German Physiks Troubadour40の可能性
拙宅にGRFさんが持ち込まれたGerman Physiks Troubadour40が降臨してから1月余りが経った。
その後8月はじめの金曜日に東京出張の機会を捉え、GRFさんのご自宅で同じDDDユニットを使うユニコーンの音を再び聴かせていただいた。
そしてその後の日曜日、拙宅でマイミクの京都人さんにTroubadour40プラスインフィニティのウーファの組み合わせを聴いていただいた。
クラシックを中心に様々な楽曲を演奏したのだが、歪のない安定したサウンドステージが形成されるDDDユニットの可能性を改めて認識したオフ会であった。
DDDユニットの高さを確保するためにIKEAのスツールを用意したのだが、バーチ材の無垢材とはいえ柔らかい木材なので、天板にDDDユニットの振動がダイレクトに伝わっているのが気になっていた。
そこで、制振のためにデュポンのコーリアンボード8ミリ厚を天板サイズにオーダーでカットし、αGELチップを挟んでフロート状にセットしてみた。
今まで振動で逃げていたエネルギーがどれだけあったのかが一聴しただけで判った。
ピアノの打鍵のアタック、響板の減衰していく模様、ホールに拡散する響き、ホールに木霊するグランカッサ、そして、ステージに立つ歌姫の息づかい。
DDDユニットがあれば拙宅ではもうスーパーツィータは要らないと確信した。
音楽信号を余すことなく音波として360度に放射するDDDユニットの能力はいったいどれだけだろうか?
バイワイヤの高域側を繋いでいるだけなのに。
しかも、ゲインコントロールも調整なしのノーマルの状態で繋いでいるだけなのに。
30年以上も主役の座を譲らなかったインフィニティRS-2.5。
その独特のリボンユニットからバイポーラに放射される音場に魅せられていたからこそ、360度に満遍なく放射するDDDユニットの魅力には適わない。
Troubadour40の能力を更に引き出すための旅が、今まさに始まろうとしている。
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コメント
UNICORNさん、ご無沙汰しています。
DDDユニットがフルレンジSPとして優秀だからこそですね。
ユニコーンの持つ独特の佇まいも勿論魅力的で、「いつかは、、、、」と漠然と憧れを抱いていたところでした。
GRFさんが小生のリハビリ?に、これからの人生に希望を見出すキッカケとして、この宿題を置いて行かれたのだと、改めて感謝しています。
音楽の力は素晴らしい!
UNICORNさんのお宅も、再びお伺いしてみたいですね。
投稿: 椀方 | 2014/08/10 08:13
新しく魅力的な音楽生活がStartするかも・・・・ですね!?Unitは1年近くたつと更に滑らかさと低域のレベルが上がってきますので、それも楽しみの一つ、ジックリ&ゆっくりお楽しみ下さい!!
投稿: UNICORN | 2014/08/09 19:23