オーディオ

2026/05/13

Emm LabsのD/AコンバーターMeitner Ma-1 V2導入(後編)

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Emm LabsのMeitner Ma-1 V2 D/Aコンバーターを拙宅のシステムに組み込んでからひと月が経とうとしています。

導入以前には5種類の送り出し機器からのデジタル信号を全てSD05のデジタル入力に繋ぎ、ユニコーンを駆動するというシンプルな構成でした。

この構成は2015年末以降変わらずにここまでやって来ましたが、今年3月初旬にひさしぶりのGRF邸訪問で和室のユニコーンを聴かせていただいたことをきっかけに、Meitner Ma-1 V2の持つD/A変換後のアナログ出力のキャラクターをSD05に加えたなら、より自身の嗜好に合うユニコーンの能力が引き出せるのではないか?との確信を持つに至り、思いの外早期に縁があって導入に至ったのは、過去2回の日記に書いた通りです。

今回の最終章では、導入後に改変したアナログケーブルと電源ケーブルによって、どのような変化を感じたのかを述べたいと思います。

先ず最初にアナログケーブルですが、これはGRFさんが愛用されているMITケーブルが自身も好みであったので、お薦めのシールド付きを探し求める間、GRFさん保有のシールド無しMITケーブルをお借りすることになりました。

次は電源ケーブルですが、今回導入したMeitner Ma-1 V2に付属していたのは、APOLLOというマークの付いたオーディオ用途というよりも、北米やカナダにおいて一般家電製品汎用品と思われるケーブルでしたので、コレはMeitner製品を製造しているEmm Labsの純正ケーブルとなるKIMBERブランドのケーブルを探すことに決め、それまでの間はAPOLLOケーブルを使用することにしました。

ここまでの組み合わせで聴いた印象は前回の日記に書いたのですが、今回は探しだしたMITのシールド付きアナログケーブルとKIMBERブランドの電源ケーブルに付け替えて10日が経過した印象を書こうと思います。

と、前置きが長くなりましたが結論は簡便です。

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アナログケーブルは同じMITでも箱の付いた超高額品ではないですが、それでも黒色のシールド被膜を被りRCAプラグはネジ式で固定するコレクトチャック仕様の1メートル長のを手に入れることが出来ました。

GRFさんからお借りしていたのはノンシールドで通常タイプのRCAプラグが付いた1.5メートル長のでしたが、付け替えた印象ではノンシールドタイプの方が低音域にラウドネスのようなブースト感をより感じるものの、クラシック音楽再生における楽器のリアリティ感や空間表現の前後上下方向への広がりにおいてはシールド付きコレクトチャックの方に軍配が上がります。

音質のリアリティさについてはピアノを聴くと今まで聴いていた音質はなんだったんだろう??と思えるほどで、これはCD音源のみならずFM放送のライブ収録ものやベルリンフィルのデジタルコンサートホールのようなストリーミング配信の音源でも同様の印象でした。

流石に長年MITケーブルを愛用されてきたGRFさんの推奨ケーブルだけありますね。

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続いて、この5月連休前半に海外から届いたKIMBERの電源ケーブルに交換した印象ですが、流石にプラグやケーブルのつくりもオーディオ用途らしくしっかりした品質の良さを感じます。

ケーブル自体は適度に柔軟性もあって、コンセントやMeitnerのインレットプラグに接続しても無理なテンションが掛からないのは安心感があります。

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さて、汎用品のように思えたAPOLLO電源ケーブルからKIMBERケーブルに交換したらどうなったのか?ですが、アナログケーブル交換の際はMeitner Ma-1 V2の電源を落とさず交換したので、ケーブル交換後の違いを聞き分ける耳が比較に耐えられたのですが、電源ケーブル交換では一旦電源オフにしなければならず、交換後に再度電源オンにしても音質が安定するのに時間が必要だったため、試聴比較が記憶の中の音質になったこともあり確固とした違いを聞き分けられたかの自信はありません。

それでも敢えて言えば、音質の傾向に大きな差は無いものの音像や音場のリアリティと奥行きや上下方向への立体感の印象が、KIMBERケーブルに交換後の方が好ましいと思えるとい言える程度で、正直なところAPOLLOケーブルでも不満のない水準だったことを再確認することになりました。

ともあれ、KIMBERケーブル交換後の音質に不満がある訳ではなくAPOLLOからの正常進化とも言えますから交換が決して失敗ではありませんが、オーディオ機器にビジネスライクなコストパフォーマンスという経済的尺度を持ち込むとしたら、MITアナログケーブル交換のコストパフォーマンスに比べれば拙宅のシステムにおいてはインパクトが小さかったことは事実です。

 

Img_1440 しかしながら、Meitner Ma-1 V2の導入により、SD05が駆動するユニコーンが演奏するやや素っ気なさや淡白にも感じていた、どこも誇張するところが無い素直な音楽表現から、密度が濃く有機的な温もりを感じる音楽表現が感じられるようになったのは大きな収穫です。

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2026/04/20

Emm LabsのD/AコンバーターMeitner Ma-1 V2導入(中編)

Emm LabsのMeitner Ma-1 V2というD/Aコンバーター導入に至った経緯は、前回の日記で書いたとおりです。

2011年に発表された当初からSACD規格相当のDSD56 (2.8MHz)音楽信号を受けることができましたが、バージョンアップ後のV2になり更にDSD128 (5.6MHz)まで対応するようになったのが、Meitner Ma-1の導入を決断した切っ掛けのひとつと言えるでしょう。

前回も書いたように、使用しているデジタルアンプのSD05ではDSD音源を受けることが出来無いために、DSDアーカイブを再生するプレーヤーのSONY HAP-Z1EXからUSBデジタル出力されたDSD128音源をWeiss INT204で受け、PCM88.2KHz/24Bitに変化してからSPDIF同軸ケーブルに出力したのをSD05で受けるようにしていました。

これが、Meitner Ma-1 V2を導入することによって、Weiss INT204を介することなく直接Ma-1のUSB-A入力端子で受けることが出来るようになりました。

つまり、DSD音源の再生に於いてINT204が不要になり、他のPCM音源についてもUSBーA端子の他に同軸2系統、Tos光2系統が備わっているので、SD05で直接受けていたCDプレーヤーとFMチューナーからの同軸デジタル出力にREGZA有機ELテレビからのTos光デジタル出力を、全てMa-1の入力端子で受ける他、今までTos光デジタル出力ケーブルを差し替えで使っていたAppleTV4KからのTos光デジタル出力をも同時に接続することが可能となりました。

これが、Meitner Ma-1を導入する切っ掛けのふたつ目といえるでしょう。

でも、機能やスペックだけでオーディオ機器を導入する訳にはいきません。

いちばんの切っ掛けと後押しは、GRF邸の和室のユニコーンとテレビの部屋のユニコーンを聞かせていただいて、感じ取ったあの感覚。

和室の部屋ではユニコーンの中高音域の音色に血の通った暖かみを感じ取れたことで、これは、この後聴かせていただいたテレビの部屋のSD05で鳴らすユニコーンから聞こえる抑制的というかクールな音楽表現とは明らかに違い、このテレビの部屋で鳴る音楽は、現在拙宅で再現できている音楽表現とほぼ相似な音色に感じ取れました。

