日記・コラム・つぶやき

2026/04/20

Emm LabsのD/AコンバーターMeitner Ma-1 V2導入(中編)

Emm LabsのMeitner Ma-1 V2というD/Aコンバーター導入に至った経緯は、前回の日記で書いたとおりです。

2011年に発表された当初からSACD規格相当のDSD56 (2.8MHz)音楽信号を受けることができましたが、バージョンアップ後のV2になり更にDSD128 (5.6MHz)まで対応するようになったのが、Meitner Ma-1の導入を決断した切っ掛けのひとつと言えるでしょう。

前回も書いたように、使用しているデジタルアンプのSD05ではDSD音源を受けることが出来無いために、DSDアーカイブを再生するプレーヤーのSONY HAP-Z1EXからUSBデジタル出力されたDSD128音源をWeiss INT204で受け、PCM88.2KHz/24Bitに変化してからSPDIF同軸ケーブルに出力したのをSD05で受けるようにしていました。

これが、Meitner Ma-1 V2を導入することによって、Weiss INT204を介することなく直接Ma-1のUSB-A入力端子で受けることが出来るようになりました。

つまり、DSD音源の再生に於いてINT204が不要になり、他のPCM音源についてもUSBーA端子の他に同軸2系統、Tos光2系統が備わっているので、SD05で直接受けていたCDプレーヤーとFMチューナーからの同軸デジタル出力にREGZA有機ELテレビからのTos光デジタル出力を、全てMa-1の入力端子で受ける他、今までTos光デジタル出力ケーブルを差し替えで使っていたAppleTV4KからのTos光デジタル出力をも同時に接続することが可能となりました。

これが、Meitner Ma-1を導入する切っ掛けのふたつ目といえるでしょう。

でも、機能やスペックだけでオーディオ機器を導入する訳にはいきません。

いちばんの切っ掛けと後押しは、GRF邸の和室のユニコーンとテレビの部屋のユニコーンを聞かせていただいて、感じ取ったあの感覚。

和室の部屋ではユニコーンの中高音域の音色に血の通った暖かみを感じ取れたことで、これは、この後聴かせていただいたテレビの部屋のSD05で鳴らすユニコーンから聞こえる抑制的というかクールな音楽表現とは明らかに違い、このテレビの部屋で鳴る音楽は、現在拙宅で再現できている音楽表現とほぼ相似な音色に感じ取れました。

つまり、SD05の唯一の弱点?と自分自身で感じ、何とかして補えないか?と渇望していた、音楽表現に於ける熱量(パッション)が、この和室で存在感を示しているMa-1をSD05の前段に導入し、全ての音源をアナログ変換させることで音質にMa-1のエッセンスを載せ、SD05にはアナログケーブル1系統だけの接続にすれば可能になるのでは?、そう予感したのです。

GRF邸訪問後から探し始めたMeitner Ma-1ですが、高額なDACでもあり国内は言うに及ばず海外のサイトでも出物を探した結果、当初は初期型のMa-1が国内代理店扱いであればV2相当に有料でバージョンアップをお願いすることも考えていたのが、思いが通じたのかV2バージョンが手元にやって来ました。

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手に入ることが確実になった時点で、PSD社特注の磁気フローティング機構内蔵オーディオラックの棚を空ける必要と資金調達の足しにするため、DDコンバーターのWeiss INT204などを処分しました。

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そしてMa-1設置後がこの写真。

全ての送り出し機器をMa-1に接続後、様々な音源を再生チェックしました。

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FMチューナーからの96KHz/24bit音源も

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CDプレーヤーからの44.1KHz/16bit音源も

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REGZA有機ELテレビからの48KHz/16bit音源も。

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AppleTV4Kからの48KHz/24bit音源も。

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HAP-Z1EXからの192KHz/24bit音源も。

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同じくHAP-Z1EXからのDSD128 (5.6MHz)音源も、DSD音源もPCMハイレゾ音源も全て問題なく処理してアナログ出力できることが確認されました。

現時点で電源投入後4日目に入ったところです。

Ma-1に付属していた電源ケーブルはEmm Labsの純正ケーブルではなく、北米では汎用ケーブルとして3〜4ドルで販売されているモノだったので、海外のサイトで見つけた純正ケーブル相当品を調達して5月連休前後の到着待ちです。

