第63回正倉院展と東大寺から法華寺参拝、秋の奈良に遊ぶ
10月29日から待ちに待った第63回正倉院展が開幕するというので、前もって予定を組んでいた。
10月終わりにしては暖かい秋の朝早くから自宅を出て、奈良国立博物館に着いたのは朝8時過ぎのこと。
それでも開場を待つ人の列が1000人はできていただろうか?
献上の工芸品や遺物といった宝物の数々を拝見する回数を重ねるたびに、1千年以上の時空を超えて現代に存在する不思議。
日本人ならではの几帳面さは飛鳥や天平の昔から変らないのだとつくずく思う。
時の権力者達を魅了した香木「蘭奢待(らんじゃたい)」、時権力者に献上された象牙の物差し「紅牙撥鏤尺(こうげばちるのしゃく)」、聖武天皇が出家の後に愛用したとされる「七条織成樹皮色袈裟( しちじょうしょくせいじゅひしょくのけさ)」、献上品を入れる脚付きの箱「碧地金銀絵箱(へきじきんぎんえのはこ)」、聖武天皇の愛用品とされる儀式用の刀「金銀鈿荘唐大刀(きんぎんでんそうのからたち)」etc・・・・・・今年も大満足で会場を後にした。
その後は東大寺大仏殿、で大仏拝観。
いつもながらその迫力に圧倒されてしまう。
創建東寺は極彩色に彩られていたという大仏殿の中で、これも金色に彩られていた大仏を見た人々は、その迫力の前には畏れをなして帰依したのだろうか。
大仏殿を出た後は、境内にある戒壇堂を拝観する。
ここは、唐から来日した鑑真和上が日本で初めて「戒」を授ける場として創建されたもの。
その後、鑑真和上は唐招提寺を建立するまで、この戒壇堂を活動の場としたという。
戒壇堂を後にして正倉院の西側にある境内西北にある国宝の楼門、天害門を抜けて西に歩く。
途中からバスに乗って聖武天皇と光明皇后が埋葬されている御廟を見学し、光明皇后が聖武天皇を弔うため創建した総国分尼寺、法華寺を拝観する。
ここでは国宝の十一面観音立像や不動明王などを静かに拝観していると心が洗われる気持になる。
心が表れた後は、食欲も増すというもの。
法華寺から再びバスに乗って一条にあるカフェくるみの木に向かう。
27年前からオーガニックや地産地消を実践してきたコンセプトが今もって色あせてないのは素晴しいことだ。
ランチプレートは盛りだくさんでお腹一杯になる。
今回は奈良・斑鳩1dayチケットを前もって購入していたので、アリア内の電車もバスも一日乗り放題。
一々切符を買う必要も無く便利。
早朝から張り切って遊んだ秋の奈良の一日だった。
| 固定リンク | 0


コメント