オーディオ

2025/03/14

セラミックツイーター本領発揮後でも調整次第でまだまだ先がありました

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ユニコーンと組み合わせたAccuton社の30ミリ径セラミックツイーターの低域側カットオフ用として、耐圧の高いデンマークJantzen Audio製0.68μF 800V耐圧のSilver Z-Capタイプというフィルムコンデンサーをすることで、ユニコーンから今まで聞こえることの無かったコントラバスの胴鳴りやグランカッサのマレットのトロモロから聞こえる最低音域が充分な音量で鳴り、パルシヴなティンパニーの打撃音や弦楽器の弓の摩擦音などが生々しさを感じさせるように聞こえるようになりました。

これは単にコンデンサーを交換したからだけの効果でないことも事実です。

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それは、コンデンサー交換の為セラミックツイーターを取り外したユニコーン単体で、音場が綺麗に出る位置調整をやり直したことです。

今までのユニコーン位置調整は、GRFさんに教えてもらったリタ・シュトライヒのソプラノと伴奏のオーケストラがモノラルで収録されたトラックを使用して行い、その他にはFM放送でモノラル収録されているニュースや天気予報のアナウンサーの音声を使っていました。

FM放送のアナウンスはセンターに位置して聞こえるかどうかを確認するにはうってつけの音源ですが、やはり音楽信号を使って位置調整したいので、実際はリタ・シュトライヒの歌唱が実在感を持って聞こえるのか、伴奏のオーケストラの響きが音程によってソプラノの聞こえる位置に比べて左右にブレて聞こえたりしないか?などと聞き取るポイントを幾つか確認しながら調整していました。

しかしながら、私は右耳に低音感応性難聴の疾患を抱えていて、様々な楽器の音色や音程が含まれる音源を音楽として楽しむのなら問題なくても、位置調整という検聴目的で微細な差を聞き取ろうとすると、とても疲れるのが悩みです。

なので、根気よく位置調整を繰り返して最適と思えるポイントに辿り着く迄に根尽きてしまい、「まぁ?この辺りでいいかなぁ?」ということが多かったように思います。

今回、新たに位置調整のために用意したのは、ロストロポーヴィッチが弾いたバッハ無伴奏チェロ組曲のモノラル録音のものです。

これは1955年に第10回プラハの春音楽祭での演奏会を、チェコ放送局が収録したライブ音源をデジタルリマスターしてCD発売されたものをいただいたものです。

チェロの音域は聞き取りやすいことと高音域から低音域まで幅広いので、このモノラル音源なら単一楽器として聞き取り易く、位置調整にはピッタリだと思ったのですがその通りでした。

リタ・シュトライヒの音源では曖昧だった位置のズレ、具体的にはやや左側に音像がズレていたのですが、チェロの無伴奏を聞くとハッキリと左に引っ張られる感覚があったので、その引っ張られる感覚を解消して自然にセンターに位置するように位置調整しました。

これが大正解で、その後にリタ・シュトライヒのソプラノを聞いてヴォーカルの口のサイズが違和感の無いよう微調整するだけで、自然な音楽が聞こえるようになったので、再びセラミックツイーターを接続してからのツイーターの位置と角度調整が格段にし易くなったのです。

ユニコーンとセラミックツイーターとのセットから聞こえてくる、音楽がピッタリ合った状態というのが、先日書いたセラミックツイーター本領発揮やその後のデジタルFMチューナーアップグレード後の音質向上の記事なります。

ただし、ユニコーン位置調整もこれで終わりではなくて、微調整でガラッと変化するということは日々の微細な位置の変化で音が変わってしまうということでして、先日、ユニコーンの平行度を確認したらズレがあったので、そのズレが左右のユニコーンが一直線に並んで平行になるようにと、数ミリ単位で調整したところ、ガラッと音の出方が変わってしまったのです。

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それはまるで慎重に積み上げてきた積み木が一瞬で崩れ去ったような気持ちでした。

ユニコーン単体での位置調整に僅かなズレを残したままでも、セラミックツイーターの位置調整次第では、セラミックツイーターの指向性によって音場の調整はある程度出来るのですが、それはユニコーンがピタッと合った状態に合わさったセラミックツイーターではなく、両者の間に僅かなズレが発生しているということで、一度でもストレスのない音を聞いてしまうと何かしらの違和感を感じてしまうのは事実でした。

ここ数日は二日酔い?の影響で体調が万全ではなく根を詰めた位置調整を控えていましたので、今日は確認音源を繰り返し聞きながら最適の位置を求めて調整を進めています。

GRFさんのアドバイスだと、右側のユニコーンを間隔を拡げる方向に位置調整して行ってたのを元に戻す方向に位置調整して、打ち消し合いが無くなりストレスなくなる位置を探すようにということでした。

そこで僅かに膝で押す程度の位置調整を行ったところで、チェロの響きがフワッと広がるような感じになるポイントがありました。

チェロ無伴奏からリタ・シュトライヒに切り替えて聞いてみても良い感覚でしたので、このままFM放送の天気予報を聞いたところでも音場がセンターに位置して綺麗な響きを伴って聞こえます。

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これで、新たな実験を検証する基礎が整いました。

それは、同じJantzen Audio製800V耐圧のSilver Z-Capコンデンサーですが、容量が0.68μFを並列にした1.36μFから単体で1.5μFの容量のに変えることです。

これも、GRFさんの先行実験でも「1.36では19.5KHzだったカットオフ周波数も、1.5だと17.67KHzまで降りてきます。わずか2KHzの違いですが、音はガラリと変わります。音は全体的に元気になりますね。」

ということで、ユニコーンとセラミックツイーターとの組み合わせでは1.36μFと1.5μFを比較すると、ユニコーンの帯域に重なるセラミックツイーターの帯域が僅かに下に降りることで音圧も僅かに上がる効果が、この音の変化に現れているのでしょうね?