つまり、SD05の唯一の弱点?と自分自身で感じ、何とかして補えないか?と渇望していた、音楽表現に於ける熱量(パッション)が、この和室で存在感を示しているMa-1をSD05の前段に導入し、全ての音源をアナログ変換させることで音質にMa-1のエッセンスを載せ、SD05にはアナログケーブル1系統だけの接続にすれば可能になるのでは?、そう予感したのです。

GRF邸訪問後から探し始めたMeitner Ma-1ですが、高額なDACでもあり国内は言うに及ばず海外のサイトでも出物を探した結果、当初は初期型のMa-1が国内代理店扱いであればV2相当に有料でバージョンアップをお願いすることも考えていたのが、思いが通じたのかV2バージョンが手元にやって来ました。

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手に入ることが確実になった時点で、PSD社特注の磁気フローティング機構内蔵オーディオラックの棚を空ける必要と資金調達の足しにするため、DDコンバーターのWeiss INT204などを処分しました。

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そしてMa-1設置後がこの写真。

全ての送り出し機器をMa-1に接続後、様々な音源を再生チェックしました。

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FMチューナーからの96KHz/24bit音源も

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CDプレーヤーからの44.1KHz/16bit音源も

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REGZA有機ELテレビからの48KHz/16bit音源も。

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AppleTV4Kからの48KHz/24bit音源も。

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HAP-Z1EXからの192KHz/24bit音源も。

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同じくHAP-Z1EXからのDSD128 (5.6MHz)音源も、DSD音源もPCMハイレゾ音源も全て問題なく処理してアナログ出力できることが確認されました。

現時点で電源投入後4日目に入ったところです。

Ma-1に付属していた電源ケーブルはEmm Labsの純正ケーブルではなく、北米では汎用ケーブルとして3〜4ドルで販売されているモノだったので、海外のサイトで見つけた純正ケーブル相当品を調達して5月連休前後の到着待ちです。

また、アナログ用のラインケーブルも今は借り物なので、これも音質向上に期待が持てるものを調達中。

そんな状況下で、Meitner Ma-1 V2の導入効果を評価するのは時期尚早かもしれませんが、ひとつだけ言えることは導入して良かった!ということです。

期待したとおり、やや素っ気なさや淡白に感じていたSD05の誇張するところが無い素直な音楽表現から、密度が濃く有機的な温もりを感じる音楽表現が見えるようになりました。

REGZA有機ELテレビのベルリンフィルデジタルコンサートホールのアプリで視聴した、ベルリンフィルの演奏会ライブ音源もとても素晴らしく音楽に没入出来ましたし、FM放送から流れるコンサートのライブ収録番組もより一層楽しく聞くことが出来るのでは?と期待しています。

ここまで、先ずは導入後の初期インプレッションです。

これから、電源ケーブルやアナログラインケーブルを交換してエージングを重ねた時点で再度評価したいと思います。

続く

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2026/04/12

Emm LabsのD/AコンバーターMeitner Ma-1 V2導入(前編)

先月GRF邸で和室のユニコーンを聴かせていただく機会があり、Emm LabsのコンシューマーブランドであるMeitnerのD/AコンバーターMa-1 V2の魅力に心が動きました。

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その時に感じたSD05には感じない色気を、MeitnerのD/Aコンバーターを使うことで補うことが出来る可能性が高いのでは?という目論見です。

SD05は4系統のハイレゾ対応デジタル入力端子の他に、優秀ならA/Dコンバーターを持つ2系統のアナログ入力端子を持っていますが、残念なことに設計製作当時の時代背景からUSB入力端子やDSD音源の再生能力を持っていません。

従って、拙宅のHDDプレーヤーHAP-Z1EXからのUSBデジタル出力をそのまま受ける事が出来ず、PCM音源はM2TECK HIFACE TWO-ProというDDコンバーターを、DSD音源はWeiss INT204というDSD→PCM変換ソフトウエア搭載のDDコンバーターを使い分け、SD05にデジタル入力していました。

その点でMeitner Ma-1 V2は、USBデジタル入力端子を備えPCM384KHz/24bitやDSD128 (5.6MHz)まで再生可能(同軸デジタル入力ではPCM192KHz/24bitまで対応)しているので、先ほど述べた2つのDDコンバーターを廃することも出来るのです。

また、デジタルアナログ変換処理は、一般的なD/Aコンバーターに搭載されているD/A半導体を使うのではなく、Em Labs独自のPCM音源をDSD512 (約22.579MHz)までアップコンバートされたのちにDSDからダイレクトにアナログ変換されるという、SD05のPCM音源処理に近い方法を採用しているのが特徴です。

Meitner Ma-1 V2は、入力端子がAES/EBU×1、SPDIF (RCA)×2、SPDIF (Tos)×2、USB-A×1の6系統が接続可能で、接続した其々を切り替えするスイッチングボックスの役割も果たせるので、ボリュームの無いデジタルプリアンプのように使うことが出来ます。

なので、拙宅のシステムにおいてはMa-1 V2からのアナログ信号をSD05に入力して、SD05はボリューム付きパワーアンプのように使用することになります。

前置きが長くなりましたが、GRF邸から帰宅して以来ずっとMeitner Ma-1の出物を探している状態でした。

目標はMa-1のバージョンアップ後の現行製品であるV2ですが、V2でなくても程度の良いMa-1が手に入ったなら、バージョンアップ料金を支払ってV2並みに改良することも考えていました。

その思いが通じたのか、不思議な縁があってバージョンアップ後のMa-1 V2が、明日手元に届くことになりました。

(続く)

 

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2026/03/13

7年ぶりのGRF邸訪問で驚いたこと納得したこと


この3月10日〜11日は出雲移住後初めて飛行機に乗り東京のGRF邸を訪問してきました。

GRFさんとは、私が東京で単身赴任生活をしていた際に発生した東北大震災の年の2011年12月に、当時取り組んでいたスピーカーの平行法セッティングを学ぶべく初めてご自宅を訪問した際に、最初に通された6畳の和室に置かれていたGerman Physiksユニコーンのキャビネットの美しさとともに、独特のチタニウム振動膜を持つDDDユニットから出てくる音楽に心を奪われた時の感動を、今でも鮮明に覚えています。

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それから単身赴任を解消して大阪のマンションに戻り、数年経った2014年の年末のこと、当時は日本国内に代理店が無くなっていたうえに、精緻で美しいキャビネット製作の困難さから生産中止になっていたこのスピーカーを、GRFさんのご尽力で6組だけカスタムモデルとして限定生産されたうちの1組を、不思議な縁で我が家に迎え入れることが出来ました

それから10年以上経ち、互いに情報交換や相互訪問を重ねてここまでやって来ました。

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ユニコーンを駆動するアンプにはデジタルアンプのSD05を導入し、出雲移住後には磁気フローティング機構を持つオーディオラックを導入したり、Accuton製30ミリ径セラミックツイーターを導入したりと、常に念頭にあったのはGRF邸の和室のユニコーンに追い付く事でした。

しかしながら、私の右耳は現役の頃ストレスから発症したと思われる低音感応性難聴なのと、古希を迎えた加齢による聴力の低下もあって、最近は極低音域の聞き取りに自信を無くしかけていたのです。