また、アナログ用のラインケーブルも今は借り物なので、これも音質向上に期待が持てるものを調達中。

そんな状況下で、Meitner Ma-1 V2の導入効果を評価するのは時期尚早かもしれませんが、ひとつだけ言えることは導入して良かった!ということです。

期待したとおり、やや素っ気なさや淡白に感じていたSD05の誇張するところが無い素直な音楽表現から、密度が濃く有機的な温もりを感じる音楽表現が見えるようになりました。

REGZA有機ELテレビのベルリンフィルデジタルコンサートホールのアプリで視聴した、ベルリンフィルの演奏会ライブ音源もとても素晴らしく音楽に没入出来ましたし、FM放送から流れるコンサートのライブ収録番組もより一層楽しく聞くことが出来るのでは?と期待しています。

ここまで、先ずは導入後の初期インプレッションです。

これから、電源ケーブルやアナログラインケーブルを交換してエージングを重ねた時点で再度評価したいと思います。

続く

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2026/04/12

Emm LabsのD/AコンバーターMeitner Ma-1 V2導入(前編)

先月GRF邸で和室のユニコーンを聴かせていただく機会があり、Emm LabsのコンシューマーブランドであるMeitnerのD/AコンバーターMa-1 V2の魅力に心が動きました。

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その時に感じたSD05には感じない色気を、MeitnerのD/Aコンバーターを使うことで補うことが出来る可能性が高いのでは?という目論見です。

SD05は4系統のハイレゾ対応デジタル入力端子の他に、優秀ならA/Dコンバーターを持つ2系統のアナログ入力端子を持っていますが、残念なことに設計製作当時の時代背景からUSB入力端子やDSD音源の再生能力を持っていません。

従って、拙宅のHDDプレーヤーHAP-Z1EXからのUSBデジタル出力をそのまま受ける事が出来ず、PCM音源はM2TECK HIFACE TWO-ProというDDコンバーターを、DSD音源はWeiss INT204というDSD→PCM変換ソフトウエア搭載のDDコンバーターを使い分け、SD05にデジタル入力していました。

その点でMeitner Ma-1 V2は、USBデジタル入力端子を備えPCM384KHz/24bitやDSD128 (5.6MHz)まで再生可能(同軸デジタル入力ではPCM192KHz/24bitまで対応)しているので、先ほど述べた2つのDDコンバーターを廃することも出来るのです。

また、デジタルアナログ変換処理は、一般的なD/Aコンバーターに搭載されているD/A半導体を使うのではなく、Em Labs独自のPCM音源をDSD512 (約22.579MHz)までアップコンバートされたのちにDSDからダイレクトにアナログ変換されるという、SD05のPCM音源処理に近い方法を採用しているのが特徴です。

Meitner Ma-1 V2は、入力端子がAES/EBU×1、SPDIF (RCA)×2、SPDIF (Tos)×2、USB-A×1の6系統が接続可能で、接続した其々を切り替えするスイッチングボックスの役割も果たせるので、ボリュームの無いデジタルプリアンプのように使うことが出来ます。

なので、拙宅のシステムにおいてはMa-1 V2からのアナログ信号をSD05に入力して、SD05はボリューム付きパワーアンプのように使用することになります。

前置きが長くなりましたが、GRF邸から帰宅して以来ずっとMeitner Ma-1の出物を探している状態でした。

目標はMa-1のバージョンアップ後の現行製品であるV2ですが、V2でなくても程度の良いMa-1が手に入ったなら、バージョンアップ料金を支払ってV2並みに改良することも考えていました。

その思いが通じたのか、不思議な縁があってバージョンアップ後のMa-1 V2が、明日手元に届くことになりました。

(続く)

 

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2026/03/21

2026年の兵庫県立芸術文化センターへは小ホール中心になりそうです

阪神淡路大震災で大きな被害を受けた兵庫県が、震災の10年後に被災地復興の一つのシンボルとして設立したのが、兵庫県立芸術文化センターです。

大中小3つのホールを持つ以外に、アカデミックオーケストラの意味合いを持つ、レジデンスオーケストラとして兵庫芸術文化センター管弦楽団(PACオーケストラ)を設立以来数々の演奏会を開いており、私も長らく定期演奏会のシーズンチケットを買い続けて通ってきました。

