オーディオ

2023/03/04

消しゴムでTVパネルの振動対策

寒かった冬も終わり春の陽気で日中はエアコン暖房も必要なくなったので稼働音もなく静粛性が上がりました。

いきおい音楽に浸る時間も増えているのですが以前から気になっていたものの手付かずだったことがひとつ。

それは、リビング壁面に壁寄せ設置している65インチTVパネルの振動対策です。

壁面そのものの対策はエコカラットの施工によって改善出来ていましたから、あとは大型の有機ELパネルがスピーカーからの音波で振動するのを抑える対策が必要だと思ってました。

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TV導入後最初に取り組んだのは布製のパネルカバー作成でした。

ですが、薄い布製カバーだけではパネル表面の音の拡散や視覚的な圧迫感を低減する効果も中途半端かな?という気もしていました。

そんな中Phil-M Communityに参加者されているgenmiさんが投稿された日記に目が釘付けに。

それはTVパネルの振動対策に紙粘土?で作られたボールを多数吊り下げたオブジェでした。

ナルホド!これかー!!

正に目から鱗の振動対策でした。

その記事に対するコメントの中に拙宅に応用できるヒントが有りました。

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それがこの消しゴムです。

100均ショップで6個入り税込110円を2袋買ってきました。

コレを布製パネルカバーに接着してTVパネルの振動を抑えようという目論みです。

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布製パネルカバーの表に接着剤が滲み出て見苦しくならないよう、裏面にもう1枚布を取り付けてから12個の消しゴムをゴム系接着剤で貼り付け固定します。

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接着剤が乾いたら裏面の布を戻したらこのように消しゴムが直接TVパネルに接触しない構造になるようにしました。

こうすることで布製パネルカバーを取り外して収納のため畳む際に消しゴムが外れたりするリスクを減らしています。

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TVパネルに布製パネルカバーを取り付けたところ。

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下部の始末は輪ゴムと洗濯はさみでパネルカバーを引っ張ることで消しゴムがTVパネルにしっかり接触させるようにしました。

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見た目は今までの布製パネルカバーとほとんど変わりませんが音響的には随分変わりました。

楽器それぞれの音の分離がより明瞭になり響きに歪感を感じることが無くなりました。

奥行き方向のみならず上下方向にも音場が拡大し、ライブ収録の音源ではステージから音が放射・拡散するイメージが明確に感じ取れるようになりました。

消しゴムだけでこの効果素晴らしいアイデアです。

ありがとうございました。

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2023/01/02

2022年を振り返って


新年明けましておめでとうございます。

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昨年は移住に伴ってオーディオのセッティングをゼロから再構築した1年でした。

1月半ばに引っ越ししてからというもの、1月末にFMアンテナを設置して音質の良さに満足したり、3月には高層階マンションの全窓に内窓を取り付けて断熱性と静粛性を向上させ、4月にはオーディオ専用電源工事を実施して環境を整えていきました。

7月には磁気フローティングボードのRelaxa2+導入で音質改善効果に喜んでいました。

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その後も8月にはリビングの壁面にエコカラットを施工して壁面で音を拡散させるようプチリフォームを実行すると同時にPSD社製の磁気フローティングボード内蔵オーディオラックを導入し、日を置かずにREGZA65インチ有機ELテレビを導入しました。

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そして年末も押し迫ったクリスマスにSD05用に小型化されたPSD社製の磁気フローティングボードを導入して激動の2022年が幕を閉じました。

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こうして昨年を振り返ってみると、移住に伴う住まいの変更から始まって今までの小生のオーディオシステムの変化量から言うと10〜20年分の変化を僅か1年でやり遂げてしまったように思えます。

おかげさまで自身で言うのも変ですが移住前のレベルを大きく超えたところにたどり着いたように感じています。

このお正月はオーディオをいじることもなくアーカイブの音源を聴き直したり、大画面でベルリンフィルのジルベスターコンサートやウイーンフィルのニューイヤーコンサートをライブ視聴して楽しんでいます。

オーディオの音に満足していては進歩は覚束ない、と更なる高みに挑戦し続ける方もいらっしゃいます。

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のんびりダラリと音楽に没頭するのもお正月らしくていいものです。