そんな中で7年ぶりにGRF邸を訪問して、この長い期間の間様々な試行錯誤の積み重ねの上に進化を遂げられた、GRFのある部屋に鎮座するトロバドールシステムは勿論のこと、何より楽しみにしていたのは、和室のユニコーンとテレビの部屋にあるもうひと組のユニコーンを聴かせていただくことでした。

(GRF邸の写真はGRFさんのblogよりお借りしましました)

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和室のユニコーンにはAccuton社のダイヤモンドツイーターが導入されているのですが、テレビの部屋ユニコーンは拙宅と同じセラミックツイーターで、駆動するアンプも同じSD05、テレビも同じREGZAの有機ELでという構成で、放送録画やベルリンフィルのデジタルコンサートホールを視聴するという、拙宅と部屋が違うだけというものです。

当日午前中は出雲も東京都内でも一時的に霙混じりの雪が降ったようですが、フライトは定刻通りに羽田に到着しました。

電車を乗り継ぎGRF邸の最寄駅近くにあるビジネスホテルのチェックインしたら、GRFさんに迎えに来ていただきA6アバントでご自宅に向かいます。

私のA4オールロードクワトロと同じエンジンとクワトロシステムを持つA6ですが、流石に車幅とホイールベース長がひと回り大きいので、道幅の狭い都心の住宅街での運転は大変そうですが、以前乗っていたシトロエンC5のように室内が広々していてシートもA4よりゆったりした幅があり、気持ちよさも最上でした。

先ずは和室のユニコーンから聴かせていただきます。

室内にはGRFさんが椅子による音の違いを散々実験されたその椅子が中央に置かれています。

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レプリカとはいえオリジナルとほぼ同等の材質としっかりしたつくりの椅子は、隣に置かれた模造品とは明らかに違う堅牢さと機能美があり、欧州の標準の座面の高さも相まって、より音楽に対峙する姿勢を持たせてくれますね。

早速再生されたRCOLiveレーベルの録音を聴くと、コンセントヘボウのコンサートホールの2階席から見下ろすような感覚という前回の記憶から、更にステージに近くの空中に設置されたマイクの近くに浮遊して見下ろしているかのような、不思議な感覚になりました。

7年前からの記憶といっても、拙宅もユニコーンを使用してRCOLiveレーベルを聴けば、同じように2階席からステージを見下ろすような感覚は常に感じており比較対象になる感覚ですが、より演奏者に近付いたような感覚とともにホールの存在を感じ取れる暗騒音とよく言われる空気感も明瞭に感じ取れます。

そして、コントラバスのエンドピンを伝ってステージ床を震わすような低音とティンパニーの革の材質まで判る打撃音のリアルさも、私の到達レベルとは格段に差を見せ付けられました。

一体全体どうなっているのだろう?と注意深く見てみます。

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この部屋の送り出し機器は、CDプレーヤーこそ30年以上前の機器ですが、DACは主にプロ用途で使用されているEmm LabのコンシューマーブランドとなるMeitner Ma-1で、しかも内部の回路基盤とソフトウエアがアップグレードされて、電源部構成を除きほぼEmm Labと同じものが使用されています。

Meitner Ma-1からの音楽信号を受け取るプリアンプはMolaMola、ユニコーンとダイヤモンドツイーターを駆動するパワーアンプは真空管の是枝アンプという構成です。

この機器構成はCDプレーヤーがSONYとEmm Labとの違いはありますが、GRFのある部屋の大規模なトロバドールシステムの相似形であり、再現される音楽の世界観もその延長線上にあるといえます。

実際に聴かせていただいた音楽には、空間表現のスケールの大小や、極低音域まで伸びる再生能力の差によるホールの空気感の濃密さの度合いの違いはありますが、テレビの部屋のDAC兼プリメインアンプのSD051台だけというシンプルなシステム構成に比べると、当然ながら圧倒的な音楽表現のレベルの差を感じ取れました。

現在の和室のユニコーン+ダイヤモンドツイーターのシステムから再生される音楽は、私の現在到達点からは圧倒的に引き離されている感があり、特に2つの大きな違いを挙げるとすれば、1つにはユニコーンが鳴っているとは到底思えない極低音域まで伸びる音が、それもただ単に鳴っているのではなくリアリティある楽器の音として聞こえるのです。

そしてもう1つとは、中高音域の音色に血の通った暖かみを感じ取れたことで、これは、この後聴かせていただいたテレビの部屋のSD05で鳴らすユニコーンから聞こえる抑制的というかクールな音楽表現とは明らかに違い、このテレビの部屋で鳴る音楽は、現在拙宅で再現できている音楽表現とほぼ相似な音色に感じ取れました。

このように、GRF邸の現在の和室で聴ける音楽は、GRFのある部屋で鳴らされているトロバドールシステムの延長線上にあり、圧倒的な高みを見せてくれる空間表現と音楽表現をたった6畳という和室のサイズで聴かせてくれる、大多数の音楽愛好家やオーディオ愛好家にとっても、やり方次第では可能であり、私にとっても取り組みの奮起を強く促す程の素晴らしいものでした。

最初の方に書きましたが、私の右耳は低音感応性難聴に加齢による聴力の低下や耳鳴りということあって、最近は、トントンコツコツのユニコーン位置調整への取り組みの過程でも、心の中では本当に今の自分には極低音域の聞き取りが出来るのか?と自信を無くしかけていたのです

しかし今回の訪問で何より驚いたのは、和室のユニコーンから聞こえる極低音域が、私の耳でもちゃんと聞こえること。

ここ数年は私のユニコーンでもセラミックツイーターで極低音域とリアリティのレベルを上げる取り組みをしていましたが、低音感応性難聴のせいで実際は出ているのに聞こえなくなっているのでは?という心配をしていましたが、それは杞憂に終わり喜んだ反面、私のシステムではまだ道半ば
だということを厳然と突きつけられました。

でも和室の次に通されたテレビの部屋のセラミックツイーターシステムの方は、アンプもSD05で同じこともあり、出ている音の水準は拙宅でも達成出来ていることを確認出来ましたので、取り組んできた調整方法に誤りはなかったことも確認出来たのは心強いことです。

奥様が心を込めて煮込んでいただいた温かいポトフと、よく冷えたシチリア産の白ワインが進み、録画されたN響の演奏やベルリンフィルデジタルコンサートホールの演奏などは拙宅とほぼ同じアーカイブなので、SD05で駆動するセラミックツイーター付きユニコーンの音楽は、拙宅で聞き慣れた音質のもので安心して聴きながら過ごすことが出来ました。

初日はこれでお開きになり、翌朝はホテルで朝食を摂った後に再びGRF邸に伺い、今度はGRFのある部屋でトロバドールシステムをCD音源と光カートリッジを使ったレコード演奏を堪能させていただきました。

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このシステムにはダイヤモンドツイーターは使用されていませんが、和室のユニコーンがDDDユニット1対に対して、トロバドール80は2対と倍になり当然音圧も高いのと、極低音域を受け持つスーパーウーファーシステムや、後方に設置されたトロバドール40とスーパーウーファーシステムもあって30畳近い音楽室を音楽で満たすので、ダイヤモンドツイーターは不要だとのことでした。