この習慣は大阪府豊中市に住んでいた頃には、自宅から1時間程度と交通至便で通い易いコンサートホールだったこともあります。

また、毎年のようにオーディションで選抜された若手演奏家が加入して、逆に入団3年も経てば他のプロオーケストラなどに旅立って、少しずつメンバーが入れ替わっていき、常に若手演奏家の研鑽の場として情熱溢れる演奏を聴かせてくれるのも、もうひとつの楽しみでした。

この習慣は出雲に移住後も、自宅近くから乗れる高速バスの利便性のおかげで続けることが出来ていたのです。

しかしながら以前にも書いたとおり、コロナ禍からの経済活動回復に伴う人手不足のあおりを受け、バスやタクシー、トラックといった運輸物流に携わる運転手の不足から、中でも収入面でいちばん低賃金のバス運転手の不足が深刻化しており、赤字路線は言うまでもなくいつも満席に近い運行を継続していた地元と関西圏を結ぶ高速バスまでも相次ぐ減便となってしまいました。

そのため、コンサートが終わった後に自宅の出雲まで帰ろうとしても、乗車に間に合う時間帯の高速バスが無いために、PACオケの定期演奏会へ通うのを諦めざるを得なくなったのです。

その代わり今年2026年からは、広島県福山市のリーデンローズ芸術文化ホールで開催されるようになった、広響と京響の福山定期演奏会のシーズンチケットを購入して、出雲から片道150Km2時間強を自家用車で通うことにしました。

では、兵庫県立芸術文化センターにはもう通うことは無いのか?ということではなくて、小ホールで開催される室内楽のコンサートなら、開始および終了時刻がPACオケの演奏会より1時間も早く、これなら大阪駅のバスターミナル発の最終高速バスに間に合うので、これなら行って聴きたい!と思えるコンサートがあるのを待っていました。

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今月の20日に、PACオケのメンバーと特別ゲストを招いた、小ホールでのコンサートチケットが先行発売されたので、早速購入しました。

4月25日と5月16日の2回、いずれも土曜日午後14時開演のコンサートです。

高速バスの予約開始は乗車日の1月前なので、確実に座席を確保しなければなりませんね。

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2026/02/09

2度あることは??

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先日のオーケストラ福山定期の日は、今年いちばんの寒波で大荒れ大雪が予想されていました。

それでも、自動車道は除雪や融雪剤の散布がされていれば何とかなるとは思っていたのですが、、、甘かった、、、。

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近年、大雪による道路渋滞から大規模な立ち往生が多発していることから、予防的措置?!という名目で早めに通行止めにすることが増えています。

今回の寒波と大雪に備えて国土交通省の発表では、オーケストラ福山定期に通う道路区間のほとんどが、通行止めになる予想が出ていましたが、その時刻はコンサートが終わった後なので、この通りなら間に合うはず!と思い出発しました。

ところが、中国山地を横断する自動車道は標高600メートル超の峠が数ヶ所あり、鳥取道のように豪雪地帯の山間部がほとんどトンネルと言う訳ではないため、降雪の影響を真面に受けてしまいます。

心配したとおり標高が上がるに連れて気温が下がり、雨から雪に変わってきました。

雪が強まって来たところで突然運転していたアウディ車のディスプレイにエラーメッセージが出て、前車追随機能付きのクルーズコントロールがキャンセルされてしまいました。

高速道などで前車に追突することなく一定の車間距離を保ちながら走行出来るという、この機能のお陰で長距離運転の緊張を和らげ疲労を相当軽減できるのですが、この機能は車両全面のバンパー両脇に付いているミリ波レーダーと、フロントガラス上部中央にあるカメラからの情報が有ればこそ。

こんなことは、今まで豪雨の中高速道を走行している時にも起きたことはありませんでしたから、雨ではなく雪だから?

レーダーに雪が付着したためか?それともレーダー波が降雪に乱反射して正しい情報収集が出来なくなった為なのか?

