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2018/11/09

DDコンバータ WEISS INT204の自宅試聴

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先日の日曜日に、ある方からご好意でお借りすることができた、DDコンバータWEISS INT204を自宅試聴した感想を述べたいと思います。

そもそもの発端は、拙宅の再生環境はデジタルアンプのSD05への音源接続が、CDトランスポート、FMチューナー、TVデジタル音声出力がデジタル接続されているのに、唯一残っているアナログ接続のHAP-Z1ESをデジタル出力にすれば、SD05内のA/D変換を無くすことが出来て音質の改善に繋がるのでは?という考えからでした。

そして、その機能を備えるには、HAP-Z1ESのUSBデジタル出力をSD05の同軸デジタル入力に繋ぐためのDDコンバータが必要でした。

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ご存知のようにHAP-Z1ESを導入した経緯は、PCを使用することなく内蔵したHDDにPCM音源やDSD音源をアーカイブ出来る上に、再生のための操作性はオーディオ機器と同様に簡便であり、貴重な音源のバックアップも外付けHDDを利用出来て容易であったからです。

発売当初はZ1ES内部でD/A変換されたアナログ出力しかありませんでしたが、ファームウェアのアップデートによりUSBデジタル出力が可能になり、DSD5.6MHzの出力も可能になりました。
これにより昨今数多く発売されるようになったUSBデジタル入力とDSD再生機能を備えたDACやSACDプレーヤーとの連携が可能になりました。

しかしながら、DAC以降のアンプがアナログであればそれでいいのですが、拙宅のデジタルアンプSD05の能力を活かすには、アナログ入力では無くデジタル入力だと考えたのです。
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前置きが長くなりましたが、HAP-Z1ESからのアナログ接続とINT204を介したデジタル接続を交互に行い、PCM音源とDSD音源の比較試聴を実施しました。

比較した音源のフォーマットは、WAV44.1/16、WAV48/24、ハイレゾ音源ではFLAC96/24、FLAC192/24といったPCM音源。DSDは今回お借りできたINT204の個体がDSD2.8MHz対応だっだのでDSD2.8MHzの音源を使いました。

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その結果はとても興味深いものでした。
PCM音源はいずれもINT204経由のデジタル接続の方が、再生音のトランジェント特性が良くなったと感じ、個々の楽器の明瞭さや空間表現にも優れたものを感じました。
ただし、デジタル接続を聞いてから同じ音源をアナログ出力に切り替えて聞いても音が聞くに耐えないということはありませんでした。
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しかしながら、期待していたDSD2.8MHzの再生については、DGレーベルのヒラリーハーン、バッハVnコンチェルトやHAP-Z1ESのHDDにサンプル音源として入っている音源で聴いてみましたが、INT204でDSD2.8をPCM88.2/24にコンバートしたのと、HAP-Z1ESでDSDをアナログ出力したのをSD05を通して再生したのとでは聴感上大きな差として聞き取れません。

これはどういうことか?
小生が拙宅のシステムで聞く限りの判断ですが、Z1ES内蔵のDSDアナログ変換チップの性能がINT204内蔵のDSDアナログ変換と遜色ないからではないでしょうか、

一方でPCM音源の方は、Z1ESのアナログ出力ではPCMをDSD5.6MHzにアップコンバートしてからDSDアナログ変換したのをSD05ではまたA/D変換してからD/A変換しているのに対し、USBデジタル出力では素のままのPCMデータをINT204でを介してSD05にデジタル接続している分、データを変換する行程が少ない分好結果につながっているのではないでしょうか。

いずれにしろ、今回の試聴ではINT204がZ1ESを無事に接続可能であると確認出来たことは大きな成果でした。
また、Z1ESのUSB端子に外部電源付きのUSBハブを繋ぎ、外付けHDDとINT204を同時稼働させるテストでも、Z1ESの電源オン時に時折INT204を認識しなくなる症状が出ましたが、USBケーブルを抜き差しするだけで復旧し、念のため行った外付けHDD内のバックアップデータを直接再生出来たことも、特記事項として報告しておきます。

では、INT204のDSD5.6MHz対応のバージョンを即刻導入しますか?と問われると正直なところ悩みますね。
実際のところZ1ESのアナログ出力の音質が予想外に良かった事が確認されたからです。
PCM音源だけに限ればデジタル接続の効果が明らかにありましたが、DSD音源のデジタル接続の効果はそれ程でもないと感じました。

INT204はDDコンバータとしてはDSDも扱えますしとても優秀な機器だと思いますが、その分とても高価なものですし、本格的に導入するならばそれなりの出費を覚悟しなければなりません。

最近の欲しいものリストの中では、4Kチューナー内蔵の有機ELテレビの導入が、最優先事項に上がっていたので、順位を変更すべきかどうか、しばらくは悩むことでしょう。

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