES02に換装も考えてみたが、その前にこの1年半で電源周りが変更されたので、一旦ここは白紙に戻して見ることにした。
20110820muses0121年半ぶりに開腹したDAC。
元の鞘に納まったバーブラウン製OPA627BPのOPアンプ。
20110820muses013久しぶりに音出しした。
以前に比べると再生帯域はやや狭まった気もするが、音の色艶が蘇ったように思える。
暫くは、このまま元に戻しておこう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011/08/15

同窓会

201108obon1今年のお盆休みは、羽田から飛行機で小生の田舎へひとっ飛び。
朝日を浴びたJALに乗り込む。
201108obon2今回は中学卒業40周年記念の集まりであったため、7クラスで250名余り居た卒業生のうち100名弱が集合。
201108obon3今でも変らず付き合いのある同窓生も居るが、中には40年ぶりに会った人も居て、俄かには誰だか判らない人も。
201108obon4それでも、同じテーブルを囲んで話をしたり、当時の写真をスライドで写したりしているうちに、記憶が蘇ってきて楽しいひと時を過ごすことができた。

ただ、残念なことは、既に6名の物故者が出ていたこと。
これから先、できるだけ沢山の同窓生との交流を重ねていきたいと、改めて思った40周年同窓会であった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011/08/08

グローバル・フィルハーモニック・オーケストラ 30周年記念演奏会

20110807grobalpo18月に入って最初の日曜日。
JR錦糸町近くには東京スカイツリーがその勇姿を見せている。
20110807grobalpo2今日は今年15回目のコンサートで、すみだトリフォニーホールで開催された、アマチュアオーケストラ「グローバル・フィルハーモニック・オーケストラ」の30周年記念演奏会。
1981年に創立されたグローバル・フィルは、今年1月で46回目の定期演奏会を終えたばかりだが、30周年の節目にこの記念演奏会を開いた。
20110807grobalpo3全席自由で2500円と、アマチュアオケとしては高めの入場料ながら、このオケの演奏レベルの高さからか、30周年の間に培ってきたファン層の厚さからか、会場はほぼ満席に近い大盛況である。
小生は例によって前列5列真ん中の席を確保することができた。
20110807grobalpo4今日のプログラムは、指揮に森口真司氏を迎え、ウェーバー:序曲「魔弾の射手」、.ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容。
休憩を挟んで、メゾソプラノの手島眞佐子、テノールに大川信之という二期会の実力歌手を配した、マーラー:大地の歌という意欲的なプログラム。
森口真司氏の指揮は、昨年夏のミューザ川崎のアマチュアオケの演奏会でも感銘をうけたのだが、さて今日はどんな指揮ぶりを見せてくれるだろうか。
20110807grobalpo5ウェーバー:序曲「魔弾の射手」の冒頭から、おそろしく緊張感に満ち満ちた弦楽アンサンブルから始まりホルン四重奏に引き継がれると、木管楽器から弦楽に主題が渡されていく。指揮者はオケを煽るかのようにタクトをグイグイ突き出すと、それに応えるオケの俊敏さ。
弦楽パートは音量豊かでしっかり楽器を鳴らしきっているし、管楽器奏者は巧者揃いと見える。

2曲目のヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容は、先程のウェーバーとマーラーの主題に出てくる中国趣味を繋ぐ曲目として、このプログラムに組み込まれたという。
ここでは打楽器群が大活躍で、統制の取れた小気味良いリズムに乗って、弦楽器、管楽器それぞれトランス状態になったかのように一気呵成にたたみかける迫力ある演奏であった。
20110807grobalpo6休憩を挟んだメイン、マーラー:大地の歌は全6楽章からなるオーケストラつき歌曲といった風情。
手島眞佐子氏、大川信之氏は二期会の実力歌手。
前列5列目から指揮台横の歌手は本当に目の前にいるので、歌い始めるとその迫力にたじろぐ。
第1楽章「地上の哀愁を憂える首席の歌(テノール)」、第2楽章「秋に独りいて淋しきもの(アルト)」、第3楽章「青春について(テノール)」、第4楽章「美について(アルト)」、第5楽章「春にありて酔えるもの(テノ-ル)」、第6楽章「告別(アルト)」
20110807grobalpo7プログラムには30周年に寄せた森口真司氏のメッセージが掲載されていたが、そもそもは藝大1回生の時に練習指揮者として招聘されて以来というから、プロ指揮者とアマチュアオケといった関係を超えた長いお付き合いと固い友人関係(本人談)に基づいた音楽づくりが成されているのだろう。
望外に深い満足に満たされたコンサートであった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011/08/07

濱田庄司スタイル展

20110807shojihamada1JR新橋駅地下から汐留シオサイト方面に歩いてすぐのところに、家電メーカーのPanasonic電工のショールームに併設された「汐留ミュージアム」がある。
20110807shojihamada2今日は、小生の敬愛する民藝運動の中心人物で、現代陶芸の第一人者であった、濱田庄司が根をおろし生活し作陶に打ち込んだ栃木県益子での生活スタイルを紹介する展覧会。
柳宗悦、河井寛次郎、バーナード・リーチ等、用の美、スローライフを実践した濱田庄司の生活スタイルは、イギリスでの田園生活スタイルそのものを日本の田舎で具現化したものだが、現代人のあこがれる生活を先取りしたかのようだ。
20110807shojihamada3ショールームの隣には汐留停車場の建物を復元した「鉄道歴史展示室」がある。
明治の遺構の脇に立つ、現代建築との対比が現代東京の縮図であろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2011年7月 | トップページ | 2011年9月 »