いずれにしても、このような視界が悪くなる状況下では、より一層頼りになるはずの前車追随付きクルーズコントロール機能が使用不能になるのは誤算でした。

それでも道路上は除雪後の融雪剤散布で積雪が無い状況だったので、心配しながら走行を続けて広島県境を越えたところにある道の駅たかのでトイレ休憩と、今後の道路情報を収集することにしました。

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午後0時過ぎの道の駅の外気温は0℃から零下に向かう方向で、詳細な気象情報によると、日本海から延びる線上降雪帯がこれから夜にかけて真面に覆い被さり、急激な積雪量の増加が心配されることが判りました。

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横断道は標高の高い山間部なので、気象情報に表される気温よりマイナス3〜4℃低いことは容易に推察出来ますから、こんな避難する人家も全くない横断道で立ち往生に巻き込まれるなんて想像したくありません。

無理してコンサートに行って帰り着けなくなるリスクは避けよう、と決断したらお腹が空いてきたの、で道の駅名物の温かくて美味しい蕎麦を食べ、土産に特産だというリンゴのジャムを買って引返しました。

この道路は無料なので、SAやPAの代わりに道の駅が沿道自治体により設置されているので、自動車道を一旦降りた車は何方の方向にも再合流出来るのはこんな時には有り難いですね。

車のフロントガラスやボンネットをはじめとした車体には、1時間半弱の駐車の間に5センチ程の湿った雪が積もっていたので、運転前に除雪からはじめ元来た道を戻ると標高が下がると雪は霙混じりに変わりました。

結論から言えば、当日深夜まで通行止めは実施されませんでしたが未明には完全に通行止めになり、自宅周辺も15〜20センチ近くの積雪に覆われていたので、もしも日没後の横断道で線上降雪帯の大雪に遭遇しながら、恐々運転していたら?と想像したくもありません。

子供たちからも、「もう古希を過ぎた老人なんだから若いつもりで無理してはダメよ」と普段から言われていたことを思い出しました。

しかし、前年11月のベルリンフィルといい、今回の広島交響楽団といい、2度あることは???

3月の京都市交響楽団のコンサートは大丈夫かな???

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2026/02/04

2026年コンサート初めはオーケストラ福山定期Vol.11の広島交響楽団です

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昨年12月に母親を亡くして以来、葬儀から四十九日法要までは相続手続きも同時並行で進み、何かと気忙しい日々を過ごしてきました。

2月に入って漸く落ち着きを取り戻し、日常生活にもリズムが戻ってきました。

12月と1月に兵庫県立芸術文化センターで開催されたPACオケのコンサートチケットは友人に譲っていたので、今週末に広島県福山市にあるリーデンローズ大ホールで開催される広島交響楽団のコンサートが、今年初のコンサートになります。

指揮者はPACオケでも何度かタクトを取った広響の音楽監督アルミンク氏で、チェロ独奏に若手の鳥羽咲音氏を迎えています。

プログラムはウィーンの薫りがプンプンするオッフェンバックとシュトラウス2世の喜歌劇とポルカに挟まれて、ピアノ界の鬼才と謳われたフリードリヒ・グルダが作曲したチェロ協奏曲という珍しい曲が演奏されます。

長年通ったPACオケの定期に引けをとらない意欲的なプログラムに期待が高まりますね。

ただ、心配なのは自宅から福山市までは、標高650mクラスの峠が3箇所もある降雪も多い中国山地を横断する片道150Kmを運転しなければならないこと。

土曜から日曜にかけて寒波に覆われて大雪大荒れの天候が心配される中ですが、往路は日中なのでそう心配はしてないのですが、帰途は夕方から夜間にかかる時間帯なので積雪次第では交通に障害が発生するリスクもあります。

子供たちからは70歳を超えた高齢者なんだから無理は禁物だと釘を刺される始末なので、当日まで天候状況が気になります。

昨年11月にはミューザ川崎シンフォニーホールで聴く予定だったベルリンフィルの来日公演が、母親の容体悪化で中止を余儀なくされたので、今回はなんとか聴きに行けることを願っています。

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2026/01/05

2026年(令和8年)が明けました

2026年(令和8年) 新しい年が明けました。

今年もよろしくお願いします。

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昨年を振り返ってみると、大きな節目が幾つもありました。

1つは満70歳の古希を迎えて健康保険が高齢者適用になったこと。

もう1つは年末12月の始め頃に母親を看取ったことです。

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満70歳を迎えて何が変わったというと、体力の衰えをますます実感してきたことですね。