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ケーブルにコンデンサーのリード線をハンダ付けしている箇所をハンダコテで溶かして、コンデンサーを1.5μFのに差し替えすればコンデンサー容量の変更完了。

ユニコーン単体での位置調整も終えているので、ツイーターをバイワイヤリング接続に戻して試聴します。

先ずは、最近良く視聴していた地デジ録画したラトル指揮バイエルン放送交響楽団によるマーラー第7番夜の歌から。

1.36μFで聴いていた時よりも音のエッジが立ったように聞こえますが、PARC Audio製の1.5μFを使った時のように音色の明度が上がり腰高になることもなく、低音域ではコントラバスの胴鳴りやティンパニーの打撃音がよりリアリティを持って聞こえるようになり、弦楽器のボウイングで弓が弦を擦る高音域のアタック音も感じ取れるようになりました。

続いて、FMエアチェックした同じ演奏を試聴すると、これも地デジより更にエネルギッシュな演奏を聞かせてくれます。

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GRFさんから、コンデンサー交換で極低音域がとてもリアルに聞こえるようになったと聞いていた、ベルリンフィルのデジタルコンサートホールのアーカイブを視聴しました。

オルソップ指揮ベルリンフィルがオーストラリアの森林火災から着想を得たという、ディーン作曲ファイアーミュージックの演奏で使用されている、大きな鉄板をコントラバスの弓で擦る極低音や、シンセサイザーの地を這う低音、地響きのように響くグランカッサのマレットによるトレモロ等々、遠くの森林火災が徐々に燃え広がり近づいてくる恐怖感を、肌に感じるような音が聞こえてくるのです。

同じJantzen Audio製800V耐圧のSilver Z-Capコンデンサーでも1.36μFと1.5μFとの差は、音質面ではそんなに差を感じませんが、総じて低音域の充実に加えて中音域にエネルギーが増して、音のメリハリがハッキリしたようになる変化を感じさせるようです。

この変化を改善と捉えるのかは好みの問題なのですが、同じ音楽ソフトを繰り返し聴いていれば、このメリハリ感を煩わしいと感じる可能性はあるかも知れませんね。

しかし、今までの私のように、生演奏で聞くコントラバスやティンパニーの音と、自宅のオーディオで聞く音との厳然とした差に愕然としていたのが、今回のコンデンサー交換後の音であれば、十分満足できるようなエネルギッシュな音が聞こえてくるようになったので、当面はこのままで聴き続けて次回の生演奏でどう感じるのかを楽しみにしたいと思います。

しかし、オーディオの世界はこれで終わりということが無いのを、今回つくづく思い知りました。

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2025/03/08

サイモン・ラトル指揮バイエルン放送交響楽団のマーラー交響曲第7番「夜の歌」をFM放送からデジタルエアチェック

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昨夜(2025年3月7日)のNHK-FMで放送されたラトル指揮バイエルン放送交響楽団のマーラー交響楽曲第7番「夜の歌」は、既に地上デジタル放送でNHK音楽祭の2024年11月公演の模様が放映されていました。

演奏会が行われたNHKホールのコンサート収録は、毎度のN響定期演奏会が同じく地デジで放映されていて、録画した演奏を楽しんでいたのですが、世界でもトップクラスのオーケストラから聞こえてくる音楽の迫力の違いを感じさせる素晴らしいものでした。

そうしたところに昨夜のFM放送での放送です。

このところFMチューナーのアップグレード後に音質が格段に良くなったと感じていたところなので、5.1chの圧縮音声で送信されている地デジの音質と、2ch FM波で放送されたのをデジタルFMチューナーで96kHz/24bitで復調したのとでは、音質にどのような違いがあるのだろうか?

興味深く放送を聞きながらリアルタイムでのデジタルエアチェックに臨みました。

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放送で聞こえてくるバイエルン放送交響楽団の演奏は、セラミックツィーターのコンデンサー交換で定数変更の効果があったのか、FM放送ではかつて聞いたことのない深い低音やパルシヴな打撃音が、マーラーらしさを全開に聴かせてくれました。

地デジの録画再生だと映像による視覚の効果もありますので単純比較はできませんが、映像抜きとしても音質が良くなったFMチューナーの効果も有るのでしょうが、ダイナミックレンジもより大きくS/Nでさえ優れているように感じます。

たまたま同じ放送を収録した放送を聴き比べすることが出来て、比較できたのは個人的にも大きな収穫でした。

FMチューナーのアップグレードサービス様々ですね。

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2025/03/06

デジタルFMチューナー (Conclusion C-FT50) アップグレード後の音質向上(その2)

前回からの続きです。

FM放送の音質が良くなったと感じる理由には、もう一つ理由がありました。

それは、既に「セラミックツィーターの本領発揮」という題の日記にも書きましたが、Accuton社の30ミリ径セラミックツィーターに合わせるフイルムコンデンサーを、より高圧に耐えるタイプに交換して音質向上を果たしたことです。

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セラミックツィーター導入当初から、GRFさんの先行実験の成果を取り入れながら追いかけるように追試を行っていて、それは、PARC Audio製が400V、SOLEN製が600Vで1.5倍、Jantszen Audio製が800Vで2倍になので、より耐圧の高いデンマークJantzen Audio製の0.68μF 800V耐圧のSilver Z-Capタイプのフィルムコンデンサーを、ユニコーンに合わせるツイーターに使用したところ、音質が圧倒的に良くなったのです。

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これには、ツィーターへのスピーカーケーブル配線をバイワイヤリングの基本通りに配線し直したことや、スピーカーケーブル自体を6ミリ径のGerman Physiks純正指定銀メッキケーブルに変更したことなどの要因も有るとは思います。

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FM放送は勿論のこと、BSや地デジで放送され録画していた音楽番組の音質も、ベルリンフィルやYouTubeなどのストリーミング配信の音質も、聴く音源全ての音質が向上して聞こえる様になったのですから、2012年12月にユニコーンを迎え入れて以来待ち望んでいた素晴らしい体験ができる様になったのです。

しかし最近になり、NHK-FMで放送されたコンサートを96/24でエアチェックした音源と、同じコンサートをテレビで録画した音源とを聞き比べる機会があった時、改めて気付いたことは、FM放送の方がテレビ録画の音よりも良いということでした。

この音源はFMチューナーのアップグレード後にエアチェックしたものでしたので、前回の日記にも書いたとおり、FMチューナーの受信レベルが今まで66〜67dbだったのが僅かですが2db程向上したことも併せ、FPGA基盤の交換に際してマルチパスノイズキャンセル機能の実装以外にも、音質の向上に繋がるような改良が施されているのでは?という疑問に答えを求めたい、という欲求が強くなりました。