再生していただく音楽はどれも、等身大や原寸の演奏家やコンサートホールをありのままに再現しているように感じ取れ、和室のユニコーンと同じ延長線上にあるとはいえども、6畳と30畳のサイズの差から生まれるスケールの差は圧倒的で、実物のコンサートホールで聴く演奏家のリサイタルやオーケストラ演奏を眼前に呼び出してくる感覚がいちばん近いのかも知れませんね。

これは一朝一夕の努力で到達出来るものではなく、今までGRFさんが取り組まれてきた努力と実験の成果がここに結実しているのだと、強く思いました。

なので、今回のGRF邸訪問で奮起を促された私としては、和室のユニコーンにどれだけ近づけるか?どうやって近づくのか?ということが当面の課題になります。

どういう道筋で取り組むのかを考えた時、トントンコツコツの微調整の精度を上げる取り組みは勿論ですが、和室のユニコーンシステムに有って雪宅にないものといえば、SD05には無い音の色気や密度の濃さで、テレビの部屋に無くて和室とGRFの部屋に共通に有るEmm Lab(Meitner)のDACの音楽表現への働きではないかとの考察に至りました。

私が使用しているSD05はデジタル入力をS-Master半導体でダイレクトにスピーカー駆動電流を生み出すのが特徴で、私はその機能を最大限に活かすべく全ての音楽ソースをデジタル入力して再生しているのですが、GRFさんからの情報ではSD05のアナログ入力でも、内部に搭載されているA/Dコンバーターの性能がとても優秀なので、SD05に優秀なDACを介してアナログ入力するという考え方も有るなと思い至りました。

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つまり、現在全ての音楽ソース送り出し機器をSD05のデジタル入力としているのを、Emm Lab(Meitner)のDACを介してアナログ出力をSD05に入力するというものです。

私の音楽ソースは、CDプレーヤーとFMチューナーからデジタル同軸2系統、HDDプレーヤーからのデジタルUSB出力をDDコンバーターを介してデジタル同軸に変換、TVから光デジタルという4系統ですが、Emm Lab(Meitner)は、この4系統のデジタル入力を全て受けることが出来るので、このピースをどうやって埋めるのかが今後の取り組みの1つになりそうです。

そして、私の耳でも極低音域まで伸びる再生音を問題なく聞き取れる能力が有るという自信を取り戻せたお陰で、気持ちも新たにトントンコツコツの位置調整に取り組み、更なる高みへ到達する行動を促すモチベーションも持つことが出来ました。

長くなりましたが、久しぶりのGRF邸訪問で自身の聴力に再び自信を取り戻したと同時に、新たな挑戦に取り組む意欲を取り戻したという報告です。

GRFさん、2日間にわたりありがとうございました。

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2025/03/14

セラミックツイーター本領発揮後でも調整次第でまだまだ先がありました

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ユニコーンと組み合わせたAccuton社の30ミリ径セラミックツイーターの低域側カットオフ用として、耐圧の高いデンマークJantzen Audio製0.68μF 800V耐圧のSilver Z-Capタイプというフィルムコンデンサーをすることで、ユニコーンから今まで聞こえることの無かったコントラバスの胴鳴りやグランカッサのマレットのトロモロから聞こえる最低音域が充分な音量で鳴り、パルシヴなティンパニーの打撃音や弦楽器の弓の摩擦音などが生々しさを感じさせるように聞こえるようになりました。

これは単にコンデンサーを交換したからだけの効果でないことも事実です。

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それは、コンデンサー交換の為セラミックツイーターを取り外したユニコーン単体で、音場が綺麗に出る位置調整をやり直したことです。

今までのユニコーン位置調整は、GRFさんに教えてもらったリタ・シュトライヒのソプラノと伴奏のオーケストラがモノラルで収録されたトラックを使用して行い、その他にはFM放送でモノラル収録されているニュースや天気予報のアナウンサーの音声を使っていました。

FM放送のアナウンスはセンターに位置して聞こえるかどうかを確認するにはうってつけの音源ですが、やはり音楽信号を使って位置調整したいので、実際はリタ・シュトライヒの歌唱が実在感を持って聞こえるのか、伴奏のオーケストラの響きが音程によってソプラノの聞こえる位置に比べて左右にブレて聞こえたりしないか?などと聞き取るポイントを幾つか確認しながら調整していました。

しかしながら、私は右耳に低音感応性難聴の疾患を抱えていて、様々な楽器の音色や音程が含まれる音源を音楽として楽しむのなら問題なくても、位置調整という検聴目的で微細な差を聞き取ろうとすると、とても疲れるのが悩みです。

なので、根気よく位置調整を繰り返して最適と思えるポイントに辿り着く迄に根尽きてしまい、「まぁ?この辺りでいいかなぁ?」ということが多かったように思います。

今回、新たに位置調整のために用意したのは、ロストロポーヴィッチが弾いたバッハ無伴奏チェロ組曲のモノラル録音のものです。

これは1955年に第10回プラハの春音楽祭での演奏会を、チェコ放送局が収録したライブ音源をデジタルリマスターしてCD発売されたものをいただいたものです。

チェロの音域は聞き取りやすいことと高音域から低音域まで幅広いので、このモノラル音源なら単一楽器として聞き取り易く、位置調整にはピッタリだと思ったのですがその通りでした。

リタ・シュトライヒの音源では曖昧だった位置のズレ、具体的にはやや左側に音像がズレていたのですが、チェロの無伴奏を聞くとハッキリと左に引っ張られる感覚があったので、その引っ張られる感覚を解消して自然にセンターに位置するように位置調整しました。

これが大正解で、その後にリタ・シュトライヒのソプラノを聞いてヴォーカルの口のサイズが違和感の無いよう微調整するだけで、自然な音楽が聞こえるようになったので、再びセラミックツイーターを接続してからのツイーターの位置と角度調整が格段にし易くなったのです。

ユニコーンとセラミックツイーターとのセットから聞こえてくる、音楽がピッタリ合った状態というのが、先日書いたセラミックツイーター本領発揮やその後のデジタルFMチューナーアップグレード後の音質向上の記事なります。

ただし、ユニコーン位置調整もこれで終わりではなくて、微調整でガラッと変化するということは日々の微細な位置の変化で音が変わってしまうということでして、先日、ユニコーンの平行度を確認したらズレがあったので、そのズレが左右のユニコーンが一直線に並んで平行になるようにと、数ミリ単位で調整したところ、ガラッと音の出方が変わってしまったのです。

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それはまるで慎重に積み上げてきた積み木が一瞬で崩れ去ったような気持ちでした。

ユニコーン単体での位置調整に僅かなズレを残したままでも、セラミックツイーターの位置調整次第では、セラミックツイーターの指向性によって音場の調整はある程度出来るのですが、それはユニコーンがピタッと合った状態に合わさったセラミックツイーターではなく、両者の間に僅かなズレが発生しているということで、一度でもストレスのない音を聞いてしまうと何かしらの違和感を感じてしまうのは事実でした。

ここ数日は二日酔い?の影響で体調が万全ではなく根を詰めた位置調整を控えていましたので、今日は確認音源を繰り返し聞きながら最適の位置を求めて調整を進めています。

GRFさんのアドバイスだと、右側のユニコーンを間隔を拡げる方向に位置調整して行ってたのを元に戻す方向に位置調整して、打ち消し合いが無くなりストレスなくなる位置を探すようにということでした。