特に真夏の暑い頃から早朝散歩&ジョギングで速歩で歩くと息切れをするようになり、ジョギングで走れる距離も徐々に短くなり、冬を迎える頃には散歩路のほとんどを歩くだけになってしまいました。

50歳代後半から続けてきた早朝散歩&ジョギングでは、心肺機能と共に第2の心臓といわれる下半身の筋肉を鍛えて、健康寿命を延ばそうと頑張ってきたのですが、移住したての頃なら氏神様の境内に向かう100段の石段を1段飛ばしで上がっていたのに、今では1段1段息を切らせながら上がる体たらく。

寄る年波には勝てないとはよく言ったものですね。

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母親は私が出雲に移住した2022年1月に当時94歳間近でしたが、コロナ禍の真っ只中に通いのデイサービスが受けられなくなったこと等をきっかけに「いずれお世話になるのだから元気なうちに」と自ら希望して介護施設に入居しました。

勿論、介護保険の加入者としてケアマネージャーさんと相談してのことですが、足腰が弱ってきて1人で入浴するのが辛いということ以外は、何でも1人で暮らして来たので、入居当初はコロナ禍で面会も出来ずに半年後頃に久しぶりに顔を見たら以前よりふっくらと太ったようで、話を聞くと「3度3度の食事も支度しなくてもいいし、10時半頃と15時のお茶タイムにはお菓子も出るし、何でも美味しく頂いてるからねー」と介護施設での生活に満足している様子に安心していました。

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それから毎月面会に行って、元気な頃は個室に持ち込んだケーキとコーヒーで会話を楽しんだり、読書が好きだった母親の要望で毎回本を10冊以上差し入れして読み終わった本を引き取ることを続けていましたが、高齢者によくあるという転倒による骨折から病院での手術入院をキッカケにした認知度の悪化と体力の低下から、その後1年程で老衰から眠るように亡くなりました。

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それからというもの、年末の慌ただしい中通夜葬儀を済ませた後、母親に関わる諸手続きを何とか年内に目処を付けて新年を迎えることができました。

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2026年(令和8年)の今年は、気持ちも新たにコンサートやオーディオによる音楽鑑賞にと、残る人生を楽しみたいと強く思います。

皆様にとっても、今年1年が良い年でありますよう、お祈り申し上げます。

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2025/12/24

11月のベルリンフィル来日公演顛末記

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先月11月22日にミューザ川崎シンフォニーホールで開催された、ベルリンフィル来日公演当日のこと。

準備万端で出雲空港発羽田空港行きフライトのチェックインを済ませ、搭乗前の待合室で待機していました。

当日は3連休という影響もあり羽田空港発の飛行機が予定より30分近く遅れていたので、羽田空港駅で摂る予定だった昼食を搭乗前に軽く蕎麦で済ませていました。

羽田空港に着けば京急線で川崎まで30分なので、コンサート開場頃には余裕で着けるな?と考えながら、30分遅れで始まった搭乗ゲート直前の列に並んでいたら、姉からの緊急メッセージが!

介護施設に入居している母親の容態が良くないので身内の方は来てください、ということでした。

これではコンサートに行く訳にはいきませんから、搭乗ゲートに居る係員に事情を説明して、今乗り込もうとしていた航空機のチェックインと翌日羽田空港発のフライトキャンセルの手続きを依頼しました。

幸いにも預けた荷物は何も無いことが確認出来たので、係員に案内されて搭乗待合室から外に出ました。

ということで、ベルリンフィル来日公演に合わせた、久しぶりの東京行きは中止になったのです。

このコンサートにはGRFさんも聴きに行かれるということで、翌日は久しぶりに和室のユニコーンとGRFのある部屋を訪問するつもりでしたが、それも叶わずでしたが、母親の容態の方が優先されるのは当然のこと。

会場のミューザ川崎シンフォニーホールで待ち合わせをする予定だったGRFさんには、メッセージで事情を説明して私が座る予定だった座席番号を伝えて活用してもらうことにしました。

それでも、フライトが定刻通りだったら既に離陸した後に連絡が入り、それを見たのは羽田空港着陸後になるはずでしたから、3連初日の大混雑の中では直ぐに折り返しのフライトが確保出来たかどうか?