そこで、(株)ConclusionのWebサイトのお問い合わせフォームから、アップグレード後に上述のような音質向上を感じているが、それはプラシーボなのか?それとも何か技術的な改良が加えられているのか?という趣旨の質問をさせていただきました。

すると、数日のうちに技術担当者の方から詳細な回答を測定データグラフと共にいただきましたので、改めて、個人名等を伏せる加工をした回答文を日記に掲載する許可をいただきました。

Conclusion 技術 よりお答えさせていただきます。

弊社の FPGA 方式の FM チューナーをご愛用いただきましてありがとうございます。
この度は C-FT50 アップグレードサービスをご利用いただき、「音質面で以前より鮮度感が向上し、体感上のダイナミックレンジも拡大」とのご感想をいただき、大変うれしく思います。

弊社の FPGA 方式の FM チューナー・シリーズでは、最初の製品である C-FT50 からすでに「ダイレクト・サンプリング方式」という、最新のデジタル信号処理方式の受信機 (SDR:Software Defined Radio とも呼びます) として設計されています。

このダイレクト・サンプリングという方式は、アンテナで取り込んだ FM 帯の放送電波を、アナログ回路の周波数変換回路によって一旦、低い周波数 (10.7MHz や24.576MHz といった中間周波数と呼ばれる周波数)に変換して処理するのではなく、放送電波の周波数(東京の NHK-FM であれば 82.5MHz) のまま、高速な A-D コンバータを用いてデジタル信号に変換し、A-D コンバータ以降の信号処理は、すべて、FPGA 上の高精度なデジタル信号数値処理として行われる方式です。

オーディオ機器への接続を、デジタル出力をそのままデジタルアンプに入力し再生、あるいは、デジタル・エアチェックをされるのであれば、余分な A-D/D-A 変換作業を一切含まない、理想的な信号伝送・記録を行うことができることになります。
このダイレクト・サンプリング方式は、アップグレード前の C-FT50 においてもすでに採用されていた方式ですので、今回の音質の変化に直接関与しているわけではありません。

今回のアップグレードでは、いままで使用していた、ロジックのサイズ (ロジックゲート数) が 8 千ゲート相当の FPGA から 2 万 5 千ゲート相当の最新 FPGA へ交換する作業を行っています。
使用可能なロジックゲートの数が約 3 倍に増えたことから、以前の 8 千ゲートだけでは到底実装することができなかった MPC (マルチパス・キャンセラー) を搭載することができました。
すでにマルチパスが十分に小さく抑制できている環境では、MPC を使用することによる恩恵はありません。
しかしながら、MPC 以外の主要な信号処理回路につきましても、使用可能な回路サイズが飛躍的に大きくなっておりますので、信号の処理精度を高めるために多くのロジックゲートを費やすことが可能になりました。

今回のアップグレード作業におきましては、MPC 以外の信号処理ブロックに関しては、そのほとんどを一から設計し直し、より最適な多ビット幅の採用、信号の丸め方法 (ビット幅を変化させて信号を接続する際に必須の作業) の見直し、さらに、フィルター特性の見直しと特性近似の精度の向上、係数のビット数増、といった種々の改良を加えてあります。

これらの改良による特性の変化につき、代表的な例を添付の資料 にてお示しいたします。

1 ページに示しているのは、周波数特性の改善の様子です。
もともとの C-FT50 におきましても、きわめて平坦な周波数特性を誇っておりました。
しかし、特性を拡大いたしますと、わずかな「さざ波様」の振れが存在しておりましたが、フィルター係数のデータ数、ビット数が増大したことで、より、周波数特性の平坦度が上がっていることがご覧いただけると思います。

2 ページ目に示したものは、セパレーション (分離度) の特性です。
こちらはもともとの C-FT50 でも限界に近い (測定結果が「漏洩」ではなく、ノイズレベルによって制約される) 状況であったため、改善の余地はわずかであり、大きな変化は認められません。

3 ページに示すのは「RF 信号入力対復調出力の SN 比」のグラフです。
このグラフは本来、FM 変復調の理論から完全な、45 度右上がりの「直線」の形を保っていることが重要であり、その直線部分の位置がなるべく上方、あるいは、左側に位置することが、同じ RF 信号レベルであっても SN 比が高い (=ノイズが少ない) ことを意味しますので、すなわち「感度が高い」ということになります。

今回、FPGA 基板を交換するにあたり、FPGA 基板を搭載するマザー基板側にも銅板を使用する強固な GND 接続を追加、低 ESR のセラミック・コンデンサの投入、等々の改造を実施しており、この「RF 信号入力対復調出力の SN 比のグラフ」の直線性の向上、飽和 SN 比の数値の増大といった、感度面での改良を見ていただけると思います。

このような測定可能な特性の向上が音質面に直接、明確な改善を与えるとは限りませんが、開発者としましては、お感じになられた「アップグレードによって音質が良くなった」というご感想は、決してプラシーボ効果ではないものと信じる次第です。

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以上の詳細な回答をいただいたので、私の感じていたことがあながちプラシーボだとは言い切れず、MPC実装を目的としたアップグレードサービスを受けたことにより、FPGA回路規模が8kから25kにと3倍以上に拡大され、併せてマザー基板の改良が施されたことが要因だと言えると思います。

MPC機能の実装のみならず、FM電波を音楽信号に復調するロジックがより緻密で理想に近づくようなプログラムが実装された、等々の改良が音質面での明らかな改善がみられるという感想を裏付けることになり、これは提供された測定値のグラフでも、周波数特性の改善やS/Nの改善に現れていますね。

最後になりますが、今回10年前に購入した初期タイプのデジタルFMチューナーが、最新のFPGA基板への交換というアップグレードサービスを受けることで、文字通り現在最高レベルの音質を持つFMチューナーに生まれ変わったことは、FM放送を高音質で楽しみたいと願っている私にとって望外のプレゼントになりました。
全ての従来型FMチューナーで音楽を楽しんでいるユーザーは、是非このデジタルFMチューナーの高音質を体感して欲しいです。
かつて全盛期があったエアチェックがデジタルFMチューナーによって、高音質で再び楽しめるようになったのは嬉しい限りですね。

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デジタルFMチューナー (Conclusion C-FT50) アップグレード後の音質向上(その1)

