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2014/05/31

下野竜也・シューマン&ブラームス・プロジェクト第3回(芸術文化センター管弦楽団特別演奏会)

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PACの特別演奏会、下野竜也:シューマン&ブラームス・プロジェクトも4回の折り返し3回目。

前回、第2回の演奏会から2ヶ月近く経ったわけだが、この間に小生の人生にとって一大転機が訪れたのだった。
それは、思いがけないことでもあった訳で、その事実を受け容れ難い自分自身が居た。

その日以来、大好きな音楽を聴くことさえも稀になっていた。
心に染み入る音楽が心の痛みを倍加させるのに耐えられない。
そのような日々が暫し続いた。

日常生活では普段どおりを演じていても、目に見える風景、聞こえる音の全てが以前とは違ってベールを被っているように感じた。
季節はすこしずつ夏めいて来ているのに寒々としたままなのだ。

そんな時デスクを整理してたら、兵庫県立芸術文化センターで開催されるPACのコンサートチケットが出てきた。
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4回シリーズの特別演奏会と9月から始まる2014~2015年定期演奏会9回の通し券ペアチケットだった。

2そうだ、コンサートに行こう。
不意にそう思ったのは、自身の意思だったかのか。
あれほど音楽が好きでコンサートが好きで今まで生きてきたのだから、これからもそうして生きよう。
そう思えた自分自身が居た。

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今日の曲目は、ブラームスのヴァイオリン協奏曲とシューマンの交響曲 第2番。
ヴァイオリンを弾くのは、若干20歳の新鋭、郷古 廉(ごうこ すなお)
2段重ねの指揮台に乗った下野氏の横に構えるその顔の位置が同じほど、細見だが長身で指も長い。

演奏が始まった。
コンマスは豊嶋氏。
暖かいロマンティックな第1主題に続き、ヴァイオリンが入ってきた時のことだった。
虚飾のない無垢な音。
それは、弛まぬ訓練に裏付けされた確かな技巧と天性の感性が融合した証。
無垢な音が心の内に染みわたる。

それは、オーケストラの演奏に呼応し躍動した後に1楽章最後のカデンツァが始まった時のこと。
生で聴くのは初めての旋律。
ヨアヒム版ではなくクライスラーか?それとも自作?
そう思えるほど自由闊達でロマンティックの極。

なんだか心の内から温かみを感じる。
冷えた身体が温かい感情で暖められる。
それは音楽の魂だろうか。
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上を見上げると、そこはいつものホールの中。
演奏が始まるまでは、見えるもの聴こえるものは薄くヴェールを被っていたように感じたが、今は違う。
何故だかわからないが、音楽に接する喜びが再び湧き上がってきたようだ。

ありがとう。
隣に置いたバッグにそっと手を置いた。

残りのコンサートも行こうね。
音楽は素晴らしい。

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2014/05/15

サヨウナラ

5月5日の34回目の結婚記念日と5月11日の58歳の誕生日を前にした突然の別れでした。

平成26年4月28日は生涯忘れない。

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