CMCシート取り付け後の検証について
この5月12日にCMCシートの取り付けを行ってからはや2週間以上が経ち、その後様々なDISKで音質面で検証を行いました。
取り付けたのはCMCを8%含有したシリコンゴムを0.2mm.厚に加工したものを、幅13mm.にカットしたもの。
シートの固定にはアルミの防磁シートを仕様しました。
取り付け直後から、音に纏わり付いていたベールが剥がれたような感じで、一気に鮮度が上がった音が流れてきました。
「音のエッジが立つ」という表現が適切かどうかですが、なんだかギスギスしたようなネガティヴな印象も併せ持ちますが、とにかく最初の印象は、今までの音が高音域モヤモヤとしたベールを被っていたのだと。
また、低音域のスピードが上がり位相が揃った時に感じる空気の振動を体で受け止める感覚が強く印象付けられます。
翌週日曜日には、Rayさんとnaskorさんにもお越しいただき、拙宅の音の変化を定点観測していただきました。
感想としては「バイポーラタイプのスピーカーを平行法にセットした再生なので、サウンドステージがもっと奥に引っ込んで聴こえると思っていたけれど、以前よりエネルギーがあり元気な音が出ていますね」というご宣託。
クラシックはもとより、JAZZやPOPS系のヴォーカルも鮮度や実在感が確実にステップアップしているようです。
小生にとっても、以前なら清楚な大人しいまとまりのある音を聴かせていたハモンドオルガンやバンドネオン、アコースティックギターの音が、伝播速度を一気に上げて迫り来るような印象に変貌を遂げたのは驚きです。
以前GRFさんにも指摘を受けていた、高めにセッテイングしていたスーパーTWのゲインコントロールですが、1段階絞っても音質に悪影響を与えることなく、音像の位置関係にも腰高な感じがなくなりました。
丁度、その週にヒラリー・ハーンのリサイタルを聴いたこともあり、BOXで買い求めたBOXに収められたバッハのシャコンヌを手始めに、無伴奏から協奏曲までを一気に聴き通してみました。
17歳ゆえの若さもありますが、情熱がほとばしるような演奏には思わず引き込まれます。
CMCシートの取り付けは「やりすぎると耳に付く」という評価もあるようですが、拙宅のシステムにおいては好印象だけが残りますが、SPの構造上の音響特性も大きく影響していることでしょう。
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