昨年秋に使用しているデジタルFMチューナー (C-FT50) のメーカーである、(株)Conclusionから、マルチパスノイズキャンセル (MPC) 機能の装備を目的としたアップグレードサービスの案内があり応募したことは、以前の日記にも書きましたが、今回はその後の展開についてお話しします。

アップグレードサービスの案内文書によると、このデジタルFMチューナーの心臓部にあたるFPGA (Field Programmable Gate Array) という集積回路の基盤を最新のものに交換することで、初期型のC-FT50のFPGAには実装されてなかったMPC機能を実装するというものでした。

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私のFM放送受信環境は、高層階のマンションベランダにFMアンテナを建てて、そこから30Km先の山頂に設置した送信所からのFM電波を受信しています。

マンションから山頂までの間には高い障害物はないものの、大都会の送信所と違って出力が小さく受信感度が僅かに低い数値であることや、中間点に民間航空用の飛行場があるので、管制塔から発信される航空無線などの電波ノイズ発生源が、受信環境に悪影響を与えているのでは?という懸念を抱えていました。

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なので、仮に音質に影響を与えるほどのマルチパスノイズが乗っていても、アップグレードサービスを受ければMPC機能を使って音質向上が図れるのでは?と考えたのでした。

そして、(株)Conclusionでアップグレードサービスを受けるためFMチューナーを送ったのが、今年 (2025年1月) の正月明け14日のことでした。

FMチューナーの代わりは、HDD内蔵のCDプレーヤーSONY NAC-HD1に搭載されたFMチューナー部から、CDプレーヤーの同軸デジタル出力経由でデジタルアンプのSD05に入力する方法をとったので、HD1で聞くCD音源レベルの音質を期待していたのですが、残念なことに(当たり前ですが)従来技術のデジタルシンセサイザーチューナーの音声は、C-FT50の高音質に慣れた耳にはダイナミックレンジが狭くてS/Nも悪い印象が拭えませんでした。

アップグレード後のFMチューナーが手元に戻ってきたのが1月28日でしたから2週間程我慢の日々でした。

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オーディオ的には、この間にAccuton社の30ミリ径セラミックツィーターに取り付けているフイルムコンデンサーを、耐圧400VのPARC Audio製から630Vの高圧に耐えるSolen製に交換して音質向上の成果を感じていました。

その頃アップグレードから戻ってきたFMチューナー。

早速元の位置にセットし直してFPGA基盤交換でリセットされた放送局のプリセットを終え、よく聞くNHK-FMの受信状態について実装されたマルチパスノイズのレベルを確認したところ、拙宅の受信環境ではマルチパスノイズの影響は軽微なので、MPC機能を働かせるとかえって音質劣化を招くということが判りました。

因みに、近隣の送信所からのコミュニティFMについてはアンテナの方向が45°近くズレているために盛大にマルチパスノイズが乗っていることが判明しましたが、災害時の情報源でしか聞くことはないので、特に影響はありませんでした。

結果的にMPC機能の実装は不要だったのですが、今までマルチパスノイズが影響しているかどうかは聴感に頼るしか無かったので、測定値が表示されるようになった安心感をアップグレードで手に入れたと納得していました。

音質はHD1とは比べ物にならない程良いですし、デジタルエアチェックの楽しみも復活したのでそのまま満足していたのです。

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それから暫くして、いつも聴くNHK-FMのクラシック番組の音声が、随分生々しく聞こえることに気づきました。

最初はコンサートライブ収録の放送だからだろう?と思っていたのですが、朝の音楽番組で流されるCDなどのメディア再生も同様に音質が良くなったように聞こえるのです。

コレは、FPGAを新しい基盤に交換して部品が新しくなったリセットの効果もあるんだろうか?と考えるようになり、FMチューナーの受信レベルをみると、今まで66〜67dbだったのが僅かですが2db程向上しているのに気がつきました。

もしかして、FPGA基盤の交換に際して、マルチパスノイズキャンセル機能の実装以外にも、音質の向上に繋がるような改良が施されているのでは?という疑問が沸々と湧いてきました。

(続く)

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2025/02/22

セラミックツイーターの本領発揮


Accuton社の30ミリ径セラミックツイーターをGerman Physiks社のユニコーンに付加するかたちで導入して半年が経ちました。

導入当初から、ユニコーン単体と比べると「音の細密度表現力が一段と向上することで、楽器それぞれのキャラクターがしっかり聞き分けられる」と言うセラミックツィーター付加の効果をはっきりと感じることが出来ました。

また、驚くことには、老化に伴う聴力の低下を補うかのように、耳の聞こえが良くなった効果を感じていました。

テレビで視聴しているニュースや音楽番組を解説する、アナウンサーの音声がとても明瞭に聞き取れるのには感激です。

導入したセラミックツイーターは、本来ならスピーカーメーカーにツイーターユニットとして納品されるモノなので、そのままで使うには設置した際の安定性を考慮したスタンドを工夫する必要があり、私の場合は黒檀の板材を張り合わせた積層板にツイーターを支える棒材を組み合わせてスタンドを自作しています。

当初はスタンドに載せているだけでしたが、スピーカーケーブルを太いものに変更した際に、ツイーターが浮き上がったり置いた位置がズレたりしないよう、スタンドとツイーターにミシン糸を巻きつけるようにして固定するようにしました。

セッティングについては、ユニコーンのキャビネット上からスタートし、その後DDDユニットの真上に載せる配置に変え、より低音域が充実するというユニコーンのロードホーン出口の袴上に設置して現在に至っています。

ツイーターの駆動はユニコーンを駆動しているSD05からのスピーカー出力に接続するので、そのカットオフ周波数の値によってユニコーンのDDDユニットに付加されるツイーターのバランスが変化するので、コンデンサー容量の値を変えることで好みの音質が出せるようにします。

これについては先行して実験されていたGRFさんのアドバイスで、当初からカットオフ周波数が20kHzに近似値となるフィルムコンデンサー容量として、0.68μFのを2個並列接続にして1.36μFの容量としたので、計算上は19.49kHzになっています。

これよりも容量が大きいコンデンサーならカットオフ周波数が下に下がるので、ツイーターから発生する音域の拡大で音がが大きくなり、容量の小さいコンデンサーならカットオフ周波数が上に上がるので、ツイーターから発生する音域が広域寄りに狭くなって音が小さくなるのですが、GRFさんが色々な容量のを実験された結果、ユニコーンには1.36μFの容量になるコンデンサーを使うのが好ましい結果になるという実験の成果のおかげで、最短距離を歩むことが出来たのを感謝しています。

