消しゴムでTVパネルの振動対策
寒かった冬も終わり春の陽気で日中はエアコン暖房も必要なくなったので稼働音もなく静粛性が上がりました。
いきおい音楽に浸る時間も増えているのですが以前から気になっていたものの手付かずだったことがひとつ。
それは、リビング壁面に壁寄せ設置している65インチTVパネルの振動対策です。
壁面そのものの対策はエコカラットの施工によって改善出来ていましたから、あとは大型の有機ELパネルがスピーカーからの音波で振動するのを抑える対策が必要だと思ってました。
TV導入後最初に取り組んだのは布製のパネルカバー作成でした。
ですが、薄い布製カバーだけではパネル表面の音の拡散や視覚的な圧迫感を低減する効果も中途半端かな?という気もしていました。
そんな中Phil-M Communityに参加者されているgenmiさんが投稿された日記に目が釘付けに。
それはTVパネルの振動対策に紙粘土?で作られたボールを多数吊り下げたオブジェでした。
ナルホド!これかー!!
正に目から鱗の振動対策でした。
その記事に対するコメントの中に拙宅に応用できるヒントが有りました。
それがこの消しゴムです。
100均ショップで6個入り税込110円を2袋買ってきました。
コレを布製パネルカバーに接着してTVパネルの振動を抑えようという目論みです。
布製パネルカバーの表に接着剤が滲み出て見苦しくならないよう、裏面にもう1枚布を取り付けてから12個の消しゴムをゴム系接着剤で貼り付け固定します。
接着剤が乾いたら裏面の布を戻したらこのように消しゴムが直接TVパネルに接触しない構造になるようにしました。
こうすることで布製パネルカバーを取り外して収納のため畳む際に消しゴムが外れたりするリスクを減らしています。
TVパネルに布製パネルカバーを取り付けたところ。
下部の始末は輪ゴムと洗濯はさみでパネルカバーを引っ張ることで消しゴムがTVパネルにしっかり接触させるようにしました。
見た目は今までの布製パネルカバーとほとんど変わりませんが音響的には随分変わりました。
楽器それぞれの音の分離がより明瞭になり響きに歪感を感じることが無くなりました。
奥行き方向のみならず上下方向にも音場が拡大し、ライブ収録の音源ではステージから音が放射・拡散するイメージが明確に感じ取れるようになりました。
消しゴムだけでこの効果素晴らしいアイデアです。
ありがとうございました。
この記事はPhil-M Communityでもご覧になれます。
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コメント
GRFさん、やってみますね!
投稿: 椀方 | 2024/05/27 15:41
椀方さん この記事から一年後に私のうちでもテレビ用もユニコーンになりました。SPの位置と画面の位置の関係は、デリケートですね。一度ユニコーンを壁際まで下げて実験されるのもいいかも知れません。
投稿: GRF | 2024/05/27 15:35
GRFさん、後はDCHやYouTube、BS録画などで視聴するコンサートですが、コレは視覚で補うしかありませんねー。
投稿: 椀方 | 2023/03/04 12:58
これは面白いアイデアですね。画面の振動は実際、音、特に音場の再生に大きな影響があります。視覚的にも安定しました。
問題はテレビを見ている時の音の対策です。音の情報欠落文は、視覚情報で補っているのでしょうが、画面が変わるたびに音が変わるのも変だし、やはりもとの音のコントロールが大事ですね。
私はテレビ用には、通常の前面だけに音が出る普通のSPを使っています。音場情報があると、ニュースの時など、音が取り付けマイクの位置により音像が変わるのが不自然に聞こえるからです。色々と悩みは尽きませんね(苦笑)。
投稿: GRF | 2023/03/04 12:34