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2019/03/24

WEISS INT204の導入

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昨年秋にDDコンバータWEISS INT204を自宅試聴する機会を得たその後のことです。

拙宅ではHAP-Z1ESのUSBデジタル出力をデジタルアンプのSD05に接続して聞いた場合とHAP-Z1ESからアナログ出力をSD05に接続して聞いた場合とでは、DSD2.8の音源では僅かな差だと感じたのに、PCM音源だと明らかにデジタル接続の方が優れていると感じていました。
PCM音源とDSD音源の両方に対応しているDDコンバータとしては、現在唯一無二のINT204ですからいずれは手に入れたいと考えていたのですが、他に購入を優先する計画があったので後回しにすることにしていました。
今年になりエアチェックを48/24で出来る環境を整えたことで、音質の良いライブ音源が貯まって来るようになりました。
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HAP- Z1ESから48/24の音源をデジタル接続でSD05に繋げたいという希望が出てきました。
それで、希望に叶う程度の良い個体を探していたところ、イギリスからの出品がありました。
それも230Vアナログ電源付きで。
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出品者にアナログ電源を日本仕様に変更出来るか問い合わせしたところ、それにはダウントランスを別に用意しろとの返事が。
それなら、電源要らないから安くしろと交渉したら、ベストオファーを入れろとの返事があったので、加算される送料以上の値引き価格を提示したら、なんと、交渉成立しました。
PayPalで決済したら1~2週間で届くとかの連絡が入りました。
これも合意なき離脱リスクの影響なんでしょうか?
なんにせよ、想定していたよりも価格交渉がすんなり行ったことが驚きですね。
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日本で使えるアナログ電源はエーワイ電子のを購入するつもりです。
とりあえずご報告でした。

(3月26日追記)
イギリスの出品者から3月27日水曜日に出荷するとの連絡が入りました。
届いたら動作早速テストしてくれとのメッセージも。

必要となるINT204用のアナログ電源を発注しました。 エーワイ電子製のアナログ電源 Improved :DC9V 3A 。DC出力プラグはINT204にフィットする、外径5.5mm内径2.5Φのロングタイプです。

何も指示しなければプラグ長さ9ミリのが付いてくるので、INT204の純正電源の12ミリ以上の長さのを付けるよう依頼しました。

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2019/03/03

ツィメルマンの弾くブラームスのピアノソナタ

昨日3月2日の夕方に兵庫県立芸術文化センター大ホールで開催された、クリスチャン・ツィメルマンのピアノ・リサイタルを聴いてきました。
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曲目はショパンのマズルカ、ブラームスのソナタ、休憩をはさんで再びショパンのスケルツォという構成でした。

ツィメルマンのショパンは多くの録音を残していますが、ブラームスはコンチェルトはあるものの、ソナタだと若い時代の録音はあるようですが既に廃版になっており手に入りにくくなっています。
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2千人収容の会場を埋め尽くした聴衆の大半はツィメルマンファンの模様で、開演前から異様な熱気で暑く感じるほど。

最初にョパンのマズルカが4曲通しで弾かれました。
最初は何かを探るように、どこかしらおずおずとした遠慮も感じられましたが、徐々にエンジンがかかってくると、ピアノの響きが会場の隅々までに放射されるように活き活きとした演奏に変化していきました。

輝く宝石のような音がピアノから立ち昇ってくるかと思えば、重層的な祈りの響き。
流石にショパン弾きで名を成したツィメルマンだけあって、手慣れた熟練の技を披歴してくれます。
そして、4曲弾き終わるとホッとした安堵の表情を浮かべ、はにかんだような微笑を浮かべながらステージから下がりました。

再び現れるまでファンの拍手が鳴り止みませんが、これは儀礼的なもの。

次に弾かれたブラームスのソナタ第2番が素晴らしかった!
まだ19歳の若きブラームスが作曲家として最初に書き上げたのがこのピアノソナタ第2番で、クララ・シューマンに献呈されたこの曲には、どこかしらベートーベンのソナタのような響きも聞こえてくるようです。

兎に角、情熱的であり、また内省的でもあり、若きブラームスが秘めた恋心をそのまま楽譜に書き写したかのよう。
ショパンのような装飾性に富んだ響きとは一味違いますが、とてもロマンティック。

いつしか、ツィメルマンのピアノと会場の響きが一体化して一つの楽器のように鳴り響き、シンクロナイズしたような一体感を感じるようになりました。

小ホールの室内楽ではこのような感覚はよく起きますが、大ホールでは滅多にないことで、ツィメルマンもこのシンクロナイズした感覚にスイッチが入ったようで、時おり微笑みを浮かべながら素晴らしい演奏を聴かせてくれました。

一音一音の響きが研ぎ澄まされていくと、普段の生活ではとても聞き取れないような微弱な音やハーモニーを聞き取ることができる。
そのような不思議な体験でした。

休憩後に演奏されたショパンのスケルツォは良く聞く曲目ですが、会場全体がシンクロした状態で聴く演奏を、どう表現していいかわからないほどです。

ツィメルマンもそのような会場との一体感がとても嬉しかったのでしょう。
万雷の拍手とブラボー、スタンディングオベーションに応えて投げキッスを返した後に、ブラームスのバラード集から3曲も演奏してくれました。