そこで僅かに膝で押す程度の位置調整を行ったところで、チェロの響きがフワッと広がるような感じになるポイントがありました。

チェロ無伴奏からリタ・シュトライヒに切り替えて聞いてみても良い感覚でしたので、このままFM放送の天気予報を聞いたところでも音場がセンターに位置して綺麗な響きを伴って聞こえます。

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これで、新たな実験を検証する基礎が整いました。

それは、同じJantzen Audio製800V耐圧のSilver Z-Capコンデンサーですが、容量が0.68μFを並列にした1.36μFから単体で1.5μFの容量のに変えることです。

これも、GRFさんの先行実験でも「1.36では19.5KHzだったカットオフ周波数も、1.5だと17.67KHzまで降りてきます。わずか2KHzの違いですが、音はガラリと変わります。音は全体的に元気になりますね。」

ということで、ユニコーンとセラミックツイーターとの組み合わせでは1.36μFと1.5μFを比較すると、ユニコーンの帯域に重なるセラミックツイーターの帯域が僅かに下に降りることで音圧も僅かに上がる効果が、この音の変化に現れているのでしょうね?

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ケーブルにコンデンサーのリード線をハンダ付けしている箇所をハンダコテで溶かして、コンデンサーを1.5μFのに差し替えすればコンデンサー容量の変更完了。

ユニコーン単体での位置調整も終えているので、ツイーターをバイワイヤリング接続に戻して試聴します。

先ずは、最近良く視聴していた地デジ録画したラトル指揮バイエルン放送交響楽団によるマーラー第7番夜の歌から。

1.36μFで聴いていた時よりも音のエッジが立ったように聞こえますが、PARC Audio製の1.5μFを使った時のように音色の明度が上がり腰高になることもなく、低音域ではコントラバスの胴鳴りやティンパニーの打撃音がよりリアリティを持って聞こえるようになり、弦楽器のボウイングで弓が弦を擦る高音域のアタック音も感じ取れるようになりました。

続いて、FMエアチェックした同じ演奏を試聴すると、これも地デジより更にエネルギッシュな演奏を聞かせてくれます。

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GRFさんから、コンデンサー交換で極低音域がとてもリアルに聞こえるようになったと聞いていた、ベルリンフィルのデジタルコンサートホールのアーカイブを視聴しました。

オルソップ指揮ベルリンフィルがオーストラリアの森林火災から着想を得たという、ディーン作曲ファイアーミュージックの演奏で使用されている、大きな鉄板をコントラバスの弓で擦る極低音や、シンセサイザーの地を這う低音、地響きのように響くグランカッサのマレットによるトレモロ等々、遠くの森林火災が徐々に燃え広がり近づいてくる恐怖感を、肌に感じるような音が聞こえてくるのです。

同じJantzen Audio製800V耐圧のSilver Z-Capコンデンサーでも1.36μFと1.5μFとの差は、音質面ではそんなに差を感じませんが、総じて低音域の充実に加えて中音域にエネルギーが増して、音のメリハリがハッキリしたようになる変化を感じさせるようです。

この変化を改善と捉えるのかは好みの問題なのですが、同じ音楽ソフトを繰り返し聴いていれば、このメリハリ感を煩わしいと感じる可能性はあるかも知れませんね。

しかし、今までの私のように、生演奏で聞くコントラバスやティンパニーの音と、自宅のオーディオで聞く音との厳然とした差に愕然としていたのが、今回のコンデンサー交換後の音であれば、十分満足できるようなエネルギッシュな音が聞こえてくるようになったので、当面はこのままで聴き続けて次回の生演奏でどう感じるのかを楽しみにしたいと思います。

しかし、オーディオの世界はこれで終わりということが無いのを、今回つくづく思い知りました。

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2025/03/08

サイモン・ラトル指揮バイエルン放送交響楽団のマーラー交響曲第7番「夜の歌」をFM放送からデジタルエアチェック

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昨夜(2025年3月7日)のNHK-FMで放送されたラトル指揮バイエルン放送交響楽団のマーラー交響楽曲第7番「夜の歌」は、既に地上デジタル放送でNHK音楽祭の2024年11月公演の模様が放映されていました。

演奏会が行われたNHKホールのコンサート収録は、毎度のN響定期演奏会が同じく地デジで放映されていて、録画した演奏を楽しんでいたのですが、世界でもトップクラスのオーケストラから聞こえてくる音楽の迫力の違いを感じさせる素晴らしいものでした。

そうしたところに昨夜のFM放送での放送です。

このところFMチューナーのアップグレード後に音質が格段に良くなったと感じていたところなので、5.1chの圧縮音声で送信されている地デジの音質と、2ch FM波で放送されたのをデジタルFMチューナーで96kHz/24bitで復調したのとでは、音質にどのような違いがあるのだろうか?

興味深く放送を聞きながらリアルタイムでのデジタルエアチェックに臨みました。

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放送で聞こえてくるバイエルン放送交響楽団の演奏は、セラミックツィーターのコンデンサー交換で定数変更の効果があったのか、FM放送ではかつて聞いたことのない深い低音やパルシヴな打撃音が、マーラーらしさを全開に聴かせてくれました。

地デジの録画再生だと映像による視覚の効果もありますので単純比較はできませんが、映像抜きとしても音質が良くなったFMチューナーの効果も有るのでしょうが、ダイナミックレンジもより大きくS/Nでさえ優れているように感じます。

たまたま同じ放送を収録した放送を聴き比べすることが出来て、比較できたのは個人的にも大きな収穫でした。

FMチューナーのアップグレードサービス様々ですね。

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2025/03/06

デジタルFMチューナー (Conclusion C-FT50) アップグレード後の音質向上(その2)

前回からの続きです。

FM放送の音質が良くなったと感じる理由には、もう一つ理由がありました。

それは、既に「セラミックツィーターの本領発揮」という題の日記にも書きましたが、Accuton社の30ミリ径セラミックツィーターに合わせるフイルムコンデンサーを、より高圧に耐えるタイプに交換して音質向上を果たしたことです。

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セラミックツィーター導入当初から、GRFさんの先行実験の成果を取り入れながら追いかけるように追試を行っていて、それは、PARC Audio製が400V、SOLEN製が600Vで1.5倍、Jantszen Audio製が800Vで2倍になので、より耐圧の高いデンマークJantzen Audio製の0.68μF 800V耐圧のSilver Z-Capタイプのフィルムコンデンサーを、ユニコーンに合わせるツイーターに使用したところ、音質が圧倒的に良くなったのです。

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これには、ツィーターへのスピーカーケーブル配線をバイワイヤリングの基本通りに配線し直したことや、スピーカーケーブル自体を6ミリ径のGerman Physiks純正指定銀メッキケーブルに変更したことなどの要因も有るとは思います。

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FM放送は勿論のこと、BSや地デジで放送され録画していた音楽番組の音質も、ベルリンフィルやYouTubeなどのストリーミング配信の音質も、聴く音源全ての音質が向上して聞こえる様になったのですから、2012年12月にユニコーンを迎え入れて以来待ち望んでいた素晴らしい体験ができる様になったのです。