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2022/12/28

PSD社の磁気フローティングボード

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今年のお盆前にPSD社にオーダーメイドした磁気フローティングボード内蔵のオーディオラックを導入して以来、磁気フローティングボードのパイオニアメーカーであるイタリアSAP社のRelaxa2+とこのPSD社が製作した磁気フローティングボードの比較をしたことは以前日記にしました

その時の感想と考察は『音の広がりが増して発音がより明瞭になり、ともすれば混濁したように聞こえる場面もある低音域の明瞭さが際立ったようです。

もちろん、文章で書くとRlaxa2+に載せている時とは雲泥の差のように捉えられるかも知れませんが決してそうではなく、比較すればそういう印象であるということですが、この違いを聞いてしまうと元に戻すと不満が残るほどの差であることは事実です。

では同じ磁気フローティング機構なのに何がこの違いを生んでいるのでしょうか?

一つは、磁気フローティング機構を産む磁石についてはPSD社が使用している磁石がより強力なものであること。

もう一つは、ボードの材質がRelaxa2+が脚部、フローティングボード共に樹脂製なのに対して、PSD社のは鋼管フレームに固定された厚い積層合板の下部とその上に浮かぶボードも厚みのある積層合板に突板仕上げであることで、樹脂と木材という素材の差が大きいのでは?と推察しますね?』というものでした。

その後オーディオで音楽を聞く度に機器のスイッチ類を触った時に機器が揺れるのを見ていると両者の違いが見えてきました。

それは、Relaxa2+では機器の上下動の振幅が小さく揺れも直ぐに収まるのに対しPSD社製のは振幅が大きくしかも揺れの収まり方がゆっくりしているという違いです。

車に例えればRelaxa2+が普通のエアサスペンションならPSD社のはハイドロサスペンションのシトロエンのよう。

下から伝播してくる振動を柔らかくいなしてドライバーに不快な振動を与えないように機器への振動の伝播を上手く減衰させているからだと思い至りました。

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PSD社に製作をお願いした磁気フローティングボードの条件は、現在SD05を載せているRelaxa2+の置き換えとするのでサイズは投影サイズがRelaxa2+とほぼ同じ、ボード面の高さはSD05を載せた状態で最大70〜75ミリ以内とコンパクトに収めること、とやや制約の厳しいものでした。

試作検討の結果出来上がったサイズは(SD059が乗った状態で)W×D×H=480×450×85ということで、ボードのフレームに堅牢な鋼材が使用されることとフローティングボードの積層合板突板仕様も剛性を保つため厚さを削るわけにはいかないということで、高さが希望よりも5〜10ミリ高くなるということでした。

それでも、今までGRF邸の重量級真空管アンプ用に製作されたボードに比べるととてもコンパクトに出来上がっています。

ボードの高さが当初条件よりも高くなったことでSD05の背面にあるテレビ画面に干渉するのを解消するためにテレビ台の下に5.5ミリ厚合板を敷いて嵩上げしました。

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そして先日クリスマスの日に待望のPSD社製磁気フローティングボードが到着しました。

オーディオラックが木目を活かしたクリア塗装と交換フレームがブラック塗装なのにカラーコーディネートされたブラック塗装されていますが、とても似合います。

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水準器を使ってベースのフレームが水平にガタ無く設置されるように四隅にあるアジャスター付き足を調節してから上部にフローティングボードを載せ、更にSD05を載せて全てのケーブル類を取り付けた状態で水平になるようSD05のボード面に置く位置を調整します。

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Relaxa2+はオーディオラック下段のデジタルFMチューナーを載せました。

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SD05の足元がPSD社製磁気フローティングボードに変わったことで出音が想像以上に変わりました。

以前比較試聴した時はオーディオラック中段に内蔵された磁気フローティングボードだったので上段のボードに囲まれた位置だったのが、上段では周囲の影響が少ない環境になることもあるでしょう。

何が変わったのか?

それは低音部の基音が確かになり量感も格段に拡大したうえにアンビエンス成分も豊かになり音場が形成される深さが今までよりも拡大しました。

この感覚、印象はどの音源でも同様に感じることが出来ます。

今までフルレンジユニットのユニコーンでは再生が苦手だったパイプオルガンの低音も難なく再生するのに感激しています。

勿論フルオーケストラのコントラバスからエンドピンを伝わりステージを覆う低音も!

