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2015/10/18

オーラソニックのプリメインアンプを試す

Nanoa1_008拙宅と同じユニコーンカスタムをお使いのPさんは、送り出し機器をCDトランスポートからオーラソニックのヘッドフォンアンプ内蔵D/AコンバータNANO-D1をプリアンプとして、パワーアンプをオーラソニックのNANO-A1ステレオパワーアンプをモノラルモードにして2台を左右独立に使われて、満足のいく再生が出来ているとの話を聞いていました。

それは是非とも聴いてみたいと思いましたが、中々都合が合いません。
そうしているうちに仕事も繁忙になり、これは年内に訪問できるかどうか?という感じになってしまいました。
そこでPさんから、最初に導入されたNANO-UA1プリメインアンプを、特注で作られたトランス電源とともに暫くお借りすることになりました。

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入力はデジタルがコアキシャルと光が192kHz/24bit、USBが96kHz/24bit、アナログがステレオミニプラグです。

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特注のトランス電源は大きなトロイダルトランスが入った大きなもの。

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早速繋いで試聴開始です。

トランス電源は3Pのインレットタイプの電源ケーブルを使うよう設計されていたので!D/Aコンバータに繋いでいた電源ケーブルを繋ぎ替えました。

最初はアナログ入力でHAP-Z1ESで、CD音源をDSD5.6MHzにアップコンバートしたのを再生してみました。
しかし、何だか線が細く生気がありません。
今までのシステム構成だとCDTからD/Aコンバータを通して聴くよりも音質が良かったので、納得がいきません。

やはり、ステレオミニプラグのアナログ入力はプアーなんでしょうか?
そこで、同じCD音源をYAMAHAのCDTからデジタルでコアキシャル入力して聴いてみました。

ベールが一気に取り払われたように見通しが良くなり、立体感も良くなりました。
今迄使っていたパワーアンプの最低音域の出方の欲求不満も解消されています。
もう少しパワー感が漲れば良いですね。
TVから光入力でベルリンフィルのデジタルコンサートホールを試聴しても、素晴らしい再生です。

デジタル入力に限れば、このオーラソニックのプリメインアンプは素晴らしい能力を持っている事がわかりました。

試しに、付属の電源で聴いてみました。
やはり、トランス電源に比べてエネルギー感と音場の大きさが違います。
アンプの能力が一回りも強大になったようです。
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試聴に来られたCさんの提案で、ノートPCからUSBケーブル接続も試してみました。
96kHz/24bitながらCD音源をいい音で聴かせてくれました。

後継機種のNANO-UA1aでは、DSD2.8/5.6MHzの再生にも対応し、USBでも192kHz/24bit対応しているそうですから、デジタル入力だけであれば、とても良い選択肢になりますね。

拙宅では現用機器のアナログ入力がFMチューナもありますので、ここはやはりPさんの御宅でパワーアンプ2台の音を聴かせていただかねばなりません。

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2015/10/05

ユニコーンに逢いに東京へ

拙宅にユニコーン嬢がやって来てから、早くも10ヵ月が過ぎようとしています。

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最初のセッティングはGRFさんの御宅の和室での配置を参考にした横置き配置でした。
DDDユニットから360度の全方位に放射される特性から、壁からの反射を考慮して距離を上手く調整すると綺麗な音場が形成されて、コンサートホールの響きが再現されました。
其れは恰も2階席最前列に座って、下にあるステージから湧き上がってくる音楽を聴いているような感覚です。

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その後、今年になって小生と同型のユニコーンを入手されたP氏の御宅では、ユニコーンの保証書に記載のある横型配置と共に記載されている縦型配置で好結果を得られたという報告があり、GRFさんが駆けつけてその音場を聴かれたのちに縦型配置の実験を開始されました。