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以上の内容は2024年の導入日記にも書いたのですが、ここからがその後の顛末と現在までの変遷になります。

それは、同じ容量のコンデンサーでもメーカーや仕様によって耐圧の値がより大きい、言い換えればより高い電圧に耐えられる構造を持つコンデンサーがあるのですが、そのようなコンデンサーを使うと音のエネルギー感が高まるというのです。

この話はGRFさんからの情報にもありましたし、ネットで「コンデンサーの種類による音質の違い」とかで検索してみると、エレキギター界隈のコアな話題として『同じ容量のコンデンサでも耐圧が異なる場合は、絶縁体(フィルム)の被膜の厚さが異なる。→ 高耐圧のものほど絶縁体が厚い。そのため全ての周波数が同じ条件でそれを通過することができず、特に厚いほど高域の通過に微妙な時間差を生じることが、音の輪郭の違いとなって現れる。現実には低音のノートにも必ず高い周波数の倍音は含まれているため、人間の耳はその遅れを敏感に感じ取ることができる』と言った記事が目につきます。

このように、同じ容量のコンデンサーでも高耐圧になるほど倍音の絶縁体の通過速度に差が生じ、結果として音色に微妙な変化を感じ取れるということのようです。

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導入当初から使用してきたコンデンサーは日本PARC Audio製の0.68μF 400V耐圧でしたので、より耐圧の高いフィルムコンデンサーとしてGRFさんが先行実験されたのは、カナダSOLEN製の0.68μF 630V耐圧のコンデンサーで耐圧が1.5倍になるものでした。

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早速私もSOLENのコンデンサーを入手し、新たにツイーターまで接続するスピーカーケーブルは、元々ユニコーンに付属していた銀メッキ4ミリ径のケーブルを加工して作成しました。

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ユニコーンからの分岐はネットワークボックス手前の入力端子に金メッキのYラグを取付け、ツイーター側の接続には当初のファストン端子がスピーカーケーブルの太さに対応出来ないこともあり、GRFさん推奨のスイス製のピュアカッパーで製作された4ミリ径バナナプラグを使用しました。

確かに音が変わって元気になったようです。

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コンデンサーのメーカーが変わり耐圧が上がったことと、ケーブルが元々細い米国ベルデン製錫メッキケーブルからドイツ製German Physiks社純正指定の4ミリ径銀メッキケーブルに変わったこと、ツイーターとの接続端子が金メッキファストン端子からピュアカッパーのバナナ端子に変わったことと変数が多いのですが、概ね期待した効果が出たので満足していました。

ところが、それから1月も経たないうちに先行実験されていたGRFさんから驚きの報告がありました。

それは、より耐圧の高いデンマークJantzen Audio製の0.68μF 800V耐圧のSilver Z-Capタイプのフィルムコンデンサーを使ったところ、圧倒的に良いという報告でした。

PARC Audio製が400V、SOLEN製が600Vで1.5倍、Jantszen Audio製が800Vで2倍になるので、より耐圧が増した効果が出たということです。

Jantzen Audio製のフィルムコンデンサーにはタイプが色々あるそうですが、このコンデンサーは名前のとおりリード線が純銀となっているので音質に与える影響もあると思えます。

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これは試してみる他はありません。

同時に、GRFさんからは、ツイーター用スピーカーケーブルの配線をバイワイヤリングの基本とおりSD05のスピーカー出力端子から分岐した方が、ユニコーンのDDDユニット相互の逆起電力の影響をより小さく出来る効果が有るので試したところ、配線方法を変える効果も高いというので、新たにGerman Physiks社純正指定の6ミリ径銀メッキケーブルを必要な長さを調達していただきました。

ケーブルが太くなって苦労しましたが、コンデンサーの取り付けはケーブルの途中でプラス側にコンデンサーを挿入しハンダ付けで接着しました。

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コンデンサーを取り付けたスピーカーケーブルをSD05のスピーカー出力端子にバイワイヤリング接続し、ユニコーンのロードホーンの貫通部を通して袴部分に設置したツイーターに接続して早速音出ししました。

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NHKホールで収録されたラトル指揮バイエルン放送交響楽団の演奏するマーラー第7番夜の歌を聴き始めると、今までとは別物の豊かな低音域が出現しました。

コントラバスの最低音の胴鳴りの響きが、まるでユニコーンのキャビネット自体が響いているかのような鳴り方は初めての経験で、聞き始めは余りの違いに少々戸惑いを覚えたほどです。

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次にこれもNHKホールで収録されたブロムシュテット指揮のN響が演奏するシューベルト第7番未完成を聞きました。

これも今までN響では聞こえたことのないような力強い低音域が聞こえてきました。

GRFさんが先行実験で「N響の音がベルリンフィルになったかのような低音楽器の響きがする」と言われていたことが実感できます。

音はそれなりだけれど、時折りひ弱で物足りない面を感じてきたN響がこれだけ変身するのなら、ツイーター導入からここまで苦労して来た甲斐があったというものです。

その後はFM放送音源をいくつか聴き込んでみましたが、総じて低音域の充実が目覚しく音楽にエネルギーが溢れて聞こえます。

それでいて、音場の奥行き感も以前より拡大して弱音部での静寂感も一層引き立ちます。

Accuton社の30ミリ径セラミックツイーターが本領発揮して、ユニコーンとの組み合わせで今までにない豊かな音楽体験を提供してくれるようになりました。

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N響がベルリンフィルに近づいたのなら、本家のベルリンフィルはどうなるのだろう?