しかし最近になり、NHK-FMで放送されたコンサートを96/24でエアチェックした音源と、同じコンサートをテレビで録画した音源とを聞き比べる機会があった時、改めて気付いたことは、FM放送の方がテレビ録画の音よりも良いということでした。

この音源はFMチューナーのアップグレード後にエアチェックしたものでしたので、前回の日記にも書いたとおり、FMチューナーの受信レベルが今まで66〜67dbだったのが僅かですが2db程向上したことも併せ、FPGA基盤の交換に際してマルチパスノイズキャンセル機能の実装以外にも、音質の向上に繋がるような改良が施されているのでは?という疑問に答えを求めたい、という欲求が強くなりました。

そこで、(株)ConclusionのWebサイトのお問い合わせフォームから、アップグレード後に上述のような音質向上を感じているが、それはプラシーボなのか?それとも何か技術的な改良が加えられているのか?という趣旨の質問をさせていただきました。

すると、数日のうちに技術担当者の方から詳細な回答を測定データグラフと共にいただきましたので、改めて、個人名等を伏せる加工をした回答文を日記に掲載する許可をいただきました。

Conclusion 技術 よりお答えさせていただきます。

弊社の FPGA 方式の FM チューナーをご愛用いただきましてありがとうございます。
この度は C-FT50 アップグレードサービスをご利用いただき、「音質面で以前より鮮度感が向上し、体感上のダイナミックレンジも拡大」とのご感想をいただき、大変うれしく思います。

弊社の FPGA 方式の FM チューナー・シリーズでは、最初の製品である C-FT50 からすでに「ダイレクト・サンプリング方式」という、最新のデジタル信号処理方式の受信機 (SDR:Software Defined Radio とも呼びます) として設計されています。

このダイレクト・サンプリングという方式は、アンテナで取り込んだ FM 帯の放送電波を、アナログ回路の周波数変換回路によって一旦、低い周波数 (10.7MHz や24.576MHz といった中間周波数と呼ばれる周波数)に変換して処理するのではなく、放送電波の周波数(東京の NHK-FM であれば 82.5MHz) のまま、高速な A-D コンバータを用いてデジタル信号に変換し、A-D コンバータ以降の信号処理は、すべて、FPGA 上の高精度なデジタル信号数値処理として行われる方式です。

オーディオ機器への接続を、デジタル出力をそのままデジタルアンプに入力し再生、あるいは、デジタル・エアチェックをされるのであれば、余分な A-D/D-A 変換作業を一切含まない、理想的な信号伝送・記録を行うことができることになります。
このダイレクト・サンプリング方式は、アップグレード前の C-FT50 においてもすでに採用されていた方式ですので、今回の音質の変化に直接関与しているわけではありません。

今回のアップグレードでは、いままで使用していた、ロジックのサイズ (ロジックゲート数) が 8 千ゲート相当の FPGA から 2 万 5 千ゲート相当の最新 FPGA へ交換する作業を行っています。
使用可能なロジックゲートの数が約 3 倍に増えたことから、以前の 8 千ゲートだけでは到底実装することができなかった MPC (マルチパス・キャンセラー) を搭載することができました。
すでにマルチパスが十分に小さく抑制できている環境では、MPC を使用することによる恩恵はありません。
しかしながら、MPC 以外の主要な信号処理回路につきましても、使用可能な回路サイズが飛躍的に大きくなっておりますので、信号の処理精度を高めるために多くのロジックゲートを費やすことが可能になりました。

今回のアップグレード作業におきましては、MPC 以外の信号処理ブロックに関しては、そのほとんどを一から設計し直し、より最適な多ビット幅の採用、信号の丸め方法 (ビット幅を変化させて信号を接続する際に必須の作業) の見直し、さらに、フィルター特性の見直しと特性近似の精度の向上、係数のビット数増、といった種々の改良を加えてあります。

これらの改良による特性の変化につき、代表的な例を添付の資料 にてお示しいたします。

1 ページに示しているのは、周波数特性の改善の様子です。
もともとの C-FT50 におきましても、きわめて平坦な周波数特性を誇っておりました。
しかし、特性を拡大いたしますと、わずかな「さざ波様」の振れが存在しておりましたが、フィルター係数のデータ数、ビット数が増大したことで、より、周波数特性の平坦度が上がっていることがご覧いただけると思います。

2 ページ目に示したものは、セパレーション (分離度) の特性です。
こちらはもともとの C-FT50 でも限界に近い (測定結果が「漏洩」ではなく、ノイズレベルによって制約される) 状況であったため、改善の余地はわずかであり、大きな変化は認められません。

3 ページに示すのは「RF 信号入力対復調出力の SN 比」のグラフです。
このグラフは本来、FM 変復調の理論から完全な、45 度右上がりの「直線」の形を保っていることが重要であり、その直線部分の位置がなるべく上方、あるいは、左側に位置することが、同じ RF 信号レベルであっても SN 比が高い (=ノイズが少ない) ことを意味しますので、すなわち「感度が高い」ということになります。

今回、FPGA 基板を交換するにあたり、FPGA 基板を搭載するマザー基板側にも銅板を使用する強固な GND 接続を追加、低 ESR のセラミック・コンデンサの投入、等々の改造を実施しており、この「RF 信号入力対復調出力の SN 比のグラフ」の直線性の向上、飽和 SN 比の数値の増大といった、感度面での改良を見ていただけると思います。

このような測定可能な特性の向上が音質面に直接、明確な改善を与えるとは限りませんが、開発者としましては、お感じになられた「アップグレードによって音質が良くなった」というご感想は、決してプラシーボ効果ではないものと信じる次第です。

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以上の詳細な回答をいただいたので、私の感じていたことがあながちプラシーボだとは言い切れず、MPC実装を目的としたアップグレードサービスを受けたことにより、FPGA回路規模が8kから25kにと3倍以上に拡大され、併せてマザー基板の改良が施されたことが要因だと言えると思います。

MPC機能の実装のみならず、FM電波を音楽信号に復調するロジックがより緻密で理想に近づくようなプログラムが実装された、等々の改良が音質面での明らかな改善がみられるという感想を裏付けることになり、これは提供された測定値のグラフでも、周波数特性の改善やS/Nの改善に現れていますね。

最後になりますが、今回10年前に購入した初期タイプのデジタルFMチューナーが、最新のFPGA基板への交換というアップグレードサービスを受けることで、文字通り現在最高レベルの音質を持つFMチューナーに生まれ変わったことは、FM放送を高音質で楽しみたいと願っている私にとって望外のプレゼントになりました。
全ての従来型FMチューナーで音楽を楽しんでいるユーザーは、是非このデジタルFMチューナーの高音質を体感して欲しいです。
かつて全盛期があったエアチェックがデジタルFMチューナーによって、高音質で再び楽しめるようになったのは嬉しい限りですね。

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デジタルFMチューナー (Conclusion C-FT50) アップグレード後の音質向上(その1)

昨年秋に使用しているデジタルFMチューナー (C-FT50) のメーカーである、(株)Conclusionから、マルチパスノイズキャンセル (MPC) 機能の装備を目的としたアップグレードサービスの案内があり応募したことは、以前の日記にも書きましたが、今回はその後の展開についてお話しします。

