オーダーメイドのオーディオラック
昨年夏に大阪から出雲への移住を決断した頃に使用していたオーディオラックはハミレックスの3列2段の幅広なものでした。
移住先の物件を探している時に部屋のサイズを検討してみると、この幅広なオーディオラックは大き過ぎて使い勝手が悪いことが判りましたので、オーディオ買取り業者に引き取って貰いました。
後継となるオーディオラックのサイズは幅の狭い部屋でも無理なく保有機器を収められる2列2段のものになることまでは決まったので、実際に移住してから部屋に合わせて調達するこのにしました。
さて、今年正月明けに無事移住を済ませてオーディオを仮置きで運用始めてからオーディオラックを探し始めました。
まず候補に挙げたのは大阪で使用していたハミレックス、それに朝日木材加工のADKシリーズのいずれも2列2段のものでした。
ここで拙宅ではもう一つ課題があって、大画面テレビを壁寄せにするテレビスタンドを使用する計画なので、そのテレビスタンドの足をオーディオラックの下に挟み込むことで、万一テレビスタンドが地震の揺れによって転倒しないようにすることでした。
解決手段としてはホームセンターでテレビスタンドの足の厚さと同じ20ミリの木材を、テレビスタンドの足の周囲に敷いてその上にオーディオラックを載せるという方法を考えました。
また、オーディオ機器をよりよい状態にセッティングするために、将来的に磁気浮揚式オーディオボードのRelaxaを機器の数だけ買い揃えることも計画して、程度の良い出物がオークションサイトに出品されるのをウォッチしていましたが、程度の良い出品が有っても相当額で落札される状況でなかなか手が出ませんでした。
そのような時にGRFさんのブログで、スピーカーを製作されているPSD社で斬新な構造のオーディオラックをオーダーで手掛けられており、その造形の美しさと考え抜かれた磁気フローティング構造に感心してました。
すると、GRFのある部屋用に新しいオーディオラックの製作を依頼するので、その製作に併せて拙宅の要求するサイズと構造のオーディオラックをオーダーしてはどうですか?というありがたい申し出がありました。
そこで、部屋のインテリアにも合うカラーリングで、磁気フローティングボードを組み込み、底板下にテレビスタンドの足を差し込み支えられる構造のオーディオラック製作をお願いすることにしました。
要望を盛り込んだ設計図面を何度かやりとりして、最終的な図面がこれです。
製作をお願いしてから待つこと暫し、製作途中の写真が何枚か届いて期待で胸を膨らませていました。
そしてちょうどリビングの壁にエコカラットを施工している当日に、待望のオーディオラックが納品されました。
このオーディオラックは鋼管フレームと積層合板に突板仕上げの洗練されたデザインで移動にはキャスターが付いて便利ですが、しっかり固定する時には底板を固定しているネジを外した穴に六角レンチを回すとアジャスターが降りる構造になっており、不陸があってもアジャスターの調整によってガタつきを抑えてシッカリ固定出来る素晴らしい構造になっています。
拙宅はマンション用の柔らかいフローリングなので、アジャスターの下に薄い黒檀製の板を敷いて支えをより強固なものにしています。
そしてオーディオラックに機器をセッティングしたのがこの写真です。
壁寄せテレビスタンドに取り付けた65インチが壁掛けテレビのように見えますね?
剛性の高いしっかりした構造のおかげで磁気フローティングボードの効果が発揮されているでしょう。
オーディオラックでこれだけ改善されるとは!?と満足しています。
最近のコメント