このあたり、何か運命の采配?を感じました。

帰宅後に支度をして早速母親の面会に行き医師の説明を聞くと、容態は良くなく回復の見込みも薄いということでしたので、これでは1両日中にも亡くなってしまうかと覚悟をしていたのですが、結局半月余り経った12月の未明に享年98歳で眠るような大往生を遂げました。

年内には納骨も終えてひと段落といいたいですが、実家の片付けや相続手続きに年明けの法要の段取り等々、やる事リストが目白押しなのは久しぶりの経験です。

ということで、只今喪中につき。

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2025/11/10

ベルリンフィル 2025年 来日公演(ミューザ川崎シンフォニーホール)が近づいてきました。

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今年最後?のコンサートは2週間後。

超久しぶりに首都圏まで遠征してきます。

ベルリンフィルから日本国内で一番音響が良いと評価されているミューザ川崎シンフォニーホールまで。

羽田空港から電車で30分掛からずに着ける立地の良さも良いですね。

普段はデジタルコンサートホールでストリーミング視聴していますが、生演奏で聴くのはまた格別の体験をもたらしてくれるでしょうね!?

 

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2025/10/15

京都市交響楽団 オーケストラ福山定期Vol.10(福山芸術文化ホール リーデンローズ)

体育の日改め「スポーツの日」には出雲駅伝が開催されるので、出雲大社を起点に市内幹線道路を含む道路が、交通規制の影響で混雑します。

例年ならこの日は外出を避けテレビで駅伝競走を観戦するのですが、今年は自家用車で片道150Kmを福山市まで行って、福山芸術文化ホール リーデンローズで開催された京都市交響楽団の演奏会を聴きに行きました。

コンサートの前に福山市内にあるチェーン店の酒屋で直輸入ビールを購入したら、道路を挟んだ向かい側にお好み焼き屋が見えました。

今回の楽しみは昼食に広島風お好み焼きを食べることでしたから、福山市でも住宅街にあるこのお好み焼き屋さんなら、地元で愛されている落ち着いた佇まいですから、吸い寄せられるように入店しました。

お店の名前は「えんばん亭」お好み焼きの形そのままの名前ですね!

初めてだったのでベーシックな豚玉そば入りを注文しましたが、とても美味しかったですから、福山市内の広島風お好み焼き屋さんのレベルの高さが伺えますね。

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リーデンローズには先月初めて広島交響楽団の演奏会を聴いてこのホールの音響の良さに驚いたことを日記に書いています。

このコンサートシリーズは、昨年から始まった「オーケストラ福山定期」という企画で、広島交響楽団と京都市交響楽団が其々3回ずつ、本拠地で開催する定期演奏会のプログラムをそのまま持ってきてリーデンローズで演奏するというもので、常設のプロオーケストラを持たない地方の音楽ホールとしては、年6回も定期演奏会レベルのプログラムを聴く機会を提供する素晴らしい企画です。

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今回聴きに来た京都市交響楽団の演奏会は、その「オーケストラ福山定期 Vol.10」ということで、昨年から開始された10回目のコンサートになります。

指揮者には新進気鋭のフランス人ピエール・デュムソーが、サキソフォン独奏に上野耕平を迎えたプログラムは、フランス人作曲家ピエルネの「ラムンチョ」序曲に、これもフランス人作曲家トマジのサキソフォンと管弦楽のためのバラードが、休憩後のメインにはショスタコーヴィッチの没後50年としてシンフォニー第10番が演奏されました。

京都市交響楽団の演奏は、昨日聴いた若手演奏家の研鑽の場でもあるPACオーケストラと比較すると流石にレベルの高さが伺えます。

最初に演奏されたラムンチョ序曲は、同名の小説を元にした舞台音楽として作曲されたといい、特徴ある5拍子のリズムを持つバスク地方の旋律を弾く弦楽器群の厚みのある響きと打楽器群の活躍が印象的な小品です。

木管パートトップには本来のトップ奏者ではなくセカンドが座っているように見えますが、それでも安定した演奏水準で、先月ここで聴いた広島交響楽団と比べても一段高い演奏水準だと思いました。

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2曲目に演奏されたサキソフォンと管弦楽のためのバラードは、アルトサキソフォン奏者の上野耕平さんが登場しました。