早速デジタルコンサートホールのアーカイブからソフィエフが指揮するマーラー第1番巨人を聞いてみました。

当たり前ですが、更に深い厚みのある響きを聞かせるようになったのです。

N響との差は厳然としてありますが、ベルリンフィルのデジタルコンサートホールは元々から音質が良いので、同じNHKホールで聴き比べるN響とバイエルン放送交響楽団との差がこれだけ聞き分けられるのも、セラミックツイーターを追加したユニコーンの音楽再生能力が向上した証しですね。

ここまで先行実験されたGRFさんの成果を取り入れることで、最短距離で本領発揮となったことに感謝してもしきれませんね。

ありがとうございました。

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2025/01/01

2025年あけましておめでとうございます。

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新年明けましておめでとう御座います。

昨年2024年も様々なことがありました。

辛かったことは、同じ故郷に住む従兄弟姉妹9人のうち年下の従弟を2人相次いで亡くしたこと。

2人ともまだ還暦前後でまだまだ頑張って仕事を続ける意志を持っていたので、残念でなりません。

年末には残った従兄弟姉妹が集まり、亡くなった従弟の冥福を祈りつつ食事会。

親戚付き合いというよりも、物心つく頃からずっと兄弟姉妹のように交流してきた間柄なので、これからも末永く仲良く出来るといいです。

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反対に楽しかったことを挙げるとすれば、息子夫婦に男子誕生したこと。

娘には既に今年小6、小3の男子が居ますし、姉夫婦の下の姪っ子にも2歳の男子が居るので、孫世代は男子ばかり。

女の子が居ないので雛祭りに縁がないのが残念とは贅沢なんでしょうね。

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自分自身のトピックでは、オーディオの劇的な進化と自家用車の買い替えが挙げられます。

昨年夏以降に導入したAccuton社の30ミリ径セラミックツイーターによって、オーディオで聴く音楽やテレビドラマの音質が格段に向上して、まるで老化によって衰えた聴力が回復したかのよう。

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音楽を聴く喜びを味わっています。

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そして、年末12月になって乗り換えた自家用車。

9年間乗ってきたシトロエンC5ツアラーからアウディ A4オールロードクワトロに乗り換えしたのは、今年古希になるのに併せて衝突安全ブレーキやACCにレーンキープアシストハンドル機能など、これから年齢を重ねる毎に衰えると思われる安全運転に欠かせない知覚機能や俊敏性を補うための安全装備、アシスト機能が大事だと考えたから。

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C5ツアラーは最後のハイドロサスペンション(ハイドラクディブ3)を装備した車で、エンジンはBMWと共同開発した高効率なダウンサイジングエンジンで、車齢10年を迎えても全く古さを感じさせることもなく、愛着もあり手放したくはなかったのですが、幸いにもハイドロサスペンションを持つシトロエンを愛する方に引き継げることが出来て良かったと思っています。

さて、今年の干支は巳年。

どんな年になるのでしょうかね?

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2024/12/02

Accuton社セラミックツイーター(その後)

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Accuton社の30ミリ径セラミックツイーターを導入してからもう3ヶ月以上が経ちました。

当初はコンデンサーの定数設定やツイーターの設置位置を数多く試していましたが、今は以下のように落ち着いています。

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コンデンサーはパークオーディオ社の高品質フイルムコンデンサー0.68μFを2個並列接続して容量1.36μFで使用しています。

写真の黒っぽいのがそうで、黄色のスタンダード品との違いはコンデンサーを覆う樹脂が制振性向上のため2種類の樹脂でダブルコーティングされ、線材も金メッキになっています。

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スタンダード品と比べて重いのでツイーター側に取り付けると重量バランスが悪くてツイーターが安定しなくなったこともあり、コンデンサー取り付け位置を反対側の分岐側に変更しました。

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次はツイーターのセッティング位置ですが、当初はユニコーンのDDDユニット真上に置いて縦軸を揃えて聴くのに満足していましたが、この位置だとセラミックツイーターの音色がユニコーン本来の音色に影響を与えていることに気がつきました。

このセラミックツイーターは極めて低歪で音色の色温度が高くなる傾向があるので、フルレンジのDDDユニットの持つ自然光のようなバランスの取れた色温度に対して、照明を追加して発色をより明瞭にする4K撮影のように音の輪郭を微細に聞き取れるような傾向があります。

当初はこれを好ましく思っていましたが、聞き慣れるうちに自然光のようなユニコーン本来の音色の方が好みだということを自覚するようになりました。

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そこで、先達のGRFさんが設置位置でお勧めされていたユニコーン下部のホーン開口部に設置位置を変更してみました。

不思議なことにこの位置だと、より低音域が豊かに聞こえるうえにDDDユニットとセラミックツイーターの位置が離れたことで音色にユニコーンらしさが戻ってくるのです。

また、昨今いつ起こっても不思議ではない地震動対策の観点からも、DDDユニットの真上にスタンドに乗せただけのセラミックツイーター転落破損リスクを回避出来る安心感もあって、現在はこの位置で落ち着いています。

唯一の留意点は掃除機をぶつけたりしないよう気を使うことです。

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2024/10/07

デジタルFMチューナーC-FT50のアップグレードサービス案内

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私にとってFM放送の視聴とエアチェックに欠かせない存在であるFMチューナーであるC-FT50。

FPGA基板を使用して受信したアナログFM電波をダイレクトにPCM192/24というハイレゾ音源に変換し、そのままデジタル出力する、RFダイレクトサンプリング方式を採用した高性能ながら、10万円台前半という信じられないコストパフォーマンスで、発売当時はFMリスナーの音楽ファンから評価を受けた製品でした。

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その後、製造発売元だった港北ネットワークサービス(株)から、マルチパスノイズをキャンセルする機能や高性能D/Aコンバーターを搭載した高性能モデルのC-FT1000、C-FT500が、クラウドファンディングを活用して資金調達のうえ発売されました。

その頃に私は都会の大阪から田舎の地方都市に移住してFMアンテナから電波送信塔まで遮るもののない良好な受信環境を得ていましたので、マルチパスキャンセル機能を得るためだけに高機能モデルに買い替える気持ちにはならずに静観していました。

しかし、昨年2023年に港北ネットワークサービス(株)が破産手続きに入り事実上倒産したことを知った時は正直驚きました。

ニッチなオーディオ機器ながら、高性能なFMチューナーで製造が続いてるのがアキュフェーズ社だけになったのは、正直落胆しました。

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話は長くなりましたが、そうしたところ(株)Conclusionが、Conclusionブランドに関する一切の権利及び業務を引き継ぎ、サポートも受け付けるという案内と、マルチパスキャンセル機能を装備してなかった初期モデルのC-FT50を、FPGA基板を交換することでマルチパスキャンセル機能を持つようアップグレードサービスを受け付けるという書簡を受け取りました。

C-FT50のユーザー登録をした大阪の旧住所宛に送られた書簡が転送されてきたので、ユーザー登録されてないオーナーには届いてないと思われるので、ここに投稿することにした次第です。