何を聴いても新鮮というクリスマスプレゼントのような音楽体験はまだまだ続いています。

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2022/10/25

磁気フローティングボードの違いに気づいてしまった

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つい1月前まで残暑にうんざりしていたのが嘘のように涼しいを通り越して一気に寒くなりました。

それに連れて空気も乾燥してきてオーディオには良い季節が到来しましたね。

お盆前に現在のシステムが一応完成してからは音楽を楽しむだけの生活を続けています。

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65インチ有機ELテレビが入ってからは映像付きのコンサートコンテンツを楽しむ比率が高まっているのですが、他にもFM放送ではウィズコロナで再開活発化してきたコンサートライブが続々と放送されてきたので、エアチェックの頻度も上がって楽しみが倍加しています。

新しいオーディオラックとRelaxa2+による磁気フローティング機構で床を伝播してくる振動がアンプやプレーヤー機器にまで伝播してくるのを遮断する効果は想像以上にありました。

今回の磁気フローティングボードの違いを検証するテストは、現用機器で唯一磁気フローティングボードに載せずにαGELを緩衝材に使用したボードにセットしたデジタルFMチューナーにも磁気フローティングボードを用意したいという構想から、もう1台用意するならPSD社が真空管アンプを設置するために製作して効果に定評のある磁気フローティングボードを、拙宅の設置環境に合わせて製作して貰うか、それともRelaxa2+をもう1台オークションサイトで落札するか、そのどちらの方が効果が有るのかな?という興味からでした。

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PSD社のアンプ用磁気フローティングボードを導入する場合は、それをSD05用にしてRelaxa2+をFMチューナーかHDDプレーヤー用にする構想です。

そこで、PSD社のオーディオラック中段の磁気フローティングボードにセットしているCDプレーヤーを外して、その場所にSD05をセットしてHDDプレーヤーとFMチューナーを聞いてみました。

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不思議です。

音の広がりが増して発音がより明瞭になり、ともすれば混濁したように聞こえる場面もある低音域の明瞭さが際立ったようです。

もちろん、文章で書くとRlaxa2+に載せている時とは雲泥の差のように捉えられるかも知れませんが決してそうではなく、比較すればそういう印象であるということですが、この違いを聞いてしまうと元に戻すと不満が残るほどの差であることは事実です。

では同じ磁気フローティング機構なのに何がこの違いを生んでいるのでしょうか?

一つは、磁気フローティング機構を産む磁石についてはPSD社が使用している磁石がより強力なものであること。

もう一つは、ボードの材質がRelaxa2+が脚部、フローティングボード共に樹脂製なのに対して、PSD社のは鋼管フレームに固定された厚い積層合板の下部とその上に浮かぶボードも厚みのある積層合板に突板仕上げであることで、樹脂と木材という素材の差が大きいのでは?と推察しますね?

ということで、現在PSD社に拙宅の設置に合わせたアンプ用磁気フローティングボードが製作可能かどうか問い合わせ中です。

出来ると嬉しいですね。

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2022/09/24

砥石のカウンターウエイト

PSD社製磁気フローティングボード内蔵のオーディオラックを導入してからひと月が経過しました。

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磁気フローティングボードは中段の左右2枚内蔵されていて、上段にあるRelaxa2+にセッティングしているSD05に接続しているHDDオーディオプレーヤーのHAP-Z1EXが右側に、HDD内蔵CDプレーヤーのNAC-HD1が左側にセッティングされています。

磁気フローティングボードは磁石の反発力を利用して浮揚する原理から重い方が軽い方より沈み込むので、磁気フローティングボードの浮揚位置を固定するためのガイドピンがストレスなく上下できるよう、ボードが水平を保って均等に沈み込むようにウエイトバランスを取る必要があります。

CDプレーヤーの方は元々躯体が7Kg強と軽くてウエイトバランスの偏りも少なかったので、全体のウエイトレベルをあげて磁気フローティングボードの効果をより得るためにコーリアンボードを敷いた上に載せる位置調整でウエイトバランスを取っています。

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しかしながら、HDDオーディオプレーヤーの方は躯体重量が15Kgある上、搭載している大型トランスが片方に寄せてあるためにウエイトバランスが左側に大きく偏っています。

なので磁気フローティングボードの上でウエイトバランスを取ろうとしてボードの右端まで寄せたとしても、到底バランスを取ることが出来ませんでした。

さて?どうしたものか?