上野さんはNHK-FMで日曜午後に放送されている音楽番組「かける(×)クラシック」で、市川 紗さんと2人でMCを務めているのを聞いているのですが、彼の生演奏を聴くのは今回が初めてです。

この曲は作曲家の夫人で詩人のシュザンヌ・マラールの書いた詩に着想を得て、サキソフォン奏者マルセル・ミュールのために作曲されたといい、英国の歌から採られたノスタルジックな第1主題と道化師の気質を表す叙情的な第2主題が、ゆっくりとした旋律や軽快な3拍子舞曲のジーグにと移り変わり、サキソフォンの金属的で華やかな音色と超絶技巧が息を吐かせないほどでした。

アンコールには、これも超絶技巧のテュドー作曲クォーター・トーン・ワルツが演奏され、万雷の拍手が贈られていました。

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メインのショスタコーヴィッチ作曲シンフォニー第10番は、スターリンの死後に発表されたとはいえ、その長らく続いた独裁体制を引き摺っている時代の曲らしく、重く激しいリズムと旋律が延々と続く曲は、演奏次第では聴き続けるに耐えられない気持ちになります。

しかしデュムソーの指揮は、過度に重々しく暴力的になり過ぎることなくその一歩手前で踏み止まり、冷戦の時代に作曲されたこのシンフォニーを冷静に音楽として提示していました。

そうして聞けば、どの楽章、どの主題、副題も聞けばすぐにショスタコーヴィッチだと判る明快さと、オーケストラの各パート群の機能の高さを堪能させる演奏だったと思いました。

16時から始まった演奏会が終わったのは18時を回っていました。

当日は岡山在住でここリーデンローズや岡山フィルのコンサートやオーディオ関連の記事を書かれているブロガーの方と初対面して、情報交換させていただきました。

帰途はこの方を福山駅近くまでお送りしてから、国道2号から山陽道〜尾道道〜松江道をひた走り、2時間少しで帰宅しました。

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2025/10/14

指揮者オッテンザマーがPACオーケストラ第163回定期演奏会に鮮烈デビュー

10月3連休の中日、兵庫県立芸術文化センター大ホールで開催されたPACオケの定期演奏会に、初めて自家用車で日帰りツアーを敢行しました。

コンサート終了後に間に合う帰途に利用していた高速バスが、運転手不足などの影響で運行が無くなったためやむを得ない事ですが、片道300Km以上4時間半の運転は辛いです。

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それでも頑張って行こうと考えた訳は、長らくベルリンフィルの首席クラリネット奏者を務めていたアンドレアス・オッテンザマー氏が、今年2月に退団して指揮者としての活動を本格化させており、今回のPACオケ定期演奏会でも指揮者デビューするからでした。

しかも、バイオリン独奏にヴェロニカ・エーベルレさんを迎えたプログラムは、メンデルスゾーン作曲:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調に、シューベルト作曲:交響曲 第8番「ザ・グレイト」という、数ある名曲の中でも好きなプログラムですから。

当日は3連休中日ということもあり、関西エリアの道路混雑で遅れが出ても間に合うよう、いつもより早く起床して朝食を済ませ朝7時前には出発しました。

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心配していた道路状況は中国自動車道の宝塚インターを降りるまで順調で、午前中の道路混雑は郊外に向かう逆方向だったのが幸いしたようです。

宝塚に住む友人宅に立ち寄って届け物を渡した後、近所にある和食レストランで昼食を済ませたら、阪急電車西宮北口駅南側にある兵庫県立芸術文化センターに向かい、ホール地下にある駐車場に停車しました。

ホール地下駐車場は通路も駐車スペースも狭くて、アウディ車だとA4、A5がギリギリでA6サイズだと駐車してもドアを開けて乗り降りが辛そうです。

ホール周囲にも大型車が止められるコイン駐車場が何箇所かあるのですが都会故に20分200円と高額なため、ホール地下は1時間400円と安いうえにコンサートやレストラン利用者は4時間以内は料金半額なのが嬉しいですね。

コンサートの最初は、バイオリン独奏にエーベルレさんを迎えたメンデルスゾーン作曲のヴァイオリン協奏曲 ホ短調です。

彼女はドイツに生まれ6歳からバイオリンを始め、16歳の時にサイモン・ラトルに抜擢され、2006年のザルツブルク音楽祭でベルリン・フィルと共演した才能の持ち主で、カラヤンに見出されたムターを彷彿させます。