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セラミックツイーターを導入したことで歪みを感じない高音域を手に入れたので、僅かに乗っているだろう?マルチパスノイズをキャンセルしたら?という期待を39,800円で手に入れることが出来るというのですから、年金生活者にとって今年最後?のオーディオ投資に相応しいのかな?と思案しています。

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2024/10/01

Accuton社のセラミックツィーター導入記(その 3)

前回の記事から半月が過ぎて10月になりましたが日中はまだまだ夏日が続きます。

それでも朝晩は涼しくなってきて、高層階だと窓を開けていると肌寒さを感じるようになり、エアコンを稼働しなくても快適な室内は二重窓の効果でとても静か。

オーディオで音楽を聴くのに最適な季節がやってきました。

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当初はGRFさんの先行実験に倣い、セラミックツイーターの位置をDDDユニット傍に置いて聞いていました。

聞きはじめの頃は大満足でしたが、オーディオの性で聴き込んでいくうちに気になる点が出てくるように。

DDDユニット中心より僅かに前に置いた状態なのか、音楽に高音域成分が多い状況になると俄かに音が元気になって、発音体である楽器が前方に張り出してくるような感覚があり、コレは生のステージから聞こえてくる感覚とは明らかに違和感があり気になります。

ここからはスピーカーの位置調整の原点に立ち返り、セラミックツイーターの位置や向きを変化させながら、ベースユニットになるユニコーンとの繋がりが自然になる位置を探る作業が始まりました。

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スピーカー位置と角度調整には人の声のモノラル音源を使っています。

CD音源だと何度も同じトラックを再生しながら位置調整後の変化を確認できるので重宝しています。

他にはFM放送でニュースや天気予報を読み上げるアナウンサーの声も普段の確認によく使います。

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セラミックツイーターの位置を僅かに後ろへ押しやりDDDユニット中心にツイーターを揃えると、高音域成分が多くなっても楽器の位置が前方に張り出す現象はなくなり更に奥行き感が増すようになりました。

よく、スピーカーユニットの前後の軸を揃えることが位相管理上重要だと言われますが、通常のピストン運動とは違う360度放射のDDDユニットだと一体何処に揃えれば?と思います。

なので、この位置はあくまでも結果論の位置に過ぎませんね。

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その後、先行実験されているGRFさんからDDDユニットに近接させた位置から大きく離れて、何とユニコーンのロードホーンの開口部になるキャビネット裾に置くと、低音域が豊かになるという連絡がありました。(GRFさんから写真をお借りしました)

そこで同様に追試したところ、確かに低音域が豊かになり、音色もセラミックツイーターを付加したものではなく、ユニコーン単体で鳴らしていた頃の暖かみのある音色になります。

ただ、この置き方を拙宅で試すと、ツイーターユニット後ろに取り付けているコンデンサーが邪魔をして、ツイータースタンドからユニットが浮き上がるなど設置が不安定になるので、早々に取り止めて他の設置場所を試す実験に取り掛かりました。

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何度も位置を動かす調整を繰り返していると、どうしてもツイーターユニット後ろに取り付けているコンデンサーの重量が邪魔になってユニット設置が不安定になるので、思い切ってコンデンサーの取り付け位置をユニット側から分岐端子側に移動させました。

そして試したのがキャビネット両端と、DDDユニット上のキャップに乗せる位置です。

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キャビネット両端だとDDDユニットからは離れますが、DDDユニットよりも志向性の強いツイーターの設置位置の影響なのか、聞き込んでいくうちに音場が左右に引き伸ばされたような違和感を感じるように。

これは、大昔のブラウン管テレビの時代に横長タイプのが出た頃に、テレビの映像が通常の縦横比で撮影したものを横長に引き伸ばされた映像になりましたが、ちょうどそれと同じような感覚ですね。

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両端設置は一晩で諦め、今取り組んでいるのはDDDユニット上に設置する方法です。

ツイーターユニットの後ろに重量のあるコンデンサーが無くなったことで、ツイーターユニットが後方に転落するリスクが低減されたので、思い切ってトライしてみました。

音色や音場形成の傾向としては、DDDユニット近接設置のと近い気がしますが、ユニット同士の縦軸が揃ったこともあるのか楽器の定位が明瞭になり、高音域から低音域までの全帯域で音場がより自然になりました。

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地震対策としてはツイータースタンドに載せているだけなのですが、転倒リスクはキャビネット上に載せているのと大差ないと考えています。

対策としてはスタンドにユニットを凧糸かタイロッドなどで固定することも検討課題ですね。

当面はこの設置位置で秋の夜長に音楽三昧といきましょう!

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2024/09/15

Accuton社のセラミックツィーター導入記(その 2)


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前回の続きです。

さて、届いたパーツを並べてみると、セラミックツィーターのペアが入ったケースの他には、PARK Audio製のフィルムコンデンサーのペアが4種と、中、小2種類の金メッキされたファストン端子と端子カバーのセットです。

フィルムコンデンサーは容量の小さいものから0.68μF、1.0μF、1.5μF、2.2μFです。

フルレンジのDDDユニットにアドオンでセラミックツィーターを追加するためには、どのクロスオーバー周波数で使用するか、ツィーターのインピーダンスが決まれば、次の公式により求めることが出来ます。

コンデンサー容量決定の為の計算式は「コンデンサ容量=159000/(クロスオーバー周波数×ツィーターのインピーダンス)」となります。

私の導入したセラミックツィーターのインピーダンスは6Ωですし、ユニコーンにアドオンする場合の好ましいクロスオーバー周波数は20kHzだとGRFさんからの先行実験結果があるので、この公式に当てはめると159000÷(20000×6)=1.325μFが計算で導かれました。

これが望ましいコンデンサー容量となりますが、現実にはピッタリ数値が同じコンデンサーは見当たらないので、各種容量のコンデンサーを組み合わせることで計算結果に近い容量を持つコンデンサーを幾つか用意し、後は試聴を繰り返すことで自分の好みに近いものを見つけ出す実験になります。

そこでコンデンサー容量の違いでクロスオーバー周波数がどうなるのかは、上記の計算式に基き「クロスオーバー周波数=159000/(ツィーターのインピーダンス×コンデンサー容量)」となります。

