2024年(R6)閏年の最後となる2月28日〜29日にかけて、東京と宝塚の友人3人で京丹後にあるレイクサイド琴引まで大人の遠足「カニカニツアー」に出掛けてきました。
前回はコロナ禍の旅行支援GOTOトラベルのクーポンを使った2021年の秋でしたので、3シーズンぶりの大人の遠足「カニカニツアー」です。
今思い返してみれば、その頃は何度となく大阪から出雲へ移住先となる住まい探しで行き来している頃。
カニカニツアーで宿へ向かっている最中にも、不動産業者の担当者から仮押さえして見学を予定している物件について連絡が入ったりしましたが、結局その物件が気に入り条件も成立して今の住まいになったのでした。
大阪に住んでいる頃は東京からの友人Gさんが拙宅の駐車場に車を置き、小生のC5ツアラーで宝塚の友人Cさんを自宅前でピックアップしてから中国道~舞鶴若狭道経由でカニの本場である日本海沿いのカニ宿に向かうのが常でした。
途中の豊岡市周辺で昼食を摂り、コウノトリ公園や玄武洞を見学したり、宿に着く前に飲み物のアルコールを仕入れたりするのも大人の遠足の楽しみでしたが、今回から小生が出雲から直接京丹後まで向かうことになるので、東京から車で来たGさんが大阪で1泊した翌日に宝塚でCさんをピックアップして日本海沿いの京丹後まで走るというグランドツーリングになりました。
そういう小生も片道250Kmのうち1/3は一般道で4時間半のドライブと、時間的には大阪から帰省していた頃とほぼ同じですが、カニ宿の質はやはり京丹後周辺が最良のようですね。
今回のツアーも鳥取県のカニ宿の半額以下で茹でカニを1匹お土産持ち帰りにしても十二分の活カニが堪能できるというので、とても楽しみにしていました。
今回の宿の手配から美味いカニの食べ方指南まで、全てカニカニツアーの先達で毎年のシーズン何度もカニ三昧をされている宝塚の友人にお任せのお気楽モードなので、宿に着けばまずはビールで乾杯、温泉入って浴衣姿でカニ三昧の夕食と持ち込んだ地酒を堪能する段取なので、小生が保冷ボックスにビールや日本酒などを詰め込んで持ち込むことにしました。
当日は出雲を10時半前に出発して山陰道を一路鳥取市方面に向かいます。
山陰道は鳥取県以東は無料区間となっていて鳥取市から中国道までの鳥取道も無料なので、大阪方面へ向かう道筋としていつも利用している区間です。
出雲や松江周辺から見える中国山地には見えなかった雪も米子近くの大山周辺から白く冠雪しているのが見えます。
今回は鳥取西ICで降りて一般道を兵庫県豊岡市方面へ向かうことになりますが、山陰近畿自動車道という無料の自動車道がその区間の所々が切れているものの、半分近くは出来ているのでそれほど疲れることはありません。
鳥取市内に入ると出雲から2時間ほどでトイレ休憩を取り、山陰近畿自動車道の兵庫県新温泉町にある山陰海岸ジオパーク浜坂の郷という道の駅で十割蕎麦の軽めの昼食を摂って休憩しましたが、道の駅の案内所に大きな和牛の置物があり但馬牛の幟が彼方此方に立ててあるのも、走っている車のナンバーがみな姫路ナンバーなのもここが山陰海岸沿いですが立派に?兵庫県だということを物語っていました。
新温泉町の道の駅前から再び山陰近畿自動車道に乗り終点の香美町までは途中に余部鉄橋とか見どころも多いのですが、残念ながらほとんどが長いトンネルが連続していて景色を眺めることは出来ません。
冬場の交通としては積雪の影響も軽微なので良いのでしょうが、昔からある町々を通過することもなく通り過ぎるこの自動車道が全線開通した先には、旧道沿いの衰退が目に見えるようで寂しさも感じますね。
香美町からはR178に入り豊岡市から京丹後まで一般道で1時間ほど。
10時半前に出発して4時間半後の15時過ぎ宿に到着したら、ほどなく大阪から京都縦貫道経由で来たGさんCさんも無事到着しました。
部屋に入ったら先ずはビールで乾杯!
Cさんたちが途中で調達してきた缶チューハイも入れると沢山のアルコールやつまみがテーブルに。
大きめの保冷バッグを持ってきたのでいつまでも冷たいのが飲めるのは大人の遠足ならではの楽しみです。
ひと息着いたら着替えて温泉に浸かり汗を流してサッパリ。
夕食のカニ三昧は宿とは別棟にある割烹のように改装した食堂で椅子席のテーブルで摂るように変わっていました。
テーブルには焼きカニ用のコンロがセットされ、その脇には食べやすいように下拵えした焼きカニ用の大皿に乗った活カニと、各自にお造りの魚とカニや突き出しなどが用意されています。
7年前にこのメンバーでこの宿に泊まって時には宿舎内にある個室の座敷で食べたのですが、その時にはタグ付きの「間人蟹(たいざかに)」の造りが付いていて他の活カニもサイズが一回り以上大きかったことをGさんが覚えていて一言「物価高だから仕方がないけどね〜〜」
それでも、作り置きではなく食事開始時間に併せて鮮度の良い活カニを調理して食べさせてくれるカニ宿の用意してくれたカニは流石でした。
ビールで軽く乾杯した後は、持ち込みした出雲の地酒ヤマサン正宗を飲みながら活カニの殻を手で剥いてむしゃぶりつくとねっとり濃厚甘くて美味いです。
焼きカニ用のカニも脚や爪は全て生でしゃぶり尽くしたら、口の中から幸福感に満たされていくよう。
満足に浸っていても、さてコレから後半戦のカニ鍋が始まります。
カニ鍋も出汁を張った土鍋にカニを入れるのですがこのカニ鍋も美味いことこの上もなく極楽。
最後に食べた雑炊も最高で、平らげた後は満腹感と幸福感で暫し身動きできないほどでした。
部屋に戻って缶チューハイとつまみで暫しの宴会を楽しみ夜がふけるのも大人の遠足の楽しみですね。
翌朝は温泉でサッパリして朝食をいただきに。
朝から炊きたてご飯を食べるのは久しぶりですが、おかずがどれも美味しくてついご飯のお代わりをしてしまいました。
1泊2食付きのカニカニツアーの代金は夕食に頼んだビールを入れても2万円に少し届きません。
このメニューなら鳥取で食べれば4万円以上はするのでは?
遠路はるばる京丹後まで足を延ばした甲斐があるというものです。
来シーズンは今年秋のカニ漁解禁直後にしましょう!という話に盛り上がって解散となりました。
往復500Kmですが走り慣れればどうって事ないので、行けるうちはいつまでもこの大人の遠足「カニカニツアー」を続けたいですね。
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