現在の楽器はドイツの音楽財団から貸与されている1693年製ストラディバリウス「リース」を使用しています。

長身のオッテンザマーが2段重ねの高い指揮台に立つと、オーケストラを頭上から見おろすほどです。

PACオケのメンバーを見ると、木管、金管パートはメンバーの殆どが入れ替わったようで、見知った顔の走者はOBが招聘さていました。

演奏が始まると、聴き慣れたメンデルスゾーンのコンチェルトとは一味違うややゆったりめのテンポにオヤ?っと。

出だしの独奏バイオリンは艶があり、強弱の限界を試すかのようなダイナミックさと、完璧な技術に裏打ちされた気品あふれる美しい音色が印象的でした。

オッテンザマー氏の指揮はテンポの取り方に独特のタメがあり、ウインナワルツやポルカを彷彿とさせるような揺らぎは、生粋のウィーンっ子として音楽一家で育った彼の身体に染み込んでいる「ウィーン訛り」を、ごく自然に表現しているように思えます。

バイオリン独奏をオケがサポートするというより、少しだけ前に出て独奏者と渡りあうようなスリリングさも感じさせ、全楽章が切れ目なく演奏されるコンチェルトの特長を活かしたように急緩急のテンポ展開が見事で、特に最後のクライマックスに向かい、全く破綻することもなく加速していくバイオリンの疾走感が素晴らしかったです。

万雷の拍手とカーテンコールに、アンコールとして演奏されたのは、メンデルスゾーンの演奏会用小品 ヘ短調Op.113から第2楽章アンダンテがエーベルレさんのバイオリンとオッテンザマーさんのクラリネットの二重奏にオーケストラの伴奏でした。

このアンコールはウィーン訛り満開の自在なテンポ変化が素敵な演奏でした。

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メインとして演奏されたシューベルト作曲のグレートシンフォニーは50分を超える演奏時間でしたが、その長さを感じさせないスリリングなものでした。

このグレイトシンフォニーはシューベルトの死後にメンデルスゾーンの指揮によって初演されたといい、ウィーンで活躍した2人の曲をウィーン生まれのオッテンザマーが指揮するというプログラムです。

メンバー一新となった木管パートはまずまず無難な演奏技量を見せてくれましたし、ホルンパートには更なる成長を期待したいですが、圧巻の演奏を披露してくれたのはトロンボーン3本とトランペット2本!

5本の金管が荘厳に輝く和音を、ホール一杯に響かせるようオッテンザマーの指揮が求め、それに見事に応えていました。

このグレイトシンフォニーでもオッテンザマーの解釈の肝は「ウィーン訛り」のテンポのタメと揺らぎのように感じました。

同じリズムと主題副題のメロディが形を整えて延々と続くけれども、スコアを捲る毎に何かしらタメの一瞬が現れるので退屈することがありません。

終楽章のクライマックスはそれまでの快速演奏からグッとテンポを落とし、まるで舞台上で大見得を切るような終わり方に、フラヴォーの連呼が掛けられていました。

アンコール曲は同じくシューベルト作曲の「キプロスの女王ロザムンデ」より間奏曲の第3番 変ロ長調が演奏されました。

グレイトシンフォニーを聴いて熱った身体をクールダウンするかのような清冽な演奏を聴いて満足です。

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演奏終了後ホールから出て一路宝塚インターを目指すと、休日の市内は混雑していて30分近く掛かりましたが、高速道路に入ると夕方に郊外へ出る方向は混雑もなく、市内に向かって渋滞が続く反対車線を横目に見ながら快調に走行して、定刻通りに無事帰着。

翌日の福山市までのコンサート日帰りに備えてガソリンを給油したら、過去最高の燃費を記録しました。

高速道路上の夜間走行では前車との速度差や車間距離が掴みにくくなるのですが、アクセル、ブレーキを自動運転に任せられるおかげで追突の心配もなく、安心して走れるのはありがたいです。

満タン後の走行可能距離は970Kmでしたから、あと5Lもガソリンタンクが大きければな?とアウディに乗り換えていつも思います。

さて!明日は福山市で京都市交響楽団の「オーケストラ福山定期」を聴きます。

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