アップグレードサービスの案内文書によると、このデジタルFMチューナーの心臓部にあたるFPGA (Field Programmable Gate Array) という集積回路の基盤を最新のものに交換することで、初期型のC-FT50のFPGAには実装されてなかったMPC機能を実装するというものでした。

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私のFM放送受信環境は、高層階のマンションベランダにFMアンテナを建てて、そこから30Km先の山頂に設置した送信所からのFM電波を受信しています。

マンションから山頂までの間には高い障害物はないものの、大都会の送信所と違って出力が小さく受信感度が僅かに低い数値であることや、中間点に民間航空用の飛行場があるので、管制塔から発信される航空無線などの電波ノイズ発生源が、受信環境に悪影響を与えているのでは?という懸念を抱えていました。

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なので、仮に音質に影響を与えるほどのマルチパスノイズが乗っていても、アップグレードサービスを受ければMPC機能を使って音質向上が図れるのでは?と考えたのでした。

そして、(株)Conclusionでアップグレードサービスを受けるためFMチューナーを送ったのが、今年 (2025年1月) の正月明け14日のことでした。

FMチューナーの代わりは、HDD内蔵のCDプレーヤーSONY NAC-HD1に搭載されたFMチューナー部から、CDプレーヤーの同軸デジタル出力経由でデジタルアンプのSD05に入力する方法をとったので、HD1で聞くCD音源レベルの音質を期待していたのですが、残念なことに(当たり前ですが)従来技術のデジタルシンセサイザーチューナーの音声は、C-FT50の高音質に慣れた耳にはダイナミックレンジが狭くてS/Nも悪い印象が拭えませんでした。

アップグレード後のFMチューナーが手元に戻ってきたのが1月28日でしたから2週間程我慢の日々でした。

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オーディオ的には、この間にAccuton社の30ミリ径セラミックツィーターに取り付けているフイルムコンデンサーを、耐圧400VのPARC Audio製から630Vの高圧に耐えるSolen製に交換して音質向上の成果を感じていました。

その頃アップグレードから戻ってきたFMチューナー。

早速元の位置にセットし直してFPGA基盤交換でリセットされた放送局のプリセットを終え、よく聞くNHK-FMの受信状態について実装されたマルチパスノイズのレベルを確認したところ、拙宅の受信環境ではマルチパスノイズの影響は軽微なので、MPC機能を働かせるとかえって音質劣化を招くということが判りました。

因みに、近隣の送信所からのコミュニティFMについてはアンテナの方向が45°近くズレているために盛大にマルチパスノイズが乗っていることが判明しましたが、災害時の情報源でしか聞くことはないので、特に影響はありませんでした。

結果的にMPC機能の実装は不要だったのですが、今までマルチパスノイズが影響しているかどうかは聴感に頼るしか無かったので、測定値が表示されるようになった安心感をアップグレードで手に入れたと納得していました。

音質はHD1とは比べ物にならない程良いですし、デジタルエアチェックの楽しみも復活したのでそのまま満足していたのです。

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それから暫くして、いつも聴くNHK-FMのクラシック番組の音声が、随分生々しく聞こえることに気づきました。

最初はコンサートライブ収録の放送だからだろう?と思っていたのですが、朝の音楽番組で流されるCDなどのメディア再生も同様に音質が良くなったように聞こえるのです。

コレは、FPGAを新しい基盤に交換して部品が新しくなったリセットの効果もあるんだろうか?と考えるようになり、FMチューナーの受信レベルをみると、今まで66〜67dbだったのが僅かですが2db程向上しているのに気がつきました。

もしかして、FPGA基盤の交換に際して、マルチパスノイズキャンセル機能の実装以外にも、音質の向上に繋がるような改良が施されているのでは?という疑問が沸々と湧いてきました。

(続く)

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2025/02/22

セラミックツイーターの本領発揮


Accuton社の30ミリ径セラミックツイーターをGerman Physiks社のユニコーンに付加するかたちで導入して半年が経ちました。

導入当初から、ユニコーン単体と比べると「音の細密度表現力が一段と向上することで、楽器それぞれのキャラクターがしっかり聞き分けられる」と言うセラミックツィーター付加の効果をはっきりと感じることが出来ました。

また、驚くことには、老化に伴う聴力の低下を補うかのように、耳の聞こえが良くなった効果を感じていました。

テレビで視聴しているニュースや音楽番組を解説する、アナウンサーの音声がとても明瞭に聞き取れるのには感激です。

導入したセラミックツイーターは、本来ならスピーカーメーカーにツイーターユニットとして納品されるモノなので、そのままで使うには設置した際の安定性を考慮したスタンドを工夫する必要があり、私の場合は黒檀の板材を張り合わせた積層板にツイーターを支える棒材を組み合わせてスタンドを自作しています。

当初はスタンドに載せているだけでしたが、スピーカーケーブルを太いものに変更した際に、ツイーターが浮き上がったり置いた位置がズレたりしないよう、スタンドとツイーターにミシン糸を巻きつけるようにして固定するようにしました。

セッティングについては、ユニコーンのキャビネット上からスタートし、その後DDDユニットの真上に載せる配置に変え、より低音域が充実するというユニコーンのロードホーン出口の袴上に設置して現在に至っています。

ツイーターの駆動はユニコーンを駆動しているSD05からのスピーカー出力に接続するので、そのカットオフ周波数の値によってユニコーンのDDDユニットに付加されるツイーターのバランスが変化するので、コンデンサー容量の値を変えることで好みの音質が出せるようにします。

これについては先行して実験されていたGRFさんのアドバイスで、当初からカットオフ周波数が20kHzに近似値となるフィルムコンデンサー容量として、0.68μFのを2個並列接続にして1.36μFの容量としたので、計算上は19.49kHzになっています。

これよりも容量が大きいコンデンサーならカットオフ周波数が下に下がるので、ツイーターから発生する音域の拡大で音がが大きくなり、容量の小さいコンデンサーならカットオフ周波数が上に上がるので、ツイーターから発生する音域が広域寄りに狭くなって音が小さくなるのですが、GRFさんが色々な容量のを実験された結果、ユニコーンには1.36μFの容量になるコンデンサーを使うのが好ましい結果になるという実験の成果のおかげで、最短距離を歩むことが出来たのを感謝しています。

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以上の内容は2024年の導入日記にも書いたのですが、ここからがその後の顛末と現在までの変遷になります。

それは、同じ容量のコンデンサーでもメーカーや仕様によって耐圧の値がより大きい、言い換えればより高い電圧に耐えられる構造を持つコンデンサーがあるのですが、そのようなコンデンサーを使うと音のエネルギー感が高まるというのです。

この話はGRFさんからの情報にもありましたし、ネットで「コンデンサーの種類による音質の違い」とかで検索してみると、エレキギター界隈のコアな話題として『同じ容量のコンデンサでも耐圧が異なる場合は、絶縁体(フィルム)の被膜の厚さが異なる。→ 高耐圧のものほど絶縁体が厚い。そのため全ての周波数が同じ条件でそれを通過することができず、特に厚いほど高域の通過に微妙な時間差を生じることが、音の輪郭の違いとなって現れる。現実には低音のノートにも必ず高い周波数の倍音は含まれているため、人間の耳はその遅れを敏感に感じ取ることができる』と言った記事が目につきます。