この計算式によれば、最初に届いた4種類のコンデンサーを6Ωのツィーターに繋いだ場合のクロスオーバー周波数は次のようになります。

0.68μFだと38.97≒39kHz、1.0μFだと26.5kHz、1.5μFだと17.67≒18kHz、2.2μFだと12kHzになります。

このクロスオーバー周波数をみて、私の追試からは両端の0.68μFと2.2μFは外してもよかろう?と言う判断にしましたが、残る1.0μFと1.5μFのでも好ましいクロスオーバー周波数からは少し外れているのが気がかりですが、オーディオは数値が絶対ではなく実際に鳴らしてみて聴感で判断することが大事だと思い、早速繋いでテストすることにしました。

十数年ぶりにハンダコテを握り締め老眼で霞む目を見開きながら、2種類2セットのコンデンサー両端に小さなファストン端子を固定する作業は、緊張しましたが不恰好ながらなんとか終了。

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スピーカーケーブルはあまりに重くて硬いものだとセラミックツィーターが転げ落ちては大変なので、細くて軽くて柔らかいベルデン8460を通販サイトの切り売りで購入し、ユニコーンのネットワークボックスにYラグを使って並列接続してキャビネット上のツィーターユニットに繋ぎました。

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Accuton社のセラミックツィーターには、パンチングメタルの前面保護カバーが付いていますが、外形は円筒状で接続用のファストン端子は剥き出しという形状なので、このままポン置きでは転がり易く不安定だと思い、手持ちに有ったバルサ板と檜材の三角棒で簡便なスタンドを製作しました。

さて、コンデンサー容量1.0μFのと1.5μFのとで試聴を繰り返しましたが、結論から言えば、1.0μFのクロスオーバー周波数26.5kHzでは物足りず、1.5μFの18kHzでは付加の効果有りあり過ぎて、ユニコーンのキャラクターをツィーターのキャラクターに置き換わったようになります。

1.5μFのコンデンサーを繋いで聞こえてくる音楽自体それは好ましく感じるところが沢山ありました。

それは、音の細密度表現力が一段と向上することで、楽器それぞれのキャラクターがしっかり聞き分けられるようになることです。

それに、高音域で歪みの感覚をほとんど感じないので音量が上がっても耳障りなことはなく、寧ろ静寂さをより感覚的に感じ取るようになります。

有機ELテレビのネット配信でベルリンフィルの2024〜25年シーズンの幕開けコンサートでペトレンコ指揮のブルックナー5番を視聴すると、ユニコーン単体を鳴らしていたときよりも更に画面の奥にホールの響きが拡散するようになり、また、ユニコーン単体と比較すれば照明の輝度を1段階以上も上げたかのような音の明瞭さと細密さが表現されるようになりました。

ただし、当初から感じたようにツィーター付加の効果が時に過剰に感じる場面もあるので、理論上最適な1.325μFに近似値となるコンデンサー容量を探すことにしました。

手持ちの0.68μFのを2個並列で繋げば0.68+0.68=1.36μFとなり、1.325との差は+0.035となります。

更にPARK Audioのサイトで手頃な容量のが無いか探すと0.33μFのが見つかったので、手持ちの1.0μFのを並列で繋げば1.0+0.33=1.33μFとなり、1.325μFとの差は+0.005μFとなります。

そこで、追試の第2段階としてこの2種類のコンデンサー容量を試聴することとしました。

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通販サイトで購入したコンデンサーを並列接続して追試の準備は万端です。

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追試にあわせてツィータースタンドも硬くて重い黒檀材で製作し直しました。

ユニコーンの綺麗な光沢を持つキャビネットに乗せても傷を付けないよう、底面には使い古したバッグから切り取った皮革を貼り付けています

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そして追試の時がやってきました。

写真は0.68μFのを2個並列接続したもので、このフィルムコンデンサーはPARK Audioのスタンダード(黄色)の上位モデルで、スタンダードモデルとの違いは、2重ケースを使用したPARC独自の制振構造を採用しており、DDDユニットに近接している故に発生する外部からの振動への対策になるきたいから、更にリード線が金メッキ付き銅線なので金メッキのファストン端子との相性もより高いと考えた為です。

それでもコンデンサーの価格は海外のオーディオメーカー製に比べれば極めて安価であり、国産メーカーの安心感もあります。

0.33μFのは手持ちの1.0μFのスタンダード品と組み合わせるので同じ黄色ので統一しました。

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試聴は、現在音楽鑑賞の主な手段となっている、有機ELテレビを使った音楽番組の録画やネット配信のコンサートをAV視聴する事に重きを置いています。

先に結論から言うと、1.36μFと1.33μFの両方共に1.5μFから繋ぎ変えると、やや明る過ぎだと感じたのが適度で自然な照度に下がり、それでいてユニコーン単体と比べると「音の再密度表現力が一段と向上することで、楽器それぞれのキャラクターがしっかり聞き分けられる」と言うセラミックツィーター付加の効果をはっきりと感じることが出来ます。

1.36μFと1.33μFとの差は私には聞き取れませんでしたので、ほぼ差は無いのでは?と感じたので、最終的に高品質なコンデンサーで製作した1.36μFの容量に決定、と結論つけました。

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私は年齢と共に聴力が低下している上に右耳が低音感応型難聴を患っている為、オーディオで聞く音楽だと微細なニュアンスが聞き取り難いのを半ば諦めていましたが、このセラミックツィーターは近くに寄っても音が鳴っているとは感じられないのに、離れて聞くとユニコーン単体では聞き取り難くなるような距離でも、驚くほど明瞭に聞き取ることが出来ます。
それはまるで聴力が回復したかのような感覚であり、これには感動しました。

今回のGRFさんからの連絡を切っ掛けにして、先行実験を追試するかたちでセラミックツィーターを導入した訳ですが、年金生活者にも手が届くコストで今や高嶺の花になってしまったハイエンドスピーカーだけが持っている、最新の歪感の無いハイスピードな高音域を手に入れることがで出来て大満足です。

ユニコーンのDDDユニットに付加しても効果大という事は、往年の名機に付加すれば驚くような現代ハイエンドスピーカーに匹敵する音に変身する可能性を持っているのでは?と感じています。

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今後はツィーターを向ける角度や前後の位置を微調整してスウィートスポットを探そうと思います。

GRFさん、色々ありがとうございました。

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