演奏会が跳ねた後の高揚した気持ちは何物にも代えがたい宝物になります。
今回のツィメルマン・ピアノリサイタルで、ブラームスのピアノソナタ集を手に入れたいものだと強く思いましたが、廃版故に程度の良い中古を探したいと思いました。
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(演奏曲目)
ショパン:マズルカ 第14番 ト短調 op.24-1
ショパン:マズルカ 第15番 ハ長調 op.24-2
ショパン:マズルカ 第16番 変イ長調 op.24-3
ショパン:マズルカ 第17番 変ロ短調 op.24-4

ブラームス:ピアノ・ソナタ 第2番 嬰ヘ短調 op.2
第1楽章:アレグロ・ノン・トロッポ、マ・エネルジーコ
第2楽章:アンダンテ・コン・エスプレッシオーネ
第3楽章:スケルツォ、アレグロ
第4楽章:ソステヌート

休憩

ショパン:スケルツォ 第1番 ロ短調 op.20
ショパン:スケルツォ 第2番 変ロ短調 op.31
ショパン:スケルツォ 第3番 嬰ハ短調 op.39
ショパン:スケルツォ 第4番 ホ長調 op.54

アンコール
ブラームスの4つのバラードから、第1曲、第2曲、第4曲

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2019/03/01

デジタルエアチェックシステム導入記

FPGAデジタルFMチューナーC-FT50を導入してからというもの、FMエアチェック音源の魅力にどっぷり浸かる幸せな日々を過ごしています。

C-FT50に実装されているFPGAの回路内ではFM放送をダイレクトにデジタル変換しているため、アンテナの受信レベルさえ適正なら、ほぼ放送局送り出し品質に肉薄した音質で聴くことができると思います。

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拙宅ではC-FT50から96kHz24bitで出力したのを、同軸デジタルケーブルを介してデジタルアンプSD05に接続し、パワードDAC半導体のS-MasterがSPのユニコーンを直接ドライブすることで音楽を聴いています。

エアチェックの方はC-FT50の2つあるデジタル出力のうち、光デジタル出力端子から光デジタルケーブルを介してYAMAHAのHDD内蔵プレーヤーCDR-HD1500で44.1kHz16bitで録音した後に、CDR-HD1500の編集機能を使って録音音源を整理したのをCD-Rに焼いて、エアチェック音源を完成させていました。

これをHDDプレーヤーHAP-Z1ESにリッピングして取り込んで聴くと、CD音質と同等で、しかも市販の音源にないコンサートの臨場感溢れる演奏が楽しめるので、満足していました。


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しかしながら、同じC-FT50を使ってエアチェックを楽しんでいるベルウッドさんはエアチェック用のデジタルレコーダーを導入されて48kHz24bit録音をされているのですが、一度、同じ演奏会ライブ音源を拙宅で44.1/16でエアチェックしたのとベルウッドさん宅で48/24でエアチェックされたのを聞き比べする機会があったのですが、その音質の差には驚きました。

聞き比べると44.1/16の音がいかにもCDっぽく聞こえるのに対し、48/24の方はFM放送をそのまま聞いているように自然な音質なのです。

その時は確かN響定期演奏会の生中継だったので、収録放送局のある東京の放送と、長距離を中継された大阪の放送では音質に差があるのでは?いう疑問も少しはありました。
しかし、その後も何度か海外の放送局提供の演奏会を同じ放送音源聞き比べをする機会がありましたが、やはり48/24の方が音質が優れていました。

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その後DDコンバータのWEISS INT204をテストした時に、様々なフォーマットの音源を聞き比べした時にも、16bitと24bitの音質差の大きさを体感しました。
これは、ベルウッドさんのようにエアチェック用のデジタルレコーダーを導入するしかないな?

そう考えていた時にタイミングよく拙宅を訪問されたオーディオファイルの方から紹介されたのがPCにUSB接続して使う外付けサウンドカード「USB Sound Blaster Digital Music Premium HD r2」でした。

サウンドカードというと、通常はPCの音源を高音質で外部のオーディオ機器に送り出す使い方ですが、この機器は入力側に光デジタル入力端子を備えているのと、最大96/24までのデジタル信号を扱えるとのことでした。

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ネットで調べてみると、光デジタルケーブルを介した信号送受信は相当距離が離れていても可能な事が理解出来ました。
これならFMチューナーC-FT50から光デジタルケーブルを引き回して部屋の反対側にあるPC近くに設置した「USB Sound Blaster Digital Music Premium HD r2」に接続してPCに直接デジタルエアチェックする環境が構築できます。
拙宅の場合ケーブル長は最低12メートル必要なので、50フィート(約15メートル)の光デジタルケーブルが使えることで設置の障害をクリアすることが出来ました。

導入コストの安さも魅力的です。
50フィート光デジタルケーブルを含めても、オーディオメーカ製のデジタルレコーダー導入費用の1/10でしょうか?

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機器の配線を終えてUSBケーブルをPCに接続したら、付属のCDに入っているドライバーをインストールします。
ドライバーインストール後にPCのコントロールパネルからハードウエアの設定をします。

接続は録音の音源が光デジタル入力なのでSPDIF-Inを選び、プロパティの詳細でサンプルレートをC-FT50からの出力に合わせて96/24を設定すれば、ハードウエアの設定は完了です。

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付属の録音ソフトではなぜか48/16でしか録音出来なさそうなので、メーカーのサイトでスマートレコーダーというソフトをPCにダウンロードして、48/24の録音をやってみました。
再生してみるとFM放送をそのまま聞いているかのような音質に満足しています。

ただ、手動での録音は上手くいくのですが、このソフトに付いているスケジュール録音機能が上手く動作せず、留守録が失敗続きなのは困っています。
ソフトの操作方法をもう少し習得する必要があるようです。
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とりあえず導入当初の感想でした。

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