このように、同じ容量のコンデンサーでも高耐圧になるほど倍音の絶縁体の通過速度に差が生じ、結果として音色に微妙な変化を感じ取れるということのようです。

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導入当初から使用してきたコンデンサーは日本PARC Audio製の0.68μF 400V耐圧でしたので、より耐圧の高いフィルムコンデンサーとしてGRFさんが先行実験されたのは、カナダSOLEN製の0.68μF 630V耐圧のコンデンサーで耐圧が1.5倍になるものでした。

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早速私もSOLENのコンデンサーを入手し、新たにツイーターまで接続するスピーカーケーブルは、元々ユニコーンに付属していた銀メッキ4ミリ径のケーブルを加工して作成しました。

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ユニコーンからの分岐はネットワークボックス手前の入力端子に金メッキのYラグを取付け、ツイーター側の接続には当初のファストン端子がスピーカーケーブルの太さに対応出来ないこともあり、GRFさん推奨のスイス製のピュアカッパーで製作された4ミリ径バナナプラグを使用しました。

確かに音が変わって元気になったようです。

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コンデンサーのメーカーが変わり耐圧が上がったことと、ケーブルが元々細い米国ベルデン製錫メッキケーブルからドイツ製German Physiks社純正指定の4ミリ径銀メッキケーブルに変わったこと、ツイーターとの接続端子が金メッキファストン端子からピュアカッパーのバナナ端子に変わったことと変数が多いのですが、概ね期待した効果が出たので満足していました。

ところが、それから1月も経たないうちに先行実験されていたGRFさんから驚きの報告がありました。

それは、より耐圧の高いデンマークJantzen Audio製の0.68μF 800V耐圧のSilver Z-Capタイプのフィルムコンデンサーを使ったところ、圧倒的に良いという報告でした。

PARC Audio製が400V、SOLEN製が600Vで1.5倍、Jantszen Audio製が800Vで2倍になるので、より耐圧が増した効果が出たということです。

Jantzen Audio製のフィルムコンデンサーにはタイプが色々あるそうですが、このコンデンサーは名前のとおりリード線が純銀となっているので音質に与える影響もあると思えます。

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これは試してみる他はありません。

同時に、GRFさんからは、ツイーター用スピーカーケーブルの配線をバイワイヤリングの基本とおりSD05のスピーカー出力端子から分岐した方が、ユニコーンのDDDユニット相互の逆起電力の影響をより小さく出来る効果が有るので試したところ、配線方法を変える効果も高いというので、新たにGerman Physiks社純正指定の6ミリ径銀メッキケーブルを必要な長さを調達していただきました。

ケーブルが太くなって苦労しましたが、コンデンサーの取り付けはケーブルの途中でプラス側にコンデンサーを挿入しハンダ付けで接着しました。

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コンデンサーを取り付けたスピーカーケーブルをSD05のスピーカー出力端子にバイワイヤリング接続し、ユニコーンのロードホーンの貫通部を通して袴部分に設置したツイーターに接続して早速音出ししました。

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NHKホールで収録されたラトル指揮バイエルン放送交響楽団の演奏するマーラー第7番夜の歌を聴き始めると、今までとは別物の豊かな低音域が出現しました。

コントラバスの最低音の胴鳴りの響きが、まるでユニコーンのキャビネット自体が響いているかのような鳴り方は初めての経験で、聞き始めは余りの違いに少々戸惑いを覚えたほどです。

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次にこれもNHKホールで収録されたブロムシュテット指揮のN響が演奏するシューベルト第7番未完成を聞きました。

これも今までN響では聞こえたことのないような力強い低音域が聞こえてきました。

GRFさんが先行実験で「N響の音がベルリンフィルになったかのような低音楽器の響きがする」と言われていたことが実感できます。

音はそれなりだけれど、時折りひ弱で物足りない面を感じてきたN響がこれだけ変身するのなら、ツイーター導入からここまで苦労して来た甲斐があったというものです。

その後はFM放送音源をいくつか聴き込んでみましたが、総じて低音域の充実が目覚しく音楽にエネルギーが溢れて聞こえます。

それでいて、音場の奥行き感も以前より拡大して弱音部での静寂感も一層引き立ちます。

Accuton社の30ミリ径セラミックツイーターが本領発揮して、ユニコーンとの組み合わせで今までにない豊かな音楽体験を提供してくれるようになりました。

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N響がベルリンフィルに近づいたのなら、本家のベルリンフィルはどうなるのだろう?

早速デジタルコンサートホールのアーカイブからソフィエフが指揮するマーラー第1番巨人を聞いてみました。

当たり前ですが、更に深い厚みのある響きを聞かせるようになったのです。

N響との差は厳然としてありますが、ベルリンフィルのデジタルコンサートホールは元々から音質が良いので、同じNHKホールで聴き比べるN響とバイエルン放送交響楽団との差がこれだけ聞き分けられるのも、セラミックツイーターを追加したユニコーンの音楽再生能力が向上した証しですね。

ここまで先行実験されたGRFさんの成果を取り入れることで、最短距離で本領発揮となったことに感謝してもしきれませんね。

ありがとうございました。

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2025/01/01

2025年あけましておめでとうございます。

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新年明けましておめでとう御座います。

昨年2024年も様々なことがありました。

辛かったことは、同じ故郷に住む従兄弟姉妹9人のうち年下の従弟を2人相次いで亡くしたこと。

2人ともまだ還暦前後でまだまだ頑張って仕事を続ける意志を持っていたので、残念でなりません。

年末には残った従兄弟姉妹が集まり、亡くなった従弟の冥福を祈りつつ食事会。

親戚付き合いというよりも、物心つく頃からずっと兄弟姉妹のように交流してきた間柄なので、これからも末永く仲良く出来るといいです。

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反対に楽しかったことを挙げるとすれば、息子夫婦に男子誕生したこと。

娘には既に今年小6、小3の男子が居ますし、姉夫婦の下の姪っ子にも2歳の男子が居るので、孫世代は男子ばかり。

女の子が居ないので雛祭りに縁がないのが残念とは贅沢なんでしょうね。

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自分自身のトピックでは、オーディオの劇的な進化と自家用車の買い替えが挙げられます。

昨年夏以降に導入したAccuton社の30ミリ径セラミックツイーターによって、オーディオで聴く音楽やテレビドラマの音質が格段に向上して、まるで老化によって衰えた聴力が回復したかのよう。

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音楽を聴く喜びを味わっています。

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そして、年末12月になって乗り換えた自家用車。

9年間乗ってきたシトロエンC5ツアラーからアウディ A4オールロードクワトロに乗り換えしたのは、今年古希になるのに併せて衝突安全ブレーキやACCにレーンキープアシストハンドル機能など、これから年齢を重ねる毎に衰えると思われる安全運転に欠かせない知覚機能や俊敏性を補うための安全装備、アシスト機能が大事だと考えたから。

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C5ツアラーは最後のハイドロサスペンション(ハイドラクディブ3)を装備した車で、エンジンはBMWと共同開発した高効率なダウンサイジングエンジンで、車齢10年を迎えても全く古さを感じさせることもなく、愛着もあり手放したくはなかったのですが、幸いにもハイドロサスペンションを持つシトロエンを愛する方に引き継げることが出来て良かったと思っています。

さて、今年の干支は巳年。

どんな年になるのでしょうかね?

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