縦型配置だと後ろの壁からもユニットの距離が取れるしリスニングポイントにも近づくので、ステージにより近い1階席平土間で聴いているような迫力が生まれます。
P氏の御宅は確か8畳を二つ連結した縦長のお部屋だとお聞きしていたので、縦長配置もさも有りなんと思っていたので、拙宅でも縦型配置に変えてみました。

試行錯誤の結果、今では写真のような配置になっています。
拙宅ではステージから程良く離れた平土間で聴くような臨場感ある音場に満足出来ています。

でも、唯一の改善点は低音域の出方が不足していることです。
今使っているアンプは、以前鳴らしていたインフィニティRS2.5の重いウーファを鳴らす駆動力のある200Vトランスを積んだFASTです。
ミュージックパワーはインピーダンス8Ωで300W、インフィニティやユニコーンの4Ωだと570Wもありますが、重くて大きいウーファから出る低音と、極めて軽いチタニウムコーンとバックロードホーンから出る低音では、アンプに求められる能力特性に違いが有るとの考えに至りました。
具体的には、ミュージックパワーは大きくなくても良いから最低音域までリニアに増幅する能力が、ユニコーンの低音域の再生にはより重要になるのです。
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GRFさんの御宅でも、タンノイのGRFモニターをソニーのパワーチップを使ったデジタルアンプが軽々と鳴らすのを聴いていましたし、P氏のユニコーンも、その流れを組むと言うオーラソニックのデジタルパワーアンプをモノラル使いして、低音域も不満なく再生されていると報告を聞いていました。

一方、GRFさんはユニコーンを以前から管球アンプを使われており、一昨年のミューザ川崎コンサートホールで聴かれたロイヤルコンセルトヘボウやウィーンフィル、そしてベルリンフィルという当代一流のオーケストラ演奏を聴いて以来、その低音域の再現をユニコーンから出したい一心で新しい管球アンプを製作されました。
そして、念願の低音域の再生が可能になって、新たな高みの音楽再生が可能になった満足さがブログの日記から滲み出ていました。

これは、アンプ選定の為にはその 音を聴かなければ、いくら文章で素晴らしいと言われてもわかりませんから、「百聞は一聴に如かず」とばかり、P氏とGRFさんの御宅訪問を打診していたのですが、この日曜夜にその願いが叶いGRFさんの御宅を訪ねることができました。
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いつもの和室に通されると、ユニコーンが横配置に戻っていました。
正確に言うと少しだけ前に出て、左右の間隔も狭くなっているようです。
ラックの上に管球のモノラルアンプが載っています。
写真で見るよりもコンパクトですが、安定化電源用だという特殊な真空管のヒーターが赤く光っています。

早速聴かせていただきました。
アバド指揮ルツェルン祝祭管弦楽団のブルックナーです。
ティンパニのトレモロ、コントラバスのピチカート、そして弦楽合奏に続く管楽器の咆哮。

ここまでCDに録音されていたのか!
拙宅ではボリュームを上げないと感じられない低音域が、通常のボリュームで軽々と聴こえます。
理想的なピラミッドバランスに乗って、コンサートホールが出現し、その感覚はリアルを超えたリアル。

マーラー、ショスタコーヴィチ.
次々掛かる聴き慣れたはずのCDから、これだけの音が録音されていたのか!
まるで聴くのが初めてのような感覚が新鮮です。

まるで次元の違うユニコーンの奏でる音楽ですが、逆に言えば拙宅のユニコーン嬢も鳴らせるはずだという、目標が眼前に現れたのだから、幸せなことだと思います。

別室のGRFのある部屋には、同じDDDユニットのTroubadour40とスーパーウーファを組み合わせたシステムの実験が行われていました。
拙宅でも昨年にInfinityRS-2.5のウーファ部を使って鳴らしたことがありますが、容量の大きな部屋でより迫力ある音楽を求めると、この組み合わせもユニコーンとは違った楽しみがあると思います。
完成するのが楽しみですね。

GRFさん、休日の夜の貴重な時間をありがとうございました。

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