躯体のウエイトバランスが左側に偏っているなら、右側にカウンターウエイトを積んでバランスを取れば良いのでは?

早速手頃なウエイトを見つけました。

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京都は錦小路にあるプロの料理人御用達の店「有次」の砥石は、HDDオーディオプレーヤーに接触させても問題ない非磁性体で質量も0.9Kg強とカウンターウエイトとして申し分ない素材でした。

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早速使用してみると安定性もあり余分な振動を発生させるようなこともありません。

手持ち素材の新たな使い道でした。

 

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2022/09/12

YouTubeで新たなライブ音源発見(その2)

先日記事にしたYouTubeで広告に邪魔されることなく曲を通しで視聴出来るライブ音源探しですが、ミュンヘンを本拠地にするバイエルン放送交響楽団の音源を紹介するBRKlassikに、今年3月8日にミュンヘンのイザールフィルハーモニーで開催されたミュンヘンフィルハーモニーオーケストラを主体に、バイエルン放送交響楽団、バイエルン国立歌劇場管弦楽団のメンバーを加えた合同オーケストラによる、ウクライナ連帯のチャリティコンサートの一部始終が通しで配信されているのを見つけました。

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ミュンヘンフィルハーモニーはロシアによるウクライナ侵攻に対して常任指揮者だったゲルギエフが反対の意志を示さなかったことから解任した後に、このチャリティコンサートを開催したのですが、ウクライナ連帯にはバイオリニストのムター氏も積極的に関与していて、このコンサートでもベートーベンのVnコンチェルトを弾いています。

主催者によるチャリティコンサートの意義を表すスピーチも含めて2時間もの長さが有りますが、画質音質共に優秀ですし、何より歴史的なチャリティコンサートの記録としてもみて損はないと思い紹介させていただきました。

なお、BRKlassik内には、他にもバイエルン放送交響楽団の前の常任指揮者マリスヤンソンスの名演なども視聴出来ます。

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2022/08/23

オーダーメイドのオーディオラック

昨年夏に大阪から出雲への移住を決断した頃に使用していたオーディオラックはハミレックスの3列2段の幅広なものでした。

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移住先の物件を探している時に部屋のサイズを検討してみると、この幅広なオーディオラックは大き過ぎて使い勝手が悪いことが判りましたので、オーディオ買取り業者に引き取って貰いました。

後継となるオーディオラックのサイズは幅の狭い部屋でも無理なく保有機器を収められる2列2段のものになることまでは決まったので、実際に移住してから部屋に合わせて調達するこのにしました。

さて、今年正月明けに無事移住を済ませてオーディオを仮置きで運用始めてからオーディオラックを探し始めました。

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まず候補に挙げたのは大阪で使用していたハミレックス、それに朝日木材加工のADKシリーズのいずれも2列2段のものでした。

ここで拙宅ではもう一つ課題があって、大画面テレビを壁寄せにするテレビスタンドを使用する計画なので、そのテレビスタンドの足をオーディオラックの下に挟み込むことで、万一テレビスタンドが地震の揺れによって転倒しないようにすることでした。

解決手段としてはホームセンターでテレビスタンドの足の厚さと同じ20ミリの木材を、テレビスタンドの足の周囲に敷いてその上にオーディオラックを載せるという方法を考えました。

また、オーディオ機器をよりよい状態にセッティングするために、将来的に磁気浮揚式オーディオボードのRelaxaを機器の数だけ買い揃えることも計画して、程度の良い出物がオークションサイトに出品されるのをウォッチしていましたが、程度の良い出品が有っても相当額で落札される状況でなかなか手が出ませんでした。

そのような時にGRFさんのブログで、スピーカーを製作されているPSD社で斬新な構造のオーディオラックをオーダーで手掛けられており、その造形の美しさと考え抜かれた磁気フローティング構造に感心してました。

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すると、GRFのある部屋用に新しいオーディオラックの製作を依頼するので、その製作に併せて拙宅の要求するサイズと構造のオーディオラックをオーダーしてはどうですか?というありがたい申し出がありました。

そこで、部屋のインテリアにも合うカラーリングで、磁気フローティングボードを組み込み、底板下にテレビスタンドの足を差し込み支えられる構造のオーディオラック製作をお願いすることにしました。

要望を盛り込んだ設計図面を何度かやりとりして、最終的な図面がこれです。

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製作をお願いしてから待つこと暫し、製作途中の写真が何枚か届いて期待で胸を膨らませていました。

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そしてちょうどリビングの壁にエコカラットを施工している当日に、待望のオーディオラックが納品されました。

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このオーディオラックは鋼管フレームと積層合板に突板仕上げの洗練されたデザインで移動にはキャスターが付いて便利ですが、しっかり固定する時には底板を固定しているネジを外した穴に六角レンチを回すとアジャスターが降りる構造になっており、不陸があってもアジャスターの調整によってガタつきを抑えてシッカリ固定出来る素晴らしい構造になっています。

拙宅はマンション用の柔らかいフローリングなので、アジャスターの下に薄い黒檀製の板を敷いて支えをより強固なものにしています。

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そしてオーディオラックに機器をセッティングしたのがこの写真です。

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壁寄せテレビスタンドに取り付けた65インチが壁掛けテレビのように見えますね?

剛性の高いしっかりした構造のおかげで磁気フローティングボードの効果が発揮されているでしょう。

オーディオラックでこれだけ改善されるとは!?と満足しています。

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2022/08/18

プチリフォーム後のオーディオ

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8月10日にリビング壁面のエコカラット施工を終えたと同時に新しいオーディオラックが納入され、14日には32インチ液晶から65インチ有機ELへとテレビも大画面化されました。

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移住する時に思い描いていたリビングオーディオのイメージに近づいた訳ですが、オーディオの方はこれからイメージに近づける努力をしなければなりません。

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それでも、エコカラットによる音響面での拡散効果と新しいオーディオラックの機器設置面での効果が相まって、オーディオセットの鳴り方は随分変化しました。

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まずエコカラットですが、施工前は隣戸とのコンクリート隔壁に壁紙が直接貼ってあるだけだったので、ユニコーンから放射される音が鏡面反射のようにダイレクトに反射されていたためか、反射過多で壁面の圧迫感を感じる程耳障りなのが気になっていました。

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エコカラットはそもそも漆喰壁のような調湿消臭効果を謳った多孔質セラミック素材の壁材なので、御影石のような石材ではなくどちらかと言えば粘土と鉱物を混ぜて焼いた素焼きタイルのような質感です。

そのため音は一部が吸収されるだけで大部分は反射されると思われますが、表面が凸凹しているために反射は鏡面状ではなく乱反射的に拡散され壁面の反射をキツいと意識することが無くなりました。

但し、折角壁面の全面にエコカラットを貼り付けたのですが、65インチの有機ELテレビのパネルがその1/4程を覆っている勘定になるので、画面からの反射対策として布地でカバーを製作して覆うように対策していますが、音響面での効果はそれなりに有るのでは?という程度です。

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新しいオーディオラックは、鋼管フレームと積層合板に突板塗装仕上げの特注品で、見てのとおり考え抜かれた堅牢な構造と美しいスケルトンフォルムが素晴らしいです。

2列3段のシンプルなデザインですが、中段にはSD05に使用しているRelaxa2+と同様な磁気フローティングボードを2枚内蔵しています。

また、鋼管フレームの脚には移動に便利なキャスターと固定のためのアジャスターが取り付けてあるので、微妙な不陸があっても堅固に設置することが可能になっています。

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さらに、オーディオラックの底板でテレビスタンドの足を差し込めるようにし、大画面テレビをセットしている壁寄せテレビスタンドの転倒防止策としています。
色んな特長を持つオーディオラックですが、堅牢な土台となるフレームに分厚い積層合板のボードと床からの振動を遮断する磁気フローティングボードとの組み合わせがオーディオ機器への振動伝播の悪影響を排除し、音楽再生における微小信号の再現能力を高めてくれるようです。

その効果は、今までのCD収納用スツールに重ね置きしていたのと比べるのが恥ずかしくなるほどの改善です。

マンション用の柔らかいフローリングの上に設置しているオーディオラックなのでどうしても振動は伝播していると思うのですが、堅牢な構造のラックが変な共振を発生させずフローティングボードの特長を活かせているのでしょう。

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唯一磁気フローティングボードが用意されてないデジタルFMチューナーには、米松集成材でαGELを挟んだ自作の振動減衰ボードを用意しました。

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今のユニコーンの設置位置は工事前と同じ位置からスタートさせ調整した結果、DDDユニットから後方の壁面まで1,560ミリ、左右のユニット間1,730ミリ、ユニコーンキャビネットの後方内側間隔が1,630ミリの縦置き内振りセッティングになっていて、かろうじて65インチの画面が隠れることのない間隔を確保しています。

音楽再生時の音場はDDDユニットの左右軸上からやや後方下に定位した立体ステージが現れ、ホールに響く余韻が綺麗に広がるようです。

ダイナミックレンジはプチリフォーム前に比べて大幅に拡大した感覚で、今までと同じボリューム位置だと演奏の弱音部では意識して聞き耳を立てないと聞こえない?という感じに変わりました。

でも強奏部では一転してダイナミックに音が立ち上がって飛んできます。

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エコカラットの石材ブロック風壁面と美しいオーディオラックという視覚からの効果もあって音楽を聴くのが楽しいですね。

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2022/08/14

REGZA 65X8900K 設置完了

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ビフォー

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アフター

本日昼前に家電量販店から2人掛で搬入され、壁寄せTVスタンドへの取付けもREGZA専用のアダプターのおかげでスムーズに終了しました。

午後からはひとりでオーディオラックと機器の再セット。

流石に腰が痛くなりましたね。

今日は疲れたので細かな調整は後回しにしてベルリンフィルのデジタルコンサートホールを視聴してみました。

今までの32インチ液晶テレビから65インチ有機ELテレビになり、画面の対角線長が2倍になったので画面は相当大きくなりましたが2Kの画質から4Kにと細密になったお陰で今まで以上に肌理細かく見えます。

それに有機ELテレビの特長である黒が綺麗ですね

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2022/08/11

エコカラット施工完了

8月10日朝8時30分からエコカラットの施工を開始して4時間ほどで完了しました。

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前日に前準備として壁紙を剥がしてあったので、施工作業はペタペタ貼り付けるだけ?

と甘く考えていましたが、プロの作業を拝見しているととても緻密なことに感心することしきり。

コンクリート壁面に貼り付けの目印となる「水平線」をあらかじめ墨うちしておき、エコカラットのセラミック素材を貼り付けるためのモルタルのような接着剤を専用のコテを使って手際良く塗りつけていきます。

その後エコカラットのパネルを貼り付けていくのですが、左右の終端になるパネルは、金指しで正確に寸法を測ってエコカラットの端をカットした上サンダーで平滑に処理する丁寧な作業に感心しました。

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一旦貼り付けたら、ズレたからといって剥がす訳にはいきませんから職人さんは真剣そのもの。

端に入れる端材を埋め込むには、正確に寸法を測ってそのサイズにエコカラットのパーツをカット整形して埋め込んでいくのですが、出来上がりの綺麗なこと。

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いちばん下の列は測ったように綺麗に収まりました。

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貼り付け作業が終わると手際良く持ち込んだ材料や仕事道具を片付けて養生シートを撤去したら、念入りに掃除機までかけてくれます。

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後片付けと掃除が終わったらリフォーム会社の担当者と職人さんの親方?が出来具合を確認して、施主(小生のこと)も満足していることを伝えると、作業した職人さんもホッとした表情でした。

その後壁寄せTVスタンドを再セットして遅めの昼食を摂ったのですが、14日の65インチ有機ELテレビが届くまで我慢できそうになく、届いたばかりの新しいオーディオラックにオーディオ機器を仮セッティングしてみました。

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ノッペリした味気ない壁紙だった壁面が、エコカラット壁面に変わりなんだか広く感じます。

夕食後エコカラットの接着剤も硬化した頃合いなので、気合を入れてユニコーンの位置調整を行いました。

壁面がセラミック素材に覆われ音が拡散されるようになったのか、従来感じていたコンクリート壁面の反射のキツさをそんなに感じなくなり、音場がより後方に展開するように聞こえるようになりました。

聴感上のダイナミックレンジやS/Nも改善されたように感じますが、コレは新しいオーディオラックの効果も相当あるのではないでしょうか。

夜照明を落としてダウンライトに照らされる壁面の表情もイイです。

視覚からの効果も相まってより音楽を楽しめるようになりましたので大満足です。

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